軍事評論家=佐藤守のブログ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2017-11-11 戦時内閣組閣完了

“戦時内閣”組閣完了

 トランプ大統領のアジア歴訪と、“座間大量殺人事件”で世間はもちきりだが、肝心なのは我が国周辺に予測される“有事”に備えることである。

トランプ大統領は、韓国国会での演説で「北朝鮮は地球規模の脅威でならず者体制。我々を侮ってはならない。試そうとしてもならない。力を通じた平和を実現させる」と北に警告した。要は“舐めるなよ!”と言ったのである。

 有事のシナリオは国防省が何通りか立てて予行演習していることだろうが、北に勝ち目はない。問題は、斬首作戦であれ、侵攻作戦であれ、北の体制変換、つまり次期指導者をどうするかである。関心を持っているのは周辺諸国、と言ってもロシアと中国だが、米国は妥協点を探っているに違いない。

ところが一番影響を受ける我が国はどうだ!韓国は馬脚を現し、国自体が無能なことを証明したが、わが国の野党もそれに劣らぬ無能さを披歴している。

 安倍首相は今回、解散後の組閣は前政権の閣僚を継承することで、無駄なエネルギーの消耗を抑えた。見事である。

 そこで今日は「戦時組閣」を終えて事態に備えている安倍総理の行動を評価する記事をご紹介しようと思う。

 これは先月10月20日号の≪時事評論・石川(北潮社)≫に「“戦時内閣”組閣を急げ」と題して私が寄稿したものである。


≪昭和34年に、私は憲法は改正され再軍備されると信じ、祖国防衛に燃えて防大に入校した。しかし、以後38年間の現役生活で痛感したのは、建軍の本義もなく“憲法に明記されていない自衛隊”は「警察の物理的に巨大な存在(三島由紀夫)」でしかないということであった。

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≪当時の防衛大学校全景≫



自衛官としての苦節と無念と

 騒音問題など各種制約が多く、実動演習でも自国の空港・港湾・道路さえも自由に使えず「設想」で処置するのだが、その実態を知っている国民はほとんどいるまい。

常々政府は「国民の支持なくして国防は成り立たない!」と言ったが、政治家も役人も「事勿れ」に徹し、真剣に国防に取り組んだ者はいなかった。

その上昭和40年2月10日に起きた三矢事件で制服組の中にもやる気をなくす気風が生じた。自衛官と雖も人の子、まじめに評価されないことに耐えられる聖人君子ばかりではなかったのである。


現役時代における総理大臣の評価 

 昭和34年から4年間の防大生時代は石橋湛山岸信介池田勇人で、その後佐藤栄作は沖縄返還を果たして下野した。だが「角福戦争」を制して政権を取った田中角栄は雫石事故の責任を空自教官に負わせて保身を図った。彼が事故調査を捻じ曲げたのだが、天網恢恢やがて収賄罪で失脚した。

昭和51年12月まで三木武夫が政権に着いたが、丁度私は幹部学校を卒業して外務省に出向していたから、連日NPT批准問題で揺れる国会に通い、政治の実像をこの目で確かめる機会を得た。

 その後、ダッカ事件で「超法規」なる新語を作った福田赳夫は、テロ事件の本質を知ることなく「金で解決」して顰蹙を買った。

更に大平正芳の後の鈴木善幸は1000海里シーレーン防衛問題で米国政府との約束を破り、日米同盟を揺るがす事態を招いた。

 この頃第一線の戦闘機隊長だった私はスクランブル対処に追われていたが、ひたすら防空の任に就く部下たちの姿に、腐りきった政界を重ね合わせて「親は無くとも子は育つ」ことを実感していた。

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≪ロシア機に対するスクランブル≫

 防衛研究所では国家戦略を学んだが高名な講師たちもさることながら、高級官僚と政治家の軍事認識度には失笑を禁じ得ないものが多かった。

 昭和59年、空幕広報室長を拝命したが、ここで私は「報道の実態」を垣間見た。勿論大半の記者は真面目だったが、反論しない自衛隊に対する「あらさがし」が目当ての者もいた。そんな記者が書く自衛隊論は推して知るべしで、そこに御巣鷹山事故が起きた。

 この時の常軌を逸したフェーク報道に業を煮やした私は、官姓名を名乗って現役自衛官として初めて「反論」したのだが、その反響は大きかった。

「社会の裏」を学ぶ体験が出来たが、時の総理は元海軍主計少佐で軍事に理解がある中曽根康弘であった。しかし中国の“お先棒”を担いだ朝日新聞記事を気にして昭和60年8月15日に靖国神社公式参拝を中止した事は、中曽根らしからぬ九仞の功を一簣に虧く軽挙であった。

 広報室長時代の体験で「目から鱗が落ちた」私は、その後、各地の部隊で幕僚・指揮官を務めたが、人間を冷静(冷たく?)に観察する癖がついた。

 そして竹下登、宇野宗助、海部俊樹宮沢喜一細川護煕羽田孜という軽量級総理が乱立したが、遂に村山富一が就任すると言う“珍事”が起きた。

 この間の政治の乱れは改めて書くまでもないが、自衛隊員がどんな気持で最高指揮官を見上げていたかは推察できるであろう。

 平成8年3月、反米デモに揺れる沖縄に着任したが、多発する尖閣問題の主役は海上保安庁であった。その海保が自国漁民よりも不法侵入者を保護する不可解な態度をとっていたのは、総理がハニートラップに引っかかった親中派・橋本龍太郎だったからであろう。

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≪波高かった尖閣列島

 その後台湾国民党軍OBらが、ヘリで尖閣に侵攻すると宣言したので空自が海保に代わって対処したが、この時官邸は「武器を使うな」と私に厳命した。部下の命を預かる現地指揮官の私としては承服できなかったから無視したが、これが日本国の総理なのか?「武器を使うな」とは敵に言うべき言葉ではないのか?と怒り心頭に発したものである。

 そして平成9年7月1日に私は制服を脱ぎ沖縄から「復員」したのだが、祖国防衛に燃えて防大に入ってから38年間、最悪の事態は起きなかったものの憲法を改正して自衛隊が正規の軍隊になるという希望も実現しなかった。 


安倍晋三の登場

 平成18年9月、若き安倍晋三が自由民主党総裁に選出され、第90代内閣総理大臣に就任した。退官後の私は岡崎研究所の一員として度々彼に接する機会はあったが、何より期待したのは彼の著書・《美しい国へ》に感動したからである。平成18年8月に出版された本書の裏表紙には「『日本』と言う国のかたちが変ろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムのあり方・・・その指針を明示する必読の書」とある。そして彼は「はじめに」にこう書いた。

【わたしは政治家として十四年目を迎える。この間(中略)政治家の中には、あまり政策に興味を抱かない人がいる一方、特定の政策については細部までつき詰める人たちもいる。(中略)かっては自民党に「官僚派}と「党人派」という区分けがあったが、現在は「政局派」と「政策派」という分け方ができるかもしれない。その意味では、若手議員のほとんどは、かってと比べて政策中心にものを考える傾向が強くなっているのではないだろうか。

時代は変わったが、わたしは政治家を見る時、こんな見方をしている。それは「闘う政治家」と「闘わない政治家」である。

「闘う政治家」とは、ここ一番、国家のため、国民のためとあれば、批判を恐れず行動する政治家のことである。「闘わない政治家」とは、「あなたのいうことは正しい」と同調はするものの、けっして批判の矢面に立とうとしない政治家だ。

わたしが拉致問題について声をあげたとき、「右翼反動」というレッテルが貼られるのを恐れてか、運動に参加したのは、ほんの僅かな議員たちだけであった。事実、その後、わたしたちはマスコミの中傷の渦のなかに身をおかざるをえなかった上「応援しているよ」という議員はたくさんいたが、いっしょに行動する議員は少なかった。「闘う政治家」の数が少ないのは、残念ながら、いつの時代も同じだ。(中略)

初当選して以来、わたしは、つねに「闘う政治家」でありたいと願っている。それは闇雲に闘うことではない。「スビーク・フォー・ジャパン」という国民の声に耳を澄ますことなのである】

 更に感動したのは靖国問題に関して「一国の指導者が、その国のために殉じた人々に対して、尊崇の念を表するのは、何処の国でも行う行為である」と語ったことであった。

 しかしながら、総理就任後の平成19年8月15日の靖国神社参拝を、何故か彼は回避した。私はこの日夕方まで多くの参拝者と共に靖国の杜で彼を待った。しかし彼は現れなかった。

 その直後の平成19年9月に彼は体調を崩して総理を辞任したが、私はこの時《英霊の声》を聞いた。

 5年後の平成24年に彼は再起し12月に第96代内閣総理大臣に就任、病後とは思えない目を見張る活動を開始した。「闘う政治家」に戻ったのである。

 そして第97代内閣総理大臣に就任、今や世界の指導者の一人になりつつある。


危機存亡に備える秋

 我が国を取り巻く情勢は開戦前夜だが憲法は不変だから、万一の時には“超法規”で行動する以外にはない。

 しかし安倍晋三は同盟国米大統領ドナルド・トランプと太い信頼の絆で結ばれた。正に僥倖である。そして今回、安倍は衆院解散を決意した。

 野党は「一本化」を企てているが、これは明らかな利敵勢力の集合体であり、我が国益に反している。再び前回の民主党政権の悪夢を招いてはならない。

 現役時代を顧みれば「安倍の前に総理」はいなかった。今後を見渡しても「安倍の後」に適任者はいない。「戦時内閣」を組閣し危急存亡の秋に備える秋である≫


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≪愛国者:田母神俊男著・青林堂¥1400+税≫

久しぶりの“田母神節”復活の兆しである。

日米安保の在り方と、安倍総理の靖国参拝に対する苦言は今まで通りだが、番外編の「逮捕に至る経緯と真実」の中の、当時の選挙対策本部長、検察の強制捜査に対する怒りは本音であろう。社会の裏を知るためにご一読あれ!

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≪軍事研究12月号≫

今月は、国産の「X−2」が特別公開されている。

読み物では「探知困難!中国の衛星攻撃兵器≪紛争空間≫へ変貌する宇宙空間」が読ませる。

私事だが、この夏講談社から上梓した「宇宙戦争を告げるUFO」は、終わりの部で中国の宇宙空間への軍事的進出は今手を打っておかないと、人類は将来大きな禍根を残すことを警告したものだが、[UFO〜]というタイトルに負けて「精神世界」「オカルトコーナー」に展示されているだけなので、著者としてはいささか残念である。


宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

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自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2017-10-31 虎は1匹に絞られたか?

虎は1匹に絞られたか?

一つの山に2匹のトラが住めないというのはシナの格言である。

今回、共産党大会が終了したが、まだ1匹の虎の尾っぽが残っているようだ。

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≪シナの新指導部:産経から≫

ニューヨーク在で80年代後半、中国の民主化運動に関わった陳破空氏は「側近の多くが最高指導部や上層部入りを果たし、権力基盤を一層強化したことが、習近平氏にとって最大の勝利だ」と述べた。

「中央政治局常務委員会の7人のうち、習近平氏と李克強氏は再任したが、他の5人はすべて入れ替えられた。新しいメンバーとなったのは、栗戦書氏、汪洋氏、王滬寧氏、趙楽際氏と韓正氏。「この7人のうち、習氏の側近は栗氏と趙氏。胡錦濤前主席に近いのは共青団派中国共産主義青年団)の李氏と汪氏の2人。王滬寧氏と韓正氏は江派寄りだ」

「一方、習近平氏にとって最も不本意なことは、王岐山氏の退任だ」

「しかし、王氏が率いた中央規律検査委員会は習近平氏が掲げた『トラもハエも一緒に叩く』とのスローガンの下で、過去5年間、数多くの腐敗・汚職官僚を摘発した。失脚させられた『トラ』級大物はほとんど、江派重要人物で、江派を中心とした幹部の恨みを買ったのも事実だ」

「習近平氏が王岐山氏を留任させるとしたら、張高麗氏などの江派は強く反発するだろう。王氏を現職に留めたら、その代わりに江派からも一人ぐらいを留任させるべきだという意見が出てくるだろう」

「江派らの抵抗を抑えるために、習近平氏が妥協案として、筋金入りの江沢民派も退任させることを選んだ」と陳氏は推測する。

「陳破空氏は、習近平氏の盟友であり、反腐敗運動でも辣腕ぶりを発揮した王岐山氏は今後、国家主席の特使、国家副主席など他の重要ポストに任命される可能性もあるとみている。(大紀元日本10月28日)」

