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誰かの妄想・はてな版

2014-10-21

もはや焚書と同レベルの主張

この件。

2014.10.17 21:13更新

辞書や辞典の慰安婦強制」記述の是正を 朝日誤報受け、衆院委で議論 中には「女子挺身隊」との混同も

 一部の国語辞典などに「従軍慰安婦」の項目があり、日本軍による強制と説明していることが議論を呼んでいる。17日の衆院文部科学委員会でも取り上げられ、辞典を使う子供たちへの影響を懸念する声も上がった。下村博文文部科学相は「表現の自由は尊重されるべきだが、(誤った説明を)教育現場に持ち込むことは問題」と話している。

 現在使用されている主な国語辞典の記述では、「広辞苑・第六版」(岩波書店)が「従軍慰安婦」の項目で「日本軍によって将兵の性の対象となることを強いられた女性」と、日本軍による強制性を説明。平成11年発行の「新辞林」(三省堂・品切れ中)でも、軍需工場などに徴用された「女子挺身隊」と慰安婦とを混同して説明している。

 17日の衆院文科委では、元文科政務官義家弘介ひろゆき衆院議員が「辞書や辞典は子供たちが必ず使う教材」と指摘。朝日新聞が8月、慰安婦強制連行したとする証言が虚偽だったとして関連記事を取り消したことで、軍による強制性などの根拠が崩れたと強調し、「文科省は(学校で使われる)辞典などの記述にも注意すべきだ」と求めた。

 衆院文科委ではこのほか、朝日新聞記事取り消しを受け、教材などに書かれた慰安婦の説明の是正を求める意見も相次いだ。

 これに対し、岩波書店の担当者は産経新聞の取材に、「時期が来れば学問の進展状況を踏まえ考えていきたい」と将来的な訂正に含みを持たせている。

http://www.sankei.com/life/news/141017/lif1410170044-n1.html

時の政権にとって気に入らない記述は削除させるというやり方は、独裁国家による焚書と変わりません。

日本の有権者はこれでもまだ自民党に投票するんでしょうけどね。

この自民党議員らの姑息なやり方は、「天安門」という情報へのアクセスを制限している中共政府とどこが違うんでしょうか?

「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません」

義家弘介議員には読めなかったのかも知れませんが、朝日記事にはこう書かれています。

慰安婦問題の本質 直視を

2014年8月5日05時00分

 こうした一部の不正確な報道が、慰安婦問題理解を混乱させている、との指摘もあります。しかし、そのことを理由とした「慰安婦問題は捏造」という主張や「元慰安婦に謝る理由はない」といった議論には決して同意できません。

 被害者を「売春婦」などとおとしめることで自国の名誉を守ろうとする一部の論調が、日韓両国ナショナリズムを刺激し、問題をこじらせる原因を作っているからです。見たくない過去から目を背け、感情的対立をあおる内向きの言論が広がっていることを危惧します。

 戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはできません。慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質なのです。

http://www.asahi.com/articles/ASG7X6753G7XUTIL053.html

この記述を読んでもなお「朝日新聞が8月、慰安婦強制連行したとする証言が虚偽だったとして関連記事を取り消したことで、軍による強制性などの根拠が崩れた」などと主張するのは義家弘介議員の頭が悪いのか、根性が悪いのか、多分両方なんでしょうが。

2014-10-15

「インターネット上で、日本の読者に日本語で掲載したこうした記事が名誉棄損罪にあたると言うのだろうか」と言えば、それはあたるでしょうよ。

産経新聞韓国大統領に対する性的侮辱記事を書き、韓国政府がそれを弾圧した事件についてですが、こういう意見が散見されます。

深谷隆司2014年10月10日 15:59

韓国法治国家にあらず

(略)

 セウォル号沈没事故当日の大統領の所在が様々な憶測を生んで、色々なメディアで面白おかしく書かれているが、インターネット上で、日本の読者に日本語で掲載したこうした記事が名誉棄損罪にあたると言うのだろうか。

 一応、市民団体からの告発という形をとっているが、如何にも検察側の「やらせ」であること見え見えだ。まず出国禁止にし、遂に在宅起訴、この不当な処置に、日本のみならず、アメリカ国連で、言論の自由を侵害していると批判が起こるのも当然である。

http://blogos.com/article/96305/

引用後半の批判はもっともであり、同意しますが、前半はどうでしょうか。

日本の特定個人を侮辱し名誉を毀損する記事を海外サイトに英語で書けば、名誉毀損罪は成立しないんでしょうか?日本に住む英語話者が海外サイトに深谷氏を性的に侮辱する記事を書き、それが現地で大きな話題になった場合、深谷氏はその記事を書いた在日英語話者を名誉毀損で訴えることはできないんでしょうか?

