軍事評論家=佐藤守のブログ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2016-05-26 蔡英文新総統就任!

蔡英文新総統就任!

15日、第2回「台湾大講演会」第3部「台湾の安全保障」に講師の一人として招かれた。10時から16時半までというマラソン講演会だったが、聴衆はみな熱心で、台湾の将来を憂慮する方々で埋められた。

私の持ち時間は20分、そこで【台湾の戦略環境=中国のミサイルにおびえる必要はない!】と題して、パワーポイントで解説した。

台湾関係者も少しは安心されたのじゃないか?と思う。


ところが突如福岡県郷友連盟事務局長で沖縄時代の部下から、19〜22日の間、台湾新総統就任祝賀訪問団に参加して欲しいと要請が来た。

団長予定だった田母神君が“不参加”になったためのピンチヒッターらしかったが、時間が取れたので参加することにした。


私にとっての台湾訪問は平成16年1月の「日台安保対話」以来、12年ぶり10回目の訪台だったが、この時期は台湾はちょうど梅雨の季節だから【雨具必携】だという。

そこで後輩が「空飛ぶテルテル坊主」を急きょ呼んだのか?と勘ぐった。

羽田発時刻は早朝で、帰国時刻は夜遅いので、田舎住まいの私は躊躇したが、旧部下はてきぱきと事務手続きを進行してくれた。


19日早朝羽田の待合室で、エルドリッチ氏と落ち合い、台北では福岡組の主力と合流、初対面の方々が大半だったが、すぐに打ち解けて、その夜は「中華民国第14任総統曁副総統就職慶祝酒会」(前夜祭)に参列した。

旧総統府迎賓館は、招待客で埋まったが、アフリカや南米などの外交団の姿が目立った。

ダークスーツ・ネクタイ着用とあったが、私は陳水扁総統時代に国防部から貰ったグリーンのネクタイを着用して臨んだ。

当夜は雨は降らなかったものの蒸し暑かったから、20日に野外で行われる就任式典の天候が気になった。

しかし、わざわざ「日出国」から太陽を背に飛んできたのだから、もちろん好天は確信していた。


翌日は総統府前広場は厳重警備で、バス乗り入れは制限されているので、かなりの距離を歩かされたが、「テルテル坊主効果」は絶大?で青空が広がったから、台湾の将来は明るい!と確信した。

既に座席は満席、辛うじて着席できたが、周囲は外交団やジャーナリストらが目立った。

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≪式典前の各種の催しもの、演じる若者たちの表情が実に明るかった!≫

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≪突如中央の席に日覆い出現か?と思ったが、ブルーシートに巨大な台湾島が描かれたシートだった≫


式典は「台湾人」の喜び溢れる光景でにぎわっていたが、とりわけ、式台前のスペースで行われる祝賀行事に参加する若者らの喜びに満ちた動きと同時に表情が生き生きと輝いていたのが印象的だった。

「中華民国第一四任総統宣誓就職大典」は10時から12時を予定されていたが、その間は数々の催し物が壇上や演壇の前で演じられ、徐々に興奮が高まっていった。

やがて儀仗隊が整列すると会場は厳粛な雰囲気に包まれたが、就任式を終えた蔡英文新総統が登場すると、歓声が上がり祝砲が放たれる。

これを機に会場は一段と熱気に包まれた。

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≪儀仗と礼砲を受ける蔡英文新総統≫


と同時に上空も晴れ渡り、強い日差しが照りつけたので脱水症が気になるほどだった。

その熱気の中、蔡総統は約40分間、見事な就任演説を行った。

感心したのは「原稿なし」であり、声も「変質」せず、「水も飲まず」堂々としていたことであった。さすがに噂に高い「才女」だと実感した。

内容はすでに報じられているから省略するが、その堂々たる姿から、彼女の並々ならぬ決意を読み取ることが出来た。

演説終了後、全員で「美麗島」が総統、副総統を先頭に壇上と会場が一体になって声高らかに斉唱された。この歌は、国民党時代に歌うことを禁止されていたものである。

そしてそのフィナーレでハプニングが起きた。台湾の有名な歌手が、さりげなく赤い垂れ幕を体の前に掲げたのだが、そこには「GET OUT」とはっきり書かれていたのである。勿論その対象は「外省人」と「国民党」を意味するものであるに違いない。

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≪「GET OUT」と書かれた幕。下には原発反対とも書かれている≫


好天だったから演説会場の状況は世界中のTVで放映されたが、このパプニングを伝えたのは台湾のTVだけだったろうと思われる。

ちなみにこの祝賀式典の経費は、4000万円だそうだが、国民党の馬政権時代は1億3千万円だったという。

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≪報道関係者のテントの一部≫


会場で行われた各種の催しとその雰囲気から見て、私は台湾もまた『日出国』になったと感じ、隣国は間違いなく「日没する国」になる予感がした。

いよいよ「台湾の、台湾人による、台湾のための政治」が始まるのである。

心からそれを期待し、喜びを共にしたいと思う。

一連の写真を添付するが、詳しくは、同行した郷友連盟幹事・井上政典氏の次のブログをご覧いただきたい。

http://ameblo.jp/rekishinavi/entry-12163260973.html?frm_src=favoritemail

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≪航空情報7月号≫

心神]こと「X−2」が表紙を飾る。内容も貴重な写真付きで充実している。大成することを期待したいものだ。

ほかに「気になる在日米軍基地」特集が貴重である。早速シナは購入して分析しているだろうが…

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≪WILL7月号≫

特集の「朝日新聞の暗部」は読ませるが、北朝鮮同様、この会社はなかなか倒産しないものだ!

総力特集「外務省が日本を滅ぼす」も必読である。

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≪Hanada7月号≫

これも総力特集として「朝日新聞」を取り上げている。これだけ集中攻撃されても、倒れないのだからこの新聞社の資本が知りたいものだ。

前都知事の猪瀬氏が「舛添要一氏は都知事失格だ!」と吠えているが、納税者の一人として同感である。しかしこの“不適格者”も、なかなか倒れそうにない。

今都知事選挙をやる金がない、などと都民を無視した政界の裏事情があるらしいが、間違いなく戦後政治は国民、都民無視の専制政治に陥っているようだ。こんなことじゃ、いずれ我が国にも「トランプ氏」が出現するのじゃないか?いや『必殺仕事人』かも…

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第30回国防講座

「軍事力と政治力学の関係」〜レーガン登場とトランプ現象

平成28年5月28日(土)1230開場:1300〜1530(予定)

靖国会館2階・偕行の間

参加費:¥1000(会員は500、高校生以下は無料)


台湾問題は日本問題

台湾問題は日本問題

学校では絶対に教えない植民地の真実

学校では絶対に教えない植民地の真実

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

2016-05-14 露呈した「貧困なる精神」

露呈した「貧困なる精神」

このところ更新が遅れたのは、次の著書に取り組んでいたからであって、体調はすこぶる健康であるのでご安心戴きたい!

さて、五月の長〜い連休も終わり、世間も平常に戻りつつあるかのように感じていたが、国内で打ち続くスキャンダルの連発には、言葉もなかった。


商道徳が欠如した大企業トップらの謝罪会見は多くの国民は既に見飽きたところだが、まだまだ続々と続いていたのにはあきれ果てた。

口火を切ったのは、たしか「横浜マンション傾斜」問題で、くい打ちを偽装していた大企業だったが、今回「くい先端も施工不良か 強度不足の調査結果で判明」と報じられ、三井住友建設が調査中だという。

儲け優先主義が陥ったわな?だろうが、三井住友建設はさぞや“クイが残った”ことだろう。


スキャンダル第2弾の口火を切ったのはこれまた“天下の〜”と自他ともに許す「三菱自動車」の不正事案である。以前ドイツのフォルクスワーゲンが、やはり同じような偽装がばれたが、今度は我が国の大手企業である。

ついに国土交通省が「燃費データ改ざん問題が発覚した三菱自動車」の本丸に乗り込む事態になった。同社への立ち入り検査は「愛知県にある関連施設に続き2度目」だという。

東芝といい、シャープといい、大企業に次々に問題が発生するのだから、モラル欠如で世界から顰蹙を買っているどこかの国並みに落ちたといわれても仕方あるまい。

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≪謝罪会見する東芝幹部:見飽きた風景!≫


経済誌に「三菱自と東芝、名門企業を蝕んだ『日本病』の正体」として分析されているようだが、私に言わせると、バブル期に「おいしい経験」をした方々がトップについたのが原因のように見える。

軍事では「馬鹿な大将敵より怖い」と言う。いま日本の大企業はそれを“実践”している?のだ。高学歴の彼らは学生時代に何を勉強していたのだろう?


そして今度はこれだ。三井不動産事件に続いて何とも見苦しい。

東亜建設工業社長ら謝罪 羽田空港滑走路データ改竄「通報制度、機能しなかった」

「管理体制の甘さが要因の一つであり、責任を重く受け止めている。関係者にご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわびします」

6日、横浜市内で行われた記者会見で、東亜建設工業の松尾正臣社長は深く頭を下げると、「(社内の)通報制度も作り、不正に対し厳しくやっているつもりだったが、機能しなかった」と唇をかみしめた。

●福岡、松山でも地盤改良工事データ改竄 羽田滑走路改竄の東亜建設工業

中堅ゼネコン「東亜建設工業」(東京)が羽田空港C滑走路の地盤改良工事でデータを改竄していた問題で、同社は13日、福岡空港など3空港の4工事でも施工不良があったことを国土交通省に報告した。

●羽田工事不正 安全脅かす改竄許されぬ。産経「正論」

地震が来なければ発覚しないとでも高をくくっていたのだろうか。羽田空港の滑走路の液状化を防ぐ耐震化工事で、施工不良を隠すデータの改竄が発覚した。

国土交通省が「通常利用に問題はない」としていることもおかしい。それでは何のための耐震化か。大地震はいつ起こるか分からない。「来るまで安全」では工事の意味がない。もっと深刻に受け止めるべきだ。(以下略)


こんな事故もあったが、人身事故ではなかったので忘れられている。

●架設中の新名神高速道路の橋桁が落下した事故で、西日本高速道路会社は2016年5月13日、同日午後から復旧工事に着手すると発表した。落下した橋桁を3分割し、通行止めとなっている国道176号上の橋桁を撤去する。通行止めの解除まで、約2カ月程度かかる見通しだ。

今やどこぞの国の「おから工事」がわが建設業界にも伝染しているようだ!日本の建設業界の信頼性はどこに行ったのか?


元々“詐欺事件”とは、このような形態が主流であった。

●羽毛布団、産地偽装横行か 「フランス産の半分以上が疑い」業界団体が警告文書

羽毛布団の製造業者など約100社でつくる日本羽毛製品協同組合(東京)が、羽毛の原産地の偽装表示が横行している可能性があるとして、加盟各社に適切な産地表示を求める警告文書を送っていたことが7日、分かった。フランス産としている羽毛布団の「半分以上は偽装と思われる」としている。


しかし一般国民は「安物買いの銭失い」精神が徹底しているから、異常に低価格の品物には「眉に唾つけてみる」からさほど影響もなく、自己責任を自覚しているからいいようなものの、【正論】が警告したように、公共工事や事業となれば別問題である。


ところがまたまた驚いた。

スポーツ精神を発揮する場の代表であるはずの「五輪招致委」でも“不祥事”が発覚したというのである。もとはフランスの検察当局の調査で判明したものだというが、わが五輪招致委が「2.2億円送金認める コンサル料、露薬物隠蔽絡む口座 シンガポール当局も捜査」と相成った。


元政治家や高級官僚などが絡んでいたメーンスタジアム建設問題では一敗地にまみれ、ロゴ問題でも詐欺師の餌食になるなど、世界中の笑いものになったが、今回は、清廉潔白で、おもてなし精神みなぎる「サムライの国」日本の名誉がかかわってくる。


この問題が表面化した時、主宰地の知事である東京都の舛添要一知事は、

●12日、出張先の宇都宮市で報道陣の取材に応じ、東京五輪・パラリンピックの招致活動を巡り、東京側が関係者に資金を送金した疑惑があると英紙が報じたことに対し、「われわれが調べた限りにおいて、その事実はない」と否定した、と伝えられた。


しかしこのお方の「会議費」名目で家族旅行疑惑という個人的スキャンダルに関しては、「調べないと分からない」と次のように語っていたのだから、ハナから会見は信用できなかった。


●東京都の舛添要一知事の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(解散)が「会議費」名目で千葉県内のホテルに支出した約37万円が、家族旅行だった疑いがあると週刊文春が報じた問題で、舛添知事は11日、報道陣の取材に、「解散した団体もあるので、調べないと分からない。今、事務所に(調査を)指示をしているが、精査が終わったら、またコメントしたい」と述べるに留めた。


週刊誌の的確かつ執拗な調査が、またもや世の指導者のスキャンダルを暴いたのだが、もともと彼は大学時代から三菱パジェロを乗り回していた「プレイボーィ」だったというから、都知事には不向きだったという。国際関係論も大した内容ではなかったが…

都民の税金を湯水のように乱費して恥じない知事は都民がこぞって「リコール」すべきじゃないか?

