温暖化メモ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-05-18

4月の海上・陸上気温偏差、北極圏で珍しく低下も全般高い

f:id:satohhide:20180518093357p:image:leftMean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の4月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、昨年11月から6か月連続0.5℃台になった。これで2014年10月から2015年3月までの6か月連続0.5℃台に並んだ。ただ0.6℃一歩手前だ。

ラ・ニーニャ現象は収まりつつあるようなのだが、一方で珍しく北極の気温が低下している(グラフ)。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、4月の世界の陸上平均気温偏差は1.35℃で、前年同月1.26℃より0.09℃高くなった。また10か月連続1℃以上を維持している。ただ、2016年3月以来、2℃以上を記録していない。

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2018-03-17

2月の海上・陸上気温偏差、ラ・ニーニャで更に下降か

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の2月の平均海面気温の偏差は0.50℃で、昨年11月から4か月連続0.5℃台になった。これは2014年10月から2015年3月までの6か月連続0.5℃台に続く長さだ。ラ・ニーニャ現象の影響がさらに大きくなったということか。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、2月の世界の陸上平均気温偏差は1.04℃で、8か月連続1℃以上を維持している。2016年3月以来、2℃以上を記録していない。また2017年の3月の1.88℃以来、まる1年間、1.5℃以上を記録していない。

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2018-03-16

2月の世界平均気温、観測史上6位

f:id:satohhide:20180316213027j:image:left(参照)

NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2018年2月の世界の平均気温の偏差は0.78℃で、前月と同じだった。2月としては2014年の0.52℃に次ぐ低さだ。

それでも2018年を上回ったのは2016年の1.34℃、2017年の1.12℃、2007年の0.95℃、1998年の0.90℃、2015年の0.87℃。1995年の0.78℃と並び、観測史上6位タイだ。過去2年は1℃以上だったが、3年ぶりに1℃を大幅に割り込んだ。これもエルニーニョ現象の影響が終わり、代わりにラ・ニーニャ現象が起きたのが原因だろう。

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2018-03-06

CO2濃度、2月の上昇幅1月並み

CO2earthによると、2月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は408.35ppmで前年同月の406.42ppmより1.91ppm上回った。前月は前年同月比1.92ppmの上昇だったので上昇ペースはほぼ変わっていない。

仮に前年同月比が1.9ppm上昇が続くとすると、昨年の月ベースの最高値は5月の409.65ppmなので今年の最高値は411ppm半ばで推移すると思われる。エルニーニョ現象が収まり、ラ・ニーニャ現象が起きていることで海洋のCO2吸収が回復していると思われ、極端に増加する可能性は今年は低いように思われる。

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2017-12-20

11月の海上気温偏差、今年初めて0.6℃割れ

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の11月の平均海面気温の偏差は0.59℃で、今年に入って初めて0.6℃を割り込んだ。と言っても、わずか0.01℃で割れただけだ。前月比では0.04℃の下降、前年同月比では0.02℃の上昇だった。

今年は比較的安定して推移しているが、エルニーニョ現象の影響で高くなった海面気温がようやく落ち着いたようだ。その割に下がり方が大きくなく、気温全体の底上げがあるのかもしれない。他方、ラ・ニーニャ現象が最近出現しており、今後さらに下がる余地も残されている。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、11月の世界の陸上平均気温偏差は1.20℃で、前月比で0.08℃の下降、前年同月比で0.01℃下降している。

今年は6月の0.92℃を除いて1℃以上を記録している。ただし1℃後半は今年の1〜3月以降途絶えている。

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2017-12-11

11月のCO2濃度、405ppm突破

CO2earthによると、11月の月ベースCO2濃度(NOAA-ESRLベース)は405.14ppmで前年同月403.53ppmより1.64ppm上回った。上げ幅としては大きくなかったが、8月の405.07ppmを上回った。11月としては初めての405ppm台。

2013年の395.16ppmから4年で10ppm増えたことになる。年当たり2.5ppmずつ増えていることになる。

最近、ラ・ニーニャ現象が確認され、年2.5ppmのペースは今後続くかどうか。一時的に下がるかもしれない。

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2016-10-19

9月の海面気温偏差、依然高止まり

Mean Surface Air Temperature over Ocean Areas Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、世界の9月の平均海面気温の偏差は0.68℃で先月の0.69℃をわずかに下回った。前年同月0.76℃からは0.08℃下回り、先月(0.03℃減)よりも下げ幅が大きくなった。これで2か月連続前年同月を下回ったことになる。それまでは連続33カ月前年同月比プラスだったので、ようやく上げ止まり傾向が一段落したようだ。

モンスターエルニーニョ現象が消え、ラ・ニーニャ現象が生まれつつあると言われており、今後もこの下げ傾向は続くかもしれない。ただ、それでも低下は限定的ではほぼ高止まり状態が続いている。

