Maya44e クロック交換

コンデンサ交換後ですが、1週間ほど経つとやはり低音が戻ってきました。何故なんでしょうね。S/PDIFの2値信号しか使っていないのに。。

それはとりあえず置いておくとして、今回調子に乗ってクロックまで交換する事にしました。まず交換にあたって一つ勘違いをしていた事に気付きます。

このクロック、パッケージからして発振器だと思い込んでいたのですが、回路を追うと電源が来ていません。水晶以外の2端子ともGNDなのです。セラミックパッケージの振動子があるのは知ってますが、4端子のものは初めて見たかも。ちなみにメーカーはSUNNY Electronicsだそうです。韓国系かな?
で・・・

これが交換に使う発振器です。FOX ElectronicsというアメリカのメーカーのXPRESSOシリーズのものです。売り文句に「Extremely Low Jitter」とあります。データシートを見る限り、Extremelyは言い過ぎじゃね?って感じですが、Jitterに関する数値が細かく記載されてるのは好感が持てます。普通PhaseJitterとかだけなのにTotalJitterまで載っていたりします。ただし、電流かなり食いますね。35mAとか。まぁ仕方ないか。
とりあえず発振器なのでどこからか電源を引っ張ってこないといけません。もともとの発振波形から、3.3V系だと分かったので近くの電解で3.3Vの平滑用のを探します。

丁度近くにあったのでこんな感じになりました。パラっているのはフィルムコンです。容量は適当なのがなかったので大きめのを使いました。かなり適当にやっつけた感がありますが、その内気が向いたらちゃんとやり直すということで・・。

で、多少の不安を抱えつつ電源ON!・・ちゃんと鳴りました。そしてすぐ気付く音の変化。弦楽器の音が変わったぞ?輪郭がはっきりし、音の前後感がUPしました。やはりクロック交換は効きますね。
ただし、この基板、3.3Vはマザーから直で取っているのです。よって電源の質の影響をもろに受けると思われます。私のPCはかなり省電力で電源も選別しているからまだいいのですが。。
これ以上を望むとなると3.3Vを自前で生成するとかになりますが、ちょーっとハードル高いので実行に移す可能性はかなり低いです・・・。