 他方、中国の指導者は発言に古詩を引用することを好むが、「習近平総書記(国家主席)は25日の中国共産党第19期中央委員会第1回総会(1中総会)の閉会後、最高指導部の新メンバーの紹介を終え、『吾家洗硯池頭樹,個個花開淡墨痕。不要人誇好顏色,只留清氣滿乾坤』『不要人誇好顏色,只留清氣滿乾坤(中国元代の画家で詩人・王冕氏の詩作「墨梅」』で自らの発言を締めくくったという。

 日本語に訳すと、「ここに描いた花は、私が筆を洗う池のそばで生え出した梅のようだ。花びらには薄い墨液がにじみ、鮮やかな色合いがない。花々は色を褒めてほしいのではない。清らかで淡い香りを天地に残したい一心だ」という意味だそうだが、王冕は「名利に淡白な元代末期の詩人で文学家、水墨画を得意とし、梅や竹、石をよく描いた浙江省紹興諸曁の人。農家に生まれ、日々放牧をしながら蓮の花を描き、この詩作では梅をテーマに、俗世間に媚びないという自分の人生理念を表したと」解釈されている。


 かつて温家宝首相も最高指導部から退任する数カ月前の2012年11月、東南アジア歴訪先のタイで「亦余心之所善兮,虽九死其尤未悔」「伏清白以死直兮,固前圣之所厚(楚の屈原の「離騒」から)」「(日本語訳)真実を追求するためなら私は9度死んでも後悔はない。もし死ぬのなら、誠実かつ高潔に死にたい」を取り上げてスピーチを締めくくったが、最後に「どうか皆さん、私をお忘れください。中国の皆さんも、海外にいる中国人の皆さんも。どうか私のことは忘れてください」と付け加えたという・・・。


「習近平氏は2012年に党総書記に就任して以来、中国伝統文化の重要性を強調してきた。習氏自身もたびたび発言に古代の名文を織り込ませてきたが、数年後退任する際、どのような詩句で自らの政治人生を総括するのだろうか?」と大紀元日本(10・27)は締めくくったがさて?


≪2期目習近平政権指導部の顔ぶれを見ると、「ポスト習近平」とされる次世代リーダー候補がみられない。習近平氏は5年後の党大会で3期目を続投する可能性が高くなった。同時に習氏は、「後継者を任命する」との党内慣例を打ち破ったことを証明した。…

しかし一方、中国共産党内において、昨年習近平氏の「核心」地位がすでに確立したうえ、24日党大会閉幕日で、習近平氏の名前を冠した『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』(習思想)を党規約に盛り込むことに成功した。習氏は、毛沢東トウ小平に並んで、党内において絶対的権威を獲得した(大紀元日本10・26)≫

やがて“残った虎の尾”は消滅するのだろうが、制覇したトラは、絶対君主としてシナ全土に君臨するのか? 毛沢東ならぬ“習沢東”の復活か?

シナの権力闘争は、お人よしな日本人には理解できまい。


2010年8月に「暴かれた中国の極秘戦略」を出版した中国からの亡命作家・袁紅冰氏は、10月28日に来日した時の講演で、

「次世代中国の指導者は1966・5から1976・5までの非常に困難な文革を経験しているので 

1、権力以外は信じない。

2、権力のためなら何でもする。

3、理性的判断ができる教育を受けていない、という“歪んだ性格”を持つ、地獄から天国へ成り上がった者たちで構成されているから彼らが天下を取った場合には、中国内では重大な事態が起きるであろう」

と予言した。しかしその弊害は中国内にとどまらないであろう。

彼は主として中台関係を説いた著書の「第一章 共産中国=理解されていない本当の中国」の結論として次のように書いている。


≪世界は、未曾有の政治的危機の前夜にある。しかしそれをわかっている賢人はごくわずかだ。台湾は政治的な大厄難に直面している。…しかし、台湾の多くの凡庸な政客はこれを見逃している。

私は、本章において、中国共産党の暴政の本質を書いてきたが、このことで世界に対して、人類の政治的大危機の源泉の真相を示し、台湾の政治的大厄難の源泉の真相を解明しようと試みたのである。真相がわかれば、危機と厄難に打ち勝つ可能性があるからだ。

 多くの台湾の友人たちは、複雑な感情的理由から、中国および党の暴政について真正面から関心を向けようとしない。

しかし、運命は台湾を最後の一歩まで追いつめており、台湾人は関心を向けたくない対象に閥心を向けざるをえない。

私は党の暴政は、自らの文化と祖国を裏切った外来政権であり、中国はすでに文化的に亡国となり、マルクス主義の政治的および精神的な植民地に貶められたと説明した。

これは、党の暴政と、中国文化・中国人との間の原則的な区別をはっきりさせるためだ。この区別をはっきり認識することは、台湾が厄難の真の原泉をはっきり認識し、これと戦って勝利するうえで、きわめて重要なことである。

 私は、中国共産党の暴政の経済改革において公平な競争による自由資本主義経済が生まれないこと、民主政治に向かう可能性がなく、全体主義的専制を強化していくだけだと説明した。

それは、台湾の政治的大厄難の原因である党の暴政を、台湾経済の希望の星のように言う台湾の統一派政客たちがぱら撒く嘘と、私たちの認識とは異なっていることを原則上示すためなのである。

 最後に、本章の内容を通して、読者諸兄が一つの問題を考えていただくよう希望する。中国共産党の暴政、そのたび重なる反人類的な罪を犯した犯罪集団、その人類史上最も巨大な汚職官僚集団が、人類および台湾に対して、どんな意味をもっているかということである。後続の各章で述べているのは、読者諸兄に考えていただきたい問題について私が試みた回答である≫


半島情勢から目を離せない我が国民は、シナ大陸から関心が遠のいている観があるが、将来最も危険な国はシナであることを忘れてはならないだろう。


今朝の産経にはこんな記事が出ている。

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≪産経新聞12面≫

次の記事は小さな記事だが、シナの傍若無人な国民性を表す事件だろう。

エクアドル、中国に「地球全体への犯罪」〜ガラパゴスの希少サメ6620匹積載した船拿捕〜29・8・29産経≫

 

≪南米エクアドルの世界遺産ガラパゴス諸島沖の海洋保護区で今月、希少なサメなど約300トンを積んだ中国船が拿捕(だほ)される事件があり、エクアドルが中国政府に抗議する事態に発展した。エクアドルの排他的経済水域(EEZ)付近では中国の大漁船団の操業が優詔され、エクアドル側は「海洋資源荒らし」に警戒を強めている。現地報道によると、中国船は今月13日夜、拿捕された。船倉からは国際自然保護連合 (I UCN)の絶滅危惧種リストに掲載されているシュモクザメを含むサメ約6620匹か見つかった。モレノ大統領は21日、演説で「これはガラパゴス翩島の生態系のみならず、地球全体への犯罪だ」と非難した。(リオデジャネイロ共同)≫

こんな人間性に乏しい国が半島のみならず、世界を支配しようとしていることを一刻も忘れてはならないのだ。世界の秩序を無視し、「俺のものは俺のもの、他人のものも俺のもの」という言葉を信じる、こんな国民をのさばらせてはならない。

“習皇帝”による支配による世界秩序の崩壊は目に見えている。


届いた本のPR(紙面の関係でご紹介のみ)

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習近平vs.トランプ――世界を制するのは誰か

習近平vs.トランプ――世界を制するのは誰か

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

金正日は日本人だった

金正日は日本人だった

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2017-10-25 戦い済んで日が暮れて…

戦い済んで日が暮れて…

第48回衆院選はご覧のような結果に終わったが、突然の解散と、緑の党出現にあたふたしたメディアは、まだ踏ん切り悪く、結果を他人のせいにして騒いでいる。

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≪総選挙結果表〜産経から≫

落選した議員たちも、希望の党創設と小池采配を恨んでいて、自分のことは棚に上げているが、それこそが敗戦の原因だろう。

中には小池憎し!とばかりに責任を彼女に転嫁している向きもあるが、私はむしろ彼女の“巧妙な戦略”が今回は功を奏した結果だとみている。

若い都議会議員が都民ファーストを脱退して、仲間割れを印象付けているが、未熟そのものだ!


 ここにも書いたと思うが、小池知事には都知事としての責務があるから、少なくとも築地市場問題と東京五輪終了までは、国政に色目を使うはずはなかった。

勝手に都知事と国会議員(国政の責任者)の二股かけるなどと決め付けたのはメディアと政治評論家たちだったと思っている。要するに”彼ら”にとっては国の先行きよりも、政治を二分化して○×で論じるワイドショウの方が実入りも良く面白いからだろう。

しかし、大阪府知事がそうであるように、必ずしも国会議員でなくても、政党の指導者として存立できている例もあるではないか。身勝手な意見にもほどがある。


さて今回の“小池戦略”の目標は、いかがわしい議員たちで構成されて、国政の足を引っ張っり続けてきた“野党”の分断・解体にあった。それが見事に功を奏して、民進党という“得体のしれないヌエのような集合体”は見事に分解され消滅寸前ではないか。

そんな泥船から緊急脱出した泥ネズミたちは、なりふり構わず緑の党という“救命ボート”に群がった。しかしボートには定員があるから、全員は救助できない。

そこでまず「女子供や老人」を優先救助する実際の難破船同様、小池船長は「人物を査定」して踏み絵を踏ませたのである。

世界各地の紛争で生じる“難民”の中には、必ずスパイがもぐりこんでいて内部からかき回して組織を分解させるのが常套手段であることを彼女は知っていたからだ。


民進党を分解して消滅させる作戦を立案した小池女史が、そのことを自分の組織に適用しないはずはない。だから彼女は「排除」という厳しい言葉を使ったのだろうが、これを問題にする政治評論家らは、では何と言う用語を使えばよかったのかまでは解説しない。「検討させていただきます」と言えばよかったのか?

思想信条の異なる“ぬれねずみ”等をどうするか“検討”した結果、思想が合わないネズミをやがて「排除する」のは当然ではないか。彼女は歯に衣着せなかっただけだろう。

シガラミとナアナア政治からの離脱を掲げて都民ファーストを設立した経緯を見れば今回の手法は十分推定できたろう。


それにしても何とも現代の「男たち」はだらしなくなったものだ。自分の実力を評価することなく、まづスケープゴートを探して鬱憤晴らしをする男たちの浅ましさは同情にも値しない。身から出たさびだとあきらめるべきだがそれもできそうにない!


24日の産経【主張】欄は、「排除の論理 政策重視の選考は非なし」としてこう書いた。

≪衆院選で小池百合子代表の希望の党が伸び悩み、立憲民主党の後塵を拝した。

 選挙直前には大きな注目を浴びながら、その後失速した原因として、小池氏の「排除の論理」が挙げられている。

 安全保障関連法や憲法改正問題への姿勢を、公認する際に重視する基準とした点である。

 新党として初の衆院選に臨むにあたり、基本政策の一致を大事な目安とすることに何ら問題はない。むしろ、これまでの新党には不足していた。そこを取り違えてはなるまい。

 小池氏は防衛相経験者であり、北朝鮮危機に対応する重要性も認識していたはずだ。安全保障関連法に反対するなど左派色の濃い民進党出身者とは、おのずと考え方が異なる。

 「解党」される民進党から、何とか生き残りを図る候補らがなだれ込もうとした。誰でもよいとすれば、実体は元のままで小池氏を看板にするだけだ。政策面のすりあわせを求めるのは、政党の生命線ともいえる。

 だが、「排除します」という小池氏のものの言い方は、有権者の強い反発を呼んだ。小池氏自身、選挙後に「おごり」「慢心」への反省を口にした。

 独裁的な党首が、救いを求める相手に「踏み絵」を踏ませる。そうした構図は、自ら招いたものといえる。小池氏が自らは出馬しなかったことも、独善的な印象を強めた。

 結局、批判の強さを恐れた小池氏側は、厳格な政策による選考を引っ込めた。安保法への反対を公然と唱える候補者もでてきた。そうした混迷こそ、失速の原因と考えるべきだろう。

 政党は政見を同じくする集団でなければならない。直面する課題への解答を一致して公約に掲げなければ、政策の発信力は乏しい。ましてや受け皿は作れない。

 「排除の論理」が野党敗北の理由と言わんばかりの批判もある。理念や政策で政権を争う民主主義の本質を顧みない、筋違いの議論である。

 民進党や旧民主党の低迷、分裂なども、基本政策を徹底的にすりあわせる作業を怠ってきた問題が根底にある。それを置き去りにしてきたから、北朝鮮情勢など厳しい現実を前にしたとき、まともな議論さえできないのである≫


 産経の社会面(政治面?)の記事は何とも表面的で、左翼記事に合わせているかのような不満を感じていたが、さすが主張欄の分析は鋭い。

緑の党設立は選挙直前であり、既成政党ではなく、むしろ不安定な素人政治集団であった。それを古びた既成政党の理論と結びつけて評論する“専門家”の方がおかしかろう。


 いずれにせよそんな新生政党が、初の選挙で野党第1党寸前まで行ったのだから、その方が奇跡ではないのか?

