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2011-11-09

マイケル・ウッドフォード氏とは何者なのか

オリンパス、元社長復帰を 株主の米ファンド「調査継続が必要」(SankeiBiz)

オリンパスが損失計上を先送りしてきたことが明らかになったことを受け、同社の株主である米投資会社ハリス・アソシエーツのデービッド・ヘロー最高投資責任者(CIO)は8日、ブルームバーグ・ニュースに電子メールでコメントを寄せ、オリンパスの経営再建のためウッドフォード元社長が復帰すべきだとの見解を示した。

いつの間にかオリンパス飛ばし粉飾決算事件は日本的体質の経営陣vs.粉飾を暴いた「しがらみのない」イギリス人のマイケル・ウッドフォード元社長という分かりやすい図式になっているが、そもそもウッドフォード氏とは何者なのか。

ウッドフォード氏は1981年4月、イギリスの医療機器メーカー「キーメッド(KeyMed Ltd.)」に就職、その会社そのものが5年後にはオリンパスに買収されて完全子会社化されている。そして、1991年にはウッドフォード氏は31歳の若さで子会社の代表取締役社長に就任している。2008年にはオリンパス・ヨーロッパ・ホールディングの代表取締役社長に就任している。一貫して医療畑だ。

今年6月にオリンパス本社の社長に就任。就任後、月刊FACTA8月号の記事でオリンパスが過去のM&Aで不透明な取引と会計処理を行っていた事実を知り、イギリスの会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)に調査を依頼した。

くだんの2008年のイギリスの医療機器メーカー、ジャイラス・グループ買収の際、既にウッドフォード氏はヨーロッパ法人の総責任者だったわけだ。しかも買収会社は彼の母国イギリスだ。彼が依頼した調査会社も含め全てイギリス主導というのはどういうわけなのだろうか。

イギリスでのオリンパスの企業活動、特に医療部門を知り尽くしている筈の立場の彼が日本の一雑誌のスクープで初めて自社のこの事実を知ったなどという漫画的なことが、そもそも有り得るのか。もし、そうだとしたらウッドフォード氏自身にも管理能力が問われてしかるべきだろう。コンサル会社のことは知らなくても、買収額の異常さになぜその時点で気付き、東京本社に抗議の一つもしなかったのか。そもそもFACTAがスクープしたのが彼の社長就任直後というのはあまりにもナイスなタイミングだろう。

オリンパス:損失隠し 買収先「助言会社知らぬ」穴埋め流用裏付け(毎日)

巨額報酬を内部告発してオリンパス社長を解任されたマイケル・ウッドフォード氏は、買収の目的は資金を流用することだったと指摘。同氏は医療機器の専門家で、買収交渉が行われた当時はオリンパスの欧州法人社長だったが、東京からの相談は一切なく、「なぜ買収するのか」と疑問に思っていたという。

まるで傍観者だ。もし本当に知っていなかったとしたら、極秘業務は全て東京のオリンパス本社主導によるもので、彼は完全に蚊帳の外ということになってしまう。とすると、それでは、そんな蚊帳の外の人物がなぜ本社の社長に就任できたのか。あまりにも唐突で不思議だ。「日本的体質」の経営陣は何が哀しくて蚊帳の外の筈のお飾り外国人役員を、しかも表向きは最もジャイラス・グループ買収の最高のアドバイザーでなければならない筈の人物を社長に据えたのか。さっぱり合点が行かない。

今はっきりしていることは八月までは2700円ほどしたオリンパスの株価が今日現在で約5分の1の584円になり、東証の監理銘柄にされる可能性があり、さらに株価が下がる可能性が高く、上場廃止の危機にあるということ。世界的超一流企業が超安値で買い叩かれる準備が整ったということだけだろう。純客観的事実はマイケル・ウッドフォード氏が社長に就任した直後から株価が釣瓶落としで急降下しているということだ。

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