軍事評論家=佐藤守のブログ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2016-07-20 トルコの“反乱”が示すもの

トルコの“反乱”が示すもの

15日にトルコで起きた軍部の反乱は半日で鎮圧されたが、その後、間一髪危機を逃れたエルドアン大統領が、猛烈な政敵掃討作戦を展開していて、トルコ情勢は緊迫してきた。

中東で安定しているといわれていたトルコも、不安定な国の仲間入りした格好だ。今後の波乱が気にかかる…。


報道によると、粛清の対象は約2万4千人に達し、地方公共団体のトップ30人や多数の警察官、教員らを含む公務員に拡大、メディアにも波及し24局の免許取り消しなどに及んでいる。

これを機に、一気に独裁政権を樹立しようとしているのだろう。

エルドアン大統領には、彼の政治手法が「ムスリム同胞団」に近く、ISにも近いとされてきていたが、その理由がISからの石油密輸に絡んでいるからだなどと、あまりいい噂はなかった。

しかし、いかに“後ろ暗い”大統領であっても、「選挙で選ばれた」以上“文民大統領”であり、民主主義にのっとっているから“反乱軍”は、彼を打倒することは、国民に銃を向けることになるという「大きな矛盾」を抱えていた。

それで矛先が鈍ったのではないか?


元々トルコは、ムスタファ・ケマル・アタテュルクが建国した由来があり、以来トルコは西欧化を押し進めてきた。基本的には軍は政治に介入しないとされたが、軍が政治に重要な地位を占めてきたのも事実である。

このような体制を許してきたのは、国民が軍に対して高い信頼を与えているからだと言われるが、最近はイスラム派政党の勢力伸張に対して、軍はアタテュルクの敷いた西欧化路線の護持を望んでいて、国民もそれを望んでいたとされている。

しかしそれが「一切のイデオロギー的批判を許さない親イスラム派のエルドアン氏」に対する不満となって暴発したのではないか?

今のところ反乱指導者と計画性も、不発に終わった理由も不明だが、言えることは「軍に不満が鬱積していたのだろう」ということである。

反乱を抑えた彼は、軍人はもとより、判事や教師に至るまで、一斉に拘束し、かつ廃止されていた死刑制度を復活しようというのだから、今後、どこぞの“アジアの小国の独裁者”並みの恐怖政治が敷かれる恐れがある。アジアと欧州のつなぎ目に当たるトルコに要注目である。

ところでこの政変に一番恐怖を感じたのは、ほかならぬ北京政府だったのではないか?

国内には常に暴動の芽が潜んでいて、それは虐待されている少数民族だけではなく、現政権に不満を抱く「反対派」の芽も残っているからである。勿論軍内部にもその芽は張り巡らされているから、未だに2匹のトラが凄惨な戦いを継続していて、軍内部にも「どちらのトラについた方が得か?」と損得勘定で動いている連中もいるからだ。


さて、手元に「クーデターの必然性と可能性(小島玄之論文集)」と題する昭和63年に刊行された著作がある。小島氏は昭和4年、早稲田大学雄弁会解散反対運動に参加して3年で退学、その後学生運動、農民運動に参加し、指導者として活動するも、検挙拘留され病になって放免され、故郷で療養生活に入る。昭和15年保護観察中に転向し、聖徳会活動に従事、大東亜戦争中は東方会活動に参加、戦争末期には東条内閣打倒を企て再び検挙される。

戦後は田舎で青年指導に当たるも、昭和35年思想研究所を創設、昭和41年狭心症発作で57歳で死去した方である。

論文集は400ページに届く分厚いものだから、その一部を紹介するにとどめるが、戦後日本の政治状況が浮き彫りになっていて、現状も少しも改善されていないことがわかる。

トルコ並の、腐敗堕落した“民主主義体制”が連綿と続いていると感じられ、古い時代の論文集だが、示唆に富んでいるから他山の石にすべきだと思う。


●「クーデターの必然性〜全学連の国会乱入事件に寄せて〜」

 ≪民主々義とクーデターとは氷炭相容れないもの、議会政治はクーデターによる政治変革と両立しないもの、とされている。しかし、それだけの理由で、民主々義を守り議会政治を尊重するとの確信からで、平和革命の理論が素直にうけいれられるだろうか。

 敗戦後、占領軍によって与えられた民主々義的風潮の影響をうけ、革命を容認するものも、議会主義的民主政治を認め、平和革命を唱え、言葉のうえで当りのよい表現を用いることにより、ために、左、右の革命理論が筋金をうしない、その運動も鋭鋒をにぶらされてきた。それでも、議会政治が健全に運営されておれば問題は起らない。

 議会政治が健全に運営され、民主政治、議会主義を不動のものに安定させ、クーデターによる政治変革なぞをよせつけないためには、次のような二つの前提条件がそなわらないといけない。

 その一つは、国民の多くが政治的自覚をもち、権利を主張する反面、同等の義務を自主的に履行する態度をとり、選挙にのぞんでは、金力やデマゴーグにまどわされることなく代表を選ぶということ。

 も一つは、議会において、形式的多数決による横暴の行われることなく、政治と政治家が議会政治の健全な運営に責任をもって当るということ。


 その二つの前提条件を欠くため、議会政治が不健全な姿を露呈している状態にあるのに、ただ民主政治を守るとか、議会政治を尊重し、平和的に革命をやるといってみても、それは、社会情勢の安定度のいかんと、国民の議会政治に対する憤懣がある限界に達するまでしか通用しないことである。さいきん、その通用しないことを立証するような事態が、ぼつぼつ表面化している。

全学連が、代々木の共産党本部さえ手を焼くような理論により行動し始めたのも、その一つの表れと見ることが出来よう。…≫


今、冷静に世界を眺めると、わが国以外の各国では、大きな政治的変動が起きつつあり、とりわけ米国の“政変”は今後の世界情勢に大きな影響をもたらすことは疑いない。それに我々1億3千万の日本人は、いかに対処して混迷を極める中を生き抜くか?

老人介護、育児施設の増設…などを主題にしている暇はなさそうに見えるのだが…

既成メディアなど、常々(自分に都合がいい)色眼鏡を通してみてきた大方の予想に反して、米国大統領の共和党候補者に「トランプ氏」が選出される。

彼の国家戦略が定まれば、アジアの軍事情勢には大きな変化がもたらされることが予想される。

今わが国に求められている喫緊の課題は「安全保障政策」であり、国防力の強化だが、その前提には≪警察予備隊≫ではない、国家を自衛できる“本物の軍隊の創設”である。


最後に今週末の国防講座をご紹介しておく。

「国防を語らずして、日本を語るなかれ!」第31回国防講座

 軍事評論家としてブログなどで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの第三十一回目です。

 アメリカ大統領選の共和党有力候補である不動産王ドナルド・トランプ氏は、日本が在日米軍の駐留費を全額払わなければ、在日米軍を撤退させると主張し、また本年3月のニューヨーク・タイムズによるインタビューでは、日本と韓国の核武装を容認するということまで述べました。一方で、オバマ大統領は、伊勢志摩サミットに合わせてアメリカの歴代大統領で初めて被爆地・広島を訪問し、核兵器廃絶を訴えました。このように、戦後70年間の日米関係では全く予想すらできなかったこと、タブーとされてきたことが現実に起こりつつある今日、日本を取り巻く東アジアの安全保障環境は大変動を迫られることになるかもしれません。

 そこで、今回の国防講座では、これまでの日本の防衛力整備・日米同盟関係や、今後予想される国際情勢の変化を踏まえながら、日本のあるべき軍事・国防政策について分かりやすく解説いたします。脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。

     記

演 題:日本の自主防衛・核武装を論ず〜トランプ大統領と日本の国防体制

日 時:平成28年7月23日(土)

     12:30開場、13:00開演(15:30終了予定)

場 所:靖国会館 2階 偕行の間

講 師:佐藤守(軍事評論家、日本兵法研究会顧問、元南西航空混成団司令・空将)

参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)

お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp

 FAX 03-3389-6278

    件名「国防講座」にてご連絡ください(事前申込みがなくても当日受付けます)

(日本兵法研究会 会長家村和幸)


安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した



2016-07-13 東京を第2の沖縄にする気か!

東京を第2の沖縄にする気か!

昨日に続いてやむなく“政治評論”を書く。

というのは昨日は自民党の内紛で「トンビに油下をさらわれるぞ」と警告したつもりだったのだが、なんとトンデモ“トンビ”が名乗りを上げたからだ。

メディアは彼と仲間内だからか、面白おかしく“ワイドショウの場外編”で盛り上がっているが、今朝の産経記事を見てやはり…と危惧せざるを得なくなった。

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過去の東京都知事は、長期政権を担当した石原氏が4期目で投げ出した後、その後任に猪瀬直樹氏が選ばれ東京五輪招致を成功させたものの、政治資金提供問題で辞職、その後、例の北九州出身の政治学者・舛添要一氏が選出された。

しかし、例の多額の公費乱用や公私混同“事件”が明るみに出て追及され、政権にしがみつこうとしたものの、大方の都民(国民)の失笑を買って辞職した。

今回はその後釜を選出する選挙なのだから、前例を猛省し、2度と同じ愚を繰り返さない決意で都民のため、税金の無駄を省く施策を重視する候補者を選ぶべきにもかかわらず、そんな都民の願いよりも旧態依然としたメンツと特権を重視する既成政党が支持する候補者が選ばれるという、前回のあきれた都知事の行状とは無関係な、自分勝手な主張をする候補者選びが現出している。


そんな中で飛び出したのがジャーナリストの鳥越氏(76)だから、巷の格好の話題になったが、彼はご高齢(私と同年)であるうえ、癌で療養中で体力が気がかりだとか言われている。

しかし、そんな個人的な理由よりも、彼が都知事に立候補する最大の動機が「改憲阻止」だというから、まるで国政選挙に出るつもりか?と都民の期待と意思を無視するかのような態度には怒りと驚きを禁じ得ない。

都民も国民の一人だから当然憲法に関心は持っているが、その前に、前回、前々回の都知事がいかに堕落していたか、とりわけ舛添前知事のように貴重な都税を浪費できないように制度を改革し、日本の首都としての名誉を挽回して東京を健全な首都に回復してほしいと思っているのだ。