 混迷している政治を抱えたまま、危機存亡の淵に立たされている我が国の政治体制から、ままごと遊びのように無責任な言動を吐いて喜んでいる未熟な野党勢力を分断し、安定と安全保障を優先したいと希望する国民のコンセンサスを表に出させ、安倍政権支持という強固な国民の意思を表明させた功績は実に大きいと考えるのだが、いかがだろうか?

いつも選挙になると思うのだが、要するに候補者らは、政治理念よりも、仕事を失いたくないという自己保存の意識丸出しで、国民の前で展開される「権力亡者たちの見苦しい姿」が見えるので、選挙は候補者たちの“就職活動”に過ぎないと私は思っている。残念だが…。


ついでにもう一本、今回の選挙に関する冷静な分析を紹介しておこう。

総合オピニオンサイト「iRONNA」の、「枝野新党にもぐり込んだ『筋を通さない偽リベラル』の正体」と題する上久保誠人立命館大政策科学部教授)の論文である。

少し長くなるがご一読いただきたい。


≪●リベラルではない政治家たちが、「リベラル」と名乗っている。

 小池百合子東京都知事が代表を務める新党、希望の党が、「事実上の解党」をして公認申請した民進党出身の候補者を、独自の基準で選別する「排除の論理」を持ち出した。

その結果、公認を得られず路頭に迷った議員が立憲民主党を結成した。代表に就任した枝野幸男元官房長官は「リベラル新党、よくできたと期待をいただいている。リベラルによって日本が輝いていた時代の日本社会を取り戻す」と宣言した。

 改憲・安保法制への賛成という「踏み絵」を踏ませ、リベラルを排除した小池氏は「寛容さがない」と厳しい批判にさらされ、希望の党への支持が停滞している。

一方、立憲民主党・社民党・共産党の「リベラル陣営」には勢いが出てきた。「踏み絵」を踏まずに護憲・安保法制反対を守る姿勢が「筋が通っている」と支持を集め始めているのだ。

だが、彼らの行動は本当に筋が通ったものなのだろうか

 そもそも、立憲民主党・社民党・共産党がリベラルと称していることに、疑問を感じている。彼らは、「憲法9条改正反対」「安保法制反対」という安全保障政策の方向性がリベラルだとされている。そして、リベラルと対抗するのが改憲・安保法制賛成の「保守」ということになる。だが、欧米の自由民主主義諸国で、安全保障政策の方向性で「保守」「リベラル」を分ける考え方は存在しない。 欧米では、リベラルとは経済政策の方向性を説明する言葉の一つである。そして、リベラルは「経済の自由主義」を意味している。例えば、筆者がかつて留学していた英国でいえば、リベラルとはかつての自由党、現在の保守党左派、マーガレット・サッチャー元首相に代表される「自由主義」のグループのことで、経済政策の方向性は減税、規制緩和、行政改革である。ちなみに、保守党右派とは、伝統的な「保守主義」を指す。テリーザ・メイ首相、デービッド・キャメロン前首相らであり、欧州連合(EU)離脱の国民投票を行い、ハード・ブレグジット(強硬な離脱)も辞さずの姿勢を示している。

 また、トニー・ブレアゴードン・ブラウン両元首相に代表される「ニュー・レイバー」労働党右派もリベラルと呼ばれる。基本的に「サッチャリズム」を引き継ぎ、競争で起こる格差拡大に対して、補助金よりも教育政策で個人の能力向上で対応する、保守でも革新でもない「第3の道」を標榜(ひょうぼう)していた。これに対して、現在の労働党の主流であるジェレミー・コービン党首率いる左派は、鉄鋼、鉄道、石油、電力など主要産業の国有化を主張する「左翼」である。


●保守も左翼も批判する英国のリベラル

 日本でリベラルという言葉は好感度が高いが、欧州では否定的なニュアンスで語られることが多い。「自由主義すぎる人」「競争的すぎる」として保守・左翼双方から批判されている人たちだ。

 かつて、英国では1960−70年代の「福祉国家」の時代に、「コンセンサス政治」が行われていた。保守・労働の二大政党制で政権交代が繰り返されながら、どちらが政権を取っても、福祉政策の中身は変わらなかった。貴族や富裕層出身が中心の保守党右派政権は「貧しき者には分け与えよ」という思想から、一方、労働党左派政権は労働者の権利拡大のために福祉政策を拡大した。その結果、保守党左派・自由主義のサッチャー政権が登場するまで、深刻な財政赤字に悩まされ、「英国病」と呼ばれていた。つまり、保守と左翼は真逆の思想信条ながら、実際に行う政策は、どちらも再配分重視という「コンセンサス」があったのだ。

 これを日本に当てはめると、どうなるだろうか。安全保障政策は除外して、経済政策の方向性を検証してみる。保守は、安倍晋三首相、麻生太郎副総理兼財務相など富裕層の世襲議員が多い。経済政策は、金融緩和や公共事業を「異次元」で繰り出す「アベノミクス」であり、「一億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」と、上から目線で国民を導こうとする推進運動の数々である。「貧しき者には分け与えよ」という思想がプンプン匂ってくる。

 リベラルに当たるのは、自民党では「軽武装・経済至上主義」を掲げてきた岸田文雄政調会長ら宏池会や、野田聖子総務相らであろう。安全保障ではバリバリの保守のイメージがある石破茂元防衛相も、経済では地方創生に取り組み、単純なバラマキよりも「第3の道」的な志向があり、リベラルといえる。

 一方、野党側では、前原誠司民進党代表や、希望の党に移った旧民進党右派、そして安全保障政策では保守だが、内政に目を移せば女性の活躍重視、ダイバーシティ(多様性)重視、環境重視の小池氏がリベラルということになる。

「リベラル守れ!」を合言葉に勢いを強めている立憲民主党・社民党・共産党は、明らかに欧州の文脈ではリベラルではなく、「左派」であろう。実際、フランスのメディアは日本のリベラル派を左派と訳しているのだ

日本の左派がリベラルと名乗るのは、左派ではイメージが悪いからだろう。選挙で票にならないので、必死にリベラルという呼称を確保しようと、アピールしているように見える。


●左派勢力こそ全く筋が通っていない

 要するに、日本ではリベラルではない左派の政治家が、自由民主主義の本家本元である欧州での言葉の意味を無視して、リベラルの呼称を奪って、勝手に使っているのである。

 次に、立憲民主党に結集した左派勢力が、踏み絵を踏まずに護憲・安保法制反対を守った姿勢が「筋が通っている」と評価されていることに反論したい。むしろ彼らの言動こそ、全く筋が通っていないのではないだろうか。

 そもそも、前原氏が「みんなで希望の党に行きましょう!」と演説し、事実上の解党を決めたとき、みんな拍手喝采していた。左派のほとんどが希望の党の公認を得るつもりだったのである。小池氏が保守色が強い政治家であることは、百も承知であったはずだ。「基本政策の違いなんか、大したことない。とにかく小池氏の人気にあやかって、当選することだ」と、あまり深刻に考えていなかったのは間違いない。

 

 左派は「基本政策の不一致」を理由に、希望の党から公認を得られないことが判明したときに、初めて慌て騒ぎ出したのだ。「筋が通っている」というならば、前原代表が最初に合流案を提案したときに反対すべきだったはずだ。だが、あの辻元清美氏でさえ黙っていたのである

 彼らは、希望の党の公認を得られなかったから新党を作ったのであり、もし公認を得られていたら、そのまま希望の党に入っていたのだ。この過程を時系列的に整理してみれば、左派の行動こそ筋が通っていないのは明らかだ。逆に、希望の党の公認を得た民進党右派の候補者は「当選のために魂を売った」と批判され続けているが、それは正確ではない。彼らは民進党から出ることで「売っていた魂を取り戻した」のだ。

 確かに、彼らは2015年の安保法制の審議で徹底的に法案を批判し、採決の際に反対票を投じた。しかし、当時は共産党との共闘関係があり、党議拘束でがんじがらめであった。また、安倍首相が法案審議開始前に米議会で演説し、安保法制の成立を約束してしまったことで、「国会軽視」「野党軽視」だと感情的に首相に反発してしまった経緯があった。

 本来、前原氏ら右派が保守的な安全保障観を持っていることは、国民に幅広く知られている。彼らの中には、民主党政権期に外交や安全保障政策に取り組んだ議員が少なくない。米軍普天間基地の移設問題や、尖閣諸島沖の日本領海に侵入した中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事故、尖閣諸島の国有化など、非常に難しい判断を迫られる政治課題に直面した経験を持っている。もちろん、民主党政権の運営の稚拙さは批判されてきた。判断の間違いもあった。だが、少なくとも彼らは、厳しい国際情勢にリアリスティックに対応することの重要性を知ることにはなった。


●野党「戦後最悪の惨敗」

 安保法制の国会審議が始まる前、旧民主党のホームページには「安保法制の対案」が掲載されていた。そこには、安保法制をめぐる国会審議への準備として「安全保障法制に関する民主党の考え方」がまとめられていた。この中で、旧民主党は「憲法の平和主義を貫き、専守防衛に徹することを基本とし、近くは現実的に、遠くは抑制的に、人道支援は積極的に対応する」という安全保障政策の基本方針を示し、「国民の命と平和な暮らしを守るのに必要なのは個別自衛権であり、集団的自衛権は必要ない」と主張を展開していた。野党なので、安倍政権との違いを明確に出そうとしたのは当然のことだ。

 一方で、旧民主党は「日本を取り巻く安全保障環境が近年大きく変わりつつある」と、安倍政権と共通する国際情勢認識を持っていることを記していたし、「離島などわが国の領土が武装漁民に占拠される『グレーゾーン事態』への対応は最優先課題」「周辺有事における米軍への後方支援は極めて重要である」としている。要するに、安保法制に関して安倍政権と全て相いれないということはなく、国会審議において政権と是々非々で議論をする準備をしていたということなのだ。

 それなのに、安保法制の審議が始まったときには、旧民主党の右派議員たちは感情的になり、まともな審議ができる状態ではなくなった。安倍政権の強引な手法に大激怒してしまい、「安保法制の全てに反対ではないが、安倍にだけはやらせない」と言い放ち、安倍政権の安保法制に全面的反対の姿勢を取ったのだ。

 その後、旧民主党は維新の党と合流して民進党となったが、共産党との共闘関係が強固になり、安全保障や消費税で政策の幅の広さ、柔軟性を奪われた。野党共闘は選挙においては一定の有効性があったが、政策面ではリアリティーを失い、無党派層を全て与党側に取られてしまうことになった。

 安保法制成立後の16年7月の参院選で、野党共闘は、自民党、公明党の連立与党に維新の党などを加えた「改憲勢力」に、改憲の国民投票発議を可能とする衆参両院で3分の2の議席を与えることになった。

 戦後政治の野党にとって、国会で改憲勢力が3分の2を占めることを阻止することは最低限の目標であった。それを許してしまったことは、まさに「戦後最悪の惨敗」を喫したと断ぜざるを得ない。野党共闘によって、民進党から政権の座は完全に遠ざかり、「万年野党化」が進んでいたといえる。


●政権交代可能な野党復活へ「急がば回れ」

 その後の民進党は、東京都知事選の野党共闘候補の惨敗、都議選での公認候補者の「離党ドミノ」と泡沫(ほうまつ)政党化、蓮舫氏の代表辞任、所属議員のスキャンダルと党勢低迷と混乱が続いた。共産党との共闘が党内の意思決定をゆがめ、党内ガバナンスが失われた結果だということは、離党した右派議員が口々に主張していたことだ。

 党に残っていた保守系議員も、野党共闘に対するストレスは頂点に達していた。前原氏は、希望の党への合流を決断した理由に関して、自身のツイッターで「野党共闘に懸念を持っていた」「支持者や関係者から民進党は左傾化し、共産党や社民党との違いが分からなくなった、と指摘される度に悩んでいた」と語っている。また、「民進党が左派化したことで憲法改正の議論や現実的な安全保障政策の議論すらできなかった。そんな状況を打破したい。これが、今回の挑戦の原点です。私は、大きな塊を作る政治のダイナミズムが必要だと思い定めました。小池百合子さんとともに、新たな理念・政策の旗を掲げ、安倍一強の現状を打ち破るために大同団結しようと決意しました」などと主張していた。

