血栓4
そんなこんなで退院しまして、次の週はもう一度CTの撮れる方の病院へ。経過よさそう、ということで、近所の病院に転院になりました。で、一回は様子見、薬が出て終了だったのですが、次の週に色々検査したいので朝を抜いてきてください、ということに。
血液検査、レントゲン等々の結果、血液そのものには大きな異常はないこと、心臓の音に異音はないが、心臓がやや大きい、弁が完全に閉まってないことなどから、心臓が原因であることが考えられるとのこと。
ともあれ、経過は良好なので、普通のお散歩ぐらいの運動ならOKということで、ほぼ日常生活に戻ることになりました。
血栓3
さくらさんは順調に回復しまして、入院二日目にはもう歩行している、三日目にはちょっとづつだが食べている、という状況で、木曜日(四日目)に午後休取ってお見舞いに行きました。会ったときはやはり退屈そうではあったんですがしっかりとアイコンタクトができて、それ(飼い主)よりも外が気になる、という風でした。おそらく薬を入れるための鎮静剤(かなにか)が効いていたのだと思います。すくなくとも「ご主人様と感動の再会」などという、ぼくとさくらの関係からは程遠いイベントはありませんでした。それでも自分でちゃんと立ってる、歩いてる、ということには感極まるものがありまして。
そして、金曜日に先生と電話したところ、まぁ退院の相談もしたいので、ということで、保険の書類等々をもって土曜日に面会に行きました。土曜日は前回よりも意識がはっきりしていて、飼い主が来た犬らしいしぐさもみせてくれ、先生が言うには入院生活がストレスになっているようだ、とのこと。ベッドとフロアの間を飛ばないとならないが大丈夫か、一日家を空けることがあるがペットシッターさんの当てがある、等々話して退院、となりました。
血栓2
さくらさんが血栓で倒れてから一週間。無事に退院までこぎつけました。
朝の散歩途中、おしっこをしたと思ったら、カエル飛びをしだす、家に帰ってからも蛙飛びで暴れる、吠える、という状態になり、どうもただ事じゃないとかかりつけのお医者さんへ。暴れる、は少しおさまっていたものの、吠える、という状態だったので、クルマの中で待ち。
レントゲンを撮影されて、脊髄の圧迫か、血栓である旨告げられ、脊髄だと手術になるので70万円ぐらいかかりますけどいいですか、といわれ、まぁいいです、と回答。じゃあ、ということでCT撮れる別の獣医さんを紹介してもらってそちらまで。
CTの撮れる獣医さんのところでは、とりあえずエコーで血栓らしきことを確認して、足を深爪しても血がほとんど出ない、ということで血栓の疑いが強いと。で、CTを撮って確認します、ということになり、一旦帰ってもいいですよ、と言われ、緊張がたまり切っていたのと(手術の要らない)血栓らしいということで、少しほっとしてしまい、リラックスしたいんですが、と要らないことを言ってしまい、いやいや、CT撮影中に大事になる可能性もあるんで、ということで近所のコンビニに行ってパン食べて車の中で待ってました。
で、クルマの中で待ってたら看護師さんが呼びに来てくれまして、CTの像の説明を受けたわけです。頭の方からずーっと見ていくと、腰のあたりで血管が完全に詰まってる。血栓を溶かす薬は2回分で一本7万円ですけどいいですか、と聞かれて、問題ないです、と。じゃ、様子みてみますか、と言われてさくらさんが連れてこられたのですが、鎮静剤のせいかトローンとしていて、全然目があわずこれが最後になったらいやだなぁと思ったのを強く覚えています。3割ぐらいはそれでもうまくいきません的な話も聞きました。
骨髄の圧迫か血栓か、と初めのお医者さんに言われていたのですが、血栓のほうが軽いと思い込んでいました。帰宅後に血栓でググると、非常に、痛ましい事例が出てきて、怖くなってすぐ引き返しました。
そのあとの一日は、悪いことばかり考えてました。
次の日、電話で後ろ脚も反応してると、その次の日は歩いてると、その次の日は少し食べられるようになったと、その次の日、お見舞いに行ったのですが、疲れてるのか、早くどっかにいきたいのか、あまりこっちを意識してくれなかったのですが、それでもいつもの(ちょっと足元が震えているが)さくらさんでした。
金曜日に退院のこととか相談したいんですが、と電話で言われて、じゃあ明日お見舞いに行くので話をきかせてください、と。
お見舞いに行ったこの日のさくらは非常に機嫌よく笑ってました。まだあまり食べられない(というか気まぐれで食べたり食べなかったりする)という話と、一日家を空けるがシッターさんをお願いするつもりでいる、という話をしたところ、じゃあ、退院にしましょう、という話になりました。
階段の上り下りは自信がないみたいですが、懸念だったベッドへの飛びあがり、飛び降りはできてます(スロープ買ったけど使ってくれない) 本当にほっとしました。
ちなみにそのシッターさん体調不良でお願いできないと知ったのは後の話。
Kindle版出しました。
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閑話
文フリで爆死しまして、どうしたものかなー、なんて思ってるわけですが、ガイド・ドッグと冬花はやっぱりちゃんとした形にしたいので、もう一回文フリ出るかどうかは検討中です。
もう一冊書き下ろす、冬花のアップデートする、ができるようなら参加すると思います。(2.5冊新刊が出れば、という感じ) その時にはもう少しコストを絞って文フリでよく見るフォーマット(表紙カラー、カバーなし)になるんじゃないかな。
何といってももう一冊を書くというところが結構な難題で、そもそもモチーフがない状態(書きたい話がない)なんで、どうなることやら、という感じですね。