日本の法律でもそうは解釈されないと思うんですけどね。

在日外国人記者が天皇を性的に侮辱する記事を海外の言語で書いても、今の日本人は“報道表現の自由”と言って擁護できるんですかね?

以前書いた、別段天皇を批判するわけでもない「天皇こそ役に立たないんだから心置きなく静養に行けばいいと思うんだが。」という記事に対する反応を見る限り、とてもそうは思えませんけど。

それにもう忘れているのかも知れませんが、重慶青年報がきのこ雲を掲載した件で日本中が烈火のごとく怒り狂ってましたよね*1。あれは、日本語で日本人向けに書かれた記事でしたか?

産経新聞記事名誉毀損に該当すること自体は、否定できるようなものではありません。特定個人に対する性的侮辱記事を書いた産経加藤達也前ソウル支局長が名誉毀損告発を受けること自体は問題とは言えないでしょう。

この件で問題なのは、権力者に対する名誉毀損検察が容易に認めたことにあります。「検察側の「やらせ」であること見え見え」というのもその通りでしょう。これが「検察側の「やらせ」であること」を見抜く目を持ってすれば、慰安婦問題における河野談話潰しや排外差別団体による外国に対する誹謗中傷が、安倍政権による「やらせ」であることもわかるはずですけどね。

なお私は以前こう書きました。

さらに言えば、大統領に対する侮辱以外に大統領と接触したと噂を流された相手に対する侮辱であることも否定できず、その当人が「加藤支局長を強く処罰してほしい」と要請していることは、その噂が否定されたことも踏まえるとないがしろにはできないでしょう。通常の司法手続きに則る限り、起訴されて当然と言える事案ではあります。

しかしながら、権力者が絡む場合は当然とは言いがたいわけです。

司法手続き上の瑕疵が無いとしても、大統領が自身を侮辱した報道機関刑事罰を科そうとしている、という形態になる以上、そこには最大限の慎重さが求められます。権力者は一般人とは違う制約がなされるべきということですね。

私人としての行為」だという言い逃れが平気で通用するどこかの国を真似るべきではありません。権力者は自らを律する誠実さを国民に対して示す必要があります。

また、これが外国の報道機関であるということも重要な点です。

外交上の問題となることを避けることもまた政府の責任ではあり、国内法の筋だけ通せばいいというわけではありません。殺人などの重大な犯罪を見逃すわけにはいかないでしょうが、軽微なものであれば見逃すというのも現実的外交のためには必要な選択でしょう。領有権で争いのある海域での衝突事件に対し、逮捕だ起訴だ筋を通せと騒ぎ立て外交関係を著しく悪化させたどこかの国を真似るべきではありません。

国の責任者は教条的になってはならないのです。

さらに言えば、たとえ形式的には極右団体告発であり青瓦台とは関係なくとも、極右団体青瓦台の意を受けて告発したであろうというのは誰が見てもわかります。ただ、それを法的に証明できないだけに過ぎません。日本で排外主義団体が行っているヘイトスピーチが誰の意を汲んでいるか、誰でも知っているのと同じことです。

法的に証明さえされなければ何やっても構わないというのは、少なくとも政治指導者がやるべきことではありません。ただ冠を直したに過ぎないにしても、それが李下であれば責任を取るのが政治指導者のあるべき姿でしょう。