その意味では≪改憲阻止≫よりも『健全な都政の復活』が願いだというべきだろう。都民を愚弄するにもほどがある。


今朝の記事を読んで、私は20年前の沖縄の混乱を思い出す。

当時の沖縄県知事は「学者」であったから、県庁職員らが彼を“神棚”に飾って、県政では県の幹部らが実質的な反日活動を推進した。そしてその有力な手段は16万部程度の販売部数しかないエキセントリックな現地の“2大紙”であった。

勿論教職員もこれを支持して平然と日中から活動し子供らを指導したから、学校教育は惨めなものとなり、子供たちの精神は蝕まれた。

心配した親は、学校よりも学習塾に通わせることに熱を入れたものである。

このようにとにかく彼らは「反米デモ」に血道を上げたが、その結果沖縄の現状はどうなったか。

勿論その背景には、当時の橋本首相の無知があったし、金で黙らせようとする不健全な政府の対応に、県民の多くが不快感を示していたのも事実だが、その結果大多数の、本質的には先祖を敬い穏健である沖縄県民の融和が失われ、人心は分裂状態になってしまった。

今やその隙をついて“外国勢力”が忍び込んできて意のままに沖縄県政を牛耳っているではないか。

それは県知事が「県政」よりも、己の分を忘れた安全保障という「国政分野」に血道を上げるようになったからである。つまり“県”知事が「県民の生活と安寧確保を無視した」からだ。


今朝の産経記事を読む限り、彼は意図的にまるで東京を「第2の沖縄」にして混乱させその轍を踏ませ“どこかの国に貢献しよう”としているかのように見える。

彼の最大の目標が「安倍政権打倒」である上、都民に対する「ちゃんとした公約」は準備不足でまだ立てていないという会見内容がそれを裏付けている。これではあまりにも都民に対して無礼であり、無責任だろう。

戦後民主主義下の選挙は、知名度優先であり、そのためにはメディアという媒体を最大限に活用する風潮が固定してしまったから、大阪の「パンパカパ〜ン知事」や宮崎の「芸人知事」、兵庫の「号泣議員」などが選出されるのだ。

一面、県民の民度がよく表れているように思われ、地方自治体の「選良」の名が聞いてあきれる現象が続いている。

明日が告示だから、その後は選挙評論は控えるが、都民の健全な良識ある行動を期待したい…

沖縄の不都合な真実(新潮新書)

沖縄の不都合な真実(新潮新書)

翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走

翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走

2016-07-12 大魚を逸した自民党

大魚を逸した自民党

政治評論は好まないがこれだけは言っておきたい。

今回の参院戦では、舛添前都知事“事件”を公明正大に処断できなかった自民都議連と、それを指導できなかった自民党本部のせいで、憲法改正に直結する単独過半数を取れなかったのは実に遺憾であった。またまた“与党”との駆け引きが憲法改正の足を引っ張るだろうからだ。「大勝」どころか大魚を逸したのである。


舛添前都知事を議会でおざなりに“追及”した自民党議員のだらしなさに、都民の多くは「蔭に何かある」と感じたはずだ。つまり議員ら自身の自己保身である。同じ穴のムジナじゃないのか?と。

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≪不明朗な舛添”事件”=未解決は許せない!:産経から≫

その結果、給与を返上すると自ら言い出した“彼の申し出”を無視したばかりか、莫大な退職金まで支払う羽目になり、納税者の怒りを買ったのだ。

彼らは舛添追及が自らへのブーメラン、「藪蛇」にならぬよう配慮したのだ。

その影響で今回、勝てるはずの自民党議員が涙をのんだのは、ある意味有権者はよく見ているということを示している。つまり今の現職議員らがいかに“独りよがり”で、自己保存術に長けているかを感じたのだ。だらしない自民党に対する批判票が野党に流れたのだろう。

その点で、憲法改正を党是とし、その目的を完遂しようとしていた安倍首相の足を党が引っ張ったといっても過言じゃなかろう。


野党に3年3か月政権を担当させては見たものの、口先ばかりで全くその力がないことを国民は見抜いたから信用していないが、私にはこの程度のリーダーが跋扈できる民主主義社会というものが実に不気味である。

自民党は都知事選でも混乱していて、自ら前都知事の不明朗な点を追求しようとした≪ジャンヌダルク≫を毛嫌いし、東京都民から1兆円以上もの都税を流用する仕組みを作ったとされる別の国会議員を擁立した。利権保護のにおいがする…。


今回も自民党に“ねじれ現象”が生じたのは、責任者が優柔不断であることをいいことに、その陰で甘い蜜にすがる既得権擁護に走った連中の姿が見え隠れしている。

一部のメディアは≪ジャンヌダルク≫を「政界の渡り鳥」と評するが、対立候補もそれに劣らぬ“渡り鳥”だったことは、インターネット上で岩手の大物にすり寄ったかと思えば、袖にした経緯を見れば明らかだろう。要するにご都合主義なのである。

責任政党が、こんな信念のない選挙活動を展開していれば、我々都民のリーダーがどこかのパンパカパ〜ンのようなトンビにさらわれる危険さえある。


退官後間もなく、ある副大臣に乞われて議員会館で「防衛」について話をしたことがある。全くの防衛素人たちだったから苦労したが、質疑で「先生、自衛隊では選挙についてどう指導しているのか?」と聞いた自民党議員がいた。

票がほしいのだろうが、どこかの団体のように自衛隊では「だれに入れろ」などと指導などできるわけがない。

≪全くの個人の意思だが、茶飲み話の中などで聞かれれば「日本人は急激な改革を好まない。だから戦後は安定した保守政治が続いてきたのだ。“腐っても鯛”ということだろう、と私は話すことにしていた。しかし退官した今は自民党はタイどころか“腐ったイワシ”だったと気が付いた≫

といったところ、しばし沈黙の後件の議員がこう言った。

「先生、今じゃイワシは高級魚だ!」

途端に会場は爆笑に包まれたが、その程度の意識の低い“軽い”連中の姿を見ながら私は、これが政治家の実態であり、腐敗しきっている!と悟ったものだ。

現代は“保存技術”が発達しているから、連中は腐敗に気が付かないのかもしれないが、少なくとも≪賞味期限≫はとっくに切れていると認識したものだ。

情けなかったのは、そんな腐ったイワシにわが身を預けなければならないという戦後民主主義制度の堕落である。


今も、己の実力を知りもしない連中が、人気投票と勘違いして恥をさらしているが、このあたりで前知事にひどい目に遭った我々都民は、思い知らせてやるべきではないか?と思う。


さて、隣国では国家崩壊の兆しが顕著になり始めている。

愛読書である「中華帝国の興亡(黄文雄著)PHP」には、「中華帝国歴代王朝の崩壊期によく見られるのは、山河の崩壊、つまり自然環境の悪化から社会環境の悪化が起こり、それが連鎖的に拡大再生産を繰り返し、旱魃、疫病、飢饉、流民の大噴出、戦乱の激化、そして帝国が崩壊するというパターンである。勿論その自然と社会の連鎖的崩壊の背後には、気候の変動以外に温暖期による人口の急増と自然に対する過剰開発があった。その自然と社会の連鎖的大崩壊は秦末、漢末にすでに見られ、それ以降、歴代王朝の末期には連鎖的に昂進していく。そして自然と社会の崩壊と再建によって、人口の激減と激増が繰り返されるのである」と書かれている。

今、大陸を子細に観察してみると、その現象が起き始めていることがよくわかる。

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≪長江流域で過去最大級の洪水発生の恐れ 非常に深刻な状況(2016/07/10)=写真は水没した武漢市=大紀元日本から≫


環境を破壊して建設した三峡ダムが決壊すれば、壊滅的な惨事となるだろう…。

別の「人為的混乱」と言えば戦乱だが、今朝の大紀元日本に注目すべき記事が出た。

 すでに数年前から私がここに書いてきていたからご記憶の読者のおられるだろう。日本のメディアは何を恐れてか全く報じてこなかった「胡錦濤暗殺未遂事件の詳報」だが、今頃急にこれがインターネットで閲覧できるようになったことの方が意味深長である。次は習王朝崩壊か?

しかし彼は人民の目をそらすために、南シナ海東シナ海あたりで軍事的行動をとりかねない。もとより彼の指示で動くこともあるが、“他の勢力”が引き起こすことも考えられる。

「選挙」に浮かれていると、気が付いたらどこかの島が「占拠」されていた!ということになりかねない。

自衛隊、海保、警察など治安維持関係者はゆめゆめ油断なさらぬように願いたい。

大紀元日本の記事を添付しておくので、良くご覧あれ。

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≪衝撃的「胡錦濤暗殺未遂事件」を検索大手一時解禁=大紀元日本から≫

●内部崩壊が進む中国(大紀元日本)

2016/07/11 17:00

≪中国国内インターネット検索エンジン最大手の百度はこのほど、いわゆる「敏感単語」の表示制限を一時解禁した。それによって、中国共産党内の権力闘争や江沢民派閥が主導した胡錦濤・前国家主席への暗殺未遂事件の詳細記事が突然出現した。

 7月7日、百度でキーワード「刺胡事件(胡錦濤暗殺事件)」を入力して検索すると、検索結果にまず最初に現れたのは、「刺胡事件深度揭秘,事件内幕让人震惊!(胡錦濤暗殺事件を暴く、驚きの事件真相!)」、と当局にとって敏感な内容になっている。また、「黄菊自杀真实内幕 黄海刺杀胡事件(黄菊氏の自殺真相、黄海で胡錦濤暗殺事件)」など、2007年に亡くなった黄菊・元中央政治局常務委員の死因が胡錦濤暗殺事件と関係する内容の記事タイトルが相次いで現れた。

 今月末から来月にかけて開催予定の最高指導部会議「北戴河会議」を控えて、胡錦濤・習近平派閥のメディアを通じた江派閥への牽制攻撃とみられる。

 ブログ記事の「刺胡事件深度揭秘,事件内幕让人震惊!(胡錦濤暗殺事件を暴く、驚きの事件真相!)」は、中国国内情報サイト「百山探索」が今年1月15日に発表した内容だ。

 記事内容によると、2006年5月中国黄海で、胡氏が海軍の北海艦隊視察の際、2隻の軍艦が突如胡氏が乗艦している旗艦に発砲。攻撃を受けた旗艦側は士官5人が死亡、旗艦は直ちに猛スピードで演習海域を離れ、胡氏は艦載ヘリで命からがら脱出したなど事件の詳細や、胡氏に対するその他2回の暗殺未遂事件が暴露されている。また、同記事によると、江派閥の黄菊氏、陳良宇などの指導部高官らが公然と、胡錦濤氏、温家宝氏と対立していたという。

 時事評論員の邢仁濤氏によると、胡氏と温氏は江派閥が行ってきた法輪功愛好者への迫害に対して以前から反感を持っていた。2006年江派閥による法輪功愛好者への「生体強制臓器狩り」が国内外で報道されたことで、法的追及を恐れた江派閥が胡錦濤政権を倒し、再び政権を握ろうとして暗殺を企んだと分析する≫

世界が憧れる 天皇のいる日本 (一般書)

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親日派! 「蔡英文」

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中国人民解放軍の正体―平和ボケ日本人への警告!!

