3月3本目の笹子さんとのデュオは、チャペルで。


この日は、山口県宇部市にあるココランドでの「丘の上の音楽祭」の前夜祭的なイベントに、
笹子重治さんと出演。
関係者様対象、ココランド初のチャペル・コンサートです。
翌日の音楽祭にて、美しい日本語JAZZユニット「JAPZZ」のメンバーとしてご一緒した、
トランペットとピアノのデュオ「そらは金色」さんの演奏が私達の前にあったのですが、
これが素晴らしかった。
山本ヤマさんの女性トランペットならではの、柔らかい音色と、
それを支える高橋聡さんのピアノに、
みんな酔いしれました。

そして私達の本番直前、控え室で笹子さんが何気なく弾いた童謡唱歌「朧月夜」。
なぜでしょう、それを聞いたら、
今日のこの流れで、この歌を、私たちの一曲目にやるのが、絶対にイイ!!!と、
二人とも確信しちゃったのです。
二人でやったことは一度もありませんでしたが、それぞれもちろん弾けるし歌えます。
じゃ、やりましょ、ってことで、実は突然の展開だったのです。
でも、何の不安もなく、何度もあわせたことがあるかのように、
笹子さんはギターをつまびき、ここぞというところで、私は声をのせ
「菜の花ばたけに〜♪」とスタート。
これが、当たり前にうまくスタートしたことで、
今日のササゴとサトコは成功だ!と確信したのです(大げさな!)。
でも、今まで、こうゆうことは一度もしたことがなかったし、
そもそも、そんなひらめきすらなかったのに、
機が熟したとでも言いましょうか、
その場の空気の流れを読んで、いかようにも変化ができる……
笹子さんとのデュオの、次のステップに進めたような、
十分な手応えを感じました。

あとは、いつも通りに、いや、いつも以上に、
お互いを聞きあい、からまりあい……
チャペルいっぱいに、ギターと歌声がのびやかに響いてゆきました。
お客様も、ぐっと聞き入り、時に笑い、手拍子で参加し、
一緒の時間を味わってくれたようでした。
笹子さんのギターの素晴らしさに驚く人が多かったですし、
「今日の落合さんは、凄かった!!!鳥肌ものでした!」
というありがたい意見をたくさんいただきました。
音楽の神様が、ちょっと遊びに来てくれたのかもしれません。

神様といえば、チャペルで歌ってみたかったのが「皮膚」。
神様は、皮膚の外ではなく、皮膚の内側にいる、という歌。
最近これが好きで、弾き語りでも笹子デュオでもよく歌いますが、
特に皆さんの印象に残るようです。

デュオがググッと成長できるのは、回数を重ねるからこそ。
特に、短い期間に3本ライブができたことが大きかったように思います。
次の笹子さんとのデュオは夏頃になりそうですが、
再会が本当に楽しみです、ね!笹子さん!(いつもありがとうございます!)

【セットリスト】
朧月夜/小石を拾って/月光/ペーパームーン(美しい日本語JAZZより)
/皮膚/お酒のカバー2曲/近くへ遠くへ/卒業
En:また逢いましょう