 つまり、希望の党に移った民進党右派とは「失っていた信念を取り戻そうとした政治家たち」である。一方、立憲民主党を作った左派は「信念が合わなくても大丈夫と軽く考えたが、拒否されて、慌てて信念を貫くと言い出した政治家たち」だ。どちらが筋が通っているかといえば、信念を取り戻そうとした右派である。

 筆者は、野党側が再び「政権交代可能な勢力」に復活するためには「急がば回れ」だと主張してきた。国民の野党に対する根強い不信感は、突き詰めると政策志向がバラバラな政治家が集まっている「寄り合い所帯」にあると思うからだ

 確かに、かつて自民党に数で対抗することで「非自民政権」を作ってきた歴史はある。しかし、細川護熙政権と羽田孜政権は政治改革や安全保障で社会党の造反によって混乱した。民主党政権では、憲法、安全保障、財政・税制など基本政策をめぐって、党内が分裂して足を引っ張り合うような醜態をさらし続けた。寄り合い所帯に対する国民の不信感は頂点に達していて、政策の違いを無視して自民党に数で対抗する戦略は、もはや国民に理解してもらえないのだ。


●小池氏への厳しい批判は必然だった

 野党が政権交代可能な勢力になるには、特に安全保障政策という基本政策が一致する政治家で二つくらいに集まる「政策別野党再編」が必要だと考えてきた。それが、野党が国民の信頼を取り戻す第一歩だからだ。その意味で、小池氏が安全保障政策で一致を求めたのは、全く正しい。

 

 小池氏が「排除の論理」を持ち出したことが厳しく批判されているが、全ての民進党出身の候補者を希望の党の公認候補としていたら、どうだっただろうか。おそらく、現在以上の厳しい批判にさらされることになったはずだ。

 「保守色」が強い小池氏と、安保法制反対や護憲を訴える左派の議員が無条件で合同したら、寄り合い所帯以外の何物でもない。それ以上に問題なのは、小池氏が民進党を丸ごと受け入れることは、小池氏が民進党代表に就任するのと同じことになるということだ。選挙で敗色濃厚な党が、人気のある大衆政治家を代表にしてなりふり構わず生き残ろうとする「究極的な大衆迎合」だという批判も巻き起こったはずだ。

 

 つまり、今回の総選挙は排除の論理を持ち出そうが、持ち出すまいが、どちらにしても小池氏は厳しい批判にさらされることになっていた。しかし、民進党からの合流がなければ候補者すらそろえることはできなかっただろう。

 一方、野党が共闘して統一候補を出せば政権交代できると主張する方がいるが、それも甘い考えだと思う。日本の無党派層の多くは、基本的には自民党支持、時に自民党批判票を投じる「消極的保守支持層」である。共産党に引きずられて改憲も安保も原発も「何でも反対」では無党派層の票は取れない。

 なにより、アベノミクスはサラリーマン層や就職活動が好調な若者にしっかり支持されている。野党が、これを崩す説得力ある論理を構築できているとは思えない。

 要するに、野党にはそもそも一挙に政権交代を実現する実力などないということなのだ

 基本政策の一致を軽んじて選挙のためだけに一緒にいた集団が、政策をまじめに考えてきたはずがない。だから、突然選挙になったときに説得力ある対案など出てこないのは当然だ。まずは、政策別に分かれることで、初めて真剣に政策立案に取り組もうという気になるものだ。今回の民進党分裂で、ようやく野党は政権奪取の長い道のりのスタート地点に立ったと考えるべきだ。「急がば回れ」なのである。


●小池・前原が起こした「創造的破壊」

今回、小池氏と前原氏が起こしたことは、古臭い保守・革新の対立を超えた、新しい政治勢力の誕生という「政界の創造的破壊」ではないだろうか。それは、「安全保障政策を争点にしない」という、欧米の自由民主主義国では当たり前の政治を実現したことである。

 例えば、英国では野党は国内のさまざまな政策課題で激しく政府・与党を批判していても、政府・与党が海外への軍隊の派遣を決定するときは、「首相の偉大なる決断」を称賛する演説を行うものだ。このように、欧米の民主主義諸国では、野党は安全保障政策で対立を挑まないし、たとえ政権交代となっても政策の継続性を重視する。国民の生命と安全がかかっている最重要政策を政争の具にはしないということだ

 もちろん、欧米の議会でも安全保障政策をめぐる議論が行われないわけではない。しかし、日本の、15年の安全保障法制をめぐる与野党の激突のような、とにかく法案を潰すためにありとあらゆる方向から反対するようなことはあり得ない。強固な安全保障体制を確立し、抑止力を強化するためにはどうすればいいかという観点で、建設的な議論が行われるのだ

 小池氏と前原氏は故意犯的に「安全保障政策を政争化しない政治」を実現しようとしたと考えられる。前原氏は立憲民主党が立ち上がったとき、「想定の範囲内だ」とコメントしている。最初から小池氏の蛮勇を使って、自ら手を汚さず左派と縁を切るつもりだったのだろう。

 一部のメディアや識者が「リベラル勢力の結集」とはしゃいでいるのを見ると、いまだに古臭い東西冷戦期の保革対立という構図のまま、物事を考えているようだ。だから保守色の強い小池氏に左派が排除されることに感情的な反発をしてしまったのだろう。あえていえば、彼らは対立構図を死守したいがために、徹底的な小池バッシングに走ったといえる。 

 北朝鮮の核開発や中国の海洋進出、世界で頻発するテロの問題に対して、日本は安全保障政策で最悪の事態に備えなければならない。また、日本は世界で競争力を失ってしまっている。IT産業の発展、人工知能(AI)を使った無人工場や自動運転の開発など、米国、ドイツのみならず、中国の後塵(こうじん)をも拝しているのが現実だ。日本は「何でも反対」で足を引っ張り合っている場合ではない。国会で建設的な議論を行い、「政府の改革は手ぬるい、よりよき政策はこれだ!」と競い合う新しい政治を創るのが急務だ。古臭い対立構図の死守にこだわらず、現在日本政治に起こっている現象の意義を、冷静に評価すべきなのである≫


宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

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大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した

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安保法制と自衛隊

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日本を守るには何が必要か

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2017-10-15 鎮魂、神風特別攻撃隊

鎮魂、神風特別攻撃隊

先週末、鹿屋基地で、表記の演題で講演してきた。

羽田から鹿児島空港までは約1時間10分(実際は混雑で、地上で30分間以上もホールドしたが)、空港から基地までは約1時間半かかる。

高速道でつながったとはいえ、かなり辺鄙な田舎町だ。町の繁華街もシャッター通りと化していて、なんとなく活気が感じられなかったが、海軍の町だけあって、どこでも親身になって対応してくれた。

特に特攻隊については、基地に隣接した立派な史料館もできていて感動したが、何せ観光客(見物者)は陸軍の知覧に比べて落差が大きいと感じた。


翌日、宿を出て市内の特攻慰霊碑、桜花(人間爆弾)の碑をめぐって参拝したが、鹿屋市の手厚い支援で整備されていたのは嬉しかった。勿論隊員たちも、季節になると清掃作業に精を出しているという。さすが“伝統墨守”の海上自衛隊だ!

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≪鹿屋市の特攻慰霊塔建立経緯≫

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≪詳細な出撃者の記録版≫

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≪作家・山岡荘八氏の書もあった≫

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≪特攻慰霊塔の全景=塔の前に広大な広場があり、ことあるごとの市民は憩の場として利用しているという。英霊も一緒になって喜んでいることだろうと感動した≫


ところで今頃気が付いたのだが、鹿屋飛行場は高台にあって、その周辺は起伏の激しい谷間に囲まれている。その谷間の一角の小学校や施設に起居した隊員たち、とりわけ桜花隊の隊員たちは、出撃のたびに急坂を上って飛行場に登り出撃していったのだという。

資料館には貴重な資料が展示されていたが、現地にもそれなりの標識があって、改めて当時の模様が身に迫ってくる。

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≪桜花隊員が起居した一角にある記念碑。今は雑草が茂っていたが、隊員たちが丁寧に清掃して清めているという≫

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≪道路を隔てた場所には小学校があり(現在は一面の田んぼ)、そこで毎朝朝礼していたそうで、小学生たちが後ろの校舎で聞き入っている写真もあった≫

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≪当時の野里国民学校の校舎とその標識≫

16歳から35歳の穢れなき青年たちが、国難に際して清く飛び立っていった情景を思うと涙なしにはいられない。勿論知覧もそうであった。

この桜花隊のメモリアル付近には、国旗掲揚台の礎石が一部残っていた。

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≪国民学校の正面にあった国旗掲揚台跡と当時の朝礼風景≫

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≪その拡大写真。指揮官後方の校舎に、学校関係者?と子供たちが集まって朝礼を見つめている姿が見える≫

鹿屋は、旧海軍の施設、とりわけ特攻隊に関する遺跡が凝縮した町である。世が世なれば「世界遺産」ならぬ、「国民遺産」として知覧と共に手厚く保護されてしかるべきだろうと思う。


今回の講演旅行は、若く礼儀正しい後輩たちに囲まれて昔に戻ったような一日だったが、前日に訪ねた老舗菓子店のことは書いておかねばなるまい。

到着した日の夕食会が市内で開かれるというので会場に向かう時、私は以前TVで知った「海軍タルト」という、特攻隊員が出撃中の機上で口にしたお菓子を作っているお菓子屋に案内してもらい、ぜひ現物を入手したいと考えていた。

閉店間際の6時前だったが、お店は開いていて、ドヤドヤ〜と飛び込んできた“人相の悪い”一団に、店の方々はぎょっとしたようだった。

私の話を聞いてようやく納得されたが、すでに店じまい前、切れ端を試食させていただき、お菓子は翌日早朝、息子さんが作って届けてくれることになった。

「タルト」とは一般的にロールケーキの形をしたお菓子なのだが、「海軍タルト」は細長く食べやすくできている。

そのいわれは、海軍少将が何とか隊員達が自在に食べられる形に、と言ってロール型ではなく、3cm×10cmほどの板状の形を指定されたらしい。

理由は、上空で片手で操縦かんを握りつつ、片手で“タルト”が食べられるようにという配慮からだ。

包装紙は、片手でもって口でくわえて噛み切りやすくなっているとか。

戴いた切れ端のタルトを、それぞれ片手で持って、右手で操縦かんを持つ仕草をしながらいただいたのだが、店の女将・北村薫さまは「みんなこれを食べて突撃していったのよ」という。

「私は酸素マスク付きだから、マスクを外さないとだめだな〜」と言いつつも、コックピット内の情景が思われて感動ものだった。


当時のお話を少し伺った後、車で出発するとき女将は店の外までお見送りに出てくる。

そこで一同、窓を開けて挙手をして、「出撃します」というと笑顔で見えなくなるまで見送ってくださった。

昔、親しい隊員の出撃日には、一家で屋根に上って空を見上げたが、中には低空で旋回して去っていく機もあったという。


購入したお菓子箱の中に、これを報じた読売新聞のコピーが入っていたが、記事の初めには、「…海軍鹿屋航空基地がおかれていた鹿屋市にある菓子店「富久屋(ふくや)」が、特攻隊員向けに作っていた『タルト』と呼ばれる菓子を再現した。

貴重だった砂糖を使い、出撃前の隊員に渡されていたという。毎年、追悼行事を営む女将の北村薫さん(77)は、『国や家族を思って亡くなった若者たちを思い出し、平和の尊さを考えるきっかけになれば』と話している」と書かれていた。

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≪海軍タルト復刻を報じる読売新聞記事と、片手で試食する私と菩薩のような笑顔の女将さん。≫

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≪これが”海軍タルト”復刻版だ!≫

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≪鹿児島の花を集めた見事な包み紙もご紹介!≫

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12〜13日の2日間にわたった鹿屋訪問は、好天に恵まれ各所の慰霊塔を参拝することができた。「表記」の内容の講演に、隊員たちは真剣に聞き入ってくれたが、環境がそうさせるのだろう。

列線に並んでいた息の長い名機「P3C」は、南西方面の哨戒で隊員たちは多忙らしい。

まだまだ対象とする“敵潜水艦”の哨戒は「国民の期待に添えています!」とのことだったが、シナも眠っているわけじゃないから、やがて苦しくなってくるのじゃないか?