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中国 驚愕の性奴隷

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安保法制と自衛隊

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大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した

 

2016-07-09 憲法を信じたあげく?

憲法を信じたあげく?

バングラディッシュのダッカで起きた人質殺害事件で犠牲になった同胞とご遺族の悔しさと怒りを思うと言葉もない。謹んで哀悼の意を表したい。

其の昔、日揮社員が同じような武装グループに殺害されたことがあったが、開発途上国のために献身していても、このような悲劇が起きるということを、改めて日本人は自覚せねばならないと思う。

国内では、ぬるま湯にどっぷりと浸かっているいい歳した大人たちが連日「幼稚園の学芸会」的幼稚な行動しかとっていないのだから、世界中で行われている「正義と悪の対決」などは今の日本人には想像できないのだ。


今回テロリストに向かって「アイムジャパニーズ、ドントシュート!」と叫んだ方がいたと報じられているが、今の日本人の大方がその発想を持ち、「なぜ出先の“途上国”のために献身しているのに、殺されなければならないのか?」という疑問を抱いているだろう。


我が国の“欠陥”憲法には「平和を愛する諸国民の公正と信義」を信頼すると書いてあるし、日本は「平和国家」で「専守防衛国家」だからこちらが手出ししなければ、相手も襲ってこないと信じきっている様子が見え見えである。

この「いいことをしている日本人“だけ”は襲われないだろう」という感覚が恐ろしい。

これもおそらく、安全確保の柱は「盾と槍」の関係であり、同盟国・アメリカは危険な敵地に進出して戦争するが、自衛隊は国土を防衛するだけだから安全だ、と繰り返し国会で答弁されてきたから、国民の多くがそんな思いを抱いていたのだろうか?と悲しくなる。

特に混沌とした今の世界においては、いったん外国に出たら、身を守るのは自分以外にはなく、在外公館などは、危険通知を出すだけで、実力行使は“絶対に”してくれないことを自覚すべきだ。

今回の事例は“戦後平和教育”の弊害がもろに出た事件だったというべきなのだが、今回の参院選挙でも、全く自覚のない主張をしている政党がいるのにはあきれ果てて言葉もない。

彼ら候補者は口車だけで一切国民を守ってはくれないことは、北朝鮮に拉致された多くの同胞を未だに見殺しにしていることが明白に証明しているではないか。

彼ら政治屋が自ら犠牲になる事など、考えてもいないのだから、7人の代わりに“犠牲に”なって欲しかったくらいだ…。そうすれば少しは自覚したかも…。

今回、無残にも将来を閉ざされた7人の犠牲者のためにも、主権在民である有権者は真剣に候補者を選んで投票すべきである。


次に控える都知事選挙の立候補者の顔ブリを見ていても、今回の犠牲者の無念さを自覚している者はほとんど見当たらない。現代日本の政治とは、田舎のお祭り程度の価値ほどもなく、御輿に乗って騒ごうと躍起になっている厚顔無恥、自信過剰な方々の人相は見飽きた。


ところで、東シナ海でスクランブルした空自機と、シナの戦闘機の異常接近事態は、この空海域の今後を占う重要な事態だと私は思っているが、なぜか政府は昔の民主党時代と同様、公式発表を控えたようだ。


今回の事案のポイントは、「領空侵犯事態」が起きていたのか、それとも「公海上の偶発事態」だったのかに絞られるが、おそらく後者だろう。しかし、わがパイロットが危険を感じて離脱したということは、シナ側の自信過剰なパイロットが、空自側を脅かしてやろう!と独断で行動に出た可能性もある。


その昔、築城基地から日本海にスクランブルしてソ連のTU95・2機を発見して2000ft(約600m)離れて警戒監視していた時、我々に気づいた2機が突然我々を挟み込むように行動し始めたことがあった。

「13mm機銃など豆鉄砲が撃てるものなら撃ってみろ!」とでも言わんばかりに接近してきたので、旧式の86Fは接近してくる彼らから回避する以外に取る手はなかった。

処がどうしたことか、突然2機が急におとなしく密集隊形に戻り、水平飛行に移って北上を開始したのである。


そこに地上のレーダーサイトから、「後方から米軍機が接近しますから、離れてください」と言ってきた。

後方を見ると、当時最新鋭機であったファントムが2機急接近してきてそばを通り過ぎ、TU95に向かっていった。機体には2発のミサイルがついている。1番機は95の上下左右をなめまわすように飛び回っているのだが、TUのリーダーがじっとされるがままになっているのは、ファントムの2番機が2マイル後方で掩護体制(ミサイル照準)を取っているからだ。

その2番機が、やがて徐々に我々に接近してくると、後席のレーダーマンが手を振りつつ「もう帰っていいよ」と言うハンドシグナルをする。

地上に報告すると「では帰投してください」と言われ、これほど悔しい思いをしたことはなかった。ソ連兵に86Fの貧弱な武装をからかわれたことも無性に腹が立った。

ミサイルを積んだファントムは岩国の海兵隊所属だったから、ソ連兵も恐れをなしたのだろう。この時ほど「何とかして我々もミサイルがほしい」と痛切に感じたことはなかった。

しかしわが国がスクランブル時にミサイルを搭載したのは、昭和55(1980)年8月18日で10年以上も遅れたのだが、これが“現場と大本営”の認識の差を示す悪例である。私は我が国の国家防衛の緊張感は、政治家の方がはるかに遅れていると感じたものだが、今でも全く変わっていないことを痛感する。

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≪昭和60年9月、能登半島沖に出現したソ連のTU24戦略爆撃機バックファイアー。翼下には空対地核ミサイルを搭載している。撮影はファントム。空軍は時間が勝負。発射されてからでは遅いのだが…≫


軍事の基本は、相手に勝る武器を持つことである。この時のソ連兵は、何をやらかすかわからない米海兵隊パイロットを恐れて、神妙に行動したことは明白であった。

今回のSU30のシナのパイロットも、多分この時のソ連兵の感覚で、接近したのではないかと私は思っている。

当時の86Fは貧弱な装備だったが、今のF15は高性能である。しかし彼らは「ついに空自に追いつき、追い越した!」と錯覚している上、空自機の行動は法的にがんじがらめに縛りがかかっているので「絶対に先制射撃はしてこない」と確信しているからだ。

このような思考が、偶発戦争を惹起するのだが、基本的に「民主主義国」の日本と、「共産党独裁政権下のシナ」では第一線兵士の行動に格段の相違があることを、民主主義国日本の指導者である政治家は十分に理解してかからねばならない。事が起きてからでは遅いのであり、今回のダッカ事件のように、東シナ海で犠牲者が出てからでは遅いことを肝に銘じてほしい。

このような事態に備えて政治家が指導することを「シビリアン・コントロール」と一般に呼ぶ。

しかし、それができないようでは「シビル・アンコントロール」と言われても仕方あるまい。


政治家にはより一層混沌とした国際情勢に対応できる素養を求めたいが、それを選定できる有権者には、ダッカで「ドントシュート」と叫びつつ犠牲になった日本人の無念を晴らすためにも、憲法が今のままでいいのかをしっかり考えて投票してほしいと思う。憲法9条には何の効力もなかったことが証明されたのだから…


テロ犯6人は貧困家庭の出ではなく、いずれも裕福な家庭出身で、中には大学で高等教育を受けていたというから、今や「テロリスト=貧困家庭出身者」と言う図式は崩壊した。

タリバンに銃撃されて重傷を負い、2014年にノーベル平和賞を受賞したパキスタン出身の少女、マララ・ユスフザイさんは、国連で「1人の子供と1人の教師、1冊の本、1本のペンが世界を変えることができる」と教育の重要性を訴えたが、バングラで“高等教育”を受けたテロリストらには通じなかったようだ。

既に「教育」の持つ意義と目的にもひび割れが始まっている。何も信じられなくなりつつある現在、せめて信じるに足る『自家製憲法』を持つことが急がれると思うのだが、未だに時代遅れのシーラカンスや、ゾンビが粋がって出てくるようでは、第2、第3のダッカ事件は防げないだろう。


ご参考までに7日の産経【宮嶋茂樹の直球&曲球】を紹介しておく。全く同感だから。


≪センセイ方、憲法9条の精神をIS支配地域でに広めてきたれよ

 むごい…また同胞がイスラムテロリストどもによって殺された。しかも7人。ただ異教徒であるという理由だけでである。

 7人はゼニもうけのために、かの国へ赴いたのではない。洪水のごとく浪費を繰り返した前東京都知事の、おそらく何十分の一かの費用で質素な宿に泊まり、かの国のお役に立ちたいと額に汗して働き、奉仕しとったのである。

 そんな善良な、しかも丸腰の外国人をなぶり殺しにするという、何という卑劣な、何という冷血漢。

 誤解を恐れず言わせてもらう。ここ最近のテロの多くがイスラム教徒の手によって起こされてはいないか?