平均海面気温の偏差は1997年9月に0.5℃台を記録したが、0.6℃台を記録したのは17年後の昨年2014年6月。その後は加速し、1年余りの昨年7月には初めて0.7℃台を記録した。さらに10月には一時0.8℃に達した。

一方、Mean Surface Air Temperature over Land Areas (C)Monthly Mean Anomalies with respect to 1951-1980によると、9月の世界の陸上平均気温偏差は1.29℃。昨年8月から先月まで13カ月連続1℃以上とされていたが、今年6月の記録が0.89℃に修正され、実際には10か月連続だった。ただ、7月以降は再び3か月連続で1℃以上を保っている。

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2016-10-18

9月の世界平均気温、観測史上最高更新

f:id:satohhide:20161018085356j:image:left(参照)NASA:Monthly Mean Surface Temperature Anomaly (C)Land+Oceanによると、2016年9月の世界の平均気温は偏差0.91℃で、前年同期の0.82℃を上回り、過去最高だった2014年9月の0.90℃をわずかに上回った。

これで12か月連続過去最高記録を更新した筈だったが、今年6月の記録が修正され、昨年に次いで過去2位だった。このため過去12か月の中で11か月が過去最高記録を更新したことになる。また、各月の過去最高記録は全て2015年以降に更新されたことになる。

今後はラ・ニーニャ現象が起きて平均気温が押し下げられる可能性もあるが、トータルでは今年が昨年を上回って過去最高の暑い年になりそうだ。

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2009-02-02

池田信夫氏の「地球寒冷化」記事の引用が恣意的な件

abcNEWS:2008 Coolest Year Since 2000, But Global Temps Still Expected to Riseってとっくに報道されており、既報の部類なのだけれど、例によって池田信夫blogでは「地球は寒冷化している」と大はしゃぎ状態だ。けれど、引用されているのが「主要部分」だけなので、誤解が起きないように補足しておこう。

抜けている「主要」でない日経記事の部分は、

前回のPDO低温期は七〇年代半ばまで約三十年続いた。今回も同じ規模で低温期が続くと、二〇三〇年ごろまで平均気温が上がらない可能性がある。IPCCの長期見通しが正しければ、その後は気温が再び上昇することになる。

つまり、「寒冷化」と言ってもせいぜい後20年ほどで終わる超短期の「寒冷化」の可能性なのだ。もっともその20年間にしても、人為的温暖化ガスは今以上に排出されそうなので、それがショックアブソーバーになって「限定寒冷化」すら起きない可能性もある。というかその可能性が高い。

2008 Global

Surface Temperature in GISS Analysisによれば、

Eurasia, the Arctic and the Antarctic Peninsula were exceptionally warm, while much of the Pacific Ocean was cooler than the long-term average. The relatively low temperature in the tropical Pacific was due to a strong La Nina that existed in the first half of the year. La Nina and El Nino are opposite phases of a natural oscillation of tropical temperatures, La Nina being the cool phase.

と、「寒冷化」は太平洋のラ・ニーニャ現象の影響で、太平洋のPDOサイクルのみの限定的影響の可能性が高い。NASAの地図を見れば分かるように、その他の北極圏や南極、シベリアなどは真っ赤である。

However, for the tropical Pacific to stay in that mode for both 2009 and 2010 would require a longer La Nina phase than has existed in the past half century, so it is unlikely. Indeed, subsurface and surface tropical ocean temperatures suggest that the system is “recharged”, i.e., poised, for the next El Nino, so there is a good chance that one may occur in 2009.

今年や再来年もラ・ニーニャが居座るの可能性は低く、実際には水面下や水面での熱帯の海洋気温は次のエルニーニョに向けて再活性化しており、2009年にもエル・ニーニョになるかもしれない、という。

また、太陽活動の弱まりによる「寒冷化」についても、

Solar irradiance: the solar irradiance remains low (Figure 4), at the lowest level in the period since satellite measurements began in the late 1970s, and the time since the prior solar minimum is already 12 years, two years longer than the prior two cycles. This has led some people to speculate that we may be entering a “Maunder Minimum” situation, a period of reduced irradiance that could last for decades. Most solar physicists expect the irradiance to begin to pick up in the next several months – there are indications, from the polarity of the few recent sunspots, that the new cycle is beginning.

と池田氏のような「寒冷化」を騒ぎ立てる人が出現したこともとうに織り込み済みとして説明されている。

しかし、残念ながら太陽物理学者は数ヶ月先には太陽放射が上向くと予想している。太陽の黒点消失も循環的現象で、新しい循環がまた始まるとのことだ。

基本的に再び太陽活動が活発化することは地球史的にも歴史的にも間違いない。むしろ、自然的要因は今が底である可能性が高いのだが、それでも気温は上昇トレンドにある。当たり前だろう。大気中の二酸化炭素濃度は循環的ではなく一方的に高くなっているのだから。

むしろ、論文でも指摘されているように、少しでも気温が下がれば一部の人たちが「寒冷化」と騒ぐのが慣例化しているというのが問題の本質のようだ。

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