それもケチがついた東京五輪開催式の前のなるべく早い時期にけじめをつけるべきだろう。ブラジル大統領みたいになっては目も当てられない。

謹厳居士風な指導語録を都の役人に発していたようだが、今では「シルバー川柳」以下でしかあるまい。いや、川柳の方が庶民の心をつかんでいる。

成金趣味の知事には、こんな悲劇が報じられていることはご存じあるまいから紹介しておこう。この記事をどう受けとめる気か?

●「一緒にあの世に」高齢夫婦が無理心中か 東京・町田市

10日午後0時10分ごろ、東京都町田市成瀬の都営住宅2階で、この部屋に住む夫婦の息子から「父親がベッドの上で、母親がベランダで死んでいる」と110番通報があった。

警視庁町田署員が駆けつけたところ、夫(92)がベッドの上で倒れ、妻(87)がベランダで首をつっているのが見つかり、ともに死亡が確認された。

室内から「じいじ、助けてあげられなくてごめんなさい。一緒にあの世に行きましょう」という内容の文章が見つかり、同署は無理心中を図ったとみて調べている。同署によると、夫婦は2人暮らし。夫は目が不自由で、足も悪く、車いすを使っていた。


このご老人夫妻は、まじめに都民税を払っていたはずだ。涙なくして読めない記事だが、豪遊した都知事の感想が聞きたいものだ。


前回の曽野女史の「貧困論」ではないが、やはり心の貧しい大人は、どこかで正体を表すものらしい。彼は子供のころに北九州で貧しい思いをしたのじゃないか? それで一念発起して教授になり出世して政界に進出したが、この年になってツイに「初心を忘れ」馬脚を現したのだろう。


仲間から面白いメールが届いたので参考までに転載しておこう。

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≪謝罪する人は皆同じ格好をするものですね!とのキャプション付である!イエイエ水の飲み方も一緒です!≫


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≪東国原“元知事”が舛添都知事に苦言:どっちもどっちだろうに…≫

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≪知事就任後の“これ”で決まりだったのだ!その証拠に都内一等地の旧市ケ谷商業高校跡地を韓国に提供したじゃないかという説も≫


最後に軍事専門誌である「軍事研究」誌のコラムを紹介しておきたい。一般的なメディアでは見られない本音ベースの内容が光っている。

長いので時間があるときにでもゆっくりどうぞ!


●軍事研究「地震報道から見えてくるもの」 

▼まず熊本地震の犠往者に謹んで哀悼の意を表し、罹災された企ての方々にお見舞い申し上げる。さて今回の地震は震度7の前震と本震、一週間で七〇〇回以上の余震という未曽有の激甚災害だった。しかしいくら未曽有とはいえ、それを報道するメディアの論調には違和感を覚えた。

曰く、避難施設が全然足りず家に戻って被災したり車中泊でエコノミー症になる人が多い。曰く、支援物資が現場に全然届いていない。曰く、阪神淡路大震災東日本大震災の教訓が生かされていない云々。更には自衛隊の炊き出しに長時問並んでもオニギリしか貰えないとか、風呂が設営されてもシャンプーがないとかの苦情の類を紹介する始末だ。

▼確かに避難所が少ないのも支援物資が届き難いのも一部被災者から怒りの声も事実のようで、事実は報道されねばならない。しかし避難所不足も支援物資の遅延も、煎じ詰めれば自助・共助・公助を含む予算配分と自己責任の問題であり、強靭なインフラ整備と災害に対する余裕ある備えができていなかったことの帰結に他ならない。

まず自分の家だけでも耐震補強するという自助、自分の町会だけでも実のある訓練と備蓄を実施しようという共助、国や自治体による防災インフラや救援システムの整備充実を図る政策を推し進める公助が万全であれば、どんな災害がやって来ても恐れることはないのである。自助・共助の準備をせず、公助についても小さい政府を選択することで疎かにしておいて、イザとなって国や誰かを恨んで罵ったりするのは控えるべきであろう。

▼勿論、マスコミというものは本質的に権力を監視する使命を持っているのだから、常に批判的立場であるべきだ。しかし敢えて白を黒と言い包めたり、徒に国民の不安や不満を煽ったりすることは断じてあってはならない。今回これほどの地震であったにも拘らず阪神淡路の頃と比べて死者数が圧倒的に少ないという一事を見ても、教訓が生かされていると考えるのが普通だし、阪神淡路では自治体からの要請がなければ自衛隊は何も行動を起こせなかったのと比べて隔世の感がある。この二〇年で法律も施策も大きく変わり、国民や自治体の防災意識も格段の進歩を遂げている。警察・消防・自衛隊、それに米軍の行動が全て素早く連携もスムーズであったと、当時を知る者なら誰でも実感できるのではかろうか。中でも自衛隊の活躍には目覚ましいものがあった。

▼地震報道の論調は、あの「保育園落ちた日本死ね」のブログ騒動と通底するものが感じられる。書いたのは東京在住のに女性らしいが、多くの女性達が全く共感するとして「保育園落ちたの私だ」というプラカードを持ってデモに集まり怪気炎をあげたのも記憶に新しい。

言葉遣いは悪いが主張自体は正しく共感できるというのが大方の論調だったが、言葉遣いは関係ない。論理及び主張自体がおかしいのである。彼女の主張は、自分が保育園に落ちたのを嘆き、「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに」これでは働けないとし、「保育園増やせないなら児童手当二十万にしろよ」「子供にかかる費用全てを無償にしろよ」と要求。少子化対策や一億総活躍社会という政府のスローガンに対して「そんなムシのいい話あるかよボケ」と主張している。

確かに保有園および保育士の数が少ないことと政府の少子化対策が無策であるのは事実であるが、それならば「日本死ね」ではなく「安倍死ね」だろう。出産も育児も労働も個人の課題であって政府がお願いしたことではない(まして国家ではない)。にも拘わらず金が貰えるのは当然であり、自分の希望が叶わないことに怒り、祖国を呪っているのである。こんな女に共感し同調するのは、自ら国家の敵でありテロリストと同じ思考傾向を持つ人問であると表明しているのと同じである。有事の際は真先に監視対象にすべき危険人物なのであって、誰が同調したのか記録しておいた方がいいだろう

大災害が起こるたびに悲観論に浸るのも美談に酔いしれるのも、そろそろ日本人は卒業しなければならない。今回被災された方々には同情を禁じ得ないが、これを奇貨とし防災インフラ整備の公共事業に傾注し強靭な安全保障体制への努力を惜しまず、国民が共同体からの援助を期待するよりも共同体へ貢献しようと転じるなら日本の未来は明るい。禍転じて福と為すことができよう。北郷源太郎


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上記のコラムが掲載されている「軍事研究」6月号


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≪安倍談話と歴史・公民教科書:小山常美著・自由社¥1800+税≫

著者の小山氏は、中学校公民教科書史の研究を始めて25年、歴史教科書史の研究を始めて17年の経験を持つ方である。今回それらをまとめた形で出版し、歴史・公民教科書の思想と、安倍談話の思想をそれぞれ比較検討した内容になっている。

教科書問題に取り組んでいる方にとっては非常に参考になると思う。

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

2016-05-02 目に見える“貧困”

目に見える“貧困”

数日前の産経新聞に、曽野綾子女史が「貧困」について次のように書いていた。

≪この頃、日本人の多くは貧困だ、経済格差がひどい、という論文を、あちこちでよく読む。私は外国で暮らしたこともないのだが、どこの国民でも、こんなに自国が貧しいと言うのが好きなのだろうか。

今年2月10日の毎日新聞に社会活動家の湯浅誠さんという方が、「貧困の特徴は『見えない』ことにある。本当は『ある』のに、見えないことから『ない』こととされやすく、実際そうされてきた」と書いている。

確かに貧困は誰もが隠したがる面を持つだろう。しかし貧困は必ず明らかに目に見えるものだ。まず乞食をする子供が町中をうろつく。日本の産経以外の全国紙は、「『乞食』は差別語ですから使わないでください」と震え上がって筆者に注意するだけで、イタリア人のように、乞食もまた彼らなりに家族を食べさせるため、金や喰べ物を得る努力をしている健気な労働者だ、というふうには解釈しない。

多くの土地で、乞食の子たちは独特のサインをもっている。もらったものを口に入れるしぐさである。だから物ごいではなく、文字通りの食べ物がほしい「乞食」の合図なのだから、新聞社の言いなりにはなれない。

 貧しい子供たちは食べていないから、痩せている。痩せには2種類があるのを、慣れてくるとすぐわかるようになる(以下省略)≫


曽野女史は、貧困は見えるものだと断言したが、私には「見えない貧困」もあると思う。つまり【心の貧しさ】である。毎日新聞に書いた「社会活動家の湯浅誠さん」には己の心の貧しさは当然見えなかったのだろう。

以前左翼のジャーナリストが「貧困なる精神」と表現したことがあったが、“それ”である。表面は身なりも良く、教養人らしく振舞っていても、心の貧しさは、なかなか表面には表れないから見えないのだ。

尤も、そんな高学歴な方と数回会話すると、それが「見えて」来るようになる。だからやはり私も「貧困」は目に見えるという曽野女史の説に同感だ。


例えば、共産党の吉良よし子参議院議員が自身のツイッターで「オスプレイの低周波がペースメーカーに不調をきたす」とデマを流して、インターネット上で非難されたが、これも貧困なる精神がもたらしたものだろう。

オスプレイが普天間に配備になると決まった時、左翼ジャーナリスト等は一斉に“攻撃”した。

中にはTVで、「世界で一番危険な航空機を、世界で一番危険な基地に配備するとは言語道断…≫などと、口角泡を飛ばしていた男のコメンテーターがいたが、今じゃそんなことがあった?というようなそぶりで、相変わらずデマを流して恥じない。

彼も「貧困なる精神」の持ち主だといえる。

1日の産経トップ記事は「歴史戦」だったが、元朝日新聞記者の本多勝一氏が「“大虐殺”宣伝に貢献した人物として、中国人は彼を「尊敬する」と語り、南京の記念館が賛美している」と報じた。

以前書いたと思うが、中国共産党員であった彼は朝日新聞記者として大陸を旅行した時、共産党から“原稿”と資料を手渡され、それを出版して一躍“有名人”になった者として有名だ。

だから資料を彼に提供した中国共産党としては、彼を尊敬し貢献するようにと「讃える」のは当然だろう。今更共産党の“やらせ”だとは言えないからだ。

記事の中に「中国語の但し書きで、『熊本出身者を中心に編成された日本陸軍の師団が南京大虐殺の元凶だったが、熊本県日中友好協会の関係者が、20年以上も記念館を訪れ、犠牲者を悼んでいる事実がある』などと説明した」とあるが、これも真っ赤なウソである。


私は2000年9月に桂林を旅したが、桂林の日中友誼会館入口には、多くの表札が掲げられていて、反日青年教育の基地になっていた。

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昭和54(1979)年10月1日に、桂林市と熊本市は友好都市提携締結したのである。会館の実態は、日本人観光客目当ての「漢方薬販売所」で、屋内には、熊本市から送られた「オテモヤン人形」など、熊本や日本の記念品が、壁に掛けられていた。多分、熊本市長らが“親善”訪問した時には、これらが盛大に飾り付けられるのだろう、と感じたが、今だったら、クマモンが玄関先で出迎えるのかもしれない…