 イスラム教徒の多くは平和を愛し、殺人など認めていない、テロリストは本物のイスラム教徒やない、というんやろ。

 それでもや、現実見たらイスラムという宗教が、テロリストどもの洗脳に利用されやすいのは間違いないんとちゃうんか?

 この国民の重大な危機に、わが国の官房長官が地方遊説しとるのはケシカラン、と野党第一党の代表がほえとるけど…最高責任者の安倍晋三首相は地方遊説を取りやめ、国家安全保障会議開いとるからエエやん。現政権を「危機管理がなっていない」とコイとるけど、アンタもどっかの遊説先におったんとちゃうの。今回の悲惨極まる事件を政争の具にするんやなくて、政治家として、いや人間としてやることがあるやろ。口先だけやなくてや。

 野党のセンセイ方が金科玉条のごとく尊ぶ憲法9条。ノーベル平和賞にと実のない運動やっとるヒマがあるなら、ぜひバングラデシュ、いやイラクやシリア内のイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の支配地域へ行って、戦争放棄をうたった憲法9条の精神、広めてきたれよ。ISに無残に殺された犠牲者にも9条の素晴らしさを訴え、魂の救済をしてきたらどないや。

 ただし、納得してもらうまで日本に帰国したらアカンで。いまだフリージャーナリストがイスラム原理主義者に捕らわれとることも忘れるな。彼や彼の家族にも思いをはせていただきたい≫


続いて書籍のPR

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SAPIO・8月号

今月号はEU離脱から国防軍創設を説いているが、次号はより直接的な、「ダッカ事件から国防軍創設」が説かれるのではなかろうか?

ぬるま湯に浸った「御人よし日本人」にうってつけの内容だと思うが、反戦左翼には目障りだろう…。

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「軍事研究」8月号。

大国はもとより、中小国においても国家防衛のための武器と技術の開発は一刻と言えども休むことはない。わが国だけは、いかに近代武器を装備しても、軍隊ではなく“法的には”「警察予備隊」だから縛りが多すぎる。

今月の記事では、≪戦闘外傷からのサバイバル「駆け付け警護」自衛隊は戦死者続出≫が貴重である。

著者は元陸上自衛隊富士学校・衛生学校研究員の照井資規氏である。

≪高速ライフル弾で撃たれると肉がはじけ骨が砕ける…、そんな銃創の現実が日本では認識すらされていない。失血死を防ぐ止血処置の時間はわずか2分、そのため先進国軍ではすべての戦闘員が救命装備を携行している。“駆けつけ警護”に赴いた自衛官が銃撃されたら、戦死者読出は必至だ!」とリードにある。三沢基地の演習で、その実態をよく見て感心したものだが、“軍隊もどき”のわが方には、その発想すら当時はなかった。

大東亜戦争の延長上で戦争ごっこをしているのか?と感じたものであった。

今回帰国した7人の司法解剖を担当した医者は十分理解したであろうが…。

防衛大臣に、陸自ではどう習ったか、そして今はどの程度改善したのか伺いたいものである。

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

戦闘機パイロットという人生

戦闘機パイロットという人生

日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

stranger

stranger

2016-07-02 スクランブル・状況判断を間違えるな!

スクランブル・状況判断を間違えるな!

東シナ海上空で、スクランブルした空自の戦闘機に対して中国の戦闘機が攻撃動作を仕掛けたとインターネット上で報じられた件は、防衛省も大筋で事実を認めたものの、背景に参院選挙があるからか、その御沙汰やみになった感がある。

おそらく事実を公表したOBに対して、内部で“犯人探し”が行われているのではないか?と想像する。物言えば唇寒い現状は憂慮に堪えない。私も何度か“憂き目にあった”が、内部に保身に走る者がいるとすれば情けないことだ。

今回の件は、いつどこで起きたかは明らかにされていないが、中国機が「領空侵犯」していなければ確かに騒ぐことではない。

ただし、以前中国艦艇が自衛艦に「射撃管制装置を作動させ」たように、領空外であっても照準することは危険行為であり、空自パイロットが一時的にその場を離脱したのは賢明な処置だった。


しかしその昔、我々がソ連の爆撃機に対処していたころは、装備されている23mm機関砲がわが方に向けられることもあったし、当時はF86Fという旧式機で13mm機銃しか装備していなかったから、万一撃墜するにはさらに接近しなければならず、犠牲は覚悟していたものだ。

その後もミサイルの射撃レーダー電波を感知した事例もあった。

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対馬海峡を通過中のTU95ベア。当時は、機体上部と下部と尾部に23mm連装機関砲が装備されていて、並行して飛ぶわが方に銃口を向けてきたものだ≫


ある日築城基地からスクランブルして、日本海方面に飛行する国籍不明機を追尾した時のこと、エンジン全開で追尾したのだが、機種が米軍機らしいとレーダーから伝達されたが、その時には既に前方に機影を目視していた。

確認すると米軍のイントルーダー2機である。

後方から接近する我に気が付いたその途端、2機は直ちに応戦体制に入り、それぞれが異方向に分離して反転してきた。我々には地上から「フレンドリー」と通知が来て要撃行動をしないよう指示を受けていたが、“歴戦の相手”であるイントルーダーには無線が通じない。

そこでやむを得ず彼と格闘戦に入ったのだが、複座のサイドバイサイド機とは思えない敏捷さだった。

数回クロスした後、彼らにも地上からの指示が届いたらしく、反転して北上していったが、多分日本海を航行する空母に帰投するのであろう。

このように空中での監視行動は、地上でコーヒーを飲みながら見ているようにはいかないのだ。


特に戦闘機のりは「見敵必殺」精神が叩きこまれているし、後方に接近する“相手”には敏感にならざるを得ないのだ。食うか食われるかの世界であり、瞬時に判断して対処しなければ、自分が殺される。

地上の指揮官は、いかに権限があって階級が高くても、誰も援護はしてくれないし、せいぜいリップサービスに過ぎないからだ。

事が終わってしまってから、いくら哀悼の意を告げられても無意味だということを、地上の最高指揮官には理解してほしいと思う。

勿論国際法や武器使用基準を徹底的にたたきこまれ、隠忍自重して国際問題にならないように心得てはいる。しかしそんな“過激なパイロット”は首だというのであれば、スクランブル任務など付与しなければいいのだ。

皆和気藹々、土日はゴルフ・麻雀で親睦を深めていれば済むことだ。

それでいいのであれば、皆ハッピー。しかしそれでは、わが国の主権をだれが守るのか?ということになる。

空自の戦闘機のりは総員の約3%以下に過ぎない。彼らの心情をしっかりと理解して指示してほしいと思う。

政治家とは住んでいる世界が違うのだが、それは人それぞれだから敢えて苦情は言わない。しかし国は任務を与えているのであれば、少なくとも現場の状況を把握し理解しておくべきだろう。


現役時代、国民党空軍OBらが、ヘリをチャーターして尖閣に降下し、建造物を破壊すると息巻いたことがあった。

それまでは海上作戦であり海保が主役だったが、空中から侵攻してくるとなると空自が担当になる。そこで私は「対領空侵犯措置」を一部変更して、ファントムに胴体タンクを増加し、空域で空中哨戒任務を実施させた。

この時“官邸”からは「武器を使うな!」と厳命が来た。

彼らが利口なのは口頭指示であって[証拠になる文書]は残さなかったから、私はミサイルも機関砲も装備して“粛々”と任務を遂行させた。

私としては≪武器を使うな!≫とは味方ではなく「敵に発する言葉」だと理解したからである。

当時の首相はハニートラップにかかっていたからそう言ったのかもしれないが、部下の命を預かる私としては絶対に承服できなかったからであり、万一の事態になっても、“彼ら”は絶対に責任を取らないことを熟知していたからでもある。

今回も、産経と毎日が報道するや、しぶしぶ見解を発したようだが、表になっていなければ、国民を無視したことになったのではなかったか?

彼らにとっては選挙が大事なのかもしれないが、パイロットにとっては領空侵犯を防ぐことが最重要なのだ。国民はどちらを理解するか?

まるで民主党政権下において「中国漁船の体当たり」を隠そうとしたような姑息な態度を自民党政府にはとってほしくない。

あの時は海上保安官の一色氏が一身を賭してビデオを公開したから国民が知ることになったのだが、知る権利を強調するメディアも以外にだらしなかった。


今回の事案で気がかりなのは、シナ空軍パイロットが、「空自機を追っ払った!」と勘違いして粋がることだろう。そうなれば第2第3の無謀なパイロットが出現しかねない。

夕刊フジが書いてくれたが安倍首相が「事態を悪化させないため、自衛隊には我慢を強いてきたが、今後は領土・領海・領空を守るために断固たる措置を取る」ぐらいアピールしてもいいと思う。それが双方の誤解による紛争を未然に防ぐための処方箋だと思う。

首相の口癖?である「シッカリ」した対応を取ってほしいものである。


ところで今日は少しPR

沖縄勤務中に、部下の“上がり”で食っていた閑な私は、オキナワにまつわる伝説と、UFOをなえ混ぜた中編小説を書いた。

退官行事に「引き出物」として小冊子になった物を配布したのだが、今回青林堂から≪マンガ本≫として出版された。

作画は「あびゅうきょ」氏で、昨年までジャパニズムに連載されていたものが本になったのである。

講談社から「自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」を上梓して以降、読者の方々からいろいろな情報と体験談が寄せられたから、近々三度講談社から「UFOから知的生命体(仮題)」として単行本になる予定だが、その露払い?として出版された。

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≪「STRANGER」作画あびゅきょ氏・青林堂¥1000+税≫

若いあびゅうきょ氏らしい豊かな発想で、沖縄の伝統文化とUFO、さらにはSF小説的な戦闘シーンなど、老兵の私にできない発想で、作画が生き生きと豊かになっている。

沖縄を訪ねたことがないという彼に、一度訪問してもらった成果がふんだんに入っていて、基地の現場で若いパイロットたちにインタビューした成果が見られ、鋭いタッチになっているところが面白い。