市民の政治活動を締め付ける一方で政治指導者には過剰な信教の自由を認めるどこぞの国の風潮をうらやんではいけません。

http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140910/1410282867

この認識は特に変わっていません。

2014-10-13

呼びかけ文が不適切ということは、アジア女性基金は国民に対して虚偽の理由で募金を募った詐欺集団ということになりますね

この件。

外務省HPからアジア女性基金呼びかけ文削除

産経新聞 10月11日(土)7時55分配信

 外務省は10日、元慰安婦に「償い金」を支給したアジア女性基金の「拠金呼びかけ文」をホームページから削除した。文中に「10代の少女までも含む多くの女性を強制的に『慰安婦』として軍に従わせた」との記述が含まれていたためで、次世代の党の山田宏幹事長が6日の衆院予算委員会で「強制連行はなかった」「問題がある」と指摘し、岸田文雄外相が削除を検討する考えを示していた。

 削除したのは「歴史認識」の項目に掲載されていた「『女性のためのアジア平和国民基金』への拠金呼びかけ文」(平成7年7月18日)。基金の呼びかけ人が発表した文書で政府の公式文書ではないが、外務省は過去の経緯を紹介する観点から閲覧できるようにしていた。

 慰安婦強制性をめぐっては、平成19年に第1次安倍晋三内閣が「政府発見の資料の中には軍や官憲によるいわゆる強制連行を示すような記述は見当たらなかった」との答弁書閣議決定している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141011-00000093-san-pol

国会で「強制連行はなかった」「問題がある」と指摘され、政府がそれにしたがって削除したわけですから、日本政府として「10代の少女までも含む多くの女性を強制的に『慰安婦』として軍に従わせた」という事実を否定したということでしょう。

しかし、「10代の少女までも含む多くの女性を強制的に『慰安婦』として軍に従わせた」というのが事実でないとすると、以下のような呼びかけ文で国民に募金を呼びかけたアジア助成基金は、“虚偽の事実で国民を騙して、金を集めた”ということになりますね。

アジア女性基金設立にあたっての国民への呼びかけ

1995(平成7)年7月18日

(8月15日全国紙広告)

 戦争が終わってから、50年の歳月が流れました。

 この戦争は、日本国民にも諸外国、とくにアジア諸国の人々にも、甚大な惨禍をもたらしました。なかでも、十代の少女までも含む多くの女性を強制的に「慰安婦」として軍に従わせたことは、女性の根源的な尊厳を踏みにじる残酷な行為でした。こうした女性の方々が心身に負った深い傷は、いかに私たちがお詫わびしても癒すことができるものではないでしょう。

 しかし、私たちは、なんとか彼女たちの痛みを受け止め、その苦しみが少しでも緩和されるよう、最大限の力を尽くしたい、そう思います。これは、これらの方々に耐え難い犠牲を強いた日本が、どうしても今日はたさなければならない義務だと信じます。

(略)

 しかし、なによりも大切なのは、一人でも多くの日本国民犠牲者の方々の苦悩を受け止め、心からの償いの気持ちを示すことではないでしょうか。戦時中から今日まで50年以上に及ぶ彼女たちの屈辱と苦痛は、とうてい償いきれるものではないでしょう。それでも、私たち日本国民の一人一人がそれを理解しようと努め、それに基づいた具体的な償いの行動をとり、そうした心が彼女たちに届けば、癒し難い苦痛をやわらげるのに少しは役立ってくれる、私たちはそう信じております。

 「従軍慰安婦」をつくりだしたのは過去の日本の国家です。しかし、日本という国は決して政府だけのものでなく、国民の一人一人が過去を引き継ぎ、現在を生き、未来を創っていくものでしょう。戦後50年という時期に全国民的な償いをはたすことは、現在を生きる私たち自身の、犠牲者の方々への、国際社会への、そして将来の世代への責任であると信じます。

 この国民基金を通して、一人でも多くの日本の方々が償いの気持ちを示してくださるよう、切に参加と協力をお願い申し上げる次第です。

http://www.awf.or.jp/6/statement-08.html

自民党は9月19日に「いわゆる慰安婦の「強制連行」の事実は否定され、性的虐待も否定された」*1と宣言していますから、そもそも「女性の根源的な尊厳を踏みにじる残酷な行為」すらなかったということになります。

政府自民党の論理に従う限り、償うべき犠牲者など存在しないことになり、「この国民基金を通して、一人でも多くの日本の方々が償いの気持ちを示してくださるよう、切に参加と協力をお願い申し上げ」たアジア女性基金は、募金詐欺を働いたことになります。