なぜ熊本か、について尋ねると博学なガイドは、「日中戦争中、熊本の部隊に占領されたが、統治がよかったので現地民は感謝し、今でも尊敬している」からだという。

この地域は「少数民族の広西チワン族の土地だから、獰猛なシナ軍を追っ払ってくれたことに感謝してのだろう」とはガイドの弁だが、多分間違いなかろう。

この地域を占領統治したのは第58師団だが、昭和17(1942)年2月2日に漢口で編成された後、司令部を応城に置き、前身であった独立混成第18旅団の任務を引き継ぎ応城付近の警備や治安維持に従事した。

しかしその補充業務は熊本師管区が担当したから、熊本県人で構成されていたのである。師団編制は独立歩兵大隊×4から成る歩兵旅団×2で、戦時編成らしく砲兵力を欠いた丙師団、その上軍旗は連隊に下賜されるため、軍旗を持たない兵団であった。


日本人は過去の戦史に疎いから、折角の友誼関係も漢民族によって「反日」に利用されているのだ。その意味では、戦後日本人の精神も“貧困”だといえるだろう。

曽野女史は、「どこの国民でも、こんなに自国が貧しいと言うのが好きなのだろうか?」と戦後日本人の自虐的発想に驚いているが、それは歴史の事実を知らないという、決定的な知的怠惰のによるものだろう。

オスプレイの高性能を知らないのは、単なる無知か意図的な妨害活動だが、「歴史戦」で連敗しているのは、明らかに戦後日本人に歴史認識が欠落しているからだが、その中に巧妙に張り巡らされた謀略活動があることを忘れてはならない。

こう考えてくると、たしかに「貧困は目に見えている」のであり、気が付かないのは「見ようとしない」か、無教養ゆえに「見えない」のか、どちらかだろう。

多分目的のためには手段を選ばない左翼陣営の発言は、ことの真相などよりも「プロパガンダの成功こそ目的」なのだから、今後ともこの種の“攻撃”がなくなることはあるまい。それが不愉快だったら、自ら真実を学ぶ以外にはない。


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≪雑誌「丸」6月号:潮書房¥1280≫

今月は活動は地道だが、航空作戦のかなめとなる「警戒航空隊」が特集である。軍事学講座では≪潜水艦売込み豪州コンペの行方を占う≫が面白い。どうもこの取引は、政界の“独断専行?”のようで、防衛企業も乗り気うすだったという。機密保護法もスパイ防止法もない我が国のこと、すぐさま機密が漏れるのはだれしも危惧したことだ。そうなれば企業が追及されるのは目に見えていた…細部は本文を!


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≪航空情報6月号:せきれい社¥1400≫

待望のX−2(心神)の地上試験が取り上げられていたが、すでに飛行に成功した。ただ、三菱の傘下の自動車の悪業で「世界の三菱」の名にケチがついたから、その影響がなければいいが…と気にかかる。

しかし、どこの企業も、団塊世代がトップになると、部下は塗炭の苦しみを味わうことが表面化したようで残念だ。この会社の社長の特技はなんだろう?

ゴルフかな〜

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≪月刊誌「Hanada」:飛鳥新社¥820≫

WiLLの編集長が独立?たようだが、保守派論壇の充実…になれば大歓迎!

今月号が創刊号になる。

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≪歴史にとって美とは何か――宿命に殉じた者たち:井尻千男著:啓文社書房¥2000+税≫

昨年6月に亡くなられた、拓大名誉教授で評論家の井尻千男氏の遺稿集である。

「日本人が太古から試みてきた国づくりの精神史を今こそ再点検せねばならない。それが国づくりにおける『宿命の戦略』というものだ。

幸いこの国には長い歴史がる。(序章より)

5月23日に全国の書店にて発売予定。(アマゾンは予約受付中である)

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≪だれが沖縄を殺すのか――県民こそが“かわいそう”な奇妙な構造:ロバート・D・エルドリッチ著・PHP新書¥800+税≫

沖縄の反戦活動家とメディアによって失職した、前沖縄海兵隊政務外交部次長の新著である。

20年前、沖縄勤務だった私は、唐突に橋本首相(当時)が公表した『普天間基地返還』に危機感を持った。理由は独断専行?で沖縄県民、とりわけ軍用地地主に一言の相談も無く決定された問題だったからである。

勿論左翼メディアはこれに飛びついた。そして大混乱。

あれから20年、世界に恥をさらしているこの問題は、政府の強力な指導力と、現地メディアから無視されて“声なき声”的存在になっている県民の自覚ある行動が必要だろう。

少しは機運が出てきたように見えるが…

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

自衛隊の「犯罪」-雫石事件の真相!

日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

KGHMKhoKGHMKho 2016/05/04 09:14 高校時代の日本史の教師の岡田というのが、本多勝一の万人坑を授業で取り上げていたが、こういう反日教師も、高額の退職金と年金をもらっているのだろう。
 すでに、本多勝一の嘘捏造本は読んでいたので、日本軍がやったと言う証拠はあるのですか?と聞いてやりたがったが、日本史の赤点を取りたくなかったので、おとなしくしていた。
 岩国にオスプレイが配備されて、訓練飛行を始めたころ、愛媛県の役人がリオン社の騒音計もって山の中に出張して、何dBとか報道していたが、同じころ金持ちが道楽で飛ばしていた海自のヘリ練習機としても使われているエンストロムが松山の郊外の竹藪に墜落した。騒音より、墜落する方が重要でしょう。
 騒音を問題視するなら、松山空港に離着陸しているB777の騒音と測定値を比較してみろとお間抜けな役人に抗議してやったらやめた。低周波騒音なら、風力発電の方が問題です。
 三菱自動車については、以前にランサーに乗っていたが、変速機の電子制御ユニットが壊れて、4速に入らなくなったので、中古品を手に入れて入れ替えて修理して、元ついていたそのユニットを開けてみたら、唖然、使われている電解コンデンサが温度耐久性の低い部品が使われていた。(85℃品と言われている物)
 自動車の変速機の制御ユニットなんて、廃車になるまで使われる代物、高温さらされるはずだが、こういうところでコストダウンしているのかと、二度と三菱の車は乗りたいと思わなくなった。
 三菱自動車の社長なんて、三菱重工から天下っているから、三菱の戦闘機は? 特に樹脂部品の対候性は大丈夫なのかと疑ってしまう。
 無邪気な新聞記者様たちは、平成の零戦と書き立てっているが、小牧離陸するときのX2はリヒートをしても、ススがほとんどなくて、随伴機のF2の方がススを確認できた。
 さっさと覚悟決めて、国産戦闘機を開発してほしいが、開発段階から、在日に乗っ取られたTBSのカメラを入れさせていた技術研究本部の機密情報の開示はアホか? 担当者の名前や顔もぼかしも入れず、テロされたり、情報取られたりするだろう。
 橋龍、消費税上げて、USTRの言いなりに市場開放
挙句の果てに晩年は支那のハニトラをばらされる羽目に、連休中、反日国にうろうろ出張している国会議員さんたち彼らの活動はしっかり監視しないとだめですね。

2016-04-24 サバイバル訓練の重要性

サバイバル訓練の重要性

熊本地震は、未だに震度3の余震が続いていて、被災者は落ち着かないことだろう。一連の地震による死者は48人、加えて避難者の50人がエコノミー症候群を発症しているというから、気にかかる。

しかし、インフラ、特に新幹線や高速道路が復旧の兆しを見せていることは喜ばしい。日本人の底力を見る気がして頼もしい。

安倍首相も速やかに補正予算を組むよう指示した。

救援物資の配分に問題があったなどという報道があるが、このような大震災時には、当然起こり得る問題である。

但し、現場の地方自治体も被害者だということが、物資を発送する方が熟知していなかったことは、指導する上級の役所の方が3・11での教訓を生かさなかった、と言われても仕方なかろう。

しかし、避難所では小学生らが避難所でトイレの水汲みをしたり、高校生らがツイッターなどを利用して自主的に支援物資を近在の避難所に自転車で配分したなど、若者たちの活躍が目立つのは非常にいい傾向だ。

自衛隊では、現場で実地に学ぶ方式をOJTというが、今回の悲惨な現場で、将来を担う若者たちが、自覚ある行動をとり始めていることは特筆に値する。

しっかりと身に着けてほしいと思う。


さて、曽野綾子女史が4月20日の「透明な歳月の光」欄に『日本人に欠けたもの=「サバイバル力」の回復を」』という文章を書いているから紹介しよう。


≪あっていいということではないけれど、日本は災害に遭う度に、人々の立派さを見せる。あるいは国力のあることを示し、しかも災難を教訓に換える能力も見せる。

しかしテレビでは識者が、政府の手当てが遅い、と言っている。私はこれでもすばらしく早い、と思っている。多数の被災者を何日も飢えに耐えさせるようなこともしていない。大局の治安も乱れず、地方の隅々にまで、大型小型の重機があるから、災害の片づけが信じられないほど早く進む。

自衛隊の給水車が、蛇口つきのビニール袋に水を詰めて渡しているのを見て、日本にはああいう便利なものの用意があることを感心していた外国人がいた。ヨーロッパの国では見たこともないものだ、という。

日本のマスコミには不思議な人が集まっていて、自国の政府の美点を言うと、そういう人は総理の「お友達だ」とか、与党へのおべっか遣いだと言う。国民が民主主義の原理に従って合法的に選んだ政府に関しては悪口しか言わない。ともかくも、被災民に食べさせ、飲ませ、医療にかかれるように配慮できていることを、なぜよしとしないのだろう。

しかし私からみて、この能力の高い日本国民に欠けているものもある。災害時などに問われる「生き残り(サバイバル)の力」である。普段の豊かな暮らしが、その能力を奪っているのだろう。

この人生には、思いもかけない不幸が襲うこともあるのだ、という当然の哲学を、学校も親も教えないらしい。その時に人間を失わず、自力で生き延びる技術を持っている人は、今極めて少なくなった。智の蓄積のある年寄りまでが 「まさか熊本がこんなことになるとは思いもしませんでした」などと言う。どこにでも、どんなことでも起こり得るのが人生なのに。

若者たちに必ず、戸外か、敷物や布団などもないただの床の上に寝る夜を体験させた方がいい。水というものは1日何リットルいるか。電気釜がない時、米と水の量はどれだけの比率で炊けるか。電気がなくなったら随時ブロックや石を利用して竈を築き、あたりに散らかつている壊れた建物の残骸を利用して煮炊きをすることを思いつかせなければならない。汚い水を安全に飲む方法を教えることも必要だ。健康な成人や老人たちが、座して食物の配布を待つ光景はあまりにも情けない。被災時には、被災者といえども何らかの任務を与えられて働く光栄を分け与えられるべきなのである。

アフリカでは、人は必ず石3個をラクダに積んで荒野の旅に出る。立ち止まった所に石3個を置けば、すなわちそこが竃になり鍋やヤカンをかけられる。小刀も必ず携行し、肉を切り、もし付近に燃料になる草木があれば切り取って使う。人間はそうとう長い間食べなくても、風呂に入らなくても、立派に生きている。しかし私のような年の老人は災害をきっかけに、ストレスで死亡することはあるだろう。それは生物の必然で、特に悲劇ではない≫


三沢勤務時代に、東北電力三沢支店長から面白い話を聞いたことがある。

ある町の街頭で「今停電したら何をしますか?」と調査した時、驚いたことにほとんどの回答者は「停電か!。やることないから炬燵に入ってテレビでも見るか」と答えたというのだ。これは笑い話ではない、実話である。

所長は「東北電力がいかに停電がないか」と自慢したかったらしいのだが、同時に「電力供給が断たれることに対する危機感がないこと」を嘆いていたものだ。

今の日本国民は「憲法第9条と前文」を信じてさえいれば、戦争も災害も来ないと錯覚しているし、毎日そう叫んでいる大人たちもいる。

熊本でそう叫んでいた連中は今ごろ反省しているかもしれないが…


私が小学生の頃は、国民学校(すぐに小学校と改名)で多少なりとも自活について教えられたものだ。とりわけ戦場から復員した先生は体験を交えて熱心に教えてくれたから、当時の小学校の先生方の指導は、今風に言えば、故・小野田少尉の自然塾に似ていたし、終戦直後で物資不足という環境のせいもあったと思う。