ぜひご一読いただきたい。

次はTV放映のご紹介。

TV朝日の「ザ・スクープスペシャル 終戦71年特別企画」

「太平洋戦争 最後のミッション ミドリ十字機、決死の飛行〜〜誰も知らない“空白の7日間”〜〜」

マニラのマッカーサーから政府を代表して終戦交渉できる要員を派遣せよという命令をもらったわが政府は、海軍の1式陸攻を白く塗り、日の丸を消してミドリ十字を書き込み、木更津から2機が隠密裏に沖縄の伊江島に飛んだ。全権一行はここで米軍のC54に乗り換えてマニラに向かい、司令部で徹夜の交渉をし、翌夕方伊江島に戻った。準備していた乗員は直ちに離陸した。しかし1機が故障で遅れ、全権団は1番機で木更津に向かったが、燃料が足りずエンジンが停止したため、深夜に天竜川東の海岸に不時着する。

見事な不時着で、乗員は無事、そして地元民が総出で一行を助けて帰京させる支援をしたのだが、万一行方不明か、帰還不可能になっていれば、終戦交渉が長引き、ソ連に北海道の半分は占領されていたかもしれなかった。

そんな危機を救った約40名の地元民は、歴史から消えているのだ。

今回テレビ朝日がそれを掘り起こすというので取材に応じたが、いつも通りの緊張感のない対応だったから、どんな画像になっているか気にかかる。

放映は8月14日の日中だそうなので、時間がある方はご覧いただきたい。

目立ちたがり屋とは違って、眞の英雄は無口なものだという証明でもある。


届いた本のPR

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「軍事研究7月号」

御承知、軍事専門誌だが、今月号の「市谷レーダーサイト」が書いた、≪所謂沖縄米軍属死体遺棄事件の実証≫は必読である。

≪…何れにせよ日本人同士の殺傷事件は淡々と報道する癖に、犯人が米軍関係者という時に限って感情的に報じ、また感情的に市民運動が盛り上がるというのは、ヘイトスピーチ解消法以前の問題で、文明人の取るべき態度ではない…≫とは全く同感である。矢張りここの県知事は文明社会のリーダーではないようだ。ご一読あれ。

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

ジェットパイロットが体験した超科学現象

ジェットパイロットが体験した超科学現象

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

2016-06-26 EU離脱、対岸の火事ではない!

EU離脱、対岸の火事ではない!

24日に英国民がEUから離脱を決めた。僅差であったが、ルールはルールだ。残留派だったキャメロン首相は直ちに辞意を表明し、この難題を「後任者負担」としたが、対EUのみならず、連合王国崩壊の危険をはらんでいる。

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≪残留望んだ若者がデモ:産経から≫

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≪喜ぶEU離脱派:インターネットから≫

我が国のメディアのほとんどは、「想定外」だったとして、離脱を「危険な決断、首相の公約裏目」「国民の不満読み違え」「露微妙な損得」「日本企業分岐点」(いずれも産経の見出し)などと解説したが、どこかピントがずれている。すべてが「投機と化した現代資本主義」が中心になっているように見える。地球上には、札束だけが存在しているのではない。民主主義が≪主権在民≫と言われるように存在の中心は「民衆」なのだ。それが全人口の1%に過ぎないといわれる超金満家が、汗を流すことなくキーボードで資産を増やすことにうつつを抜かしている現状に鉄槌が下ろうとしているのだ。


今朝の産経≪新聞に喝!≫欄に、伊豆村房一氏がいいことを書いている。主題は知る権利でジャーナリズムの原点とされる米国建国独立宣言についてだが、これは現状の“民主主義国の政治家”にも当てはまる。

「すべての人間は生まれながらにして平等である」「すべての人間の生命、自由及び幸福を追求する権利は不可侵でありその権利を確保するために政府が樹立される」という部分だ。

EU離脱に関しては、英国民が決めることであり、現場の情報が貴重だと思うが、25日の産経には、「EUにいる幸せ実感できなかったのでは」という現地在住の作家、黒木亮氏の談話が出ているが、それが大多数の英国人の心情だったのだろうと思う。

≪離脱派が勝利したのは、英国民がEUにいる幸せを実感できなかったということではないか。現地の人からは、よく「EUに入ってろくなことがない」という声を耳にした。日本人で英国籍を取得した人も「EUにいて、いいことは何もない」と離脱派に投票したと話していた。

 争点としては、EU域内からの移民の問題が一番大きかった。ここ10年ほどで、東欧からの移民が増えたことを実感している。ロンドン金融街のレストランのウェイター、ウェイトレスはすっかり東欧の人に替わったし、地下鉄の駅前には必ず、東欧系の食料品店を見るようになった。

 世界共通語の英語が通じるため、英国は移民の数が非常に多い。長い歴史の中で移民に寛容な文化もあり、スキルのある移民は歓迎されている。だが、東欧からの移民はスキルがなく、非正規雇用で働いている人が多い。そのため、税金もほとんど納めず、英の手厚い社会保障に頼って、社会保障費を食い尽くすという不満が広がっていた。

 経済問題でもEUは欠陥を抱えたまま国家統合に進んでいる。英国民はそのことに我慢ができず「NO」を突き付けたといえる。(談)≫


私は英国ミステリーのファンだが、良く「ドイツに勝ったのに、なぜ戦勝国のイギリス人の生活は良くならないのか?」というセリフを聞いて驚いたものだ。


しかし黒木氏の談話には我が国にとっての貴重な教訓が含まれている。我が国も、難民入国に関しては“厳しい”と言われているが“外国人流入”については全くその逆で、バブル期に無制限?に外国人労働者を受け入れたツケが出始めている。黒木氏が言う[ロンドン金融街のレストランのウェイター、ウェイトレスはすっかり東欧の人に替わったし、地下鉄の駅前には必ず、東欧系の食料品店を見るようになった」という事実は、わが国にも確実に適合する。

とりわけわが国には、戦後流入してきた外人よりも、残留したアジア人が多いのであって、今までは同胞として支え合ってきたものの、戦後の占領軍の施政の影響で、対立しているのが現状だろう。

アングロサクソン・アメリカンの戦後処理法は、同じ民族を分割して互いに戦わせる『デバイド・アンド・コントロール』である。

中近東アフリカは言うに及ばず、朝鮮半島の38度線、ベトナムの17度線、ベルリンの分割とドイツの東西分離などはその典型だが、わが国に対しても戦後、国土こそ4島に封じ込められたものの、内部で民族的対立をあおる方式がとられた。

≪四方の海皆同胞≫≪和を持って尊しとなす国民性≫を逆用されたのだが、今まで穏便に過ごしてこられたのは、日清戦争当時からの臥薪嘗胆精神がまだ日本人に残存していたからであろう。

しかし英国民はついにブチ切れたのだ。それについては『世界に渦巻く「敵対」と「孤立主義」』という6月25日産経の内藤㤗朗記者の記事が見事に指摘しているように思う。長くなるが紹介しよう。


≪敵対、ナショナリズム、そして孤立主義―。24日、僅差でEUからの離脱を決めた英国の国民投票から読み取れるキーワードは、この3つに収斂される。これらの概念は、世界の趨勢を占う上でもカギとなるだろう。

英国の有権者の半数以上がEUからの離脱に票を投じたのには、多くの理由がある。経済のグローバル化から取り残され、安い賃金で働く東欧からの移民に仕事を奪われた労働者たちの怒り。英国の法律や英国人の福祉より、EUの規則やEUからの移民に有利に働く制度への疑門…

「英国は2度の世界大戦を含め、歴史上、常に大陸を助けてきたのに、このままでは社会や政治の統合まで進めるEU帝国の一属州になってしまう」「いまこの流れを止めなければ、英国は永遠に消えてなくなってしまう」

 そんな不満や危機感がEU離脱のうねりをつくり、政治家たちがそれを共感できる言葉にして政治的な潮流を生み出した。大衆迎合的なボピュリズムが既成の政治を変えた瞬間だ。危うさもあるが、それは民主主義のルールでもある。

 英国の孤立主義は当分、政治や経済に混乱をもたらすことになる。だが、英国はスパイ映画「007」で有名な国である。歴史上、何度も存亡の危機に直面しながら主要国の地位を守つてきたのは、強力なインテリジェンスと、狡猾ともいえる類いまれな政治的バランス感覚があったからだ。今回の危機も乗り切るに違いない。

 国民投票の結果は、グローバル化の中で、国家としてのアイデンティティーや国家の在り方を考えさせるきっかけとなるはずだ。人権や平等といった共通の価値観を広げ、「超国家化」を進めてきたEUにも、統合をどう進めるべきか再考を迫ることになるだろう。英国と似た現象は、大西洋を挟んだ米国でも起きている。米大統領選で共和党候補の指名が確定した不動産王のドナルド・トランプ氏(70)も、英国の離脱派と似たような層の心をつかんで政治的な支持を広げている。

 「メキシコとの間に壁をつくる」「米国を再び偉大な国にする」。トランプ氏の発言は米国人のナショナリズムに火をつけ、敵対の構図を生んでいる。米国の次期大統領が誰になるかは11月まで分からないが、将来、より孤立主義に傾倒する懸念もある。

 敵対とナショナリズム、孤立主義が渦巻く世界で、中国やロシアといった異質な大国に隣接する日本はどう対処するのか。国を二分する激論の末、EU離脱の道を選んだ英国の苦悩は、日本にとっても決してひとごとではない。(前ロンドン支局長)≫


ここで突然、ブログの年頭の言葉に関連するのだが、取り上げた【2016年深まる世界の混沌】と題するニューズウィーク日本版(2015・12・29〜1・5)に、ヨシュカ・フィッシャー元ドイツ副首相兼外相が「欧州に必要な地政学的思考」と題して、

≪そろそろヨーロッパは、法の支配に基づく大陸秩序は普遍的な価値観だという甘い考えを捨てるべきだ。残念ながら、世界はもっと強硬で、パワーがものをいう。ロシアのシリア内戦介入と、ヨーロッパの難民危機は、このことをはっきりさせた。ヨーロッパは、もっと自らの地政学的利益を重視した行動をとらなければいけない。さもないと、遅かれ早かれ、近隣地域の危機がヨーロッパの玄関口にやってくることになる≫と鋭く指摘していた。