何よりも、その昔、一律予算削減方針で防衛費が削減され続けてきたことは、徐々にボディブローとして効いてきそうな気がした。

現にクリントン時代に大幅予算削減された米軍では、規律が低下して事故が多発しつつある。

全て政治の責任だが、中でも口先だけの人気取り大臣らの責任は非常に重そうに感じた。

空自を退官して既に20年強、ウサギとカメの寓話を思い出した視察旅行であった。


届いた本のご紹介

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「軍事研究誌11月号」

当然北朝鮮情勢が、話題の中心だが、巻頭言に志方先輩は「本音と建前の間で戸惑う国際社会」(最も危険な戦略環境が目の前に迫っている我が国)と題した論文の中で≪・・・安倍政権は子育てへの投資拡充や消費税の使い道見直しなどのため臨時国会冒頭での衆院解散を決めた。これを≪大義なき解散≫と非難する論調もあったが、朝鮮半島有事への体制整備の面からすれば、早ければ早い方がよかったと思える」

全く同感である。有権者が口から出まかせの泡沫政党に惑わされないことを祈りたい。

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ディスクロージャー・軍と政府の証人たちにより暴露された現代史における最大の秘密:スティーブン・M・グリア編・広瀬保雄訳=ナチュラルスピリット¥3780+税≫

ついに米国最大のUFOに関する秘密文書の一部が公開され、わが国で邦訳された。

今や、空飛ぶ円盤番組などに惑わされている場合じゃないのだが…。

プレスリリースも紹介しておこう。

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価格が若干高いことと、700ページを超える分量の全編が横書きなことが特徴だが、原文がリリースされた米国の機密文書だから仕方あるまい。関心のある方にご一読をお勧めする。

UFOテクノロジー隠蔽工作

UFOテクノロジー隠蔽工作

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (新潮文庫)

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく (新潮文庫)

お国のために 特攻隊の英霊に深謝す

お国のために 特攻隊の英霊に深謝す

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

KGYMKhoKGYMKho 2017/10/19 06:58  指宿と鹿屋は一度行ってみたいのだが、テレ東のドラマ「永遠のゼロ」で鹿屋の展示物の搭乗員の残した遺書の一部をアナウスしていたけど、フィリピンで高校の先輩 関大尉はどんな思いで出撃したのだろうと思います。

2017-10-09 吉と出るか、凶と出るか?

吉と出るか、凶と出るか?

衆院解散を受けて今や天下には、一気に塵・芥が噴出した感がある。職を失いかねないご本人らはもとより、占いごっこが得意なメディアも各社総出で「ああでもない、こうでもない」と五里霧中の状態だが、それが岡目八目にとってはまたとなく面白い。


今朝の産経一面の「古典個展」欄に加地伸行氏が「政治家の醜聞 なぜ受ける」と題して面白い文を書いている。これが国民の一般的感覚だろうから、紹介しておきたい。

≪総選挙がはじまる。野党は叫んでいる。大義なき解散、森友・加計問題隠し・・・と。

それ、本気で言っているのか。まともな野党であれば、前向きにこう言うべきである。

解散は、望むところ、勝負、と。

にもかかわらず、大義がないの、隠しているの、それらは一般論であり、エラー探しであり、うじうじと粗探し。つまりは消極的で後ろ向き。そんな態度ではなくて、北朝鮮に対してどうするのか、政府以上の積極的かつ具体的な案、例えば朝鮮総連在日本朝鮮人総連合会)ならびにその関連企業に対する圧力方法などを示すべきではないか。

一方、メディアの多くは、元自民、民進女性議員のスキャンダルを面白おかしく番組に取りあげている。それがまた受けている。

人の不幸は蜜の昧とは、よくぞ言ったものである。しかしその中身から言えば、元自民某の場合、警察で取り調べとなっても、率直に言って微罪である。元民進党某の場合、罪に問いようがない。(中略)


老生、思うに、これは東北アジアにおける理想の政治家像が今も日本で生きていることの表れではないのかと。(中略)

全体統率者である王の資質とは、血意外になんであるのかという〈新政治家リーダー像〉が求められてきたのである。その結果、〈理想的政治家像〉が生まれた。それは何にも優先して道徳的に立派であること、である。(中略)

道徳的に人々を感化するのが王道。力ずくで相手を抑えこむのは、覇道であり、それは邪道。この王の代理者が官僚なので政治を担当する王・官僚は人格高潔という観念が東北アジアに広まり今日に至っている。

もっとも現代中国に中華思想はなくて覇道のみ。しかし日本には政治家・官僚の高潔さへの期待が今も生きている。不祥事議員はその落第者である。

呂氏春秋」精通篇に曰く、徳は万民の宰(おさ・指導者)と。「論語」季氏篇に曰く、遠人服さざれば、すなわち文徳を脩めれ以って之(遠人)を来すと。≫


日本国民の期待感の中には、加地氏が言うように「政治家・官僚の高潔さへの期待が今も生きている」のは事実だろう。しかしそんな高潔な候補者は今や絶滅種の類であって、ほとんど立候補はしないから、現代日本社会の政治家には「不祥事議員」だらけで「落第者」があふれているのが事実というわけだ。それは学歴や出身校には無関係だから始末に負えない。判断基準がないからだ。

街頭演説などは、心にもない美辞麗句を並べ立て、大衆に媚を売って己の「就職活動」を成功させたいだけなのだ。

しかし今回は、小池ならぬ「大池」という、想定外の大波が起きて、なあ〜なあ〜の政治や社会に水しぶきが立ち、その上思想信念を確かめる“踏み絵”も用意された。

前回の東京都知事選、議員選挙などで、都議会に巣食った塵芥同様の議員らと、それに媚コビして己を見失った高給役人らの実態が暴かれたのではなかったか?

当時の有名な知事もいい加減な仕事しかしていなかったことが判明したじゃないか。

腐りきっていた政界の大掃除が都議会のみならず、国会でも始まったのであり、今回はその手始めにすぎまい。


今回の解散で、慌てたのは有権者の無知をいいことに、たぶらかして生きてきた連中だろう。沈没する泥船から脱出しては見たものの、すがるべき“藁”には限りがあるから、“クモの糸”ならぬ押し合いへし合いが続いていて見ものである。

彼らには“思想信条”はもとより、“仁義もヘッタクレ”もあったものじゃなく、食うのに懸命なだけなのだ。

この状況を見て、目が覚めた有権者も多いだろうが、組織に嵌ってものが見えない有権者たちは、彼ら亡者と同一レベルなのだと自覚するがいいだろう。

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≪安倍首相の街頭演説を妨害する彼女らの後ろには誰がいるのか?彼女らは単なる政治音痴の“主婦の集い”じゃあるまい。相当根深い組織があるはずだ…メディアは追及したらどうだ?(産経から)≫


明日10日、いよいよ衆院選の公示日を迎えるが、隣の凶暴な国もお祭りらしいから、半島情勢にもどんな変化が起きるかわからない。

続いて中国共産党の重要会議・第19回全国代表大会も、18日に開催が予定されているから、ここにも何かが起きそうである。


他方同盟国のトランプ大統領は、5日にホワイトハウスで開かれた軍高官らとの会合で、「嵐の前の静けさ」だと発言して波紋を呼んでいる。


≪【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は5日夜、ホワイトハウスで開いた軍高官らとの夕食会で報道陣の冒頭撮影に応じた際、軍高官らを見渡しながら「これが何を意味するか分かるかな。嵐の前の静けさだよ」と述べた。メディアの間では、トランプ政権が近く安全保障分野での懸案に関し、軍事攻撃などの新たな行動に踏み切る前触れではないかとの臆測が広がっている。

 トランプ氏は記者たちから「嵐とは何のことですか」と聞かれると、笑みを浮かべながら「そのうち分かるよ」と述べるにとどまった。報道陣は6日もトランプ氏に同じ質問を投げかけたが、同氏は真意を明かさなかった。

 トランプ氏の謎めいた発言に、米メディアは北朝鮮やイランの核問題や、シリアやアフガニスタンでの過激派掃討作戦で新たな軍事的展開があるのでは、と波紋が拡大。これに対しサンダース大統領報道官は6日の記者会見で、「大統領は記者を困らせようとして発言しているわけではない。次にとる行動について公言しないようにしているだけだ」と説明した。

 北朝鮮情勢をめぐっては、米中央情報局(CIA)高官が米国の祝日である9日(北朝鮮時間10日)に挑発行為に踏み切る可能性があると予測。イラン情勢に関しては、トランプ氏が2015年のイラン核合意の見直し結果を12日にも発表すると伝えられている(産経)≫


愈々機は熟しつつあると見た方が良かろう。オバマ前大統領との違いを明確にしている彼は、20年以上もこれまでの米政権が放置してここまで育ててしまったモンスターを生かしてはおくまい。

今その後継者をどうするかで、隠密裏に行動していると思われるが、勿論シナやロシアは正恩後の半島情勢が、自分に都合が悪くならぬよう、陰で妨害しているだろうから、すんなりとはいくまいが、半島情勢が紛糾することは想定される。

そんな国際情勢を全く無視した“野盗”の候補者たちは、彼らの息がかかった連中だとみて差し支えあるまい。この選挙が天下分け目の秋だという事を、どれほどの国民が自覚しているか憂慮に堪えない。


私の予想では、11月14日にトランプ大統領がアジア歴訪の旅を終えて帰国するころが、公算が高いと思うが、参加部隊は、少なくとも12月23日のクリスマスには自国に戻って家族とともに祝いたいだろう……。

その動きを知った安倍総理は急きょ解散総選挙に打って出たと見るのはうがちすぎかか?

当たるも八卦、当たらぬもまた八卦だが、少なくとも東京は、ワシントンよりも平壌に近いという事を日本人は忘れてはなるまい……


届いた本のご紹介

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≪「ユニオンとブラック社員」田岡春幸著:青林堂¥1000+税≫

前回、「中小企業がユニオンに潰される日」という、しられざるユニオン(労働組合)の労働運動の実態について、著者と山村明義氏との対談を収録したものの、第2弾である。

大変な反響があったらしく、多くは「働き方改革」という日本の良き労働環境破壊工作に警鐘を鳴らしている。どう見ても最近の“大企業”の没落は、トップたちの不勉強、人格欠落もさることながら、過激な労働運動が背景になるのではないか?という説には同感する。

戦争がイヤなら 憲法を変えなさい

戦争がイヤなら 憲法を変えなさい

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2017-09-28 “戦時内閣”組閣を急げ!

“戦時内閣”組閣を急げ!

今日正午、安倍首相は衆院解散に踏み切った。野党は本会議場に入らず欠席したが、欠席するほど狼狽えたのか?

虎視眈々とこの機会を狙っていた?≪都民ファーストの会≫が、「希望の党」と化粧直しをして登場した。これに驚いたか、政治評論家らは右往左往。

トランプ当選も言い当てられなかった方々が、抜けシャーシャーと予想を展開しているが、結果が楽しみだ。

自分に都合がいいように解釈すると、本質を見失うという典型だろう。


さて、戦後70年以上経過して、漸く日本精神に立ち戻ろうと、清水の舞台から飛び降りた安倍首相に期待したい。

内閣官房長官時代の平成18年7月に「美しい国へ」を著したことをよもやお忘れではあるまい。

表紙には≪自信と誇りの持てる日本へ≫とあり、裏表紙には≪「日本」という国の形が変わろうとしている。保守の姿、対米外交、アジア諸国との関係、社会保障の将来、教育の再生、真のナショナリズムの在り方……その指針を明示する必読の書≫とあった。

その「初めに」に彼はこう書いている。


≪わたしは政治家として十四年目を迎える。この間・・・政治家の中には、あまり政策に興味を抱かない人がいる一方、特定の政策については細部までつき詰める人たちもいる。(中略)時代は変わったが、わたしは政治家を見る時、こんな見方をしている。それは「闘う政治家」と「闘わない政治家」である。

「闘う政治家」とは、ここ一番、国家のため、国民のためとあれば、批判を恐れず行動する政治家のことである。

「闘わない政治家」とは、「あなたのいうことは正しい」と同調はするものの、けっして批判の矢面に立とうとしない政治家だ。

わたしが拉致問題について声をあげたとき、「右翼反動」というレッテルが貼られるのを恐れてか、運動に参加したのは、ほんの僅かな議員たちだけであった。

事実、その後、わたしたちはマスコミの中傷の渦のなかに身をおかざるをえなかった上「応援しているよ」という議員はたくさんいたが、いっしょに行動する議員は少なかった。「闘う政治家」の数が少ないのは、残念ながら、いつの時代も同じだ。(中略)初当選して以来、わたしは、つねに「闘う政治家」でありたいと願っている。それは闇雲に闘うことではない。「スビーク・フォー・ジャパン」という国民の声に耳を澄ますことなのである≫


その通り、拉致問題に国民が関心を示すことを知った多くの政治家らは、“後出しじゃんけん”よろしくブルーバッジをつけて壇上を占拠するほどになった。

しかし私は彼らに少しも誠意を感じなかった。パチンコマネーをもらいながら、拉致を糾弾する連中が信用できようか? 彼らこそ「闘わない政治家」の典型であった。


今回の解散で、沈みかけた船を脱出しようと、懸命にもがいている不届き者らもその一味である。

たまたま“小池”ならぬ「大池」で沈みかけた「ミンス丸」という名の泥船に、「希望丸」という“救命ボート”が現れると、彼らはなりふり構わずそれに群がろうとしている。

しかしボートには定員があることを忘れてはいけない。かなりの「闘えない」政治屋らは、今回池の底に沈むであろう。自業自得、誰をも恨む事はできないし、これで「大池」が濁ることもあるまい。


しかし、まさかが起きるのが政治の世界である。小池丸の船長が、判断を誤って乗客である都民を捨てたら元も子もなく、彼女も自滅するだろう。

都民はもとより、国民の目をごまかすことはできないからだ。しかし彼女は自分を見失うまい…と思う。

東京五輪決定時に、リオまで行き雨の中を和服姿で堂々と五輪旗をうちふったその姿は全世界の人類に記憶されているだろうから。


私が、安倍首相登場に期待したのは、もう一つ理由があった。

彼は8月15日の靖国参拝問題について「一国の指導者が、その国のために殉じた人々に対して、尊崇の念を表するのは、どこの国でも行う行為である。また、その国の伝統や文化にのっとった祈り方があるのも、ごく自然なことであろう」と明言していたからである。

しかし総理就任後の平成19年8月15日の靖国神社参拝を、何故か彼は回避した。私はこの日夕方まで靖国の杜で彼を待ったが現れなかった。誰に気兼ねしたのか?