自衛隊のサバイバル訓練は“本物”だから一般には適用できないだろうが、せめて「ボーイスカウト」程度の非常時訓練は学校の必須科目であっていいのじゃないか?と思う。

ボーイスカウトに正式に入団するとかなり高額なお金がかかるそうだから、これを小学校で義務化すればいい。


大体、あれほど食料に困窮している北朝鮮人民が、何年も以前から「崩壊する」とか「自滅する」などと言われているにもかかわらず、しぶとく生きていて今やSLBMの試射を行うのだから、水やある程度の食料は必須だとしても、嗜好品や入浴は直接死に至るものではないことが証明されている。

電気釜がなくとも、曽野女史が言うように、廃材の煉瓦が3個もあれば竈ができるし、新聞紙でたき火ができる。

しかし今や、マッチやライターは子供には危険物だとして持たせないし、我々のころは鉛筆削り用に常備していた小刀も危険物として取り上げられるから、鉛筆も削れない子供たちが増えている。


こうして国は、挙げて「サバイバル精神が育たないよう」にして、いざという場合には「他人が助けてくれる」と信じ込ませようとしているように見える。国の基本であるはずの「国防」の基本方針がそうなのだから、非常時に他人様の善意による支援物資が遍在する事態が起きるのもやむを得まい。

“次回に備えて”政府も地方自治体も、今回と3・11の教訓から可能な限り速やかに自衛隊の様な「補給統制所」を定めることと、小・中学校におけるサバイバル能力の向上を図ってもらいたいものだと思う。


手っ取り早いのは子供たちを自衛隊に体験入隊させるか、教育を委託すればいいのだが、今や任務が多すぎて人手不足の自衛隊も手が回りかねるから、文科省が担当するようにした方がよかろうと思う。

被災地では、まだまだ余震が続いていて、地下のプレートが安定するには時間がかかりそうだから不安だろう。しかし、東北に生まれた≪絆の精神≫が九州にも生まれているから、徐々にではあっても復興することは間違いない。


ところで、被災地に空き巣が出るので、多忙な中で被災者たちが自警団を組織して対処しているという。他人の不幸に付け込んで、盗みを働くようなものは日本人じゃない!

サンケイスポーツによると、タレントのビートたけし氏が「24日放送のテレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』で、熊本地震の被災地で発生している空き巣被害について怒りを露わにした」という。

≪同番組に出演の東国原英夫(58)が、熊本地震での被害について語る中、たけしは被災地での空き巣について自ら切り出し、「あいつら射殺しろよ」と激怒。さらには「こういう時にそういう犯罪をするのは特別に罰しないと」と、持論を展開した≫というのだが、正論だと思う。

「天に代わりて不義を撃つ」発言だと思うが、メディア界にも、彼のようにドンドン本音で語るタレントが出ていいと思う。

しかしこれも「言論の自由」を逸脱した「問題発言」の中に入るのかしらん?

変な国になったものだ・・・


届いた本のPR

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ビッグ対談≪豊かな国の心貧しき人々≫が面白い。ここにも曽野女史が登場して、渡辺氏と対談しているが、全く同感である。

昔は「ハングリー精神」だとが「ガッツがある」とか言われたものだが、今の特に男子にはまったく当てはまらない言葉になってしまったが、逆に女子の方に適用される用語になったといえるのじゃないか?

生身の人間

生身の人間

老境の美徳

老境の美徳

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2016-04-16 何が起きても不思議じゃない年‥

何が起きても不思議じゃない年・・

11日夕刻、浜松で「今年の国際情勢予測」と題して講演したが、「政治的注目点」としては、米国大統領選の行方、パナマ文書の影響。「軍事的注目点」としてはロシア・イスラエルの動きと北朝鮮の核兵器小型化の動き⇒テロリストの手に渡る可能性!などについて語ったが、その結語は「いずれにせよ、今年は、天変地異はじめテロ、紛争、各種事故など何が起きてもおかしくはない『混沌としたリーダー無き世界』になる!」と結んだ。


そして14日夜、熊本地方で震度7の大地震が発生して、現在も継続している。「天変地異」が起きたのだ。

被災された方々にはお悔みの申し上げようもないが、夜間であったにもかかわらず、各種救援隊が動き出しているのは頼もしい限りだ。

今回は三大名城の誉れ高かった熊本城もついに“落城”したようで誠に残念だが、一段落したら1日も早く復興することを期待したい。


最近の主な地震を比較してみると、そこには何等かの関連があるように思えてならない。

今回の熊本は震度7マグニチュード 6・5 震源の深さは11km、1995年1月17日の阪神淡路大震災の震度7、マグニチュード 7・3、震源の深さは16kmに並ぶものであったが、参考までに1923年9月1日の関東大震災も、震度7、マグニチュード7・9、震源の深さは15kmという同類の地震だったが、東京はほぼ壊滅状態だった。


今回は倒壊家屋も多く、山崩れ、橋梁などのインフラの被害は大きかったが、比較的人的被害が少ないのは、きっと普段から地震発生について、何らかの関心を抱いて危機感を持ってきたからだろう。


ところで、5年前の東日本大震災は、大津波を伴う悲劇的な災害だったからか、肝心な「地殻変動」については、ややなおざりにされていたのではないか?と私は気になっている。

勿論地震専門家や政府が、その対策を熱心に広報してきたせいか、それとも九州というお国柄か、はたまた戦中戦後を生き抜いてきた御老人が多かったからか?今回も被害の割に国民は比較的冷静に対処しているように見え、逆に慌てふためいているのがメディアのように感じる。


次の日本列島の震度図(インターネットから)を比較すると、地下のプレートに与える刺激は、どれもほぼ「全国規模」だったことがわかるであろう。


1、阪神淡路大震災時の震度図

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1995年1月17日の阪神淡路大震災に並ぶ震度7、マグニチュード 7・3、震源の深さは16kmであった。これもエネルギーが大きかったが、深度が浅かったので被害が拡大したものだろう。

この影響で、東日本沖のプレートが刺激されてひずみができ、やがて3・11で“放出”されたのではないか?


2、東日本大震災の震度図

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2011年3月11日の東日本大震災は 震度7、マグニチュード9、震源の深さは24kmという最大規模のものだった。

これから明らかなように、3・11の地殻変動は、地上で想像するほど“ヤワ”じゃなかったと思われる。

東日本大震災の巨大地震による地殻変動で、日本列島は東西に引き延ばされただけでなく、地球上の位置も一部が東へずれたことが判明し、「国内に4カ所ある電波望遠鏡のうち、つくば市では巨大地震の発生直後に約65センチ、その後2年でさらに約23センチ東へずれ、移動幅は計約88センチに上った」と報じられたのだったが、すでに昔のことになっている。

石巻地方では地盤沈下も大きく、旧北上川の堤防周辺には、いつまでも土嚢が積まれていた。

それほどこの地震のエネルギーは巨大だったのだから、プレートが大きくゆがんだとしてもおかしくはなかった。


3、日本列島下のプレート図

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言うまでもなく日本列島は巨大なプレートが重なり合って、常にエネルギーがぶっつかりあう微妙な構造になっている。

東日本大震災で放出されたエネルギーで、列島の地下深くで重なり合っているプレートの構造に変化が起きていたとしてもおかしくはない。

であるとすれば、重なり合って巨大なひずみが出来たプレートの接触面に対して元に戻ろうとする応力が常に働いていると考えるべきで、そのエネルギー溜まりが何らかの刺激で“放出”されたのだろう。


次の図は、中央構造線を表すものである。

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確かに地震は徐々に東北側に移動しているように見える。今回の熊本地震で、構造線が刺激されたのだとしたら、たしかに「一過性の地震」ではなくなる公算が高い。

いずれにせよ、南海トラフに起因する大型地震は既に予測されているのだから、政府はその対策を怠るべきではなかろうし、国民もそれに備える覚悟が求められる。


今回の地震について、産経はこう書いた。

≪【熊本地震】「一過性のものではない」専門家指摘 南海トラフ巨大地震につながる内陸地震続発 西日本中心にこの20年。

 震度7を記録した熊本地震について、地震研究者からは、将来発生が想定されている南海トラフ巨大地震との関連性を指摘する声があがっている。過去にも巨大津波を引き起こした東南海、南海地震の前には、内陸型の大地震が発生しており、研究者らは「今回の地震を一過性のものと考えるべきではなく、警戒が必要だ」と呼びかけている。


「今後続けて内陸地震が起きる恐れがある」

 尾池和夫・京都造形芸術大学長(地震学)は、今回の熊本地震の影響について、こう警鐘を鳴らす。尾池氏は、熊本地震の震源地の付近には、複数の大規模な断層帯が確認されているほか、日向灘では過去にも頻繁に地震が起きていることから、特に九州での内陸地震の発生を警戒する。

 さらに尾池氏は、「紀伊半島や四国の北部を通る中央構造線断層帯での地震の発生にも警戒が必要だ」としており、内陸地震が続発する可能性を示唆する。

 国内では、内陸地震の後には、西日本の沖合を震源とする南海トラフ地震が100〜200年周期で発生し、津波により大勢の死者を出す-という歴史を繰り返してきた。

 南海トラフ地震となった昭和19年の東南海地震、21年の南海地震の前には、鳥取地震(18年)、三河地震(20年)など1千〜3千人が犠牲となる内陸地震が発生。尾池氏が「南海地震につながる内陸地震の始まり」と位置づける明治24年濃尾地震では、約7千人が亡くなっている。

 梅田康弘・京都大名誉教授(同)も「過去の事例でも、南海トラフ地震の前には、前兆のように内陸地震が活発化している」と指摘。一方、今月1日には三重県南東沖地震が起きており、「昭和の東南海、南海地震と同じメカニズムとみられ、南海トラフでの巨大地震を誘発した可能性もあった」と主張する。

 平成7年の阪神大震災以降、内陸地震が続いており、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)研究員の高橋成実氏は「将来の地震の発生時期を示すのは困難だが、南海トラフ巨大地震が起きることは分かっている。さまざまな機会をとらえ、備える姿勢を高めるべきだ」としている≫


今回は、伊勢志摩サミットを控えている。

次は東京五輪を控えた時期に、今回と同様な形で“放出”されることを予測し、“万全”とはいかぬまでも、被害極限を図る準備を怠るべきではないと思う。レベルの低い“野盗等”の“騒音”にかかわっていては、「想定外の事態」に彼らと同様、右往左往する結果を招きかねない。

大災害時には、何時も自衛隊や警察、消防という「実力組織」が尻拭いさせられているが、少しはバッジをつけている政治家らもその責任を自覚してほしいものだ。

今夜から九州地方は悪天候が予報されている。

被災者の方々が、厳しい試練を無事に乗り越えられることを祈っている。


届いた本のPR(今回は解説省略)

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KGYMKhoKGYMKho 2016/04/17 21:04  今日は、私の家の上空を朝は、CH47J、夕方UH1Jが西に編隊組んで飛んで行ったが、耐震で問題があって、1階部分が倒壊したお間抜けな痴呆自治体の災害対策を自衛隊が肩代わりする必要があるのか?と思うな。
 九州の製油所は、JXの大分だけ、精油製品の配送は、ニヤクコーポレーションが一括して請け負っているので、この際、タンクローリーのロゴに関係なく配送してほしいね。
 それにしても、九州新幹線が直下型にはまったく無防備であることが判明、脱線防止の線路の対策を、国が利子のつかなくなった15年物国債を発行して、JR各社に無利子で融資したらいいよね。
 6000ページに上るTPPの書類を読んでもいない国会議員さん、受け入れ前提のTPPの法案議論する暇に、災害対策のための財政出動を議論してほしいものです。

2016-04-07 まるで防衛白書=シナの「艦船知識」

まるで防衛白書=シナの「艦船知識」

航空自衛隊入間基地所属の飛行点検機「U125」が墜落した可能性があるとみられる高隈山地(同県鹿屋市、垂水市)での捜索活動は悪天候のため難航したが、乗員の空自隊員とみられる心肺停止状態の6人と、機体の一部とみられる破片が見つかった」という。

事故は忘れたころにやってくるものだ。

世界中で航空機事故が起きていたが、わが空自にも“伝染”したように見える。早く断ち切ることだ。

6人は心肺停止というから状況は暗いが、一縷の希みはつなぎたい。


ところで、大統領選の狭間で話題になっているのが、「パナマ文書」公開“事件”だろう。

これをNHKが「習近平氏親族も利用」と伝えたとたん、画面が真っ暗に遮断されたらしいから、憶測を呼んでいる。「指導部が神経とがらせた?」というわけだ。とりわけ深刻な打撃を受けたのは中南海のメンバーだろう。


現在、未だに江沢民派と習近平政権との闘争は継続中で決着はついていないからだ。国内の習政権反対派が、これをネタに執行部を批判する起爆剤にもなりかねない。華字紙が伝える「疑惑人物」は、

 

 習近平の実姉の夫、トウ家貴

 劉雲山の孫娘  賈麗青

 張高麗の女婿  李経泌

 李鵬元首相の娘 李小琳

 賈慶林の孫娘  李紫丹

 曽慶紅の実弟  曽慶准

 胡耀邦の三女の子 胡徳華

という錚々たる人物らだ。 

 

「パナマの一法律事務所が、これほどのリストを入手できたとは考えにくく、背後にCIA、NSAからの意図的なリークがあるのではないか」というのが定説だが、先日の米中会談で、傲慢チキな態度を取った習政権に対して、珍しくオバマ大統領が不快感を示した結果だろうというのは説得力がある。

つまり、米中間でペーパー戦争開始!というところか。

米海軍はシナ海に対する「自由の航行作戦」継続の準備中である。シナはついに「虎の尾を踏んだ」か?