更に彼は≪アメリカは東西の国境を広大な海に守られているが、ヨーロッパは違う。巨大なユーラシア大陸の西端に位置し、東ヨーロッパ、中東、北アフリカと直接つながっている。そして今、これら不安定な「お隣さん」たちに重大な安全保障リスクを突き付けられている≫と喝破していた。


私も、大東亜戦争を振り返ってみて、日露戦争で同盟を組んだ海洋国家・英国を切り捨て、切羽詰ったとはいえ大陸国家・ドイツと同盟を結び、さらに海洋国家・米国と直接戦火を交えるという愚をなぜ防げなかったのか?と考え、これからのわが日本の進むべき道は、海洋国家との連携にあると信じているのだが、戦後のわが国のリーダーは経済界の“経済支援”を当てにしてか、彼らが狙う「低賃金労働者」目当てに大陸にこびへつらう姿に辟易してきた。

そして今や、大陸国家と“友好”を温めた結果、ベニスの商人じゃないが、血まで抜き取られて悲鳴を上げている。因果応報とはよく言ったものだと思う。

英国も、EUというかっての敵国であった大陸国家と手を結んだのが、そもそもの間違い、今頃長い間地政学的に培われてきた考え方の違いに気が付いたのだろう。


防大時代、防衛学教授に佐藤徳太郎先輩がいた。彼は陸士41期、陸大35期で昭和35年に退官して防衛大学校教官として軍事学を教育した方である。その著書

『大陸国家と海洋国家の戦略』は彼の体験から研究した戦略思想をまとめたもので、要は、海洋国家と大陸国家は地理学的区分だけではなく、戦略思想で陸上作戦と海上作戦のどちらを重要視するかで分類されるとし、海洋国家としてイギリス、大陸国家としてドイツの戦略思想を比較し、日本は地理的には海洋国家であるにもかかわらず日露戦争後に大陸国家としての政策を採用したことを疑問視している。

天皇も≪四方の海皆同胞…≫とは詠まれたが、≪四方の陸皆同胞…≫とは詠まれていなかったではないか…。

たがいに歴史的事実を尊重し、そのしきたりに従うべきというのが今回の出来事で、きれいごとには飽きたということなのかもしれない。

最後に仲間から届いた少し刺激が強い感想文を紹介しよう。大衆の本音だと思うから…

≪EU離脱。綺麗事 少女の夢の終焉

何も考えずに<難民がかわいそう><平和人権><人種に関わらず難民の移民を認めよう> まさにキリスト教的偽善(心のそこでは差別に満ちたキリスト教、見栄のために口先だけの綺麗事を述べているという意味で偽善という悪)まさに自国民、自らの民族の幸せを犠牲にしてできもしない綺麗事で動く世界。EUしかり国連しかり。結局こんなもんがその国の真面目な勤労者が犠牲になり怒りを爆発させたのがイギリスの国民投票だったのだ!

偽善を助長する現代社会は必ずかかる反動を生むのだ!国家は自国民と民族をまず一番に考えなければならいのだ!当たり前の話だ!

まさにキリスト教的偽善が今後欧州でEU解体に導く政治勢力を勢いつけるのだ!できもしない理想の綺麗事を語るなかれ!まずは自国民の幸福だけを求めよ!

なんで勤勉な国民が、ただ飯ただ福祉を求めて押し寄せる難民をお抱えせねばならないの? ノー アブソルトリーノーだ!

難民は自国に戻り武器を持って圧制者を自分の手で倒せ!これが民族の最低限のマナーだ! 武器の援助なら喜んでしてやろう!

まずオランダ・フランス・デンマーク・オーストリアで必ずや離脱それは民族主義をもとに来年爆発するだろう!≫

そう、自分の国は自分で守らねば、誰も守ってはくれないことを知るべきだ!

「働けど働けど暮らし良くならず、じっと手を見ている」物言わぬ穏便な同胞の救済こそ急がれるべきじゃないか!



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≪大嫌韓日記:桜井誠著:青林堂¥1200+税≫

著者はヘイトスピーチリーダーとされているが、今や『ヘイトスピーチ反対派』の方の“暴力行為”に押されっぱなしだという。

彼が立ち上がったのは、李ミョンバク韓国大統領の竹島不法上陸行為と、天皇に対する侮辱発言が契機であった。これらの一連の活動が忌憚なく吐露されていて、EU離脱派が立ち上がったことに通じているように見える。

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≪おなじみWiLL8月号。報道が減ったせいか少し静かなので忘れられているが沖縄は依然として危ない。恵氏の論は必読であろう。

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≪hanadsa8月号。WiLLから分離したからか、表紙がほぼ同一で間違いやすい。内容はほぼ同じだから、保守派の雑誌が1冊増えたということか。井沢氏の「政治の劣化はマスコミの劣化だ」が面白い。マスコミにまだ「劣化する」余裕があったとは知らなかったが…。インターネットの発達で、もう後はないと思うのだが。

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≪航空情報8月号。「航空自衛隊主要装備一覧」は人民解放軍にとって貴重な情報だろうが…。表紙の黒中心の色彩には驚いた。航空だからいつもは空色が多いのだが、なかなか印象的だ。

風土―人間学的考察 (岩波文庫)

風土―人間学的考察 (岩波文庫)

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2016-06-21 現代史を支配する“病人”たち

現代史を支配する“病人”たち

舛添“騒動”も一段落したが、飛ぶ鳥跡を濁したせいか、まだまだTVでは面白おかしく話題にされている。一旦地に落ちると、メディアの格好の餌食になるから、有名人はご用心あれ!


スタジオの話題に全く同感なのは、彼が議会で回答したことも、給与返上の申し出も、辞職と共に完全に消滅するという“無責任さ”だ。

議会の規則がどうなっているかは知らないが、これじゃ食い逃げ同然だろう。仮に金に困ったホームレスがそば代を払わず逃げだしたら、警官はどこまでも追跡して検挙し、払わねば裁判沙汰になり刑務所入りなのに、都知事という“有名人”の場合には悪行は一切見逃されるというのだから腑に落ちない。正義はどこに行った? 放任してきた都の役人も責任は逃れられまい。

全ての損失を補てんするのは都民の血税である。その上彼に給料と退職金を支払うというのだから、盗人に追い銭ではないか!

これだから変な輩が政治家に立候補するのだ。要は生活費稼ぎなのだから…

まじめに働いている青年たちが反乱を起こすぞ!と言っておきたい。


次期都知事に誰を推すかで既成政党は苦労しているようだが、懲りずに[有名人]を探しているという。都民や国民の生活に責任を持つ政治の責任者を選ぶ選挙を、人気投票程度に理解しているのが既成政党なのだから、AKB48の選挙と少しも変わらない。都民をばかにするな!と言いたいが、さりとて、こんな世界に真面目な都民が立候補することはなかろう。

せめて“御のぼりさん”のなれの果てや“外国移住者”ではなく、地元で3代続いた都民から立候補してほしいと思うのだが…。熱意と責任感という点において地方出の候補者よりも望ましかろうから。

ところで後継者めぐりが流動的な中、友人からこんなメールが来た。タイトルは「こりゃひどい 参議院議員も落選させないとあかん」というもので拡散希望とあったから添付しておく。ゆっくりとご覧あれ!

http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/45963930.html



さて、愛読書の「現代史を支配する病人たち」(P・アコス、P・レンシュニック著、須賀葉子訳:ちくま文庫1992年)という本には、第2次大戦以後の世界の指導者(17人が挙げられている)のほとんどが“病人”だったと書かれている。われわれは病人に支配されていたのである。

そしてその結論とは、「医師の守秘義務とは何か?」「権力乱用に対する国民の正当防衛とは?」とされ、「秘密を守る義務が他のすべての義務や権利に勝るという考え方は不合理であり、不正でもある。…この秘密を守る義務は、主として公衆の利益に基づいて規定されるのだということを忘れてはいけない」「一九七六年に建国二百年を祝った強大な民生主義国家においてさえ、肉体的病人(そしてたぶん精神的病人)が最高権力を握るのを予防するという点では、民主的諸制度も不十分だということが、改めて認識される。

 以上のような考察の結果、私たちは権力志向の起原について、ある考えを持つに至った」というのだが、次が面白い。


≪…権力の把握というのは、幼児期に感じた強い欲求不満(中でも特に、孤児、私生児、捨て児など、見捨てられた予供の欲求不満)の補償であるように思われる。したがって権力とは、欲求不満によく効く治療法の一つ、麻薬や万能薬のようなものなのである。人間たちを征服し、支配し、彼らを復讐の掟に従わせたいと思う気持もよくわかる。このような人々は、身体が悪いと診断されたからと言って、権力を放棄するものではない。彼らにとって権力とは、神聖にして侵すべからざるものであり、世人も大体、何人かの元首については、このカリスマの力を認めている。民主政体においては、マスメディアが大きな自主性を持っているので、公衆のある部分は、そんな考え方から解放されている。立法、司法、行政、および軍隊のヒエラルキーの中で、文武の権力を握る者に向けられる伝統的な態度は、二つあって、現在はその両極の間を揺れ動いている。一つは、権力者を讃美し、崇拝し、偶像視さえする態度だ。この例は、独裁政体でも民生政体でも数多く見られる。これに対するもう一つの態度は、すべて権力者礼讃(たとえ部分的でも)というものに、皮肉っぽく、嫌味たっぷりに、辛辣な抵抗を加えるもので、無政府的呪誼にまで行きつくこともある。この態度が一般化したのは、階級制度の神聖な性格が完全にその両義性を露わにしたフランス革命以後のことである。(中略)

 政権を行使している限りは、必ず医学的なコントロールが行われるべきなのだ。これは、民主政体の運営における障害を除去し、多少なりとも独裁形態に逸脱してしまうのを出来る限り避けようとして、議会が行うコントロールを正常に敷衍しただけのものなのだから。政治的な情報では足りない部分を、医学的な情報で補わなければならない。政治情報が市民にとっては不十分な場合がよくある。それというのも、問題がますます複雑化して、市民がそれを評価したり判断したりすることが技術的にも実際的にもできにくくなっているからである。このようなわけだからこそ、われわれ民主政体においてさえ、確立してしまった権力は濫用されがちで、専制的なものになっているのだ。

