軍事評論家=佐藤守のブログ日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

■軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!■

2007-07-05 ちょっと一息・・・食品危機など

ちょっと一息・・・食品危機など

 私のブログの読者は実に真面目で真剣、いつも感心すると同時に教えられている。ちょっとエキサイト気味?なので、ここらでちょっと一息、身近な問題を写真で御紹介しておこう。

 漸く中国の『食品の安全性』が世界中の話題になり始めたが、オリンピックを控えた胡錦濤政権にとっては舵取りが大変だろう。今朝の産経は7面で「米、深まる中国不信」との見出しで「中国製の原材料が原因」で、食品始め「安全性に問題のある中国製品が米国で次々と発覚」し米中貿易関係が一段と緊張してきていると伝えている。

 地上波テレビのワイドショーでも、かなり詳細な報道を始めたが、私が現地で見てから10年たって漸く日本人もその危険性に気がついたようだ。

 胡錦濤政府は相当以前からこの問題に着目していて、農民政策を改善しようと懸命に取り組んでいたようだが、あちらの研究員の言葉を借りると「国が広すぎる」こと「共産党自体が腐敗している」から、なかなか末端まで徹底せず、主席の努力は報われていないという。彼らが属する上流社会?では既に自分達の「食の安全は自ら確保」するのが当たり前で、信用できる店以外では買い物しないという。しかも出来れば外国から輸入された安全な高級品を買うのがブームだそうで、例えば「りんごは青森りんご」という風に。だから、我々が「ホテル」以外の“一般大衆食堂”で食するのを必ずしも彼らは奨励しなかった。

 10年前に北京を訪問したとき、ガイドが「自分が渡すもの以外は飲まないでくれ」といってペットボトルを毎朝手渡してくれるのだが「ガイドが仲間の商店と契約した手間銭稼ぎ」なのだろう、と我々は勝手に解釈していたのだが、それがとんでもない間違いだとあとで気がついた。

 万里の長城を見学後、山間の一般道に「蜂蜜」が並べて売ってあるのを見て、マイクロバスを止めさせて瓶を手にとって見たとき、ガイドは私に「先生、本当に買うの?」と聞き、「何が入っているかわかったものじゃない。買うな、それは毒だ」と制止した。「君は自国の農民の味方じゃないのか?」というと、彼は「とんでもない。自国民でも信用できない。自分の命は自分で守る。先生、私がガイドする3日間は絶対に私に従って欲しい。病気になられたら私困るから。本当に買う気?死んでも私知らないよ」と言ったので全員買わずにマイクロバスに乗った。養蜂業?のおばさんたちから「ギャーギャー」大声で罵られながら・・・。「写真1」がそのときのものである。f:id:satoumamoru:20070705113519j:image

 2000年秋、上海、桂林、西安、北京と各地を廻ったが、特に地方では自由気ままに田舎を見て歩いた。少数民族・チワン族の集落では、全く観光客などが居ないのに、市場?ではおばさんたちが野菜や川魚を売っていて、ガイドが「この魚がおいしいのです。今日は友人宅で料理してもらいましょう」と買い上げた。電灯もない玄関先?では、若い女性がビーズを使った刺繍をやっていた。写真を撮らせてもらいたい、というと恥ずかしそうにうなづいた。「写真2」がそれだが、彼女達の稼ぎは、驚くほど少なく、中間業者に搾取され「奴隷ですよ」とガイドは言った。f:id:satoumamoru:20070705113618j:image

 桂林の中心部から車で10分も外れると、辺りは農村地帯、まるで昭和30年代にタイムスリップした気分になる。農村の集落では、働き口がない青年達が、ツーパイ(紙牌)や玉突きに興じていて、我々を珍しそうに眺めている。時々、暖簾を掻き揚げて、主婦や子供が麺類を食いながら出てきて我々を眺める。手を振って応えると、笑いながら引っ込むからなんとも純情である。「写真3」f:id:satoumamoru:20070705113713j:image