更に大紀元日本(3/30)によると「中国共産党第18回大会後、党内の反腐敗を主導する習近平氏や王岐山氏に対する暗殺未遂の伝聞が度々伝わってくる。北京の情報筋によると、現在習近平氏の護衛態勢は歴代最高指導者の中でも最高レベル」で、「博聞社3月7日付けの報道によると、習氏の現在の護衛態勢は歴代最高指導者の中でも最も厳重であり、外出するときの護衛は通常の政治局常任委員の最高レベル『第一級態勢』を遥かに超えている」というから気にかかる。また香港メディア「争鳴」2016年3月号の報道によると、「習近平当局はすでに指導部の要人が不慮な事故により職務を遂行できなくなる4つのケースを想定して、緊急対策方案を制定した。これは習陣営の反腐敗の決意と反対勢力の抵抗の激しさを如実に反映し、両陣営の決戦もいよいよ近づいていると見られている」ともいう。

シナ国内では、何が起きてもおかしくない状況にあるらしいから、パナマ文書がそれを後押しする危険性があるのだろう。

大統領選挙以外にも、これらについてしばし注目しておく必要がある。



ところで香港の友人からシナの軍事雑誌が届いたが、中を見て驚いた。日中安保対話でシナに旅していたころには、帰りの空港で軍事雑誌を買い求めたものだが、当時と比べて随分内容も良くなっている。それにしても「海自特集号」には驚いたから、今日はこれを紹介することにしよう。


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≪シナの「艦船知識」表紙≫

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≪裏表紙=定価12元(港澳:30港元=以前は香港$だったが…)とある≫


まず表紙をめくると織り込みがある。(紙面の都合で上下に分割したが)

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≪「南シナ海永興島新空港試験飛行」を示すもので、シナがこの1月6日に、民航機の離着陸テストをした時のものであろう。施設もなかなかのものに見える≫

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≪これは空母に対する武器搭載訓練であろう。母艦は『遼寧号』のようだ。≫

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≪次は三洋五海(大西洋、インド洋、太平洋、バルト海、北海、地中海、紅海、南海)を遠洋航海した時のものである。立ち寄り先での交流風景も出ている。≫

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次が日本の核戦力開発能力に関するレポート。次ページには、北朝鮮のミサイルに関するレポートもあるから、シナに対する“脅威”の分析だろうが、わが国の核武装について研究してくれているのも、ひょっとするとトランプ効果かな?

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そして次からいよいよ海自の作戦構想など、39ページに及ぶ海自の戦力分析特集である。画像の一部を列挙しておくだけにする。

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続いて旧日本海軍の巡洋艦秋津洲」の歴史的変遷、逸話が写真入りで解説されている。

まるで我が国の各種軍事雑誌か、防衛白書を読む感じだが、これだけ情報は確実に流出しているというあかしである。

我が国も、関係各国の軍事情報誌を入手して研究しているだろうが、これほど詳細に図解までしているものは少ないように思う。

使用写真の版権はどうなっているのだろう?と気にかかるが、コピー大国だけあって、他国の資料の複製販売は自由だということか?


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おなじみ「SAPIO」の5月号である。

「米国で話題の『新日本論』著者を直撃!」した古森義久氏の特集が興味深い。

国会議員らは下半身問題などで多忙のようだから、目を通す暇はなかろうが、せめて経済人や官僚には目を通してほしい。

「2050年、日本は奇跡の大復活を遂げているか?」という図解は実に面白い。内容はご一読あれ!

中国黙示録~未来のない国の憐れな終わり方~

中国黙示録~未来のない国の憐れな終わり方~

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

2016-04-01 トランプ発言と核武装

トランプ発言と核武装

先日、読者から「トランプ氏の言を俟つまでもなく、独自の核抑止、米軍の撤退も含めた防衛のあり方を真剣に議論すべきだと思いますが、今の日本では無理なのでしょうか」というコメントが届いた。


まずトランプ候補の発言についてだが、3月6日の産経によれば≪【米大統領選】トランプ候補の止まらぬトンデモ安保論…「日韓の独自の核保有いとわず」「在日米軍撤退を」≫の中で「米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は26日、大統領選の共和党候補指名争いで首位を走るドナルド・トランプ氏(69)のインタビューを掲載。同氏は大統領に就任した場合、日本と韓国の核兵器保有を容認し、在日、在韓米軍を撤退させ、日米安保条約について再交渉する用意があるとの考えを示した」とするものの中で、

≪日米安保条約についてトランプ氏は「片務的な取り決めだ。また米国には巨額の資金を日本の防衛に費やす余裕はない。(日本の駐留経費負担は)実際のコストよりはるかに少ない」と述べ、日米安保条約の再改定も視野にあることを明らかにした≫とし、≪さらに、日本と韓国が駐留経費の負担を大幅に増やさなければ「喜んでではないが、米軍を撤退させることをいとわない」と明言。日韓が北朝鮮と中国から自国を防衛するために、核兵器を独自に保有することを否定しないとした≫と伝えられた。


記事にもあるように、トランプ氏の発言の根拠には「米国の国益第一」があり、「米国は国際社会の平和と安定に、カネも軍事力も費やすべきではなく、余剰資金を国内経済に投下しよう」という内向けの選挙民向けの発言から「米軍撤退や、日韓の核兵器保有容認論」が出てきたとみるべきだろう。

米国は第2次世界大戦以降、世界の警察官となって“自主的”に国際的安定を求めてきたが、戦勝国でありながら、敗戦国の風下に並ぶのは許せない!という米国民の“貧困層”の不満に配慮したものだといえる。つまり巨大な格差社会出現に対する不満である。

しかし、金の切れ目は縁の切れ目。国民を無視して世界の「超大国」としての義務と責任を果たすという道を突き進む姿勢に、自国民が納得できなくなったのだ。

そこで彼らの支持を得て当選したオバマ氏は「世界の警察官」という役割を放棄したのだろうが、逆に米国の国際的信用度は相対的に低下したので、更に不満は高まった。

そこでこれらの状況をつかんだトランプ氏の登場になったのだろうが、あくまでも“選挙戦”という魔物の影響力を無視すべきではなかろう。

特に、戦後とっぷりとぬるま湯につかって“享楽”を楽しんでいる敗戦国・日本に対する米国民の不満は大きいのだ、と理解すべきだと思う。


湾岸戦争開始時、私は三沢基地司令だったが、各指揮官(家族を含む)の日本政府の態度に対するあからさまな不満は、いたく身に染みたものであった。

その後、沖縄勤務を経験したが、ここでも沖縄県民による“反米活動”に彼らは一様に“うんざり”していた。「同盟国なのに出て行けとは何事か!」というのである。特に下士官・兵とその家族に多かった。

次の漫画が当時の米国民の感情を良く表していると思ったものである。

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≪当時、米国の新聞に掲載された漫画。これが中流以下の米国民の本音だろう≫


今朝の産経には「候補指名、共和・民主両党で大逆転なるか」という記事が出た。

≪米大統領選の候補者指名をめぐる争いが熱を帯びてきた。予備選挙で民主党クリントン前国務長官とサンダース上院議員の競り合い。共和党は不動産王トランプ氏がリードしている。11月の選挙で第45代大統領に選ばれるのは誰なのか。

米大統領選の候補指名争いは共和、民主両党ともに、2月1日の初戦アイオワ州党員集会から約2カ月を経ても指名獲得に必要な代議員の過半数を得た候補がいない異例の展開をみせている。先行する共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)への指名を阻止しようとする下位候補に一発逆転の秘策はあるのか。「ウルトラC」の可能性を探った…≫


政治には金がかかる。何処の国でもほぼ大差はないが、特に米国の政治家は「金で動く」のを常とする。選挙資金の調達だが、もちろんこれには出資者が「見返り」をあてにしている。

クリントン候補のバックには、経済の本拠地・ウォール街が利権目当てについていて、今回も18800万ドルの大口献金があるという。一部には、シナの資金も流入しているらしいというから、当選した暁には、“彼”は彼女に何を求める気か?


しかし今回は面白い。トランプ候補は“自前”の資金2730万ドルで戦っていて、いわば大企業のひも付きではないからだ。

彼は企業家として「政治家は金のためなら何でもする」ことを熟知しているから、支持者はそれに期待していると言われている。

そう、一部出資者が得するダーティな政治家とそれを生み出すシステム・金のかかる選挙に飽き飽きしているのだ。

他方、クリントン候補に猛追している社会主義者のサンダース候補は、一般国民から上限27ドルの草の根献金で賄っているという。


従って、トランプ候補に見返りが期待できない企業は彼に猛反発しているのだが、この状況は米国民がよく知っていることであり、戦後の「米国式民主主義」に失望し激怒している多くの市民が彼を支えているのだから、多少“下品?”な発言をしてもトランプ人気は衰えないのだ。

更に彼には「既成政治家としての実績がない」からより新鮮味と期待感が生じている。国民は、今までのダーティな既成政治家には飽き飽きしていて、「顔を見る」のも嫌なのだ。

この現象は我が国はじめ世界中に広がりつつあるのだが、世界中、あまりにも穢れがひどく目が曇っている政治屋が多いので、彼らには現状が見えないのである。つまり、国民のニーズが読めない政治屋なのだ。


勿論“選挙”はミズモノだから、結果は出てみないとわからない。

但し危険なのは、政敵を倒すのはこの国では何も言論だけに限ってはいないということである。暗殺された大統領が相当いる国柄だからこんなことがニュースになるのだろう。

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≪産経の記事≫

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≪トランプ候補に後方からペンを差し出して近付いた女性記者。当然関係者は武器か?と防御する。それを暴力行為だとする米国メディアは思い上がっている。産経から≫


こんな状況だから、わが国も“希望的観測”でものを見ることをやめ、1歩下がって情勢を観察し分析すべきだろう。


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≪こうなってからでは遅いのだ!それともそう願う気か?≫


こんな情勢だから、トランプ氏が「日韓の核武装を否定しない」と発言したのだと思われる。

自分の身は自分で守るのが基本である。この発言に慌てふためいている我が国の方が見苦しい。「核の傘は信頼できるか、できないのか?」などといつまで米国に甘えている気か? ご先祖様が嘆いているとは思わないか?


