何度

か通って見慣れているはずの景色も、時間が違えば様子も変わって、そして自分がいかに周囲のものを情報としてでしか捉えていないかということにも気付く。
コミュニケーションをとること。それを求めていたはずなのに、頭の中だけの堂々巡りで、びびってしまっていた。条件反射だけあって。
よいか悪いかなんてどうでもいいから、まずは周囲のものごとをじっと観てみること。
人は思うほど人を観ていないこと。それは自分もまた同様であること。
1人1人の顔をじっと観てみること。どんな暮らしをしているか、好きなことは何か想像してみること。
それを思ったとき、おもしろそうな人に声をかけて話をはずませている自分が見えた。