東京 芝 とうふ屋うかい

父母が行きたいといっていたのでたまには親孝行。うかいに電話を入れて行って来た。予約を入れたのは一ヶ月ほど前だったのでこの季節はそうとう暑いはず!と、メインを通常の鍋料理豆水とうふ(豆乳湯豆腐みたいなもの)から冷たいとうふ料理の松前どうふというのに変えて用意してもらっていたのだけれども、今日起きてみたらそんなに料理で涼をとらなきゃいけない感じも無い。
気分としても暖かいものメインで食べたいなぁと思って、朝電話してやっぱり豆水とうふへ戻してもらいました。
芝の東京タワーの真下、昔東京ボウルがあった広大な敷地に立つとうふ屋うかい。よく見るとつくりは舞台美術みたいに突貫工事っぽいんだけれども、いかにも「それらしく」つくってあるので気分は盛り上がるというもの。和風アトラクション、といった風情で外人も大喜びでしょう。
お庭も中もとにかく分かりやすい「日本」であふれている。やりすぎ感や安っぽさは否めないけれども、これくらい大げさにやらないと伝わりにくいよね〜上手いですね〜といった感じ。
お部屋ももちろん全室から庭が見える個室。私たちが通されたのは座敷ではなくてテーブル席(でも和風の個室)。まあいいでしょう‥

で、今日食べたもの。

枝豆とうふ
あげ田楽
お造り(鮪、平政)
八寸(山桃のワイン煮、小芋・蓮根・鮎の酢浸し、玉蜀黍のすり流し)
豆水とうふ
しょうがご飯
ぜんざい

お味は普通。田楽味噌は結構美味でした。豆水とうふでおなかいっぱいになったので全体的な量の少なさも全然気にならない。ヘルシーでよい。おつくりや、ごはんもぜんざいも少なめだし。ということでおばあさんでも平らげられること間違いなしの原価が果てしなく安そうな料理でした。
和食のコースとか食べに行くともう動けないくらい食べさせられるのが常なのでこういう適量って、求められていると思う。世の中、健啖家ばかりじゃないのでね。父母もこれなら、負担がかからずに食べられて満足そう。

まあテーマパーク型飲食店としては、一度行っておいても楽しいかな、と思う。品が無いこととCPの悪さについては行く前から分かっていたことなので、何も言うまい。