そしてその直後の平成19年9月に彼は体調を崩して総理を辞任した。私はこの時《英霊の怒りの声》を聞いた気がした。

その5年後の平成24年に彼は復帰し、12月に第96代内閣総理大臣に就任したが、病後とは思えない活動を開始し、特に外交活動には目を見張るものがあった。「闘う政治家」に戻ったのである。

そして第97代内閣総理大臣に就任、今や世界の指導者の一人になりつつある。

今わが国の最大の課題は半島危機である。半島は、わが国に突き付けられた匕首であり、歴史的にその情勢は我が国の安全保障を揺るがしてきた。

そして金一族の3代目が、ミサイルという危険な“おもちゃ”に取り付かれて、世界中を威嚇し始めた。これを昔は「○○に刃物」と言った。

威嚇されているアメリカは放置するまい。おそらく年内には、その兆候が明らかになるはずだ。その時“平和憲法”に縛られて非武装同様のわが国がとれる方法は一つしかない。

有事になっても“超法規”という手段が残されている!そこでこれを利用して同盟軍と共に戦うことだ。リードできないのは悲しいことだがこれまで「安全保障」を放置してきたツケが来たのである。

しかし安倍首相はオバマに変わった米国との同盟を強固なものにした。この機会をおいて我が国が立ち直る機会はない、と思う。

沈みかけた泥船から脱出しようともがいている“哀れな野鼠たち”に構うことなく、勇気を持って≪自信と誇りの持てる国≫へ舵を切ってもらいたい。

“憲法に記載されていない”自衛官らも、それを大いに期待しているはずだ。

北の若造如きに舐められているわけにはいかない。百年兵を養うは、一日これを用いんが為ともいう。

「皇国の興廃を一身に背負った」最高指揮官の姿を隊員たちに見せてやって欲しい。

今回の解散は、その意味で「戦時内閣」を組閣する絶好の機会である。国民は期待している。


国防講座のお知らせ

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第37回 軍事評論家・佐藤守の国防講座 概要

演題  自衛隊を貶(おとし)めつづけてきた「フェイクニュース」の実態

 軍事評論家としてブログなどで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの第三十七回目です。トランプ大統領が登場してから「フェイクニュース」という言葉が一般的に用いられるようになりました。フェイクニュースとは、相手を誹謗(ひぼう)・中傷することを目的にして、虚偽の情報でつくられた「うそ記事」のことです。現在の日本でも、安倍政権に対するメディアの報道は、そのほとんどがフェイクニュースですが、実は自衛隊こそが創隊以来ずっとメディアによるフェイクニュースによって悪者扱いされ、国民からの信頼を失うように作為されてきました。今回の国防講座では、空幕広報室長時代にこれらの悪質なメディアと戦ってきた佐藤顧問が、自衛隊に関する過去のフェイクニュースの実例を示しながら、メディアが何のため、何を狙って、このように自衛隊を誹謗(ひぼう)・中傷し、貶めてきたのか、などについて分かりやすく解説いたします。脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。(講師:本会顧問 軍事評論家・元空将 佐藤 守)

日時  平成29年9月30日(土) 13:00開演(15:30終了予定)

会場  靖国会館 2階 田安の間

会費  1,000円(会員500円、高校生以下無料)

連絡先  info@heiho-ken.sakura.ne.jp

  件名に「国防講座」とご記入下さい。なお、事前申込みがなくても当日、受付けます。

届いた本のPR

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「HANADA・11月号」

総力大特集≪安倍政権の反撃≫は充実している。解散した今、人物評定の参考になるだろう。

それにしても懲りない面々のなんと多いことか…

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「WILL・11月号」

これまた、緊急特集=解散総選挙!号である。「密会・山尾志桜里、風俗・前川喜平=どちらもナント≪習4≫!」「学はあってもバカはバカ」は息抜きに手ごろ。どちらも消えゆく運命だろうが…。しかし、懲りずに出馬するというから、大した心臓だ!有権者をバカにするにもほどがあろう。

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「雑誌『丸』11月号」

今月は「戦車」特集だが、貴重な写真が多く参考になる。

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

新しい国へ 美しい国へ 完全版 (文春新書 903)

金正日は日本人だった

金正日は日本人だった

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

2017-09-18 いつまでもつか、堪忍袋の緒

いつまでもつか、堪忍袋の緒

北朝鮮は、15日の国連追加制裁に対抗する形でミサイルを発射したが、これでトランプ大統領はじめ、世界各国は北が国際協定に従わない国であることを思い知った。

尤も、南シナ海では、裁定を無視して一方的に領土を拡張し武装している国もあるし、ウクライナでもロシアは軍事行動を正当化した。

だから、いわば“マフィア国”は北だけではなく世界中に蔓延しているのだから、「諸国民の公正と信義」を信じて外交している我が国には取るべき手段はない。

北からミサイル、西から台風に見舞われた日本列島はただただ悲鳴を挙げるのみだ。

靖国に集う英霊方には、命を懸けた国の無様な今の姿に涙を禁じ得ないに違いない。


そこでついに安倍首相は、腐りきった国会を解散することを決意した。今朝の産経一面には「与野党臨戦態勢」とあるが、泡沫政党に未来はあるまい。

絶好のタイミングであった。

おそらく首相はじめ政治家は、下半身問題で国民をばかにしている野党の惨状を見て、「今しかない」と判断したのだろうが、国民の多くが自分らの“税金で浮気している”色情因縁議員らにあきれ返って政治から忌避しつつあった。

有権者は舐められたものだ!と慨嘆したのだ。

そこに「衆院解散」と来たのだから、ミサイルと台風、それに“選良?”の下品な悪事の数かすに飽き飽きしていた有権者が、「おやっ」と立ち止まりかけ、ひょっとしたら“マフィアの脅し”と天変地異、それに貴重な税金を食い散らす“背徳議員ら”に辟易していた国民生活が平常に戻るかもしれない…と感じたのだ。

その意味からも絶好のタイミングだった。


安倍晋三首相が28日召集の臨時国会の早い段階で衆院解散の方針を固めたことを受け、与野党は17日、一気に臨戦態勢に突入した。内閣支持率が回復傾向にある中、自民党は「首相の決断に従う」と理解を示し、野党は北朝鮮情勢を念頭に「政治空白をつくるべきではない」と批判を強める。ただ、民進党は共産党との共闘路線の可否が焦点となり、対応を誤れば党崩壊の危機が迫る。(産経)≫

自分らが下半身問題で作った空白を政府のせいにする気か!ずうずうしいにもほどがある。


そこで北の“暴発”だが、したたかなアングロサクソン系で「世界最大級の資源企業」を背景にした米国に、アジアの半島国の若き“英雄様”が立て続けに“反抗した”結果は推して知るべしだろう。


8月10日の大紀元日本は「18年前、トランプ氏はすでに北朝鮮の核の脅威に言及」していたと次のように報じている。“彼”がまだ中学生のころである。


ドナルド・トランプ大統領は、18年前の米NBCのインタビュー番組に出演した際、自分がもし大統領になった場合の対北朝鮮政策について語っていた。

トランプ氏は「核拡散は最大の問題だ」とし、北朝鮮が制御不能になるまえに「交渉で最大限の成果を出したい」と述べていた≫

そして“最大限の交渉の手”は尽くしてきたことを米国民はもとより、世界中に宣伝してきた。

18日、ついにニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)米国連大使は、北朝鮮が米国とその同盟国に深刻な脅威を及ぼすなら「北朝鮮は破壊されるだろう」と断言し、改めて強い言葉で圧力をかけた。カダフィー、サダムに対するときと同じである。


他方トランプ大統領は16日夜、韓国の文在寅大統領と電話会談を行い、北朝鮮の金正恩政権に対する「より強い圧力」を誓い合ったと、韓国側の大統領府が明らかにした。

加えて両大統領は、北朝鮮による「さらなる挑発」は自ら「崩壊の道」に導くことだと分からせなければならないという意見で一致したという。

米政府と同盟諸国が、好戦的姿勢を強める一方の北朝鮮の抑制策を模索する中、トランプ大統領は19日に国連総会で演説を行い、その後21日に日韓首脳と協議する予定になっている」という。

一方安倍首相も≪17日夜、自民党の塩谷立選対委員長を私邸に呼び、衆院解散など今後の日程について、18〜22日の訪米予定を踏まえ「帰国してから決める」と述べた≫という(産経)


大阪城の外堀は既に埋められたのだ。

トランプ大統領の国連演説は“衝撃的な内容”になるかもしれない。

この半年間、身内の老将軍らのおだてに乗って、わが身の愚かさを顧みず、花火を打ち上げ続けてきた33歳の指導者に対して、したたかな大人の社会の対応は“穏やか過ぎた”。

それは、“ヤクの販売ルートの独占を企図するマフィアたち”の利害関係が影響してきたからだ。

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≪ニューズ・ウィーク9・19号から≫


しかし情報によると、マフィアのうちの一人・習親分は、

▽北朝鮮核施設への攻撃は、国境地帯の中国東北地区への核汚染を避けること

▽中国は北朝鮮から押し寄せる難民を受け入れないこと 

▽金正恩政権崩壊後の北朝鮮を、アメリカが実効支配しないこと、米軍が駐在しないこと。

という申し入れをしていたという。(大紀元日本・「習・トランプ会談での習の要望」)


堪忍袋の緒がメイドイン・USAであったから今まで切れなかったのであり、これがチャイナ製だったら、とっくの昔に切れていただろう。

どうやら、北製の花火は日本列島だけを超えるものだと勘違いしていた習親分は、西にも飛ぶのだと気が付いたようだ。

それも今すぐにでも…


今月の国連総会が一つの山場であり、年内には大きな動きが出るだろうが、わが国はこれを機に“外国製の憲法”を破棄するための準備を進めるべきである。

心ある保守党議員は、安倍首相のもとに一致団結して国難を排除しなければならない。

次期首相候補だ…などとうそぶいて私益にとらわれることなく、全員が行動すべき時だ。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!である。


同時に国民は、2重国籍問題を隠ぺいした議員で気が付いたろうが、永田町に集結している“外国人系”国会議員らの低俗で横暴な性格にも気が付いてほしいものだ。

彼ら彼女らは、住みやすいこの国をハイジャックしようとしているのだ!

いずれにせよ今回の衆院選挙は、わが国の将来を占う試金石になることは間違いなかろう。

これでも“お人よし日本人”が目が覚めなければ、北のミサイルよりも先に“自沈”することは避けられまい。

凛たる国家へ 日本よ、決意せよ――論戦2016

凛たる国家へ 日本よ、決意せよ――論戦2016

頼るな、備えよ――論戦2017

頼るな、備えよ――論戦2017

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

2017-09-09 極楽とんぼのワイドショー

極楽とんぼのワイドショー

北は、暦の式典などに合わせて行動するから、今日9日の建国記念日には、何かやらかす…とこのところのワイドショーは賑やかだったが、代わりにメキシコでM8・2の大地震が起き、秋田でも震度5強の地震が起きた。“北の水爆”地下実験による地殻変動じゃないか?