処で我が国の核武装だが、ここで述べるには紙数がない。しかし面白い意見があるメルマガにあったからご紹介しておこう。

「日本が核自衛するとどんな世界に影響を与えるだろうか」というものだが、結論は「中共、韓国は即友好的に変わる」というのである。


その理由は「ロシアは東西挟撃をうける形になるので、西側への圧迫を緩めるだろう」

とすれば「日本の核自衛は欧州にとって望ましく、米国にとっても望ましいことになり日本は西欧の救世主になる」

同時に「今回の米研究所の発表の意図は、日本政府に対する核自衛を急げというメッセージであるとともに、米国は核戦争では日本を助けないという事でもある」


更に彼は言う。

「日本人の国防意識は遅れすぎている。戦後の反日マスコミの国防隠蔽により思考停止に陥っている。国民国家なのに徴兵反対を本気で主張するほどだ。近代国家の参政権と国防の関係を全く理解していない。

日本は特別な国ではない。自衛しなければ滅ぼされる。男は殺され女子供は奴隷だ。近くは満洲、遠くは元寇の被害を見れば分かる。今も変わらない」


そして最後に1953年の池田勇人・ロバートソン(国務次官補)会談で、池田が再軍備を断った理由(ただし、本当の理由は新日本軍が米国に朝鮮戦争に国連軍名目で動員されないためであった)を、

――対象の青年は占領軍により、何が起ころうと2度と銃を取らないように教育された。

――婦人は、大事な人を捧げたのに戦後大迫害を受けたので絶対に反対する。

――それでも軍隊を作ると、占領軍が共産主義を広めたので、共産主義革命が起こる可能性がある。

そして最後に「日本人が自分のことは自分でしか守れないと気付くまでには相当の時間がかかるでしょう」と述べたと書き、今、その時が来たのである。目を覚ませ。利敵内紛を止め、安倍さんの指揮の下、結集して核自衛を急ぐべきだ。国防自衛はあらゆる価値観、論理、制度に優先することを忘れてはならない」と書く。


核武装能力に関しては、平成十八(二〇〇六)年十二月二十五日付の産経新聞に「わが国の核兵器開発能力はほぼゼロからのスタート」と題して「核兵器の国産可能性について=政府内部調査文書(二〇〇〇年九月二〇日)」がダイジェストされているからご参考まで。

私の個人的見解は、機会があれば…としておきたい。

アメリカが日本を捨てるとき (PHP新書)

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静かなる日本戦区 (SEIRINDO BOOKS)

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安保法制と自衛隊

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2016-03-29 トランプ旋風が意味するもの

トランプ旋風が意味するもの

米国の大統領選は佳境に入りつつあるが、共和党のトップを走るトランプ氏に対して、米国の既成特権階級が反発し始めている。

今朝の産経には、ハリウッドのセレブ達が非難しているという記事が出た。


「相次ぐ暴言にもかかわらず、米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏。米国民の間でも『人気』と『嫌悪』が交錯する中、あからさまにトランプ氏を批判するハリウッドスターが目立ち始めている」とリードにある。勿論支持派のセレブもいるというが、記事を読むととりわけ、反対派の大物?達の言動も、トランプ氏に負けず劣らず品がないことがわかる。

「自分のことは棚に上げて…」とまでいう気はないが、直言居士のトランプ氏が大統領に当選すれば、彼ら彼女らの既得権益が失われるから必死なのだろう。


度々ここに取り上げる「リベラルたちの背信=アメリカを誤らせた民主党の60年(草思社)」の著者、アン・コールター女史は、戦後の世界をミスリードしたこれら米国リベラルたちの正体を余すことなく暴露している。

中でも第13章の「セレブ達の背信――もうお酒はやめたから、ニュースをたくさん見てるわ」の項は実に面白い。中見出しには「軽薄なセレブ達の軽薄な反戦運動」とあり、こう書かれている。


≪テロとの戦いについては下着モデルに言及しないことには説明かつかない。アメリカが生き残りを賭けた冷戦後最大の戦闘を開始すると、国民は世界でいちばん軽薄な連中の意見を聞きたがった――有名人(セレブ)である。

歌手、モデル、俳優、作家、ヒステリックな菜食主義者キム・ベイシッガーは、こぞって戦争に反対した。リべラルたちはみずからを雑兵に見立てた。ハリウッドのスターが将軍である。

ヴェトナム戦争では反戦運動が起こるまでに時間がかかった。いまではたちまち煽動団体が出現する。

9・11テロにセレブが動揺したのは無理もない。不快なセンセーションが巻き起こった。世界には、彼らやニューヨークのナイトクラブでのご乱行より大事なことがあるというのだ。

彼らの生活はお世辞にも英雄的ではない。セレブたる者、二カ月で百万ドルにもならない仕事などは眼中にない。食料などの必需品がどのようにして自宅の食器棚やクロゼットに並ぶかは皆目わからない。

自分のヘルペスの治療薬の値段を知らない者もいる。新聞の芸能面やゴシップ記事をにぎわせつつ、田舎者のファンの羨望に満ちた顔を思い描くのは大切なことだ。反戦運動への参加は、宮廷時代からちやほやされてきた選民たちに、社会的な存在意義をふたたび感じさせた。だが、彼らはアメリカヘのテロ攻撃の意味を把握していなかった。今回は大衆とともにテロの渦中にいるということを。

一般には、法外な収入を得ているナルシシストが重要な問題にコメントすべきではなかろう。しかし、ハリウッドの左派は、みずからの子供じみた祖国への憎しみを口にしたがった。民主党の政治家は、聴衆にはっきり説明できないにもかかわらず、こそこそ言ってまわった。

反戦ムードをつくり、しっぽをつかまれまいと具体的な発言は避けた。《ニューヨークータイムズ》は、読者は同紙の誇張癖にうんざりして、いちいち本気にしないし、テロリストに味方しているとは気づかれまいと思っていた。その間、ハリウッドの仲間はあけすけにアメリカ嫌いを□にしていた。

俳優のウディ・ハレルソンは、ロンドンの《ガーディアン》にこんな記事を書いている。

「祖国アメリカの嘘は聞き飽きた。この国の政府は嘘のかたまりだ」。ハレルソンは外国の読者に、アメリカはどこでもいいから「非白人」国家を壊滅させたかったのだ、と吹きこんだ。アフガニスタンヘの食料投下作戦はいわれなき侵略行為だったと攻撃した。ブッシュ政権の主戦論者が「ホワイトハウスを乗っ取り」、「テロ支援国家と名指しした非白人国にたえず戦争を」しかけている。おまけに、クリストファー・コロッブスにかみついた。わけもわからず、愚かなアメリカ人はテロに怒っている。

この分別あるコメディ俳優は、「戦争中はみな分別を失う」と冷静に解説し、「国旗と黄色いリボンとポス夕ー」の蔓延に不満を述べた。

リペラルたちは、映画『エクソシスト』でリンダ・フレアが聖水に反応したようにアメリカ国旗に反応する。星条旗ほどアメリカ国民に潜在的なファシズムをはっきりと示しているものはない(しかし、ドラッグを使用していなくて二〇〇二年に黄色いリボンを見るなんてことがあるだろうか?)。

「あらゆるメディアが戦争をあおっている」。保守系メディアの逆襲!記事はすべて彼本人の名義で書かれている。このたわごとが世界情勢をみごとに要約していると自負しているかのように。

女優のジェシカ・ラングは、迫りくるイラクとの戦争を「憲法、道徳、法律に反する」と非難した。「イラク法案」は「でたらめ」だと。

国名を間違えなかっただけ、バーブラ・ストライザッドよりましだ。(ニューヨークータイムズ)の社説ページよりは心持ちあからさまに言い足した。「ブッシュは大嫌い、大統領も政権もいや」。

女優のスーザン・サランドンは言った。「だれも重大な疑問にちっとも答えようとしない。重大なことはどうなるの?……大勢の人が傷つき、死んでいくのよ。真剣な議論が必要だわ。だれも発言していない……。これはニンテンドウのゲームじゃない。いざ戦争になったらどういう作戦をとるか? 戦地に何人送る? どうやって? その後はどうする? だれもそれを論じない。

もし……詳しい議論をしたら、イスラム原理主義についての統計数字は意味を失うでしょう。わが子を戦地にやってもいいかと訊かれれば、話は全然ちがうのだから」(以下略)≫


見事に左翼の正体を暴露しているが、わが国内に起きている現象もこれとまったく同じなのだ。レベルはより低そうだが…


今日の産経トップはこれだ。

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極めて変則的だと同盟国から批判されてきていた「集団的自衛権」の一部が行使できるようになったのだ。

天国で、これに尽力された岡崎久彦元タイ大使は、きっと喜んでおられることだろう。しかしまだまだ変則的だから、いずれ修正されるべきである。

これを審議した国会は、見るに堪えない混乱ぶりだったが、今、当時の党名を変更して、未だに破棄させようとしている勢力がある。

コールター女史が言った「軽薄なセレブ達の軽薄な反戦運動」に過ぎないのだが、本人たちはそう意識していないのだから始末に困る。尤も“セレブ”というには気が引けるが…。次号の「ジャパニズム」に彼ら左翼の活動を、私の体験から批判しておいたからご覧あれ。


ところで、トランプ氏は政策チームを編成した。

≪メンバーは不法移民に対して厳しい態度で知られるジェフ・セッションズ上院議員が率いる、自らの外交・安全保障政策チーム「国家安全保障諮問委員会」のメンバーを米紙ワシントンーボストに明らかにした。

メンバーは元軍人やテロ対策の専門家ら。自分自身がブレーンだとしていたトランプ氏だが、発言のぶれや矛盾を批判され、11月の本選を視野に外交・安全保障で助言を受ける専門家の人選を急いでいた。

トランプ氏は治安対策の観点からイスラム教徒の入国禁止や不法移民の退去を主張。また、通商問題で米国の「強さ」を復活すると提唱していることから、中東問題、エネルギー問題、テロ対策に詳しい人材で固めた。

「トランプ政権」の核になる可能性があり、トランプ氏は今後もメンバーを追加するとしている。ただ、トランプ氏は21日のワシントン・ホスト紙論説委員との会合で、米国の中東政策について「(他の)国づくりをすべきだとは思わない。自国を再建する必要がある」と語り、「内向き」(同紙)の姿勢を鮮明にしている。(産経)≫という。

またトランプ氏は「在日米軍は米国にとって利益にならず」「尖閣対応は言いたくない」「日韓の核武装に反対しない」とも発言している。


このような、今までの“公式発言”とは“ふた味”も違った意見を持っているトランプ氏だから、世界はその対応に苦慮しているように見える。

しかし、今までがぬるま湯状態だったのだ。

米国内の反応や意見は別にして、どちらが大統領に当選しても、同盟国たる我が国は、真剣にその対策を考えておかねばならない。

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≪さて、どちらが大統領の座を獲得するか?=インターネットから≫


むしろ、今まで通りの「花も実もない」ヌエのような建前外交は限界に近づいており、思い切った改革が必要なのだ。オバマ氏も「チェンジ!」と唱えてムードを煽ったが、結果は「yes we can't」だったじゃないか。


白を黒と言い続けて恥じなかった我が国の防衛姿勢も、もう変わるべき時期に来ている。世界中から非難されてきたが、肝心の日本人だけが気が付かなかったのだ。そう、その底流には「安保ただ乗り論」があったということを!

しかし、わが国にとってトランプ大統領出現は、災い転じて福となる兆しもある。脱皮する時期が近づいたとしたら僥倖だといえるのではないか。

いつまでも戦勝国の“植民地”に甘んじているべきじゃなかったのだ。

今までのわが国の政治が“虚構”だったのだ。

これを機に、自堕落な姿勢を改めて真の独立を勝ち取るべきチャンスが来たのだ、と私は考える。自堕落だった証拠に、現代青年の虚無的なおぞましい犯行が多発しているじゃないか!


問題は、日米安保核の傘にとっぷりとつかって自国防衛を忘れてきたキリギリス男らが正常に回復するのに時間がかかるだろうという点だ。

それに、我が国のバックについていた米国の強力な軍事力の影が薄くなると、シナが誤解する危険性があるから、それをどう乗り越えるかという課題が生じることだろう。

しかし、「いつまでも、あると思うな親と金」といわれるように、「いつまでもあると思うな米の庇護」と国民が感じて発奮すれば、トランプ大統領出現は、わが国としては大いに歓迎すべき出来事になるのではないか?


届いた航空雑誌のPR

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「航空情報5月号」

特集が興味深い。

特集1=「先進技術実証機X-2の正体」は誕生に至るまでの経緯が整理されていて役に立つ。

特集2=「東日本大震災と航空被害」も松島基地の津波被害と米軍による友達作戦などが興味深い。

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「雑誌『丸』5月号」

本誌は伝統ある軍事史雑誌だけあって、その貴重な写真類は他社の追従を許さない。特に写真技術が向上したこともあって、現代の写真か?と見まごうばかりである。そして私の連載も、159回目、いよいよ松島基地時代に入った!