募金に協力した人たちは、アジア女性基金に対して、騙しとられた募金の返還を求めて訴訟を起すべきでしょう。

2014-10-12

他人事然として評価するよりも、言論機関としてその問題をどう考えるのか語るべき

だと思うんですけどね。

鼻息だけは荒かった民主党在特会、うちわ疑惑」追及チーム

DAILY NOBORDER 10月12日(日)18時44分配信

 国会は8日、参院予算員会で2日間にわたる基本質疑を終えた。ハイライトは初日、民主党と女性閣僚5人とのバトルであろうか。中でも民主党が「集中口撃」の対象として照準を合わせたのは松島みどり法務相山谷えり子国家公安委員長の2人。攻める民主党蓮舫行政刷新相が質問に立ち、松島氏が経済産業副大臣だった今夏、地元のお祭りに参加した際に配布した「団扇」を掲げて得意満面に「これはうちわですよね。寄付行為に当たり、公職選挙法違反の疑いがある」と追及。これに対して松島氏は「団扇と解釈されるならうちわ、団扇のように見えるかもしれないが、議員活動を印刷した配布物であり、寄付とは認識していない」と釈明するも、どう言い逃れようとも「団扇」以外の何ものでもなく、松島氏に勝ち目はない。翌日には9月の法務相就任後にも「法務大臣」と書いた団扇の存在が発覚するに至りついに「疑念を持たれた案件なので、今後同じような形のモノの配布は取りやめる」と述べて勝負あり。と、ここまでは良かったのだが、何せ蓮舫氏と言えば民主党政権下、無駄削減の予算仕分けで「何で一番じゃなけダメなんですか」とスーパーコンピューターの開発費をやり玉に上げて失笑を買ったことが思い出される。案の定、今回も松島氏の「団扇」を追及したその舌の根乾かぬ間にご自分の「団扇」の配布疑惑が浮上してしまうのである。

 これについて蓮舫氏はフェイスブック上で「個人ビラとして届出の上、使用することについては各選管の承認を得ており、公選法上の寄付に抵触しないと考えます」と疑惑を否定するも、2人の「団扇」を見比べれば柄の有無し。それこそ目クソ鼻クソなのである。

 追及するネタの下らなさもさることながらのオチまでついては、白熱した論戦を期待した国民有権者の落胆ぶりは如何ばかりであろうか。

 しかも松島氏と並び民主党がメインイベントと位置付け、徹底追及の構えを見せていた国家公安委員長山谷氏と在日韓国人朝鮮人の排斥を主張する「在日特権を許さない市民の会」(在特会)幹部との関係についても新しい材料があるわけではなく、逆に傍聴席から飛び出した民主党野田国義議員セクハラヤジで謝罪に追い込まれる始末。先行き思いやられる民主党の有様であった。猛省を促したい。

藤本 順一

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141012-00010000-noborder-pol

しかし、よく見れば藤本氏がそれぞれの問題をどう考えているのか、一応書いてありますね。公職選挙法違反については「追及するネタの下らなさ」と書かれていますから藤本氏あるいはDAILY NOBORDERにとっては下らない話題ということでしょう。選管の承認の有無を「目クソ鼻クソ」程度にみなしていることもわかります。

排外差別団体との癒着も「傍聴席から飛び出した民主党野田国義議員セクハラヤジで謝罪に追い込まれる始末」と書かれていることから、差別団体と公安委員長の癒着は、野次と同程度かそれ以下という認識なのでしょう。

まあ、民主党に猛省を促すのも結構ですが、メディアとしてそれぞれの問題をどう考えているのかを示すべきではないんでしょうか。それとも、差別団体と公安委員長の癒着などセクハラヤジで相殺されてしまう程度なんでしょうかね。

セクハラセクハラとして批判するが、それとは別に差別団体との関係はしっかりと追及する”というメディアは、日本には存在しないのかも知れません。

途絶える山谷・在特会癒着の追及、途絶えない韓国での産経訴追に対する非難

山谷国家公安委員長が排外差別団体と癒着していたことに対する批判的な報道は10月7日の野次以来、見かけなくなりました。

山谷国家公安委員長と排外差別団体との関係がメディアで表面化したのは、2014年9月17日頃です*1山谷氏や世耕氏が記者会見で釈明したため、その時に少し報道されました。

