SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

はやぶさ2予算ほぼ確定

小惑星イトカワから結局のところ「ガス」を持ち帰った「はやぶさ」ですけども、その後継機となる「はやぶさ2」の予算について、13年度の予算案に盛り込まれることが決まったんだそうな。
ただし、要求額114億円に対して103億円の予算となりそうです。
はやぶさ2は地球近傍小惑星と呼ばれる地球に接近する軌道を持つ太陽系の「C型小惑星(162173) 1999 JU3」に接近してサンプルを回収して地球に帰還することが目的。
順調に進めば、2014年中に打ち上げられることになりますが、帰還は2020年。
また長い旅が始まるわけです。

■はやぶさ2 - Wikipedia

はやぶさではサンプルの回収について成功とは言いがたい結果となりましたが、はやぶさ2ではこの仕組みを改善。弾丸系から円筒形に衝突体を変更。さらに複数の衝突体も用意するそうです。今度はドラマチックな要素はいらないので、無事にサンプルの回収が成功するといいですね。
この小惑星で有機物質が見つかれば、新たな生命の起源が分かる可能性があるそうです。

政府は24日、人類で初めて小惑星の物質を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の製作費など約103億円を、13年度予算案に盛り込む方針を決めた。

余談ですが、本日、H-IIAの22号機が打ち上げられる予定です。
今回はあまりニュースにはならないかもしれません。なぜならば、今回打ち上げるのはいわゆる偵察衛星北朝鮮の情報を収集する目的があるそうです。

三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構は、H-IIAロケット22号機による情報収集衛星レーダ4号機及び実証衛星の打上げについて、下記のとおり実施することを、お知らせいたします。

実証衛星というのは「光学5号機実証衛星」のことで実験機なわけですが、アメリカの偵察衛星に次ぐ性能。その解像度は41cm。すごいですよね。情報収集衛星レーダ4号機の解像度は1mです。
さらに余談ですが、アメリカから今年「GeoEye-2」という情報収集衛星が打ち上げられる予定ですが、その解像度は25cm。
Google Maps衛星写真の解像度がさらに良くなるかもしれませんね。