軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

66回目の「終戦記念日」


≪御退席される両陛下。御心中いかばかりか=戦没者追悼式:産経から≫


午後4時から30分間、靖国神社に参拝した。時刻が遅かったせいか、15分ほど並んだだけで、すんなりと参拝できたが、今年は若者たちの姿が目に付いた。
神社周辺では、この国は何かがおかしい、とメディアや既成政治などに疑問を投げかける青年たちの「街宣隊?」もいて、若者たちの意識の変化を感じた。

いかにも今時らしいファッションの青年男女、紋付きはかま姿の青年?。よく、老若男女と表現されるが、半々以上若返ったのではないか?と、“茶髪”の女の子の後ろに立った“無髪”老人は嬉しくなった。

とりわけ気を引いたのはインドのご婦人で、退出時に各鳥居で立ち止まって拝礼していたことである。
何はともあれ、民主党という「外資系外来政権?」の閣僚が全員欠席し、境内を汚されなくて本当に良かったと思う。彼らは≪立ち入り禁止≫である。

靖国神社=産経から≫


4時半過ぎに九段下駅に向かったが、続々参拝者が続いていた。今年は確かに何かが変化したような気がする。東日本大震災の影響かもしれない。


若くして国家に身をささげた多くの若者たち(独身者)は、未来永劫国が供養する義務があることを忘れてはなるまい。これを忘れたら、好むと好まざるとにかかわらず、何らかの怒りに触れることは間違いないと私は信じている。それを仏教では自業自得という。


そのあと、大手町 サンケイプラザに向かった。お盆中日、とても聴衆が集まるとは思えなかったが、日本世論の会日本兵法研究会が主催する「日本の復興と国防を考える集い」に参加した。
第一部で「原点に立ち返り、あるべき日本の国防体制を論ず」という題で基調講演を“命ぜられた”が、持ち時間は20分、「国防の基本方針」の矛盾を指摘するにとどまった。
続いて「歴史教育と国民精神の復興」について、藤岡信勝氏(新しい歴史教科書をつくる会会長・拓殖大学客員教授)が基調講演したが、日本神話の持つ意味深さを平易に解説、10分間の休憩後、第2部は「祖国日本の再建 ―真の復興と国防はどうあるべきか― 」という題でパネルディスカッションが行われた。しかし、限られた時間の中で、パネラーは特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏、ノンフィクション作家の河添恵子氏、川村研究所代表の川村純彦氏、藤岡信勝氏、日本世論の会会長の三輪和雄氏という錚々たる論客だったから時間不足でコーディネータの家村和幸日本兵法研究会会長も大汗をかいていた。
会場には250名以上の熱心な聴衆が集まってくれたが、日本の現状に対する危機感が漂っていたようで、ここにも確かな変化が感じられた。聴衆は少なかったが…


このような会合の度に感じるのだが、乱れきった政治、無責任なメディア、疲弊しつつある経済…などなど、それに比べてわれわれの小さな努力は≪暖簾に腕押し≫、その間にも日本の弱点を突いた「超限戦」が深く浸透しているように感じる。

中国のことわざに「同じ山に2匹のトラは住めない」というのがある。軍事、経済などなど、米中間の対立はすでに始まっており、来年以降、その衝突は回避できないところまで高まることだろう。

落ちるところまで落ちた日本の現状は、童話「アリとキリギリス」のキリギリスなのだが、その自覚がないのが悲しいが、好むと好まざるにかかわらず、双方のはざまで呻吟することになるだろう。

パチンコマネーに依存するTV・新聞業界は彼らの言いなりで、ばかげた韓流ブームだとか。資金源?の遊戯店が「がんばろう日本」などとのぼりを立てて節電どこ吹く風で営業している姿はどう見てもパロディだろう。そんな連中に時間とカネ、つまり塩を送って恥じない日本人・・・

マ、首相や大臣らが自らそんな団体と太い関係にある日本政界だから、庶民の楽しみにいちゃもんつけても始まるまい。拉致された被害者よりも、拉致にかかわった「犯人グループ」が手厚い保護を受け、議員立候補する平和でのどかな国柄なのだから…


昨日と同じ様によく晴れたセミが鳴く猛暑の昭和20年8月15日、4球ラジオの前に正座して両親とともに拝聴した「終戦の御詔勅」を今改めて聞き返すと、「耐えがたきを耐え、忍びがたきをしのんだ」両親の苦労が思い返される。
あれから66年目、皇后の手を握られる天皇のお姿が、おいたわしく感じられたのは私だけだったろうか?

速やかに、戦没英霊に御親拝頂ける道を作ってほしいと思うのだが、所詮はごまめの歯ぎしり。後継者?がこの有様では全く望みはないというべきか。

≪この国に人材はいない!=今朝メールで届いたもの≫

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