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2009-11-30

文学フリマ新刊情報その2 文学フリマ新刊情報その2を含むブックマーク

12/6の「第9回文フリマ」合わせの新刊情報その2です。

まんがタイムきらら連載中の、三上小又ゆゆ式」本第3弾です!

これもまだ編集中です…。


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ゆゆ式ファンブック「ゆごろく!」

B6コピー8ページ 頒価100円

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目次

・前文

・「ゆごろく!」ガイド

・ゆゆチャット/「ゆゆ式きらら最新号分について(月読絵空×sayuk)


前文


 春の文フリ発行「ゆゆゆみっくす!」、夏コミ発行「二コ二コ四コマ」に続く『ゆゆ式』ファンブック第3弾は「ゆごろく!」です。

 まず最初に前号の釈明から。

 オーソドックスファンジンとして作られた「ゆゆゆみっくす!」に続くものとして、当サークルは様々な企画を考えました。絵が描けない・文字オンリーという不利な状況で、しかしガチガチの「批評誌」ではない「ファンブック」を目指すにはどうすればよいのか(もちろんこれは「批評誌」を否定するものではないです)。いくつかの条件をこの企画については課しました。


1)文字オンリーの不利を覆せるひとひねりがあること

2)Webではできない本であること

3)お手軽に(数日程度で)作れる本であること

4)新しいこと・面白いこと


二コ二コ四コマhttp://d.hatena.ne.jp/sayuk/20090809/p1 はもともと、「作品レビューじゃなくてコマレビューとかあったらいいよね」という与太話から生まれました。まず第一に、毎週のようにゆゆ式の話をしている(ゆゆ式学会!)私の周りが、もはやこの話いいよねという段階ではなく、このコマがこの台詞がというレベルになってきているという状況がありました。Twitterなどでの談義では「P○左△コマ目」のような表記ばかりが並んでいます。「作品レビュー」「単行本○巻レビュー」「連載○回目レビュー」さらに「○本目の四コマレビュー」を超えて、『ゆゆ式』議論は各コマレビューまで解体され始めていたと言えるのは確かです。

 逆に、四コマという形式自体がその状況をもたらしたとも言えます。基本的に同じサイズのフレームの中で描写が続いていること、コマとコマの連続前後関係)が一意であることは、コマ→四コマ1本→1話→1作品という階層構造が厳然としてあり、その中での要素としてのコマの働きを非常に捉えやすいという特徴をつくります。通常の非四コマ漫画では「コマレビュー」という発想は非常に難しいでしょう。

 与太話の時点では、誌面を四コマと同じサイズのフレームに分けてそこにレビューを書く、という発想でしたが、OHPシートやトレース紙を用いればダイレクトにその「コマ」にテキストを書き入れられる、というアイデアにすぐに行き着きました。「二コ二コ」と冠してはいますが、同じ文字数のフレームが並ぶ、という点ではファミ通クロスレビューにも近いかもしれません。元作品の「引用」の形式としても、今までのスキャンし配置する形とは全く違う目新しいものになったと思います。一方で、せっかくのアイデアを生かし膨らませられたかどうかについては少し不満点が残りました。もう一点、どこまでが批評でどこまでが二次創作なのか? という興味深い問題も発生しました。


 コマの一つ一つに解説としてのテキストを付与しうること。コマそれぞれが等サイズ・等価フレームであること。コマとコマの前後関係が決まっていること。(もちろん非四コマでも「読む順」は決まっていますが、自由に分割された誌面の場合、全体を一瞥したのちに読み進めるというような「非連続」な読み方が可能ですし、それを見越した形での、前後しないコマ同士の相互作用を付けることもできます。四コマ形式はそういった点でよりストイックです)

 この特徴が何に似ているかを考え、私たちはもう一つのアイデアを得ました。それが「双六」です。双六の1つ1つのマスは大きさは違いますが、ダイスの目1つ分であること、1つの命令/イベントを含むことでは等価です。また基本的にそれぞれのマスが1つの軸上で前後している点も、四コマの形式を想起させます。最初のコマ(タイトル部分)を「ふりだし」に、最後のオチのコマをゴールにすること、それぞれのコマをマス目に、描かれた内容をイベントに読み替えることで、連載1回分、そのそれぞれのコマを批評的に解体しうるのではないかと考えました。

 また「ゆごろく!」では、『ゆゆ式』それぞれのキャラクターに対応した駒が付属しています(マス目の中には、そのキャラクターに特定したイベントの発生もあります)。『ゆゆ式』は基本的にはストーリー四コマではなく、連載1回あたりで1ネタシチュエーション(「今日の議題」とか!)をどのように各キャラクターがやり抜いてゆくかという話です。キャラクターを駒に模し、各コマ=マス目に対応したイベントを通過することで、綱渡りのようなコミュニケーションそのものを疑似体験する、というのが「ゆごろく!」のコンセプトです。(その意味で、前作以上に「どこまでが批評二次創作なのか?」という問題を突きつけることになるでしょう。私たちの考える、批評誌ともパロディとも分類されない「ファンブック」とはまさにそういったあり方です)

(もうひとつ当然のことを書きます。この「ゆごろく!」には、『ゆゆ式』1巻P109-116を「双六」に変換するテキスト付属しています。しかしここにあるのはあくまでコンセプト/レシピです。あなたが望めば、別の回別のページについての「ゆごろく!」が、さらには別作品のそれが発生するでしょう。「批評」はいくらでも増殖しうるでしょう。)

「二コ二コ四コマ」が固定されたフレーム動画演劇的な)を、つまりは二次元を問題にしていたとすれば、「ゆごろく!」はタイムライン的なもの、一次元意識していると言えます。ふたつを合わせてはじめて、私たちはより立体的に『ゆゆ式』を語ることができるのではないか。つまりはもう一度、『ゆゆ式』をめぐる私たちの与太話に付き合ってほしいのです。

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