(朝日)

山谷氏の写真「問題ない」 官房副長官(2014/09/19)

その後しばらくメディアで取り上げられることなく、9月29日から始まった第187回国会中の質疑で取り上げられたことでようやく記事になりました。

(朝日)

在特会と知らず」写真問題で山谷氏答弁 やじで紛糾も(10/7)

内外メディア、反応に温度差 閣僚が在特会元幹部と写真(2014/10/08)

しかし、この時の記事タイトルにもある野次の方が、国家公安委員長と排外差別団体との関係よりも重視されるに至ります。朝日の10月8日以降の報道はこうです。

(朝日)

山谷氏、親しい関係を否定 在特会元幹部と写真撮影 参院予算委、質疑中のヤジに批判(2014/10/08)

民主「懇ろヤジ」で自民に謝罪 山谷氏に在特会の質問で(10/8)

在特会との親密さ表現」 懇ろやじの野田国義氏が釈明(10/8)

民主野田国義氏、ヤジ問題で山谷えり子氏に直接謝罪(10/10)

ざっと確認した限り、国家公安委員長と排外差別団体との関係に触れた記事は2本。これに対して野次を批判する記事は4本です。

産経新聞の方はもっと露骨です。

産経新聞国家公安委員長と排外差別団体との関係に触れた記事は見つけた限りでは1本のみ。それも記事タイトルからはほとんどそれとわかりません。

産経

女性閣僚、参院予算委答弁で明暗…「子育て」「公選法」「写真撮影」野党“集中砲火”(2014.10.8 09:21)

該当する記述は以下です。

 「在特会在日特権を許さない市民の会)の構成員がヘイトスピーチ(憎悪表現)を行っている。在特会と親しい関係にあると国家公安委員長として職責を全うできない」

 民主党小川敏夫法相は、山谷氏が在特会関係者との写真撮影に応じていたことを問題視。山谷氏は「政治家なのでさまざまな場所でさまざまな方とお会いする。写真を求められれば撮る。在特会のメンバーであるとは全く存じあげなかった」と説明したが、小川氏は納得しなかった。

