SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

アップルがHTCを訴える

アップルが特許についていろいろ訴訟を起こしているのは有名な話ですが、今度はスマートフォン開発でめざましいHTCを訴えたそうです。
具体的にAndroidなのかWindows Mobileなのかは分かりませんが、以下の内容についていちゃもんをつけている模様です。

  • iPhoneのユーザーインタフェース
  • iPhoneのハードウェア・ソフトウェア設計

アップルから見れば箸にも棒にもかからない競合であれば恐らく放っておいたと思うのですが、「放っておくことができない驚異」にもしかしたら感じているということなのかもしれません。
この訴訟に対してHTCは訴状を調査している段階で、アップルが「対抗企業は独自の技術を生み出すべきであり、われわれから盗み出したりするべきではない」と悪者扱いするのに対して、HTCは「HTCは特許権と特許の施行を尊重しているが、独自の技術革新を擁護していくことも固く約束する」と紳士的に写ります。
もし、Android相手であるのなら、モトローラサムスンあたりも問題だと思うのですが、今回、HTCだけに問題提起しているのはなぜなんでしょうね。
また、今回マイクロソフトAndroidのご本尊グーグルの名前ももちろんないそうです。

Apple最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、米国時間3月2日に声明を出して「われわれの生み出した特許技術を対抗企業が盗用していくのに対し、ただ黙って見守っておくことも、何らかの行動を起こすことも可能である。だが、われわれは立ち上がって行動する決断を下した。競争行為は健全なことだと考えているが、あくまでも対抗企業は独自の技術を生み出すべきであり、われわれから盗み出したりするべきではない」と述べた。

これまで日記でいろいろ書いてますが、革命的な特許は守られるべきだし尊重すべきです。
でも、当たり前のように使われてきた内容でたまたま特許出願が通ってしまったようなつまらない技術の特許であるならば、仲良く黙っていて欲しいものだと思います。大人的には特許フィーの支払いとかクロスライセンスあるとは思いますが、特許に縛られて革新的な便利なデバイスが作れないのは人間の営みや共栄、発展的にもったいない事だと思うんですよね。
さて、どうなるんでしょう、反訴されたりして。