次は白頭山の崩壊か?

毛沢東は、この周辺地域を金日成に割譲するのじゃなかったな〜と悔やんでいるに違いない。

核爆発の恐怖を知らない人民であっても、なんとなく不安を感じていることだろう。

それにしてもロシアはさすがだ。チェルノブイリで壊滅的人災を引き起こしたから問題なしというわけか?


9・11に国連が何らかの結論を出すそうだから、次のミサイルはこの周辺だというのだが、さてどこを経由して飛ばすのか?聞きたいものだ。

今朝の産経トップには「日本通過ICBM警戒」と一面にあるが、何か他人事のようだ。どうして金正恩は米大陸向けにロシア上空を飛ばさないのか?誰もそれを論じない。

何を警戒するのだろう??

わが国上空だけは北にとっては治外法権なのか?舐められたものだが、日本人“有識者”そのモノが、全くそれに関心がない。

防衛省は“国是”としてきた「専守防衛」という標語と「非核三原則」などという寝言を撤廃したらどうだろう? この際有識者にはそれを討論してほしいのだが、誰も言わない。

それどころか、米国のトランプ大統領はどう出るか?「平和的に会談で決着させる」「いや軍事攻撃に踏み切る」などと、当たるも八卦的発言ばかりだ。


政府も、日米韓の強固な連携によって…だとか、絵空事ばかり並べる割には「万全の体制」を強調する。万全だったら国民は気にしないだろうに。

今(すでに遅いが)我が国のやるべきことは何かについて、侃々諤々の意見交換をすべき時なのに、やれダブル不倫だ、民進党は崩壊だ、などと頓珍漢な話題が充満している。

こんな色情因縁に取り付かれた連中が、国会という「神聖な」場所を占拠しているのだから、それもやむを得ないだろうが、既にとことん国会議員の権威は地に落ちている。


ある調査で、一番信用できるものは「自衛隊」「警察」「海保」で、信用できないのは「政治家」と出たというがあながちウソではあるまい。

以前私はバブル時の高級官僚たちの「○○しゃぶしゃぶ」に驚き、「高学歴無教養」という造語を作ったが、今度は「高学歴色情癖」とでも名付けるか!

呆れ果てて物言うのも億劫になる。


日米首脳電話会議でトランプ大統領は「日本は守る」と確約したそうだが、「あとのツケはいかほどになる?」。相手は実業家、ただじゃ済むまい。

≪砂漠の嵐作戦≫時に、わが国は血は流さず金を流して誤魔化したが、あの時金を届けに行った海部首相は、お茶も出されずとんぼ返りで帰国したそうじゃないか。

「自分の国は自分で守る、そして足らざるを同盟で補う」のが国家としての常識だ。

今切実な危機にさらされているわが国政府が、一番にやらねばならないことは何か!

だ〜れも分かっていないのだとしたら、この国の先行きは真っ暗だ。

ダブル不倫女性議員の追及程度が、国会の場での優先審議事項なのか?。メディアが騒ぐのはそのレベルだからだが、国会はそうであってはなるまい。


ところで、先週インターネットテレビで、北朝鮮問題を講義し収録してきた。

参加者は元市会議員で、ほかに若い女性タレントと、男女二人の現役大学生。彼らの質疑応答を交えて2時間語り合ったのだが、実は非常に嬉しかった。

拉致問題初め、わが国が抱える重大事案について、若い彼らに関心があったのも驚いたが、その解決についてははっきりと自分の意見を言ったからだ。

歳をとるとシガラミばかり増えて人間はダメになるという事を実感した。

司会者曰く「この世代の若者たちに日本の歴史的事実、軍事について解説することが重要で、団塊の世代とその後の世代は頼りにならない」。

少しは希望が見えてきた気がした。

大人たちの「教えざるの罪」を払しょくするためにも、次回以降楽しみに彼らと「学習」しようと思う。


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≪SAPIO/10月号≫

前号は「明治維新」特集号だったが、今月もその続きともいうべき西郷隆盛論である。

親日である台湾と、嫌日の韓国が比較できるのもいい。

詳細なイラスト付きの≪米朝戦争シュミレーション≫もあるからワイドショー出演者はご一読あれ。


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≪軍事研究・10月号≫

こちらも半島危機分析が中心だが、志方元陸将の巻頭言がいい。

「政治家と学者は各個に意見表明する義務があるのでは」(憲法改正、安全保障、防衛をどう考えているのかを一表に)というのだが大賛成である。ダブル不倫や2重国籍問題は聞き飽きたから表にしなくていいだろう…


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≪J・SHIPS・10月号イカロス出版≫

こちらは海軍専門誌。「空母最新大図鑑」は読ませる。辛うじて海自もそれに含まれるようだが…

届いたわけは、「知られざる海の事件簿●ニッポン 海自秘録」という一項に、私が三沢基地飛行群司令時代に起きたF-1戦闘機墜落事故の際、海自艦艇が活躍してくれて機体と遺体の一部を回収してくれたエピソードを菊池征男氏が書いたもの。

「海軍の礼式で見送られた空自パイロット・三陸沖F-1墜落事故秘話」と副題にある。

今思い出しても悲しくなる…。

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

戦闘機パイロットという人生

戦闘機パイロットという人生

お国のために 特攻隊の英霊に深謝す

お国のために 特攻隊の英霊に深謝す

KGYMKhoKGYMKho 2017/09/10 19:37 日米韓の強固な連携 今朝のNHKの番組で、外務省OBの宮家が相変わらず言ってましたね。
 KEDOで10億円集られて、核兵器開発の原資になった佐々江さんは駐米大使にご栄転してます。

2017-08-30 ミサイル如きで狼狽えるな!

ミサイル如きで狼狽えるな!

この数日、北がミサイルを発射した事案でテレビや新聞は“大騒動”だが、これじゃ北を喜ばせるだけだ。それとも我が国民の内部に巣食う連中の策動か?

「今回は通知がなかった」だと?? 何を寝とぼけている?いちいち相手に通知して戦争を始めるバカはいない。「いや、今は平時だから北も国際協定を順守すべきだ」だと??極楽とんぼも地に落ちた!

今までの一連のミサイル事案を見て来た者ならば、今回の事案は当然推察できたはずだ。

北が飛ばす飛翔経路は、じっくりと「地球儀」を見ればわかるからだ。


昔わが列島上空を飛ばして三陸沖に落下させ、国民を不安に陥れた。

その後日本国内の反発が大きくなると、次は“人工衛星だ”とうそぶいて沖縄方面に飛ばした。

パック2が沖縄にまで展開するのを見届けて以降、ロフト方式などという、打ち上げ花火方式に転じたが、これじゃ脅しが効かない。

そこでグアムを狙うと公言し、なぜか「愛媛県抜きの西日本上空を通過する」と御親切に「通知」してくれた。当然グアム島は米軍がカバーする。日本も西日本に迎撃態勢を構えた。

パック2が本州北部で“弾切れ”になるや、今度は津軽海峡上空を経て、襟裳岬を通過し、北太平洋に撃ち込んだ。

TVじゃ、なぜこのルートを…などと専門家が喧しいが、地球儀を見ればよくわかるだろう。

このルートを少し北にずれると、わが国が固有の領土だ!と叫んではいるものの、ロシアに実効支配された北方4島があり、その西には樺太がある。共にロシア領土だ。

そんなロシアの領空を飛ばせば、プーチンが黙っているまい!

勿論西に向ければ、習近平は反撃する。

故に結論は、“絶対に”反撃しない「平和憲法に守られた」腰抜け日本列島上空しか飛ばせるルートはないのだ。

昔は日本の支配下にあった未開民族に、とことん舐められたものだ。


しかも、Jアラートなどという近代電子機器で重武装して、電機メーカーを喜ばせてみたものの、運用する“痴呆”自治体職員が不慣れだから何回やってもミスばかり。

これは税金の壮大な無駄遣いじゃないか?

あのB29の大編隊による空襲でも、【空襲警報】【空襲警報解除】などはサイレンひとつで徹底されていた。


近代装備で「安全な場所に逃げてください!」と通知されても、「御上に!教えてもらわないと」行動できない国民はどこに逃げていいかわからないから右往左往。

新幹線も民航機までも“自粛”するので、国民生活は逆に大きく阻害された。これが相手の思うつぼなのだ。日本の評判を地に落とすための…。


この二日間、テレビも新聞も、実に壮大な「お笑い劇場」を上演した。いや、軍事も「エンタメ番組」の重要素材として組み込まれたらしい。

それとも国民を怖がらせまいと局では“真剣に”取り組んでいるのだろう!!??


ところが問題は、関係者の演技?が「本気」に見えたことである。本気でミサイル如きに怯えているのだ??

だから金将軍はご満悦だ。これで味を占めたから当分脅かしはやめないだろう。本当は不安なのに。

勘ぐれば、“将軍様”はあまりにもだらしなくなった日本国民をミサイル発射で啓蒙してやろうとお思いなのかも…


ところで8月29日号のニューズ・ウィーク日本版に面白い漫画が出ていた。

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≪言い得て妙! トランプ大統領よ、さてどうする?≫

8月10日の大紀元日本に、「ドナルド・トランプ大統領は、18年前の米NBCのインタビュー番組に出演した際、自分がもし大統領になった場合の対北朝鮮政策について語っていた」という記事が出た。

≪トランプ氏は「核拡散は最大の問題だ」とし、北朝鮮が制御不能になるまえに「交渉で最大限の成果を出したい」と述べていた。

 最近、北朝鮮と米トランプ政権との緊張が高まるなか、NBCニュースが再度、公式ツイッターで8月8日に取り上げた。

 当時は実業家だったトランプ氏の姿を追う同番組のなかで、インタビュアーは、北朝鮮の核の脅威に対して、仮に大統領だった場合、先制攻撃する可能性について聞いた。トランプ氏は「まずは交渉する、これで最大の成果を出したい」と強調した≫


 1999年に撮影された番組だが、トランプ氏は、北朝鮮が3〜4年後には米国を標的にする核兵器を所有するとの推測を示していたのである。

 

≪トランプ氏は、世界が抱える最大の問題は「核拡散」だと指摘。北朝鮮政策については、米国は外交的な手法で問題解決するのが最善だとしながらも、「交渉が成立しないならば、解決できなくなる前に解決する」と述べた。また、米国だけが唯一、北朝鮮のミサイルシステムを排除できると主張した。

 北朝鮮政策について「5年後、すでに標的としてニューヨーク、ワシントンに(北朝鮮の兵器が)向けられている時に取り組むのか、あるいは今、やるのか…」と問題の深刻さを指摘していた。

 ワシントンポストは9日、調査機関・米国防情報局(DIA)の機密分析の一部を報道。それによると、北朝鮮がすでに弾道ミサイルに搭載できる小型の核弾頭の生産に成功しているという≫

なかなか時宜を得た記事である。

トランプ大統領は、国際政治情勢と軍事常識に欠ける委員長をとことん泳がせておき、国際世論の反応を見て“始末”しようとするに違いない。

軽々に行動すれば、露、中はもとより、ただでさえ抵抗している国内のフェイクメディアと、米国内にはびこるリベラルたちから反撃されるからである。

しかし、引き伸ばしていると「オバマと変わらないじゃないか!」と支持者から反発を喰うだろう。

そのギリギリのタイミングを見計らっているのだろう。正恩さんのバカ笑い姿が見られなくなる日が近づきつつある…。


届いていた本のPR

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「HANADA・10月号」

総力特集「戦後最大級の虚報」は読みごたえある。言わずと知れた朝日新聞のことだが、なんと、今や文芸春秋までも加わったという。驚いたことに文春の松井社長が保坂氏の出版記念会で「安倍は極右の塊だから、安倍政権は一刻も早く潰さなくてはいかん」と発言したという。

伝統ある文春も、これで先は見えてきた。組織のトップ、つまり社長が狂うと組織はつぶれる。東芝やシャープなどの例を引かなくても…。あとは読んでのお楽しみ!