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「航空ファン別冊=世界の傑作機シリーズ・MiG−25とMiG-31特集」

巻末近くに「ベレンコ中尉、自由への飛行」と題する“MiG-25函館空港亡命事件”記事があり懐かしい。1976年9月6日の昼過ぎに起きたもので、当時私は外務省に出向していた3佐であった。

「テレビで自衛隊機がソ連機を函館に強制着陸させたといっています」と若い室員に教えられてテレビを見たところ、何と函館空港に“MIG25”がいるじゃないか! 千歳基地、よくやった!と喜んだのもつかの間、自主的強行着陸だったことが後でわかった。

局長から「佐藤さん、見に行きたいでしょうね? 今自衛隊は除外されているようですが、佐藤さんは外務事務官ですから現場に行かれたらどうですか?」とトイレで語りかけられた。思い出深い事件であった…

安保法制と自衛隊

安保法制と自衛隊

戦闘機パイロットという人生

戦闘機パイロットという人生

  





 

KGYMKhoKGYMKho 2016/03/29 20:49 高1の私のクラスでも、Mig25談義に花が咲いたベレンコ中尉の函館強行着陸。
 ソ連軍が、Mig25を取り返すか破壊活動に出るので、陸自の司令官は、自分の判断で戦闘態勢にしたと新聞で見たが、門外漢の警察なんぞがMig25を管理しても、
意味がないのだが。
 アメリカの映画俳優なんて、「パールハーバー」みたいな映画に出て、中西部、南部の白人が、バケツみたいなポップコーンをむさぼりながら、週末映画を見ている。
 そういう国ですので、あてにせず、自前で防衛を考えたいですね。

2016-03-25 核施設警備は万全か?

核施設警備は万全か?

22日に、ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続テロ事件は、ゼロ金利とか衆参同時選挙か?とか、国会議員らの“不倫騒動”などで気もそぞろの我が国に衝撃を与えた。


戦後70年余、一切の軍事力を放棄し男は戦いを忘れ、国防は“戦勝国”に一存して、なりふり構わず目先の利益を追い求めてきた≪天皇を戴く商人国家≫は、それでもまだ反省が足りないようだ。

そんな中、日本人二人が被害に遭った…と報じられたが、それどころか「ISに参加しようとした日本人男性をトルコ軍警察が拘束、国外退去へ」というニュースには怒りと軽蔑が噴出した。

どっぷりと“平和”というぬるま湯に浸ったこの国らしく、未来を受け継ぐ青年が“ノー天気な”この調子じゃ老兵は死んでも死にきれない!

どうしてこんな無責任な青年が育つ国になったのか?


「海外機関で初『シリア人に誘われ』」という報道によると興味本位で出かけたようだが、あきれるほどの無知さに言葉もない。

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≪トルコで拘束された日本人青年。何ともみすぼらしい。親日国、トルコ国民の期待を損なった!=インターネットから≫


ISは、「家族・血縁がテロリストの隠れ蓑に」「謀議や秘密厳守に『血の交わり』」「身内から過激思想の影響も」などと報じられていて、ニュースの見出しを見ただけで察することが出来ように。

今回、トルコ警察が阻止してくれたからよかったものの、潜入してISにつかまっていたら、今頃政府はてんやわんやで、身代金の調達に奔走していたことだろう。「スミマセンでした」で済む問題じゃないのだ。

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≪身代金目当てに、こうなることが予測できなかったのか?。実に判断が甘い!=インターネットから≫


こんな若者を生んだのも、この国の教育程度が低いからだと思わざるを得ないのだが、たまたまこんな記事が産経に出ていた。引用が長くなるが全文を伝えておきたい。


●国歌斉唱は「大学の自治」を侵害するのか 国立大卒業式、実施は少数派 税金投入も大臣要請を?無視?

≪卒業式での国歌斉唱をめぐり、国立大の対応が割れている。国は各大学に適切に行うよう要請しているが、実施する大学は少数派にとどまる。要請に対しても「大学の自治を脅かしかねない」と批判の声が上がる。国民に広く定着する国歌の斉唱を求めることは「大学の自治」を侵害するものなのか。

▼「文科相批判『恥ずかしい』 大学側は混乱懸念か」

 「私が学長なら、国旗掲揚、国歌斉唱は厳粛のうちに行う」。馳浩文部科学相は2月下旬、岐阜大学長が卒業式などで国歌斉唱を行わない方針を示したことに対し「国立大学として恥ずかしい」と述べた。

 文科省によると、昨年の卒業式で国歌斉唱を実施した国立大は86校中、わずか14校だった。

 学習指導要領で国歌斉唱が規定されている小中学校とは異なり、大学には明文化されたルールはない。「大学の自治」や「学問の自由」が尊重されており、実施に反対する教員らの存在に加え、大学側が混乱を恐れて実施に踏み切れないとの見方もある。

 昨年4月、安倍晋三首相は参院予算委員会で「正しく実施されるべきでは」と答弁。さらに6月、当時の下村博文文科相が国立大学長会議で適切に国歌斉唱を行うよう要請した。

 下村氏や馳氏は「各大学の自主的な判断」「あくまでお願い」と強調したが、大学に国歌斉唱を求める国の姿勢に対し、一部メディアが「大学の自治」侵害を念頭に「不当な介入」「圧力」などと批判、注目が集まるようになった。

▼「実施大学の卒業生『何も違和感ない。歌って当然』」

 文科相の要請を受けて、昨年9月の学位記授与式(卒業式)から国歌斉唱を始めた大学がある。兵庫県加東市の兵庫教育大だ。担当者は「要請を受けて国立大として実施が当然と判断した」と説明する。

 23日、学校教育学部の卒業式が行われた講堂には、卒業生と保護者ら約270人が集まった。

 午前11時半、式典が始まると、卒業生や保護者らが一斉に起立。司会者の「国歌斉唱」という合図に続き、吹奏楽部による荘厳な伴奏が響く中、卒業生らは壇上の国旗を見すえ、堂々と国歌を斉唱した。

 卒業後は大阪府内の小学校の教員になる男子学生(23)は式典後、「これまで小学校の卒業式でも歌ってきたので、卒業式で国歌を歌うことは何も違和感はなかった。歌って当然だと思う」と話した。

 また大阪教育大は、平成26年に就任した栗林澄夫学長の方針で、昨年3月の卒業式で国歌斉唱を実施。奈良先端科学技術大学院大も開学以来、実施している。

▼「教員反発『権威に盲従しない。要請は的外れ』」

 とはいえ、国歌斉唱を実施する国立大は少数派だ。近畿では文科相の要請後も京都大、大阪大、神戸大、滋賀医大、京都教育大などは実施していない。阪大は「ずっと実施しておらず、なぜしないのかという検討はしていない」と説明する。

 これらの大学の多くは「大学が判断すること」との立場。和歌山大は「(大学は)学問の府として主体性を持つべき機関」と主張する。奈良女子大や奈良教育大は「卒業式では『蛍の光』が歌い継がれている」とし、国歌以外の歌を歌うことを理由に挙げた。

 教職員の間には文科相の要請への反発も大きい。京都大の若手教員は「学問では権威に盲従しないことが重要。要請は的外れだ」と憤る。別の教授も「五輪で君が代が流れるとうれしく思う」としつつ、「愛国心は強制されるものではない。強制は反発を生み、素直に喜ぶことができなくなった」と話した。

 教育問題に詳しい八木秀次麗澤大教授は「海外の大学では国歌斉唱は当たり前。大学の自治を主張する声もあるが、国立大には国家の将来を担う人材を育てる役割があり、私立大とは違う。国民の税金が投入されながら国の言うことを聞かないのか。式典で国歌斉唱を行うのは当然だ」と話している。≫


国立大学でさえこのように「愛国心欠如」なのであり、国税で「反日日本人」を養成しているようなものである。

批判すると教授ら大学関係者は、つべこべ屁理屈をこねて自己主張するが、その実教育成果は上がっておらず、その責任も一切取らないのだ。


如何に文科省の指導が悪かったかを示して余りあるが、役所もまた誰も責任は取らない。

だからというわけではないが、トルコで拘束された和歌山の青年は「日本での生活に嫌気」がさしたからだのたまっている。

確かにこんな教育を受けていたのじゃ、嫌気もさすだろう。自分は何のために生まれてきて「何をなすべきか」という人生の指針を学べなかったからだ。

現代日本青年が、あまりにも幼稚なのは、そんな教育とオチャラカ番組の悪影響によるのだろう。


しかし文科省だけではない。例えば23日の産経の記事によれば、こうだ。

●中谷防衛相「安保法成立とは関係なし」 防大卒者の任官辞退増加

中谷元・防衛相は22日午前の記者会見で、今年の防衛大卒業者のうち任官辞退者が47人となり、昨年から2倍近くに増えたことに関し、「自らの適正や進路について真剣に考え抜いた結果だ。残念ではあるが、職業選択の自由が保証されており、やむを得ない」と述べた。

一方、集団的自衛権の行使などが可能になる安全保障関連法の成立が要因との指摘が出ていることについては「任官辞退者全員から理由を聴取した結果、平和安全法制の成立に言及した者はいなかったと聞いている」と否定した≫

自らは任官拒否者ではなかったものの、2等陸尉で政界に転出した身、任官拒否者を強く非難できなかったのではないか?


少なくとも任官を拒否するのであれば、軍事教練が身に合わないと自覚した時点で去るべきで、卒業証書を受領すべきではなかっただろう。

我々のころは学位は授与されなかったから、任官拒否者も卒業者も一様に「学卒」の資格はなかったからある意味平等だった。

4年間、国民の税金で高度な教育を受け、卒業と同時にサヨナラでは、至誠にも仁義にも悖るというものだ。せめて中谷大臣同様、学費分を汗で償ってから去るべきじゃなかったか?その方が“一般人”に転換した後も、後ろめたくはなかろうに…


一部に、任官拒否者からかかった学費を徴収すれば、防大入学希望者が減る…などと、役人のような発言をする者がいるが、受験者の中にはもっと確固たる信念を持つ者だっているはずだ。これも一種の官僚的逃げ口上に過ぎないと私は思う。


ところで、話がテロから少し逸れたから戻すが、ISは「敵対する十字軍連合に暗黒の日々を約束する」という犯行声明を出している。世界史の流れの中で受けた仇を今返すという執念が(テロの言い訳にも聞こえるが)虐げられてきた民族の共感を呼んでいるのも事実だろうから、テロが一夜にして改善されることはなかろう。ではどう対処するか?


