科学・政策と社会ニュースクリップ

科学政策や科学コミュニケーション等の情報をクリップしていきます。

科学・技術政策関連ニュース 2010年11月第二週

博士漂流時代  「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)

博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)

いよいよ発売になりました。DIS+COVERサイエンスシリーズのホームページにも紹介されています。

博士、ポスドク問題を資料をもとに振り返り、解決策を提案しました。どうぞ宜しくお願いいたします。

事業仕分け
http://www.shiwake.go.jp/

第三弾です。

11月15日に初日が終わりました。
http://www.shiwake.go.jp/details/2010-11-15.html

地域ICT利活用広域連携事業   総務省 国の事業として廃止
B-5: バイオ燃料の導入促進   環境省 予算要求の縮減(半額)

といった結果が出ています。

★政策コンテスト

元気な日本復活特別枠に関する評価会議

文部科学省も取り上げられていました。

★TPPどうなる

包括的経済連携に関する基本方針

科学・技術政策にどのような影響を与えるでしょうか。

CiNiiの国内学術論文400万件がYahoo!検索 論文検索から検索可能に ―NII学術コンテンツ基盤とヤフーのコラボレーション―

これは大きなニュースです。

関西経済連合会、提言出す
わが国の科学技術・イノベーション政策のあり方に関する提言〜地域の産業発展に資する科学技術政策の展開〜

United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization

ユネスコ不定期に出しているという資料。500ページ以上あります。

★科学技術政策研究所「日本の研究者を対象とした科学における知識生産プロセスについての大規模アンケート調査(調査資料-191)」

大きく報道されています。

サイエンスアゴラ2010 週末開催

■開催日時: 平成22年11月19日(金)、20日(土)、21日(日)
※19日は開幕シンポジウム(15:00〜17:00)のみ
20日・21日は10:00〜17:00
■場 所: 国際研究交流大学村(東京・お台場)
日本科学未来館東京国際交流館産業技術総合研究所臨海副都心センター)
■料 金: 参加無料(一部企画で材料費等の実費を頂く場合があります。)
■主 催: 科学技術振興機構(JST)
共 催: 日本学術会議独立行政法人産業技術総合研究所、国際研究交流大学村
■URL:  http://www.scienceagora.org/

いよいよ今週末です。私は以下に参加します。

シンポジウム「新しい科学技術政策と若手研究者の役割」

主催 日本学術会議若手アカデミー委員会

最先端の科学研究を切り開いていく存在として、若手研究者を支援するさまざまな政策がこれまで実施されてきました。また最近では、若手研究者の意見を取り入れる取り組みも登場しています。
他方で、ポスドク問題をはじめ、若手研究者をめぐる環境が厳しい状況にあることがしばしば指摘されてきました。本シンポジウムでは、科学技術政策に若手研究者が積極的に発言することの意義と可能性について議論したいと思います。

日時  11月20日(土) 10:30-12:00
会場 日本科学未来館 - イノベーションホール(7階)

事前申込 不要

内容
昨年の政権交代によって初めて行われた「事業仕分け」においては、特に科学技術の取扱いが大きな議論となり、メディアを介して一般の人々の関心を呼ぶとともに、研究者の間でも様々な意見が表明されました。
その際に、若手研究者の間でも、いくつかの見解が取りまとめられ、表明されましたが、日本の研究者が、「若手」ということをお互いの共通点にして、分野を超えた連携の下に独自の政策的な問題提起を行ったのは、かつてない新しい動きであり、大きな注目に値します。
若手研究者をめぐる環境が、近年悪化の一途を辿ってきたことは、既に多くの指摘がなされて久しい状況にあります。問題状況の当事者であり、また現在の研究活動を現場で実質的に担い、近い将来には指導的な立場に立つ若手世代が、積極的に発言することは、今後の政策の適切さを高める上でも極めて重要です。
本シンポジウムは、若手研究者によるアカデミー活動の振興を目的として、昨年日本学術会議内に発足した、「若手アカデミー委員会」の企画になるものですが、実際に若手研究者として活発な発言をされてきた方々の参画を得て、会場との活発な意見交換も行いながら、この問題について熱く議論し、今後の方向性を見いだすことを目指します。

■プログラム■

開会挨拶
武市正人 日本学術会議会員・同若手アカデミー委員会委員、東京大学大学院教授

講演「新しい科学技術政策と若手研究者の役割」
榎木英介 サイエンス・サポート・アソシエーション代表、医師

報告「若手アカデミーの挑戦」
駒井章治 日本学術会議若手アカデミー委員会委員・同活動検討分科会委員長
奈良先端科学技術大学大学院准教授

パネルディスカッション
パネリスト
・榎木英介
・駒井章治
・岩崎渉(昨年の事業仕分けに共同声明を行った「26の若手の会」、東京大学大学院助教
・狩野光伸(若手アカデミー活動検討分科会委員、東京大学大学院講師)
・西山雄二(若手アカデミー活動検討分科会委員、首都大学東京准教授)
・竹村仁美(若手アカデミー委員会委員・同活動検討分科会委員、九州国際大学准教授)

コーディネーター
塚原東吾(若手アカデミー委員会委員・同活動検討分科会委員、神戸大学大学院教授)
中村征樹(若手アカデミー委員会委員・同活動検討分科会副委員長、大阪大学准教授)

閉会挨拶

http://www.scienceagora.org/scienceagora/agora2010/program/show/A44

備考
日本学術会議における若手アカデミーの設立にむけた取り組みについては、『学術の動向』2010年
8月号、9月号掲載の小特集「若手アカデミーの設立に向けて」をご覧ください。
8月号掲載分については以下より記事をダウンロードいただけます。
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/2010-08.html