ヘルシンキ乗り換え16時間で帰国。機上で「君の名は」を見た。

オープニングパーティが終わってちょっとホッとしたので翌日はアムステルダム観光。

ナショナルミュージアムでレンブラントの「夜警」を見た。フェルメールの「ミルクを注ぐ女」はルーブルに貸し出し中で見れず。売れっ子なんだろうな。

歩いてはビール、昼飯にビール、夕食前にもビールで、夕食の時もビールという感じ。お茶のようにビール。値段もお茶並み。

最終日は権平さんとベルギーアントワープへ。今回3カ国目。といってもアムステルダムからは特急で一時間ちょっと。街並みが違う。洗練されているというか、アムステルダムが高円寺ならアントワープ二子玉川っぽいというか。ちょっとお金の匂いがする(笑)駅前はダイヤモンド通りだ。

アントワープでの目的は"IBASHO"ギャラリー。オーナー夫妻は日本の写真のファンで膨大なプリントコレクションを持ち、日本人作家を多く扱っている。今回メインギャラリーは架け替え中だったが、サブギャラリーでは北島敬三の「ニューヨーク1980」をやっていた。

まあ、びっくりするくらいおしゃれなギャラリー。メインギャラリーが2フロアにサブギャラリー。ブックショップスペースもある。杉本博司柴田敏雄、濱谷浩もラインナップされている。

友人の写真家荻野直之さんが先月メインで展示していた。もう20年近く前にアシスタントをしてもらっていた鈴木麻弓も5月頃に展示がある。

ギャラリー冬青とも関係が深くPhotgrapher Halさんはメインで展示。今回ご一緒した権平さんや、伊藤計一さんもグループ展に参加している。日本人写真家の間で近頃話題にのぼることが多いギャラリーだ。

オーナーが日本に来た時にギャラリー冬青関係者で食事会が開かれて、そのときにいくつかのプリントを見せていた。食事会だったのでプリントを持って行くのをためらっていたのだが、それを知った鈴木麻弓に「絶対持っていけ!」と言うので素直に従うことにした。

結果気にいってもらえたので、今回の訪問となった。新しい写真集「demain」とプリントを30枚くらい持っていって見せたところ、現在北島敬三が展示してあるサブギャラリーで展示が決まり写真集フェア的なことをやることになった。

鈴木麻弓さまさまである(笑)

お昼を皆で食べに近くのレストランに行ったのだが、これまた雰囲気がありすぎて。ミュンヘンアムステルダムアントワープとまったく外れなし。注文した豆のスープがとてもおいしく感じたのは交渉がうまくいったからかもしれない。10年前のアルルでの昼ごはんを思い出した。

ギャラリーを出てからは写真美術館、現代美術館を見てから街を歩いた。アンティークショップを冷やかし、チーズとソーセージを買って、何やら行列ができているお店に並んでみた。そこはフライドポテトの専門店だった。

20分並んだ甲斐があった。ビールとよく合う。山盛りポテトでお腹いっぱいになったので、クラシックなバーに入りスピリットを一杯。

こんな店が江古田にも欲しいもんだ。