http://www.sankei.com/politics/news/141008/plt1410080014-n2.html

これに対し、野次を批判する記事は見つけた限りでは以下の17本。

官房長官激怒! 山谷氏への「懇ろだった」やじに 2014.10.7 17:18

「聞くに堪えない侮辱的で下品なやじ」と安倍首相 2014.10.7 19:17

山谷公安委員長に「懇ろの関係じゃねえか」 民主議員セクハラやじ 差別追及の矢先… 2014.10.8 00:47

山谷氏への「懇ろ」やじ、民主が謝罪…発言者は明かさず 2014.10.8 11:27

「名乗り出ろ!」山谷氏への「懇ろ」やじ問題で自民・高村氏 2014.10.8 11:29

山谷氏に「懇ろ」やじ問題】「セクハラ発言の最たるものだ」菅官房長官民主党を批判 2014.10.8 11:57

山谷氏への「懇ろ」やじ】やじは民主野田国義氏、発言認め釈明 2014.10.8 14:14

山谷氏への「懇ろ」やじ】民主枝野幹事長報道による間接報告のみ」 2014.10.8 15:17

山谷氏への「懇ろ」やじ】民主・野田議員釈明詳報「九州ではよく使う」 2014.10.8 16:56

山谷氏への「懇ろ」やじ】菅官房長官「野田氏は謝罪を」 2014.10.8 17:00

山谷氏への「懇ろ」やじ】民主・野田氏「セクハラ」否定 執行部逃げに終始 自民も徹底追及せず 2014.10.8 20:06

山谷氏への「懇ろ」やじ】「懇ろ」やじに逃げの一手 問われる民主党品格 2014.10.9 07:30

山谷氏への「懇ろ」やじ】釈明「『懇ろ』はよく使う言葉」に「ちょっと待て」と麻生副総理 2014.10.9 13:06

山谷氏への「懇ろ」やじ】「許せないセクハラやじだ」 自民・稲田政調会長発言民主・野田氏を批判 2014.10.9 17:07

山谷氏への「懇ろ」やじ】山谷氏「国会は品位のある場。非常に残念」 2014.10.10 12:15

山谷氏への「懇ろ」やじ】「セクハラの要素あり」 みんな浅尾代表 民主に適切対処要求 2014.10.10 16:04

山谷氏への「懇ろ」やじ】「誤解招いた」 民主・野田参院議員が謝罪 2014.10.10 19:33

わずか4日間に17本もの記事をあげています。産経新聞にとって、国家公安委員長と排外差別団体の癒着よりも野次の方が重大事であることがわかります。もちろん、朝日新聞にしても、国家公安委員長と排外差別団体の関連記事2本*2に対して、野次批判記事は4本ですから、やはり野次の方が重要なのでしょう。

日本社会にとって、国家公安委員長と排外差別団体の関連などは旬の過ぎた終わった話題、ということなのでしょう。あるいは日本社会がセクハラにとても敏感な、意識の高い国ということかも知れません。

しかし、後者だとすれば、産経新聞による韓国大統領を侮辱する記事セクハラだと非難されてるのをあまり見かけないのが不思議です。権力者に対するセクハラであっても許されるべきではないという意見もありますが、それは日本人に限定されているのか、あるいは韓国人だけは除外されるのか、よくわかりません。

ちなみに産経新聞山谷国家公安委員長に対する野次があった当日の10月7日、おそらく野次の直前に書かれたと思われる記事で、次のようなことを書いています。

 多様な生き方を希求し、また、認められるべきなのは論をまたない。とはいえ、おせっかいな近所の人や親族に、「そろそろ結婚したら」と言われて、それを十把一絡げに「セクハラだ」としてしまうことには違和感がつきまとう。

(略)

 やじが減り、静かになった都議会本会議場は、どこか議論が低調になった印象を受ける。いい質問や不十分や答弁に対して「議会の華」だったやじが、「言わぬが花」になったから、そう感じてしまうのは、気のせいだろうか。

http://www.sankei.com/politics/news/141007/plt1410070002-n4.html

産経新聞は、10月7日昼頃に突如として、セクハラに対する意識が高くなったようです。

そして10月11日、産経新聞は、国家公安委員長と排外差別団体の関連をつく野党の攻撃に対して「うまく防御している」と評するかのような記事を出しています。

 ▼国会論戦で、野党は5人の女性閣僚に攻撃の的を絞っている。大半はうまく防御しているが、朝日新聞出身である松島みどり法相の旗色が悪い。どう見てもうちわにしかみえないものを「討議資料」と言い張ったり、東京都内に住みながら特例で認められた赤坂の議員宿舎に帰らなかったり…。

http://www.sankei.com/column/news/141011/clm1410110004-n1.html

実際、国家公安委員長と排外差別団体の関連については上手く防御されていると私も思います。

2014-10-11

これはいい動き。朝日が受け入れても受け入れなくても効果的だと思う。

この件。

朝日慰安婦報道第三者委員会に申し入れ

10月10日 0時18分

朝日新聞が、いわゆる従軍慰安婦を巡る自社の報道について検証するために設置した第三者委員会などに対し、近現代史人権問題の研究者などが、慰安婦問題専門家を委員に加えるよう申し入れました。

申し入れを行ったのは、関東学院大学林博史教授など近現代史人権問題に詳しい研究者弁護士など7人で、第三者委員会朝日新聞に要望書を提出したあと、国会内で記者会見しました。

要望書では、慰安婦問題を巡る長年の研究の経緯や、国際的な人権機関でも取り上げられている事実などを踏まえ、慰安婦人権の問題について専門的な学識のある研究者法律家などを委員に加えるよう求めています。

林教授は「慰安婦問題そのものが朝日新聞ねつ造であるかのようなキャンペーンが繰り広げられていることに大きな危機感を感じている。この問題では、この20年間で多くの資料が見つかっており、朝日新聞はそれも踏まえて検証を進めてほしい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141010/k10015280001000.html