「テロリストの巣窟、ブリュッセル・モレンベーク地区 地下モスクが“醸造”するイスラム戦士」と報道されるように、流入する移民問題がその根幹にあるのは確かである。

次の「住宅街のアパートが“爆弾製造工場” 実行犯の捜索先を歩く イスラム移民街に困惑広がる」という記事を読むがよい。

 

≪【ブリュッセル=岡部伸】「静かな住宅街で爆弾を製造していたとは信じられない」−。空港で自爆したブラヒム・バクラウィ容疑者(29)らが借りていた部屋があるブリュッセル北部のスカールベーク地区は、レンガや石造りの中層住宅が立ち並ぶ住宅街だ。室内からは爆発物やイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の旗が見つかった。犯行準備が行われていたことに住民は困惑気味だが、テロの温床とみられることへの強い反発も聞かれた≫



ところがそんなさなか、3月22日の産経は「主張」欄に「『1億総活躍社会』の看板に偽りか。外国人労働者の受け入れ拡大の前に、日本人が活躍できる社会に力を」とこう書いた。

≪「1億総活躍社会」の看板に偽りがないなら、外国人労働者の受け入れ拡大の前に、日本人が活躍できる社会づくりに力を注ぐべきだろう。

 安倍晋三首相が政府の経済財政諮問会議で「外国人材の活用を進めてほしい」と指示した。自民党も特命委員会を設置し、受け入れ拡大策をまとめるという。

 雇用環境の改善で幅広い業種で人手が不足している。人口減少に伴い、中長期的にはさらに深刻化しよう。働き手をどう確保するかは、今後の大きな課題である。

 だが、これを解決するため、安易に外国人に頼ろうとする姿勢はおかしい。

 そもそも、外国人を「安価な労働力」と捉えているなら大きな間違いである。労働者として迎え入れる以上、社会保障や最低賃金などの雇用条件を日本人と等しくしなければならない。この分野は低賃金に抑えておきたい、という思惑があるのだろうか。

 34歳以下の若年無業者は60万人前後で推移している。保育所に空きがなく仕事を辞めざるを得ない女性や、親の介護に伴う離職者も後を絶たない。こうした課題に対処するため、国内の人材をフル活用するのが「1億総活躍社会」だったはずだ。

 とくに高齢者雇用の拡大、介護職員や保育士などの待遇改善は喫緊の課題だ。働き方や仕事の在り方も人口減少社会に適応する形へ見直すべきだ。新技術やロボットの活用も急がねばならない。

 聞き捨てならないのは、自民党の木村義雄特命委員長が「移民の寸前まで持っていけるかも含め議論したい」と述べたことだ。

 諮問会議でも、民間議員から永住権を取得しやすくするよう対策を求める意見が出ている。

 永住前提の移民と、企業が一時的戦力として雇う外国人労働者とは全く異なる。首相は「移民政策は考えていない」と繰り返し明言している。

 国策の大転換につながる課題について、前のめりで議論するのは容認できない。

 外国人労働者をめぐっては、過去に生活ルールを守らないなど地域におけるトラブルも続発した。労働力確保を優先させたいあまり、社会的コストを無視するような姿勢は問題だ。政府や自民党には、社会的な影響も踏まえた冷静な議論を求めたい≫

まさに正論だと思う。やみくもに、労働力の担い手として移民政策を推進した国が、今や「テロ攻撃の報復」を受けているじゃないか?

少なくとも今欧州で起きている問題は、単なる中東紛争の混乱で生じたISによるものというよりも、欧州に長く潜在していた異民族間の摩擦と不満がそれをきっかけにテロを呼んでいるといえるのではないか?

もし「主張」の内容が事実だとすれば、将来の混乱を避けるため政府に一考を促したい。


追い詰められたテロリストらは、今回は無差別に空港と地下鉄という人々が集まる場所を狙ったのだろうが、おそらく[目標]は別にあったと思われる。

それは、「敵対する十字軍連合に暗黒の日々を約束する」という犯行声明から読み取れるように「大量破壊攻撃」である。たとえばフランスのエッフェル塔など、“十字軍連合”国の象徴である。

911で、NYのツインタワーが破壊されたように…


今回ベルギー政府は、取り急ぎ原発を厳重警備したようだが、良い判断だった。しかし今後狙われる恐れは多分にある。“彼ら”には怖いものはないのだから…。


1945年8月、我々日本人はトルーマンによって広島、長崎に大量虐殺攻撃を受けて多くの犠牲者を出した体験を持つ。

今度は…などとは言わないが、万一生起すれば、欧州のみならず、地球の破壊につながる恐れがある。

3・11で貴重な経験を積んだわが国だが、その後の経緯を見れば、核分裂に対する理解度は「○か×か」という程度しかないように見える。

平時における普段の対策は良いにしても、人為的なテロ攻撃は防ぎようがない。特に我が国は「軍事」的素養を失っているから心配である。

加えてわが政府は「万全」という用語を乱発しているが、私の3800時間の飛行経験からしても、この世に「万全」という態勢は存在しなかった。


今からでも遅くはない。サミットも大事だが、丸裸の核施設防護に「万全」を期してもらいたいと思う。


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おなじみ≪WiLLの5月号≫

今月は、新編集長による編集第一号らしいが、編集方針に変わりはないという。総力大特集「日本共産党の正体」が読みごたえがある。さらに、「読者をバカにした朝日、外務省への抗議」は面白い。

ジュネーブで、杉山外務審議官が、慰安婦問題に関連して朝日新聞の過去の報道に言及したことをめぐって、「遺憾である」と朝日が抗議したらしい。

如何にもお山の大将らしい「言論機関」のやりそうなことだが、こういうのを≪非常識≫と昔は言ったものだ! ご一読あれ

安保法制と自衛隊

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大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した

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お国のために 特攻隊の英霊に深謝す

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日本を守るには何が必要か

日本を守るには何が必要か

戦闘機パイロットという人生

戦闘機パイロットという人生

2016-03-22 “生命”とは何か?

“生命”とは何か?

19日土曜日午前中は小雨だったが、午後は太陽が出るほど好天になった。この日私は靖国で「UFO知的生命のその後」と題して講演したのだが、UFOが雲を払ってくれたようだ!

小雨の天候だったにもかかわらず、境内にはかなりの参拝客がいたので感動した。遊就館の食堂で合い席した茨城から来られた82歳の御老人は、熊本の幼年学校を昭和18年3月19日に卒業したと言い、台湾に卒業旅行?した際、空襲に遭遇して危険を顧みず活動した4人が犠牲になったが、戦死扱いされなかったものの昭和41年にようやく合祀された、と当時の体験を話してくれた。仲間を悼む心が今でも感じられて印象に残った…


講演は、部屋がいっぱいになるほど盛況だったが、かなりの“マニア?”も参加していたから、私の方が聞き役に回りたいと思ったほどだった。

一般的に、この種の話題は興味本位にTVに取り上げられるが、そんな雰囲気とは違って皆さん熱心だった。

それはほとんどの方が“目撃体験”をお持ちだったからだろう。とりわけスマホに記録していた方が多かったのには驚いた。便利な機材ができたものだ。


私のこの種問題に対する基本的姿勢は、わが国の防空を担当する組織は当然【未確認飛行物体】も監視して記録しておくべきだという点から出発した。

処がどんどん情報が増え、関心が高まってくるに従い、今や私の好奇心は、宇宙の神秘、古代の不思議、UFO〜知的生命〜宇宙物理学〜量子力学〜「時間」とは何か?〜「生命」とは何か?と限りなく膨張していきつつある。


ところで話はがらりと変わるが、その「生命」について、18日の産経に面白い記事が出たから取り上げたい。

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≪心を癒やす動物たち=産経14面≫

ニューヨークのみならず、いまやわが国内でも“猫ちゃんブーム”とやらで、ペットショップは大賑わい。

前記記事でも黒沢記者は「優しい表情を持つ、邪心のないクマさんたちが世界中を幸せにしてくれることを心から願う」と結んでいるが、殺伐とした世界情勢を見ていると、当然そう感じることだろう。私も同感である。


次は小学生が書いた作文「78円の命」が絵本化されたという記事である。

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≪殺処分考えるきっかけに=産経≫

≪生き物を飼うということは一つの命にきちんと責任を持つことだ。おもちゃのように捨ててはいけない」と豊橋市の中学3年、谷山千華さん(14)が平成24年、小学6年の時に書いた作文だ。かわいがっていた近所の野良猫が生んだ子猫が保健所に連れて行かれたことを機に、毎年20万匹以上(当時)の動物が1匹あたり78円で殺処分されていることを知った。「命の価値がたった78円でしかないように思えて胸が張り裂けそうになった…」とつづっている・・・≫

殺人事件があるたびに、教育を担当する大人たちは「命の大切さ、重さを子供たちにしっかりと教える…」と記者会見するが、本来は大人たちが再勉強すべきで、彼らの本心は殺処分賛成派なのじゃないか?と思いたくなるほど無責任だ。

「邪心のない縫ぐるみのクマさんたち」と同様、子供たちの心は純真なのだ。それが年を取るにつれて、汚れがまとわりつき、邪心まみれになるのはどうしてか?

子供や小動物の方がよほど神に近い存在のように私には見えてくる。

次は後輩がインターネット上で紹介していた記事であるが、ご覧になってどう感じられるか?

私は、生々しい画像同様、大きな衝撃を受けた。学校教育とは何か?万物の霊長…などと人間様が言えるのか?そんな時代はとっくに過ぎたのではないか?と思ったからである。

今や、世にはびこる高学歴無教養人類たちは、畜生以下の存在でしかないのではないか?

●≪野良犬が発見、そして咥えているモノはまさかの…!

更にその後の行動が話題に http://spotlight-media.jp/article/255938917209306824  

人間様などと威張れません。この犬に「命」を教えていただかなければなりません」≫という後輩の感想は身に染みる。


その“人間様”は、世界中で互いに殺し合っていて、収拾がつかなくなってきている。何かというとすぐにミサイルを撃つ人種とか、異教徒をとっ捕まえては首を切り落とす人種とか、選挙で、自分に都合の悪い相手にはよってたかって罵詈雑言を浴びせるハリウッドの“有名人”とか、政敵に対して“殺処分”を実行しようとする人種など、とても野良犬に威張れたものじゃない。

例えば大紀元日本(3月21日)は「習近平の妻、暗殺未遂か 警察幹部が両会前に逮捕」としてこう報じている。


≪北京がもっとも社会の動きに「敏感」になる、中国共産党全国人民代表大会と中国人民政治協商会(両会)の開催前、1人の武装警察の幹部が逮捕されていた。容疑は、習近平主席の妻・彭麗媛氏に対する暗殺未遂だという。

 独立メディア・博聞社16日の報道によると、この逮捕された警察幹部は、中国旧正月あとに彭氏が予定していた旅行で利用する交通機関に、何らかの不具合を起こそうと画策していたという。彭氏の警護を担う中央警備局が電話を傍聴し、この幹部を逮捕した。

 報道によると、この「暗殺未遂」を防ぐために、幹部が所属していた武装警察部隊の全員に捜査対象となった。計画が、個人か組織か、また動機など詳細は明らかになっていない。

 彭氏は現在、軍のなかで解放軍芸術大学院長という高級幹部に位置する。しかし、消息筋の話では、彭氏と娘2人の警備は、軍ではなく中央警備局が担当している。習近平主席の警備は、中央警備局トップである王少軍・同局長が務める。

 ここ数年、政権を奪還したい江沢民グループによる習近平政権クーデター計画や暗殺計画説が、海外の中国語メディアで流れている。伝えられるところによると、死刑が確定している周永康・元政治局常務委員は、少なくとも2度暗殺計画を立てていたという。≫


実に殺伐とした行動だが、他方「4歳の米少年がピアノ名曲を演奏 『天才だ』と称賛の嵐(動画)」という記事もある(大紀元日本03/18)から紹介しよう。

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≪大紀元日本から:やはり幼児は穢れていない!≫


≪米カリフォルニアに住む4歳の男の子、エヴァン・リー君(Evan Le)。米NBC放送の人気バラエティー番組「リトル・ビッグ・ショット」に出演し、ピアノ曲2曲を披露したところ、その高度な技術と豊かな芸術性に全米の視聴者が釘付けになった。後日YouTubeにアップロードされたその時の動画は、わずか2日間で十数万回も再生された。

13日に放送された同番組で、まだペダルに足も届かない幼いエヴァン君が演奏したのは、モーツァルトの「トルコ行進曲」と難曲として知られる「熊蜂の飛行」。その卓越した技術に会場の観客からは感嘆の声があふれ、演奏終了後の拍手はいつまでも鳴りやまなかった。「天才」「神童」の呼び声も高く、将来への期待が高まっている。

「熊蜂の飛行」はロシアの大作曲家、リムスキー・コルサコフの作曲した名曲で、熊蜂の羽音を模した親しみやすい曲調は、誰しも聞き覚えがあるほどよく知られている。後に別の作曲家によって編曲されたピアノ独奏版は、超絶技巧を駆使したピアノの難曲として知られている。

NBCの報道によると、ベトナム系米国人であるエヴァン君がピアノを始めたのは3歳ごろ。わずか数か月後にはクラッシック音楽の様々な曲を弾きこなすようになった。好きな音楽家はバッハ。https://www.youtube.com/watch?v=sQ7d_WmJcXU&feature=player_embedded


矢張り、年齢とともに人は穢れていき、能力も減退することが証明された?ようで、今後のエヴァン君の成長に注目したい。

せめて次の漫画のような“毒気”に侵されずに、健康に成長してもらいたいものだ!


以下、わが国にはびこる“大人たち”に蔓延する“色情因縁症候群”の一例を、届いた漫画でご紹介する!


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≪後輩から届いた漫画集≫


ジェットパイロットが体験した超科学現象

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実録 自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO

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日本を守るには何が必要か

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安保法制と自衛隊

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