SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

映画「ゲド戦記」、観た

以前、『宮崎吾朗監督が「萩原朔太郎の詩」を参考にしている事を明言しており、詩を拝借しているのにも関わらず高々と「作詞・宮崎吾朗」と宣言しており、かなりしょっぱいなぁ〜』というネタを書いたところ、『(映画を)観もしないで文句を言うな』と、ちょっとお門違いなコメントを頂いた事でお馴染みの『ゲド戦記』ですが(お馴染みではない)、観てしまいました。
まず、泣けない、心にじ〜んとくるところもそんなにない、意味が分からない、などと観ながら「??」なところがいっぱいありました。いや、個人的な感想ですよ?(笑)
複線もいろいろ張ってあるのですが、特に説明されるわけでもなく、「おお、そうくるか!」というよりも「え、なんでそうなるの!?」と思わせるシーンが多かったです。
例えばですね、テルーがアレンに剣を持って行く行動は分かりますが、ハイタカ、テナーを助けるためにテルーとアレンが一緒に行く意味が分からん。あそこで一緒に着いてかないと、テルーはクモにさらわれないからかねぇ。
さらに、テルーのあの終わり方はなんだい。何となく分かっちゃって度肝抜かれたわ。今までなんだったの(笑)。とにかくね、説明がなさ過ぎ。「真の名」「龍」……視聴者を黙殺。
あとはやっぱり声優さんでしょうか。菅原文太さんはいい感じですが、手嶌葵さんは声優さんには向かないかなぁ。そもそもセリフがおかしかったですけども。
というわけで、これまでのジブリ作品ではすごく感動したり、ハラハラしたり、涙したりといった、「ああ゛〜観たは〜」という何とも言えない満足感がありました。しかし、残念ながら「ゲド戦記」にはそれがなかったのであります。
原作がどうかは分かりませんが、あまり良く表現はされていないんでしょうね……。