もちろん、林教授が主張している内容は、本来の第三者委員会のあるべき姿から考えれば当然の話に過ぎません。

現在進行形で弾圧を受けている朝日は政治的な事情でそれを実行できないわけですが、近現代史人権問題の専門家の側から申し出があるのならば受動的に対応できる見込みがあります。

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法によらない圧力をかけて都合の悪い報道機関を潰すのが日本流

この件。

ソウル支局長起訴 「韓国先進国とは思えない」橋下氏が痛烈に批判

産経新聞 10月9日(木)11時49分配信

 産経新聞加藤達也ソウル支局長が朴槿恵パク・クネ韓国大統領に関するコラムをめぐりソウル中央地検名誉毀損で在宅起訴されたことについて、維新の党共同代表の橋下徹大阪市長は9日、「非常に恐ろしい。先進国民主主義の国とは思えない」と批判し、日本政府に「全力を挙げて毅然とした対応を取り、韓国にもっと民主主義を重んじてもらうよう申し入れなければならない」と注文した。

 橋下氏は「選挙で選ばれた公選職が批判を受けるのは当然。表現の自由を重んじる国なら公選職への名誉毀損(の適用)は可能な限り狭める」と指摘。

 「こんなことが許されるなら、僕なんかメディア全部逮捕ですよ」と述べ、在宅起訴を非難した。市役所で記者団の取材に答えた。

 また、大阪府松井一郎知事は9日、「(政権に)批判的なことに対して、権力を使って罰を与えることは間違いだ」と述べ、韓国当局の対応を批判した。府庁で記者団に語った。

 松井知事は「自国に不利なことは一切報道させないというのは、韓国は本当に民主主義の国なのか」と指摘。「表現の自由は、どこの国でも、全ての人に認められる権利であるべきだ」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141009-00000522-san-pol

橋下氏は自分に都合の悪い記事を書いた週刊朝日に対し、法的手続きに基づく抗議ではなく、親会社である朝日新聞などに執拗な政治圧力をかけて連載記事を中止させ社長を辞任に追い込んでいます。現在絶好調の安倍ファシズムプロトタイプのような事件でしたが日本のリベラルは、週刊朝日記事の内容が差別である、という点のみに捉われ、政治権力による言論弾圧という重大な側面には気づきませんでした。おそらく今も気付いていない人の方が多数でしょう。

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日本社会にとっては、排外差別団体関係者が国家公安委員長の宿泊先を訪問して写真を撮るような仲であることよりも、国家公安委員長に対する“セクハラ”の方が重大事

この件。

山谷氏への「懇ろ」やじ 山谷氏「国会は品位のある場。非常に残念」

産経新聞 10月10日(金)12時27分配信

 山谷えり子国家公安委員長は10日の記者会見で、参院予算委員会民主党野田国義参院議員福岡選挙区)から「懇(ねんご)ろ」とやじを飛ばされたことについて「国会は品位を持って審議される場だと思っているので、非常に残念だ」と語った。

 7日の審議で、別の同党議員が5年前に山谷氏の滞在先ホテルを「在日特権を許さない市民の会」の男性関係者が訪れた件を追及する際、野田氏は「宿泊先まで知っているのは懇ろの関係じゃねえか」などとやじを飛ばした。

 その後、野田氏は「思想的に親しいとの意味で使った。誤解を招いて申し訳なかった」と釈明したが、山谷氏への謝罪は行っていない。山谷氏は「国対の方で議論があるようなのでそれを見守りたい」と述べるにとどめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141010-00000535-san-pol

国会の信頼損ねる」=山谷国家公安委員長

時事通信 10月10日(金)10時54分配信

 山谷えり子国家公安委員長は10日午前の閣議後の記者会見で、民主党野田国義参院議員から参院予算委員会セクハラと取られかねないやじを受けたことについて、「国会は品位を持って審議する場だ。

 国民が国会に信頼を持てなくなる状況は残念なことだ」と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141010-00000048-jij-pol

排外差別団体関係者が自民党議員の滞在先ホテルを知っており、そこで排外差別団体関係者と懇談した自民党議員国家公安委員長になっているわけですが、そんなことは、親密ぶりを「懇ろ」と野次ったことに比べれば大した問題ではないようです。

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