 したがって、元首の心身状態の調査は、好奇心や一般的哲学的関心の発露ではなくて、全市民の正当防衛の問題となってくる。この意味でこそ、本書にこめられたメッセージが読者に理解されたいと望むものである。本書の目的は、元首たちの隠れた面をあばくことではい。いくつかの国では、権力を行使することが麻薬のような作用をし、それなしではいられなくなっていることを理解させる目的でこの本は書かれた。(以下省略)≫

身につまされる警告ではないか? 辞職した元都知事に当てはまる。彼が抱えていた病名は知らないが、ネット上には“火病”とある。


ところで19日の大紀元日本は次のように伝えている。

江沢民が中国の武装警察部隊によって自宅から連れ出され、北京軍区の機関で陸軍将校に身柄を引き渡されたあと、行方不明になっているとの情報がある。党の退職幹部を護衛する部隊に所属する人物が大紀元に明かした。大紀元は現在、情報の信ぴょう性を調べている。

 この人物によると、6月10日午前4時頃、護衛部隊の司令官が、江沢民を強制連行するよう命令を下したという。武装警察部隊某部署の参謀長が、江沢民を元北京軍区の機関に連行したのち、複数の陸軍将校に身柄を引き渡すよう指揮したとされる。身柄を受け取った将校の1人は中将で、1人は大佐、1人は私服の人物だったとの証言から、今回の命令は機密事項として中央軍委から出されたものと思われる。近頃、江沢民親子が軟禁されているという情報が絶え間ない。香港の雑誌『争鳴』はこのほど、中紀委が5月14日に江沢民の長男江綿恒に対する正式な事情聴取を行い、個人や家族が海外で所有している資産状況について説明を求めたことを明らかにした。また上海のある消息筋は大紀元に対し、江綿恒がすでに上海郊外のある場所に軟禁されていると明かした。ネット情報では、江沢民自身が上海の黄浦江畔に軟禁されているとも伝えられている。

 公の情報では、3月から4月にかけて江沢民が3回連続で共産党上層部の公開行事に欠席したことが明らかになっており、内外からの注目を集めている。ボイス・オブ・アメリカが4月25日の報道では、一カ月に3回も公開行事から江沢民の名前が消えていたことは、重大な政治的なシグナルが出されていると指摘した≫

事実だとすれば、現在の中南海内部の政権争いは混乱が続いているのか、それとも収束に入りつつあると予想される。

江沢民元主席は、落ちぶれたりと言えども軍高官に強力な支持者を抱えている。習主席がトップを入れ替えたにしても、完全掌握までは程遠い。東シナ海尖閣方面での海軍の異常な行動は何かそれに関連しているのではないか?

一部の報道によれば政府はツンボ桟敷におかれていたらしいというから…


胡錦濤時代にも、海軍の反乱があって、間一髪胡錦濤はチベットに一時避難したことがあった。軍の掌握は一筋縄ではいかないという証明である。江沢民は、昇任と給与で支配していたが…

経済も行き詰っていて八方ふさがりだから、内部の暴走が、外に向かわねばいいが…。この政府も病人たちに支配されているのだから用心して対応を準備しておく方がいいだろう。

それにしても、米国大統領選挙初め、今や世界中の既成政治家は市民から嫌悪されていて、ローマ市長に若い女性が当選する有様だ。

つぃかに何か変革が起きているのだが、今回のわが選挙では何か良い変化が起きるかどうか…。旧体制の崩壊は近い!と感じているのだが。さて…。

毛沢東 虚妄の言葉101

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親日派! 「蔡英文」

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中国人民解放軍の正体―平和ボケ日本人への警告!!

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安保法制と自衛隊

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2016-06-14 「私も政治家…」?

「私も政治家…」?

舛添東京都知事の「公私混同疑惑」追求の集中審議は、近来まれにみる茶番だった。

追及にあたった政党の代表は焦点を絞れていないうえ、それぞれ都合があるらしく、そのうえ知事が開き直って「解散宣言」することを恐れてか、及び腰の姿勢が見られたからである。

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≪嘘がいつまで通るか…=インターネットから≫


しかし、審議終了後に舛添知事が「延命」を懇願したのには吹き出してしまった。お涙ちょうだいか?

≪ホテル面談の出版社社長「年齢や家族は?」質問受けるも…またもや「政治家としての信義」理由に回答拒否≫と産経は書いたが、「死亡した出版社社長」と面会したというのだから、死人に口なしである。

これが一時マスコミ界の寵児になった「国際政治学者」のなれの果てだ。一都民、九州男児の一人として恥ずかしいこと限りない。

この審議風景の視聴率は高かったに違いないが、その影響は参院選に必ず反映するだろう。野党は安倍首相の応援責任を取り上げ始めている。

民進党は、自分らの時の失政には口を閉ざしておきながら…


ところで誰も気が付いていないようだから敢えて書いておくが、千葉のホテルで面談した「社長」の氏名を明かさないのは、「私も政治家」だから「政治家としての信義」だからというのだが、こんな彼が「政治家」だとしたら、「政治家は平気でうそをつくもの」だということを若者たちに証明しているようなものじゃないか。

他の“政治家ら”はそれを認める気か?

≪インディアン嘘つかない≫とはよく言われる言葉だが、「政治家は平気で嘘をつく」人種であることを認めているのだ。

質問した“政治家”らはこの言葉を認めるのか?抗議したらどうだ!

しかし誰も「政治家だから公表すべきであり、嘘は許されない」とは問わなかった。

要するに一蓮托生、みんな嘘つきなのだ。


読者からコメントも来ているが、彼と初めて会ったのは、昭和60年の広報室長時代だった。外務省時代に親交があったNHKの解説委員から「ある人を紹介するので…」と六本木のすし屋に呼び出された時、しばらくしてGパンの腰にキーホルダーをじゃらつかせて現れたのが彼だった。

名刺交換するといきなり彼は「先輩のことはよく知っています」と切り出したから思わず「えっ」と聞き返すと、「私も福岡です」といった。

そこで高校の後輩かと思った私が「卒業年次は何時?」と聞くと「いや、先輩はS校でしょう。私は名もなき八幡ですよ」と言った。

事前に調べてきたのだろう。パジェロの話など他愛ない会話に終わったが、解説者は双方を値踏みしていたに違いなかった。


その後再会したのは、彼が自民党の代議士時代で、私の退官後だった。

何故か全国のブロガー代表の一人として、自民党本部に招かれたのである。当時産経一面に「最高年齢者・・」として私の名が挙がっていたから赤面したものだが・・・。

会合の趣旨は、憲法改正と自衛隊問題で、彼が会議を取り仕切った。

しかし、正面から憲法改正に取り組むのではなく、姑息な手法を延々と説明し、自衛隊の名称も「自衛軍」から一歩も進まなかったから、若手ブロガーの質疑の後、彼から≪指名された≫ので、私は「どこの国に、自国の憲法に“侵略軍”と書くところがあるか?軍隊はすべて“自衛”のための持つとされているのであり、あえて自衛と入れる必要はない」と言った。ところが彼は、クダクダと弁解する。「これで問題ない」というのだ。そこで「名は体を表す。最初の名前が大切なのだ」といったところ、若手のブロガーが賛成してくれた。

その後帰路にエレベーター内で一緒になった時、「佐藤さん、あれでいいって。英語ではフォースと表現されるのだから国際的には軍になる」といった。

私が「名刺の表現を言っているのではない。姑息だ」と言ったら、小声で「“与党の女性”をクリヤーするためだ」と言ったからあきれたことを思い出す。

私はダテに戦闘機操縦教官を4年4カ月もやってきたのではない。剣道もそうだが、相手の目を見るとその心が推定できる。ましてや操縦学生の命を預かっている身だから、彼のように落ち着かない動きをする眼玉を見るとまず本心を疑いたくなるのだ。

一種の職業病かもしれないが、今回のTV画面にもそれがよく表れていた。


嘘つきは泥棒の始まり、という。我々都民は、納税者の一人としてあんな嘘つきをトップに戴いている余裕はないのだ。

九州出身者の一人として、嘆かわしいこと限りない…。


届いた本のPR

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「ジャパニズム31」

この国をむしばんでいるのは誰か!という特集は面白い。

都民をむしばんでいるのは舛添都知事だが…

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≪国士鼎談・青林堂¥900+税≫

やっと≪国士≫が現れた!この3人がきっかけとなって、次々に現れてほしいものだ。

以前、昭和維新が叫ばれたがいつのまにか立ち消えになった…。

今回はこの3人が平成維新の先駆けとなるか!?

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

戦闘機パイロットという人生

戦闘機パイロットという人生

2016-06-09 政治を“賎業”にしたのは誰か?

政治を“賎業”にしたのは誰か?

地上波TVのニュースやバラエティなどでは、連日の主役は「東京都知事舛添要一」である。

都議会の追及もだらしないが、これじゃ参院選は都議会与党の腰が引けた対応が影響して、野党が有利になるのじゃないか?と思うほどだ。

東京五輪と次期選挙日程がどうだとか、庶民感覚では理解できない話が政界にはあるそうだが、だから自信?をつけた都知事は、タコツボに入って敵が通り過ぎるのを待っている状態だ。

これじゃ真面目に都税を納めている都民はやっちゃいられないだろう。真面目なものほど腹が立つのももっともだ。


ところで都議会は、緊急事態に備えた組織は設定していないのか?

