軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

目を覚ませ、東京都民!

都知事選について、各地から意見が届く。九州の友人からの“警告”はすでに書いたが、埼玉県民である昔の部下から、≪つれづれによもやま話≫と題して、長文の手紙が届いた。“岡目八目”だが、と断ってあるが、読み終わって、そうだった!と感じるところがあったから一部を紹介しておこう。


≪七六歳の殿様を、政界から引退していた御仁が担ぎだし、脱原発のワンフレーズで一点突破を目指しているが、今回も東京都民は踊りだすのでしょうか?
何せ原発の恩恵を東京が一番受けていたのですから、公約として東京からそのエネルギーをふんだんに使用しない。東京の夜はもっと暗くする。テレビ局の24時間使用を抑制する等々を訴えるのだったら筋が通と思うのですが!!
国会議員140名も引き連れて中国共産党主席に朝貢し、頭を垂れさせた恥ずべき日本人?に担がれて首相になった御仁が、今回もまた何をもくろんでいるのでしょうか?
140名の朝貢が何かの役に立ったのでしょうか?≫


≪過去の都知事美濃部亮吉なるものがいて、マルクス・レーニン主義の都政12年間の不作為は、東京を極東の田舎ものにしただけじゃありませんか?

都民の排泄物の“汲み取り”を無料にするとし、バキューム車は都内を走り回り、市ヶ谷、水道橋の堀の小舟に満タンにして東京湾に運んで捨てさせ、その後始末も考えず、ただただ東京湾が汚くなったことをよく覚えております。
こんな彼に都民は12年間も“熱中”したのでした≫


≪また、「青島ダアー」で売ったタレントは、全くの不作為で終わりました。
このころ西の大阪でも「パンパカパーン」なるお笑い芸人が知事になり、惨めさだけを残して去りました。
これらを見てもわかりますように、有権者に良識を求めることは、所詮、詮無い話であります。
選挙戦に突入すると、有権者たち老若男女はお祭り気分で、テレビのインタビューで「だれが知事になっても同じだ」とうそぶく始末です≫


≪ところでわが埼玉県の知事を紹介します。
御多分に漏れず人気はありません。九州は福岡出身、前は民主党衆院議員でしたが、投票率20%以下で当選したのを悔やしがる様子をTVで見せました。
その後、彼の一面を見せる問題が起きました。
県の新規採用職員の就任式において、挨拶した文言が問題になったのです。


曰く「自衛官は殺しの練習をしている。諸君たちはそれと違って、多くの県民に喜びを与えて感謝される」
この比喩、比較は自衛官よりも、という優越感を味あわせるためか、その不適切さが彼には思いつかなかったのが、問題なのです。
しかし、自衛官には「事に臨んでは危険を顧みず」という崇高な使命があることを軽んじている≫


≪ところで自民党の現幹事長のことです。それは26年1月15日、輸送艦おおすみ」と釣り船の衝突事故で新聞の見出しが「繰り返された海自事故」で思い出しました。
これまたすぐに防衛相は「誠に遺憾と謝罪」、私はとっさに、どちらに謝罪したのか、前の件(あたご)もあることだし、このメッセージはまた間違ったのじゃないかと危惧しました。
(中略)
(あたご事故の時)防衛省は部下である艦長以下の証言を信用せず、糾弾までしたのです。(詳細は「正論」25年9月号)
特に時の石破大臣は漁協の組合長と千葉県知事に謝罪させるため、海幕長を同行させ、さらし者にし、処分後更迭したのでした。
白か黒かわからないうちにですよ。また海自のOBたちも朝日新聞の尻馬に乗り、テレビに入れ代わり立ち代わり出て艦長以下を非難しました。
石破大臣の、自分の部下を一切信用しないこのやり方、当時も今も恥ずかしく腹が立ったほどでした≫


≪26年6月、5年もかけたこの裁判の結果、東京高裁の裁判長は「イージス艦(あたご)側に衝突の回避義務はなく、両被告の過失は認められない」として1審判決を支持、検察側の控訴を棄却し、無罪が確定、その前の横浜地裁でも「清徳丸(小型漁船)」が回避行動をとることなく、イージス艦に衝突した」
本当でしたら、この結果を受けてから防衛相は動くべきだったのです。

現場の部下たちの証言を信用しない政治家たち、防衛省、またOBたち…

戦前の海軍はサイレントネービー、黙して語らずを貫き通しました。
それに引き換え、戦後の士官たち防大の連中は、もう“武士の情け”という言葉さえ知らないのかな!
それとも艦長が「防大出」ではなかったからかナ〜
ただただ、防大の連中が軽くなったのと違いますか? 違ったらあしからず≫


≪昔、ナイキ部隊員として横須賀にいた時、油壺で米海軍の家族らとヨットで遊びました。彼らには「小型の船は大型タンカーや軍艦などには近寄らない」という不文律があり、それらを守ることを学びました。
だから私も彼らも、大型軍艦にスピードが速い小型漁船が回避もせず近寄って行ったことが理解できませんでした。一方、無罪になっても、あれほど大騒ぎしたマスコミ、テレビ、NHKなどは間違い報道の反省もなく、ただただクチナシ花でした!
偉そうに正義を述べていた識者たち?は臆面もなく今でもテレビに出ています。
首相の靖国参拝慰安婦問題についても一言あります…
(少し長いので今回は省略)≫


≪日本人の若者では、体育系出身者たちはしっかりしています。が、国家観についていうと少し違和感があります。それは体育大会、外国との体育祭、オリンピックで日の丸が上がり、国歌が歌われる時、外国人は自分の国に誇りを持ち堂々と歌うのに、日本人のスポーツマンは一片の誇りも見えず、口をあけて歌わない。いわんや国内の日本人においてをや。というわけですが。


支那人朝鮮人は不愉快な人種であります。日中、日韓は謝絶するがいいと思いますがいかがでしょうか?
長くなりました。乱文乱筆にて候。ご海容くださるべく候≫


彼が退官した時の挨拶状には「居心地良さからさようなら」とあったことを思い出す。
彼のこの手紙から、一都民として、過去の無様な知事達の存在を忘れていた事を思い出した。
現役時代も勉強家であり、頼りになる下士官だったが、この手紙も“岡目八目”どころか、目が覚める思いがした。


昔も今も、日本軍の下士官は優秀であり、向学心に燃えているし、何よりも現場を確実に掌握する術と目を持っていると思う。
ソ連に抑留されて殺された近衛文麿公の長男、近衛文隆中尉も常々「大陸とは付き合うな。聖徳太子の言は正しい」といっていたというが、とりわけ面白いのが、次の世界最強の軍隊構成である。


世界最強の軍隊
1、 将軍=米国
2、 参謀=ドイツ
3、 下士官・兵=日本  日本軍の下士官と兵は優秀だ!

世界最弱の軍隊
1、 将軍=支那  
2、 参謀=日本・・・一生涯現場を知らずに参謀になる。
3、 下士官・兵=イタリア

徒然なるまま、都知事選への“警告”に同感だったので、届いた手紙のエッセンスを公開したまで。
彼には今夜電話で了解を取るつもり・・・

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