SATOXのシテオク日記

~ふもっふ、ふもふも~

マイクロソフト、XNA開発終了

マイクロソフトが提供していたXNAの開発を終了すると発表しました。
この内容は一開発者としてはちょっと衝撃的で「何やってんだ!マイクロソフト!」と叫びたいところ。
XNAというのは、いわゆるCPUに依存しない仮想プラットフォームとその開発環境のこと。C#/.NET Frameworkがベースとなっており、それぞれXNA Framework、XNA Game Studioと称しています。
簡単に言うと、Xbox360Windows Phoneで動作するアプリやゲームを作ることが出来る環境の進化が終わったということ。とっくに開発は停止いていたと思いますが、Durango向けの開発に専念したいという事なんだと思います。
でも簡単に想像できるのは、XNAに情熱を注ぎこれから一旗揚げようと思っていた人にとってはとても残念な話です。

マイクロソフトが提供するXbox360WindowsWindows Phone向けゲーム開発環境の「XNA」。2006年の登場から多くのゲーム開発者に愛され、教育現場でも活躍してきましたがマイクロソフトは今後XNAの開発に注力することは無いとデベロッパーに向けたメールで明らかにしました。

SCEも同じ悩みを抱えていると言えますが、そちらの方は比較的周りを巻き込んで広げています。それはPlayStation Mobile。
XNAとほとんど同じコンセプトのプラットフォームですが、PlayStation Vita、ソニーAndroid端末、タブレット、それからHTCのAndroid端末、それからシャープのAndroid端末にも対応しました。
OrbisでもPlayStation Mobileが提供されるかどうかはかなり怪しいもんですが、コンセプトはいいとしていつか必ずスペックの違いが出てくるのは明らか。一方でそういったものが足かせになって、よいものが作りづらく、縛られるというジレンマがあります。
「異なるハードで共通」なんてのは美しく正しい気がしますが、なにかジェネレーション的なものをしっかり規定してスペック的に進化できる余地や言い訳を残しておかないと、ユーザの方がついていけなくなると思います。
だからAndroid使ってるくせにOuyaとかTegra縛りとかSHIELDなんてのが出きたり、この端末は新しいAndroid OSに対応するのか?とか心配しないといけないわけです。あ、いつのまにかAndroidの悪口になってる。