北極の海氷、溶解速度鈍るも依然史上最小状態

(参照)
北極の海氷面積はnsidcのデータでも6月24日、1000万㎢を割った。これは2010年の記録6月25日を1日だけ破って観測史上最速になった。史上最小年の2012年の6月26日には2日速かった。既にADSでは6月15日に1000万㎢を割っているが、ADSの場合、夏季の溶解期には海氷上の水たまりを海水と誤認される可能性があるので早々と割ったと思われる。
先月段階で「北極の海氷、フリーフォールの可能性」だったが、

もっとも、グラフの傾斜にはぐらかされている可能性もなくはない。昨年2015年も5月は±2の標準偏差の幅の下に抜け出したが、6月に入って戻っている。意外と今頃が踊り場になる可能性も捨てきれない。

という可能性がほぼ実現したようだ。しかし、依然として最小状態なのは事実で史上最小を更新するかはこれからの推移を見守るしかない。
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