セイバンモロコシ(イネ科モロコシ属)

今の時期最もよく見かけるイネ科植物は下の写真のセイバンモロコシなんじゃないかと思います。
牧草として輸入された植物で、牧草名は「ジョンソン・グラス」です。



セイバンモロコシは名前からも分かるようにトウモロコシと近い種類です。円錐型の穂もトウモロコシの穂の形と同じです。



セイバンモロコシの群生:丈は150cm。大きいものだと2m以上になるらしい)





セイバンモロコシの穂:穂だけで30cm以上あります)

  • 和名     セイバンモロコシ(別名:ジョンソン・グラス)
  • 学名     Sorghum halepens(イネ科モロコシ属)
  • 類似種    ノギナシセイバンモロコシ(ヒメモロコシ)
  • 開花時期   5−11月
  • 自生場所   全国の道ばた、草地、空き地
  • 丈      100−200cm
  • メモ     アフリカ原産で牧草用に輸入され、戦後に野生化。

類似種にノギナシセイバンモロコシ(ヒメモロコシ)がありますが、小穂の先に芒[のぎ]があればセイバンモロコシで、無い場合はノギナシセイバンモロコシなので、判別は比較的簡単です。


(穂をアップで見ると、芒がでています。開花している穂からは、約や柱頭などが出る)





(若い穂:今から穂が飛び出してくる勢いを感じます)


種判別のために家に持ち帰ってきたら2匹とも大興奮で、すごく食べたそうにしていました。
牧草として輸入されたくらいなので、味は美味しいのでしょうけど、若い葉には青酸が含まれ、家畜が中毒を起こす事が稀にあるらしいので、大事をとってセイバンモロコシはプク&モリに食べてもらうのを控えました。

ちなみにセイバンモロコシだけでなくトウモロコシを含むモロコシ属の葉には有害な物質が含まれていることがあるらしいので注意が必要だなと思いました。

モロコシ属のいくつかの種は、成長の初期にシアン化水素、ホルデニン、硝酸塩などの有毒物質を致死量含むことがあるので注意が必要である。さらに成長した個体でも、ストレスを受けるとかなりの量のシアン化物を作ることがある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%B7%E5%B1%9E


とういわけセイバンモロコシのプク&モリ評価は今回は無しです。


(不服そうなプク&モリ)

プク:「今日は味見なしか・・・。つまらん」




モリ:「味見ないなら、もう寝るわ・・・」


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