 農村集落の入り口には竹籠を編んでいる若い女性が居て、家の周りは雑然としているが、一歩農道に入ると、両サイドには一面の野菜畑が広がっている。そんな中で、上半身裸の老農夫が一人鍬を振るっていたが、やはり我々が気になるらしく、時々手を休めて我々をじっと見つめている。なんとものんびりした農村風景で、山本先輩が「佐藤、この香りの懐かしいこと。われわれの少年時代を思い出すなー」と言った。私も「日本の原風景というか、まるでミレーの晩鐘を思い出す風景ですね」と少々キザに応えたものだが、集落を巡回した帰り道、ここを通ると一段と強烈な匂いが漂っている。しかも風に乗って「粉」が舞っている。畑を見渡すと件の老農夫が籠から白い粉を手づかみで野菜に撒いている。何とそれは日本では禁止されている「農薬」で、全く希釈もせず「花咲じじい」風に撒いている。勿論彼は上半身裸、素手である。あわてて車に戻り、気になって服を払ったのだが、とにかく字が読めない彼らは、農薬の危険性も全く知らず、撒けば撒くほど効くと思っているらしい。ガイドに「まさかこの野菜を日本に輸出するんじゃないだろうね」と聞くとただ笑っていた。彼は日本の大学に留学した知識人だったが、「日本のレベルに達するのはとても・・・」といった。「写真4」がそれである。農薬を撒く姿は危険で取る暇はなかった。f:id:satoumamoru:20070705114003j:image

 とにかく、こんな状況であることを日本国内に知らせるのがメディアや外交団の任務だし、大使館の手に余る場合は、中国に進出した企業人が伝えるべき情報であろう。漸く今頃世界、それも米国が騒ぎ始めて日本のメディアが追従しているのが情けない。国の機関が厳重警戒に入ったと言う情報は見ないが、輸入に当たっては、他国に比べて一段と厳しい「措置」を講じているから、大丈夫と言うのが“見解”なのであろう。

 しかし、120万を超える在日外国人に対処すべき公安職員の数がどれほどなのか、食品検査官の全数がどれほどか国民は知っているのだろうか?「毒物の含有量が日本の規制値よりも高いことは事実だが、継続的に、または大量に摂取しない限り問題はない」と担当部署が答えるのは目に見えているが、私のささやかな経験からだけでも「既に10年」経過している。気づかずに摂取を続けていたら今頃どうなっていたか・・・。口の悪い後輩は「フサフサになっていたかも!」というに違いないが。10年前に私の話を聞いた家内が、直ちに中国野菜を食卓からはずしてくれたことに感謝している。

 しかし、自宅でいくら各人が真剣に対処しても“外食”からは排除できないから、外食すればするほど摂取する機会が多いということになろう。ミート何とかのイカサマ食肉よりもある意味で危険である。それに食器類、割り箸などなど危険物は限りない。中国人自身が「自らの健康は食の安全から」と言って既に実行しているのである。

 先日家内に“連れられて”米国企業の大スーパーに行った。以前は米国産牛肉輸入禁止でかなり影響を受けていたそうだが、今は解消されて日本人客が多く買い求めている。そのスーパーから今まで陳列されていた中国産の野菜などが一斉に姿を消していた。米国政府のお達しらしいが、これこそ政府が取るべき国民の健康を考えた食の安全確保のための初歩的第一歩であろう。今朝の新聞チラシには、土曜丑の日も近いとあって「うなぎの宣伝」があちこちに出ていたが、未だに中国産が出回っている。勿論、全部が全部そうだと言うわけではない。しかし、米国とのやり方がこれほど違うのはなぜだろう?と考えてしまう。我が国では「疑わしきは罰せず」という精神は、食の安全にも適用されるらしい。あれほど米国産牛肉輸入問題で大騒ぎした国なのに・・・なんとも変な国である。

 ところで、先日のブログに関して、メールで情報を伝えて下さった方が居る。北朝鮮がらみの政治家の写真がインターネット上で公開されていますから御参考までにお送りします、というのでそれを最後に掲載することにしたが、版権がどうなっているのかは不明である。御存知の方が居られたらお教え願いたいと思う。f:id:satoumamoru:20070705115018j:image

以上、ちょっと一息!

