SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

コピーワンス見直し方針それぞれ

総務省地上デジタル放送推進に関する検討委員会を開催したそうな。
主な問題として、コピーワンス見直し案が提案された。
コピーワンスというのは、放送信号にコピーを禁止する信号が含まれ、基本的にダビングが出来なくなるというもの。目的は著作権の保護で、AV機器やインターネットなどでの不正コピーを防ぐことが目的。

総務省は、地上デジタル放送推進に関する検討委員会 第19回を開催。2011年のデジタル放送全面移行を推進ための課題についての検討し、地上デジタル放送で適用されている「コピーワンス」の見直し方針については、機器メーカーや放送事業者からの提案が行なわれた。

社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の提案はコピーワンスを止め、「コピー制限なし、出力保護付き(EPN運用)」とすること。これは、どういう事かというと、EPN対応機器のみであれば録画・編集・ダビングが可能というもの。原則PCはEPN対応しないことから、インターネットへの流出は防げるというもの。
一方、放送業界(NHK)はコピーワンスを維持するとのこと。維持しつつ、拡張していくというもの。この度の提案では、「現行規定でバックアップも含めて2つのコピーをHDD内に持つことができることを利用し、コピーは2回まで、バックアップも可能」とするもの。
先日、アナログのコピーガード信号を外していく方針が決まりましたが、デジタルはなかなか自由にはならないようです。
2011年、アナログ地上波は終了しますが、そのときまでにどのような規定になるのか注目したいところです。デジタルコンテンツの不正コピーが心配されていますが、音楽CDなどのように、本当に愛着があればオリジナルを買うのでそう大きな影響はないと思ってるんですけどね……。
ともかく、消費者が困らないような仕様にしていただきたいですね。