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「WILL・10月号」

3・11で、大川小学校の愚かな教師たちの誤判断で犠牲になった子供の父親による「裏切りの文部官僚・前川喜平」は一読に値する。

これが出世しか考えない官僚の平均的実像だからだ。

「天下りキング前川氏と朝日報道」も面白い。

佐藤優氏による「外務省の犯罪」実名告白「公金にたかる“外交ゾンビ”たち」にはあきれるが、いかに日本外交が狂っているかの証明でもある。外務省は人材不足極まれりの観がある。

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私も【軍事が欠落した戦後日本の異常さ】とする一文を寄稿した。防大卒業後34年間の自衛官としての活動について、思いのたけの一部分を書かせていただいた。

良ければご一読いただきたい。

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≪雑誌「丸」10月号≫

今月は決戦に臨んだ帝国海軍機『最後のファイター』が興味深い。スミソニアンに保管してあった“決戦兵器”が一般公開されたという。ここにも軍事が欠落した我が国の姿が明瞭である。大東亜戦争時代は、北のミサイル如きに右往左往する国民はいなかったであろう。

今やその血の結晶は旧敵国に展示されているのだ。

先人の努力に敬意を表したい。

国際軍事関係論―戦闘機パイロットの見つづけた日本の安全

国際軍事関係論―戦闘機パイロットの見つづけた日本の安全

金正日は日本人だった

金正日は日本人だった

日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

2017-08-22 台湾戒厳令解除30年

台湾戒厳令解除30年

8月3日のブログに、今年の15日、靖国の杜の天候が気がかりと書いたが、やはり当日は午後から激しい雨になり、その後20日以上も悪天候が続いて各地で花火大会などが中止になっているのは「天の怒りか?」と思わざるを得ない。


さて昨日、福岡の後輩から西日本新聞の特集記事が届いた。

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≪8月21日付、西日本新聞≫

退官直後に台湾を訪問した時、いろいろとご指導を受けた鍾紹雄(88)先生が、記者を悪名高い緑島を案内している写真付きだ。

大東亜戦争後、日本軍と日本人は台湾から撤退させられ、GHQは台湾を蒋介石の支配下に置いた。大陸から進駐してきた国民党軍は、規律が乱れていてまるで盗賊の群れ同様だった。

そして規律正しかった“犬”が去った台湾に、“豚”が進駐してきて戒厳令を敷き台湾人(旧日本国民)を弾圧した。

抵抗した者は、獄門島(緑島)に収容され拷問されて処刑された。南京虐殺を実行した軍隊ならではの殺戮である。そして今でも大陸では継続されている。

学生だった鍾先生も投獄され、12年間も苦しめられた。

シナ人が流入してきたらこうなるという警告として極楽とんぼの日本人に紹介しておこう。


記事は西日本新聞の「特派員レポートASIA」で、「台湾戒厳令解除30年」『弾圧の闇、監獄島は語る』とタイトルがついている。

≪台湾の東海岸の沖に浮かぶ緑島。ここはかって国民党政府が敷いた38年間にわたる戒厳令で、捉えられた政治犯の収容所があった。当時の台湾では密告や拷問が横行し、多くの人が無実の罪で処刑され、命を落とした。

戒厳令の解除から今年で30年。現在では自由で民主的な社会を築いた台湾だが、弾圧を受けた人々は「牙をむいた権力の恐ろしさを忘れてはならない」と今なお訴える。緑島を訪れ、民衆を恐怖で支配した戒厳令時代の政治弾圧の実態を振り返る。     (台北・中川博之)

◇     ◇

台湾の南東部、台東市の沖合約30?に浮かぶ緑島は、外周約20?をサンゴ礁に囲まれた風光明媚な島だ。7月下旬、緑島に1951年から12年間、収容された鍾紹雄さん(88)=台北市=と島を訪れた。離島以来、半世紀ぶりに再訪した鍾さんは「こんなに発展していたとは」と何度もつぶやいた。夏の観光シーズンを迎えた島は、ダイビングや海水浴を楽しむ観光客でにぎわっていた。

島北部の海岸近くに、政治犯の収容所「新生訓導処」跡はあった。今は「緑島人権文化園区」として一般公開されている。収容棟は復元され、収容者の生活ぶりを伝える人形や写真が展示されている。

新生訓導処の「新生」とは国民党政府を称賛する思想教育で「新しく生まれ変わる」ことを意味する。多い時には2千人が収容され、労役により海岸で切り取った石で収容所の壁や小屋を築き、田畑を開墾したという。

施設内には収容者の顔写真とそれぞれの刑期が展示されていた。「この人は賢くて親切だった」「この人は気が狂って自殺した」。写真を指して当時を振り返っていた鍾さんが丸刈りの青年の写真をじっと見つめた。青年の刑期の欄には「5年」のほかに「追加判決死刑」と記されていた。

鍾さんによると青年は、たまたま参加した勉強会が共産党関係組織だったために逮捕された。5年の刑期で済むはずが、収容者仲間に「頑張りましょう」と書いた紙を渡したため処刑されたという。「むちゃくちゃな話だ。法律には関係なく多くの人が殺された」

◇     ◇

展示された顔写真の中には、短髪で精悍な顔つきをした若い頃の鍾さんもいた。

鍾さんも過酷な体験をした。台湾全土で民衆が蜂起した47年の「2・28事件」に関わったとして50年に逮捕され、取調官に胸をこぶしで圧迫される拷問を受けて吐血した。

緑島に収容後、「私は病気だ。働けと言うならここから担ぎ出せ」と抵抗。労役は免れたが、他の収容者からの隔離を理由に汲み取り式便所の横に寝床を設けられた。

「一日中、便所の横で寝るか座るかして過ごした。真横で用を足され、アンモニア臭がツーンと鼻を突く。処刑も覚悟したが、奴らの言いなりにはならないと最後まで抵抗した。」

島で生まれ育った陳新伝さん(90)を尋ねた。当時、島には医師がおらず医師免許を持つ収容者が島民を診察した。子供を見てもらったという陳さんは「政治犯が悪い人ではないことは島民全員が分かっていた。気の毒だと思っていたが、どうしようもなかった。そんなことを口にすれば、密告されて逮捕される時代だった。

 生きるためには口を閉ざすしかない暗黒時代は、戒厳令が解除される87年まで続いた。

◇     ◇

緑島の施設内に、手の爪をはがされ、全身をアリにかまれる男性の絵が展示されていた。絵のモデルは、緑島を含む台湾各地の収容所に計22年間投獄された郭振純さん(92)だ。

郭さんは現在、台湾北部の新北市にある政治犯収容所跡の「景美人権分化園区」で語り部として当時の体験を伝えている。

収材に訪れると、半世紀以上前の出来事を克明に覚えていた。53年、反政府運動に加わった容疑で逮捕された郭さんは、取調官が勝手に作った供述調書への署名を拒否。取調官は、釈放と引き換えに仲間を密告することを迫つたが、それも拒んだ。

 持ち受けていたのは拷問だった。両手両足の爪をはがされた。背中をむち打たれ、麻袋に詰めて水中に落とされた。それでも従わないと、後ろ手に縛られたまま、砂糖水をかけられてアリの群れに放り出された。アリにかまれた痛みと毒で全身がけいれんした。

拷問に耐え抜いた郭さんに下された判決は無期懲役。

「多くの仲間がでっち上げの調書を認めて処刑された。拷問に屈していれば私も死刑になっていた」

強靭な意志で収容所暮らしを生き延びた郭さんが最も耐え難かったのが、保身のために仲間を裏切る人々だ。収容所では、看守に気にいられようと収容者同士の密告が相次ぎ、多い年には10人以上が処刑された。

「権力の暴力の前に人は弱い。多くの犠牲によって手に入れた自由も、油断すればあっという間に奪われる。暗黒の時代に戻らぬよう、私たちの体験を一人でも多くの人に伝えていく」≫


終戦直後の混乱で、日本人は台湾の悲劇の事実を知らない。

台湾=民主的な蒋介石が作った国、程度の理解だ。台湾国民である約8割は、こうした弾圧を受けて生き延びた内省人であり、その後毛沢東軍に負けて台湾に逃げ込んできた約2割の蒋介石ら外省人が混在している国だという事を知らない。

あるとき訪台した日本人政治家の行動に「これでも日本の政治家ですか?」と日本人政治家の勉強不足を嘆いておられたのが、先日他界された老台北こと蔡焜燦先生で、「台湾には役に立つ石と役に立たない石がある。役に立つのは大理石、そうでないのが蒋介石!」といつも聞かされたものだ。

その悪政も、李登輝総統が誕生して徐々に改善されたのである。

この記事を書いたのは比較的若い記者ではないか?と思う。それはサブタイトルの「無実の市民処刑相次ぐ」『権力の怖さ忘れるな』に、安倍首相が成立させた『テロ対処法』を意識しているように感じたのは、私の考えすぎか?


何はともあれ、30年前までの台湾は、緑島のみならず、国全体がこうだったのだ。

こんな悲劇を体験しなかった本土にいた“幸運”な日本国民は、アジアの植民地を開放して、敢然と白人社会に斬り込んだ勇気ある先達の功績を忘れ、ただただ金儲けにまい進している。

先の大戦で散華された300万の英霊方が、怒り、愛想を尽かすのは当然だろう。

その上自主防衛努力も忘れ、ひたすら米国の植民地であるかのようにふるまっているからだ。

平将門でなくても、恨み骨髄であろうと想像できる。


お人よし日本人の目を覚まそうと微力を尽くしてみたが、効果がなく、ほぼ諦めていたのだが、今朝の産経には面白い記事が躍った。

その一部は、自衛隊が「おもちゃの軍隊」である証拠に気が付いたという記事だ。

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この記事がすべてを物語っている。三島由紀夫が激に書いたように、自衛隊は物理的に巨大な警察力にすぎず、未だに警察予備隊に過ぎない。

雫石事件で、なだしお事件で、すでにそれは明白に証明されていたのだ。

私は現役時代、領空侵犯したソ連機に対処して発砲された時、反撃すべきか、それともズラカルのか?と悩んだものだ。

しかし、リーダーが撃墜された時、おめおめと「正当防衛」「緊急避難」が適用されないからといって、ズラカルことは戦闘機のりとしてのプライドが許さない。

ただちに反撃して相手を撃墜するが、その後着陸したら、福岡県警に差し出され、ソ連大使館に身柄を拘束され、シベリア送りになるのだろうが、甘んじて受けようと覚悟したものだ。

その後位が上がるにつれ、現場の部下たちの身代わりになれないというジレンマに陥った。

雫石事件では、現場で追突された被害者(訓練生)ではなく、離れた位置で指導していた教官が有罪になったが、これは一部の高官らが、部下(訓練生)が有罪で教官が無罪では、軍隊では指揮統率ができないと、裁判所に陳情?したからだという。

当事者罰であるはずの現行刑法にない最高裁の“自判”はそんな盲点を突いたまやかしだという説を私は信じている。

戦闘機訓練がどんなものかも知らない素人裁判官が、威厳だけで裁く裁判ほど滑稽なものはない。裁判官も格好をつけては見たものの内心苦しかったのではないか?

これこそ西日本新聞記事が書いた『権力の怖さ』であろう。

ことほど左様にこの国の軍事音痴ぶりは、病膏肓に入っているのだ。


次に取り上げるのは産経の4面に出た全面「意見広告」である。

国民有志がフェイクメディアに反撃を開始したのである。

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≪「異常に歪んだテレビ報道」視聴者の知る権利が奪われ続けています。今のテレビ報道は、その責任を果たしているでしょうか?≫

として、加計問題を扱ったテレビ報道時間ぼうけい合計8時間36分23秒のうち、実に前川という“ス○○おやじ”の発言が2時間33分46秒。それに対して加戸守行前愛媛県知事の発言報道は6分1秒、原英史国家戦力特区委員の発言は2分35秒だったという。

他のネット上には、民放TVは、スポンサーで成り立っているのだから、放送局ではなく、スポンサーに抗議し、不買運動をする方が早い、と活動しているグループもある。

漸く一部の国民が目を覚まし始めたか!

しかし陰に陽にメディアの組織的な抵抗は激しいと思うから、くじけず奮闘してほしいものだ。

獄門島に収監された鍾先生等は、己の命を顧みず信念を貫いた。今後の活動を注目したい。

届いた本のPR

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航空情報・10月号

早いものですでに10月号が届いた。今月は<F-35のすべて>が中心だが、モスクワ国際航空ショウのグラビアも見逃せない。

大活躍している≪政府専用機≫特集もぜひご一読あれ。

暗黒大陸 中国の真実

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日米開戦の悲劇 ジョセフ・グルーと軍国日本

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安保法制と自衛隊

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自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

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KGYMKhoKGYMKho 2017/08/23 01:58 1987年まで、台湾では、国民党政権の戒厳令が敷かれて、反体制派活動家がホテルから拉致される白色テロが横行していたと、台湾人が講演会で言っていた。
 嘉義農林の甲子園出場、嘉南大圳など、日本統治時代に作った人的,社会資本を横取りした亡命国民党政権の実態を知るべきだね。



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