隠居隠居 2007/07/05 13:00 先ほどTVのワイドショウを見ていたら蜂蜜とはまったく関係ない材料で「蜂蜜」が作れるそうです。人間の頭髪のアミノサンから大豆から抽出するアミノサンと同じものが採れて「毛髪醤油」が作れるとも言ってました。

キラーT細胞キラーT細胞 2007/07/05 13:16  東アジア黙示録氏が今日のエントリーで「シナは国号を“中毒”と改めよ」と書いてゐますが、言得て妙ですね。そこで紹介されてゐる北京の運河の写真には驚きました。

  http://dogma.at.webry.info/200707/article_3.html

 いくら中共が全体主義国家でも、茲まで環境破壊が進んだら覆ひ隠す事は出来ますまい。崩壊は時間の問題でせうが、その前に外へ打つて出て来る危険が大である事は周知の通りです。我が国にそれに対する備へがまるで出来てゐないのは残念の一語に尽きます。

とおるとおる 2007/07/05 14:10 最後に載せてある写真には、「一息」では無く、息がつまってしまいました。
中国共産党は、文化大革命で7,000万人も殺したりしていますので、本気で解決しようと思えば、共産党の伝家の宝刀を使い、偽造食品などは直ぐに解決するはずです。(偽造食品などの偽造品の製造・流通・販売に関係した人は処刑)

TUNOMITUNOMI 2007/07/05 14:19 いつもブログを拝見させていただいております。
軍事を語らずして、日本を語るなかれ!!
とても素晴らしい言葉ですよね!(^^)
私も・・軍事を語らずして世界を語るなかれという精神でおります!
ところで、金正日氏がらみの画像の版権ですが、これは北朝鮮国内のパーティー会場でしょう。
この位置からの撮影ですから、当然のごとく北朝鮮関係の方に権利がございますでしょう?
しかし、たぶんロシア関係者だろうと思われる方が写っている画像を、
よく思い切って掲示されていましたね。元サイトはどこなのでしょう。
そこから考えると北朝鮮関係のサイトとは思えませんけどね。
テキストデータより画像データの情報のほうが貴重な場合がありますのにね。

たかたか 2007/07/05 18:12 朝日放送の「ムーブ!」という番組にて、久間氏の原爆発言について、大谷昭宏氏、宮崎哲弥氏、橋下徹氏が討論しました。http://diablo.web.infoseek.co.jp/movie2/move3.wmv
また、「ムーブマガジンスタンド」のコーナーの2つ目のテーマで、「週刊文春」2007年7月12日号で取り上げられている「緒方元長官の闇 検察捜査が封印した総連副議長『許宗萬と永田町』」が紹介されました。(翌日の午後4時頃に動画が消去されます。)
自民党や社会党の売国奴議員たちの名が続々。

たかたか 2007/07/05 18:21 http://diablo.web.infoseek.co.jp/movie2/maga.wmv

たかたか 2007/07/05 19:38 まだまだ中国せいで死者が増えているようです。
日本の他人事では済まされない事態です。

<パナマ>中国産原料のせき止め薬で死者387人
中米パナマで中国産原料を含むせき止め薬の服用で死亡したとの訴えが、387人分に上っていることが4日、分かった。AP通信が伝えた。犠牲者数はパナマ保健当局が現在認定している約100人を大幅に上回る可能性が出てきた。
 不凍液などに利用される有害物質ジエチレングリコールが中国産原料に混入し、パナマ製のせき止めシロップに使われた。事件を担当する特別検察官に387人の遺族から訴えがあったほか、153人から後遺症被害の報告が提出されているという。
 このせき止め薬はパナマ社会保険庁が製造し、同国の保険加入者のみが購入できる。昨年10月ごろから致死率の高い「謎の病気」として国民を脅えさせた。
 ジエチレングリコールは無臭でわずかに甘い。摂取すると嘔吐(おうと)、頭痛などの症状が出て腎機能に障害が出る。日本では85年、ジエチレングリコールが混入したワインが販売される騒ぎがあった。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070705-00000058-mai-int