軍隊組織では、指揮官を補佐する幕僚のほかに、副指揮官がいて指揮を移譲される。さらに万一の場合には隷下部隊の先任者が指揮を執ることが定められている。

旧海軍では「軍令承行令」が定められていて、指揮権限は明確に規定されていた。もっとも終戦まじかの混乱期には、経験不足の若い運用将校が優先するという欠陥も表面化したが…


東京都のみならず、全国の都道府県には「副知事」というポストが置かれていて、「知事を補佐し、その補助機関たる職員の担任する事務を監督する、地方自治法に定められた特別職の地方公務員である。知事が欠けたときにはその任務を代行する」とされているじゃないか。


今や東京都は緊急事態である。都民のほとんどが“彼”を信用していないのだから、副知事が指揮を執るべきだろう。議員の中にも知事ではなく、彼を差し置いて都の幹部に質問しているから、すでに知事はレイムダック状態だ。

副知事を立てることによって初めて都の職員も納得するはずだ。定められている副知事を活用しないというのであれば、こんなポストは経費削減のために廃止すればいい。

貴重な議会審議時間が、うそつき知事の弁明に費やされているのを見るのは、納税者として耐えがたい。


ところで書斎整理していたら、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった「国際政治学者」の「正論」が出てきた。

先日の「正論」も傑作だったが、今回のはさらに傑作だと思う。


タイトルは「政治を“賎業”から“貴業”に」で、サブタイトルは「今度の総選挙はヒトが争点」とある。

このころは意気軒高だったのだろうが、政界に進出してから道を踏み外したな〜と思われる。それとも生まれついての嘘つきだったのかな〜〜

そういえば、議会を傍聴したロック歌手が、「舛添はロックじゃない。フォークソングだ」とバッサリ切り捨てていたが…。


いつまでもTVの画面で大写しにされ、スタジオに集まった“無責任衆”に重箱の隅をほじくられていれば、最後には「どれが嘘で、どれが本当かなのか」自分でもわからなくなるのじゃないか?

第一、連日テレビなどで「我々一般都民の顔に泥を塗られている」ようなものだ。こんなヒトを選んだのだから…


彼は20年前には戻れそうにないが、当時の彼の理想は高かったことだけは良くわかる。しかし、年を取るにしたがって、彼が進んだ道は真逆だったのだ。

あるいは当時から「口から出まかせ論文」だったのかもしれないが…。

言えるのはご本人が「政治を“賎業”」にしてしまったことだろう。


書斎整理のために、過去の資料を処分している最中に出てきた切り抜きが、またまた捨てられなくなってきそうで「片付かない部屋」の住人として家内に非難されている身としては気がかりだ。

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≪平成6年12月5日付の産経「正論」。有識者の思考も20年もたつと“無責任”になるという証明。当時は新聞社も読者も感心していたのだろうが…≫

日本の未来

日本の未来

繁栄と衰退と(新装版)

繁栄と衰退と(新装版)

国際情勢判断・半世紀

国際情勢判断・半世紀

2016-06-08 天安門虐殺事件を記憶遺産に!

天安門虐殺事件を記憶遺産に!

天安門事件から27年】を連載した産経は2日に、

中国人民解放軍が学生らによる民主化運動を武力弾圧した1989年6月の天安門事件から、4日で27年を迎える。事件当日、天安門広場付近で戦車にひかれて両足を失い、現在は米国で天安門事件の国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産への登録などに取り組む民主活動家の方政氏(49)がこのほど初めて来日した≫と報じ、原川貴郎記者が当時の中国の学生たちが運動にかけた思いや現在の中国の人権状況について聞いている。

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≪5月上旬ロスアンゼルスから来日した方政氏=月刊中国から≫


4日には、≪中国共産党が大学生らの民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件から4日で27年を迎えた。弾圧を正当化する当局は北京で追悼活動への厳戒態勢を敷いており、民主活動家らの拘束が伝えられる一方、国内の主要メディアは事件について全く触れていない。学生運動の中心となった天安門広場はほぼ日常通りの週末のにぎわいをみせ、“記憶の封殺”を印象付けた≫と報じている。


自分に都合がいいことは強硬に主張するが、不都合な事実を隠すのはシナの常とう手段である。

ありもしなかった“南京大虐殺事件”は、彼らが自分の不利を隠すための創作なのだが、わが外交の不作為で、記憶遺産に申請されている。

両足を戦車に潰された方政氏は、わざわざ来日して国の残虐さを訴えた。

産経以外は報じなかったようだが、世界各地では北京政府に対する民主化運動が高まっている。

そんな中、大紀元日本は「六四天安門事件 学生を後ろから襲った戦車 六四天安門事件の体験者が語る」という記事と共に当時の貴重な写真を掲載した。(2016/06/06)

≪1989年6月4日、北京の天安門広場で、民主化運動を軍が武力鎮圧した「六四天安門事件」が起きた。中国共産党政権はこの日、天安門広場に集まった学生を中心とした丸腰の一般人に、戦車で無差別に攻撃した。政権に影響する「敏感な」過去の事件として検閲されているため、中国国内では事件の事実を知ることができない。現在の中国の若者は、文化大革命のように、事件のことを全く知らないという。…≫

そして「一部残虐な写真があります」と注意喚起された写真をご覧いただこう。これが「中華“人民”共和国」の実態である。

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≪当時の方政氏かと思われる…≫


世界第2の経済大国?にのし上がったシナは、依然として権力闘争の真っただ中にある。

今日の産経【経済裏読み】には「尻ぬぐいは誰に?習近平vs李克強…中国経済失政、最高指導部内に渦巻く批判と牽制」と題してこうある。


≪景気低迷が加速する中国で最高指導部内の権力争いが激化しているもようだ。政府高官や「権威筋」とされる幹部が、このところ互いに経済政策の失政を批判したり、牽制したりする発言が相次いでおり、混乱に拍車がかかっている。発言を分析する日本の専門家は、景気低迷が誘発した最高指導部内の権力争いが「相当のレベルまで激化している」と注目している・・・≫


しかし、大方の“希望的観測”ではシナ経済は既にどん底のはずだが、なかなか崩壊しないのはなぜか?について、物理学者の佐野千遥氏はこう分析している。

先は長くないといわれて既に十数年たっている『北朝鮮』も、倒れるどころか水爆まで開発しているというから摩訶不思議である。

北には誰かが救いの手を差し伸べているのだろうが、佐野博士によると、シナの場合は“人民”の構成度合いが決め手のようだ。ご参考までに転載しておこう。


「中国経済が崩壊しない謎!」

≪…毛沢東孫子の兵法に基づき“農村から都市を包囲する”軍事的な「持久戦戦略」により、旧日本軍をさんざん悩ませ、蒋介石に勝利できたのは、このアジア的生産様式を持った自給自足の農村に依拠したからであった。しかしその毛沢東も“大躍進”“5か年計画”で失敗し、多数の餓死者まで出したのは、その“大躍進”“5か年計画”とはその内実が「工業化と農業集団化」であって、アジア的生産様式のその自給自足の農村を解体しようとしたためであった。毛沢東が“5か年計画”で餓死者まで出したと批判する�殀小平以降の現政権の“新都市化計画”も、毛沢東の“5か年計画”と同じく、アジア的生産様式の自給自足の農村を解体する企てであり、その為に現在の中国経済崩壊が齎されたと言っても過言ではない。但し�殀小平以降の現中共政権が毛沢東のように直ちに経済的失敗に陥らなかったのは、中国内外の資本主義が現中共政権を延命させてきたからに過ぎない。


この自給自足ができる農村が失業者を吸収してしまう「アジア的生産様式」こそが、現在の中国の金融業界の激震による中国経済の急速な“凋落”が起こっても、普通の国だったら崩壊する筈の所を、中国に限ってそうならない原因である、との経済学説を私・佐野千遥は提唱する。

多くの論者の中国経済崩壊論に今迄私・佐野千遥が軽々しく乗らなかったのは、ここに有る。

つまり中国の金融がどうなろうが、国家財政がどうなろうが、それは中国総人口の27.6%にとってのみ重大事であって、残りの72.4%の自給自足で生活している中国人にとっては痛くも痒くもない。

ここに中国の強みが有るのであって、例え工業の面で、技術の面で実質経済が崩壊(例えば昨今の中国造船業の消滅)しても72.4%の農民が中国軍を兵員として支える仕組みが有る。

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であるから中国人民解放軍の2020年の日本地図、2040年の世界地図は、あながち非現実的だとは言い切れないのである≫


確かに「中国総人口の27.6%」のみが人生をエンジョイしている様がよくわかる。ウォッチャーから届いた情報である。

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≪5月27日に、マレーシア海軍司令が遼寧号を視察したので突如艦橋にマレーシア国旗を掲げた。司令はイスラム教徒であるので、特別の食堂を作って接待、遼寧号の新艦長・劉�剔、政治委員の李東友等も共にした。空母上で訓練展示をしたあと「遼寧号は中国海軍建設上のシンボルだ」「歴史や伝統が長い両国は良い友だ」と「人民海軍報」は伝えている。

f:id:satoumamoru:20160608103428j:image

≪習近平の腹心である苗華上将は「先祖から残された領土である南シナ海は寸土たりとも譲らぬ」と豪語した。どこの出身だろう?≫


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≪美女間諜(スパイ)とかかわった総装備部専門家らは国家安全部に調査され、その後失踪した。

人民解放軍の武装装備、軍工機密資料など大量に抱えている部署の組長だから、事実だとすれば中共国家の安全利益などに強大な損失が生じるといわれる。写真左が「郭恩明」だが、彼を籠絡した女性間諜は中国人?それとも外国人?。どんな美人だろう?ともっぱらの話題になっている≫


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≪“投資450万日円で札幌市内のマンション購入”を懸命に中国人に呼びかける5月27日付の中共の人民日報・海外版。この投資管理企業は、日本国内に住むシナ人のために不動産投資説明会を行った。

不動産を隠れ蓑にした情報機関とみていいだろう。日本人は実にやさしい!戦争しなくてもどんどん国土が占領されていることがわからないの?とはウォッチャーの弁。さてさて…自分のことばかり考えている都知事のような政治屋ばかりだから「知ったことじゃない」か…≫


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≪それに比べて人民は悲しい!4月28日に上海市内の交差点で牛乳を満載したトラックが横転し、数千個の牛乳パックが散乱した。途端に住民たちの老若男女が駆け寄り懸命に牛乳争奪戦を繰り広げた。

これが豊かになった国の“文明都市”上海の実情です、とはウォッチャーの解説。この逞しさを見れば、シナの経済はそう簡単に潰れそうにない?!≫

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