月虹月虹 2007/07/05 20:55 中国ではお互いがだまし合うような社会で生きている様です。
だから、自分の非を認めることは死につながる...
それがわかれば、彼らとのつきあい方が解ってくると思います。
油断は大敵ということです。

ぼ〜んぼ〜ん 2007/07/05 21:39  環境汚染や食品安全上の問題があったとき、環境庁、厚生労働省の役人が常套句として「直ちに健康上の被害をあたえるとは言えない」という言葉をよく使いますが、この「直ちに(ただちに)」が曲者ですね。このような問題ではたいてい国民が知りたいのは長期間摂取したときどのような影響があるのかなのに、このような白々しい的外れの回答でごまかそうとしている役人に怒りを覚えます。
「直ちに健康上の被害を与えるとは言えない」ではまったく答えになっていません。・・・今度言ったらしばくぞ!

青い竜胆青い竜胆 2007/07/05 22:52 「疑わしきは罰せず」というより、『面倒くさいから罰せず』か、『自分には関係無いから罰せず』の様な気がします。
日本人は日本人に冷たいですから…。

それと、既に御存知かもしれませんが、医者に扮したテロリストは日本にも居ます。
詳しくは以下のサイトを御覧下さい。
『在日医師Redを追求する』
http://www.geocities.co.jp/Milkyway/5533/
一応未遂で終わった様ですが、医者が起こすテロは、日本も他人事では無いと思います。

Jdia0120(雉さん)Jdia0120(雉さん) 2007/07/05 23:16

アメリカ食品医薬局(FDA)
http://www.fda.gov/
を見ますとこの中にFDANEWSという所を見て頂くと良いと思います。

例えば
FDA Detains Imports of Farm-Raised Chinese Seafood
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2007/NEW01660.html
とか
FDA Warns Consumers
Not to Eat Veggie Booty Snack Food
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2007/NEW01661.html
恐ろしい言葉が書かれおります。
他にも危険な歯磨き粉とか毒入りペットフードとか
もあります。ジエチレングリコールは自動車用の不凍液ですし、子供が食べるスナック菓子にサルモレラ菌に感染している製品を平気で売りつけるとは。世も末です。輸入に頼る日本の政策をそろそろ見直すべきですね。食料自給率が先進国で一番低い国ですから。 特にシナと朝鮮半島とはもう本当に関わりたくないです。

いやいや〜、いやいや〜、 2007/07/06 03:44 >ジエチレングリコール
ビジネスホテルや旅館によく置いてある「使い捨て歯磨き粉」もですよね。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/h0615-6.html
安い・タダなのには理由があるのですね。

JASMINJASMIN 2007/07/06 05:55 中国の<有毒化学物質まみれ>の日本への輸出用野菜類については、恐ろしい現実を週間文春が何年も前に特集を組んで写真入りで記事を紹介してました。是非知識として知っておいて欲しいヤングママ達の年代はそのような記事を読まないで、見た目が蝋細工の様に綺麗で、異常に長持ちして、不思議な程安い、風味の無い中国産野菜を買って子供達に食べさせつづければ子供達が青年期に達する頃は、体に有害な残留農薬、防黴剤が溜まって不具合が生じてもアフターカーニバル(あとのまつり)ですませられる問題ではないので日本は国として早急に対策を講じて欲しいです。

大学生大学生 2007/07/06 08:35 食糧を輸入に頼る今の日本では、国内の農家も高齢化が進み、これから先の穀物、野菜の生産量はガタ落ちになると考えられます。しかし今、生物工学的に食物生産工場で野菜の栽培の研究がなされています。現時点ではキューピー等で一部で原料化、商品化されているのですが、無菌室も同様な工場で作られた野菜は無農薬で、甘さなど、味も良いそうです。当てる光の色を利用することで味や生育状況に影響をもたらすのでとても安全です。外食産業の方でも安全な野菜を使って欲しいものです。

TSTS 2007/07/06 09:15 アメリカの牛肉にはすぐ反応するくせに中国の農産物にはなかなか反応しない日本の官僚は国賊ものでしょう。(自国の農作物を信用しない金持ちの中国人はコシヒカリなどをわざわざ日本から取り寄せて食べているそうです。)

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