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誰かの妄想・はてな版

2016-09-24

察南南境反撃作戦(百団大戦)での損害

百団大戦での日本軍の毒ガス使用の記録」は、独立混成第2旅団独立歩兵第4大隊第2中隊の記録ですが、独立混成第2旅団(人見与一)自身も淶源に殺到した八路軍と激しく交戦しています。

(「岡部直三郎大将の日記 (1982年)」P373-374)

1940年)十月四日(金)

○人見中将、淶源より帰来。作戦に関し報告す。同中将は多少慎重消極に陥りあるやに感ぜしを以て、反発心を誘発すべく応接の態度に加減をなし、激励的言辞を交えたり。

 我軍の損害

  戦死   一三三

  負傷    六九

  生死不明  三一

  計    二三三

 敵の損害

  遺棄及び搬送屍 一〇二六

       遺棄  二九九

       搬送  七二七

  小銃        二二

本作戦は、我が兵力減少の虚に乗ぜられ、且つ当時恰も各大隊長張家口に会同せしめありしため、初動に多少不都合ありしが如く、又兵力増加は自動車部隊の包頭よりの帰還遅れしため遅延し、約三日間共産軍をして自由に活動せしめたり。而して翻って、旅団の平素に於ける警備施策を顧みる時、次の欠陥ありしは遺憾にて、予としても相済まざる次第なり。

(略)

岡部駐蒙軍司令官は人見旅団長を「多少慎重消極に陥りあるや」と評していますが、独立混成第2旅団の先代旅団長だった阿部規秀が前年1939年11月、淶源近郊を討伐中に八路軍の反撃を受け戦死していることを考えると、人見旅団長が慎重なのはやむを得ないでしょう。あるいは岡部軍司令官から見れば、戦死するほど積極的だった阿部旅団長と比較して人見旅団長が消極に見えたのかもしれません。

2016-09-22

百団大戦での日本軍の毒ガス使用の記録

百団大戦は1940年8月20日から1941年1月24日まで続いた華北における中共八路軍(第18集団軍)による攻勢と日本軍による反撃、それに続く日本の掃蕩作戦と中共の反掃蕩作戦の総称です。

中国側は129師(劉伯承)、120師(賀竜)、晋察冀軍区(聶栄臻)等が参加し、日本軍は主として第一軍(篠塚義男)が参加していますが、百団大戦の一部である察南南境反撃作戦では、駐蒙軍(岡部直三郎)隷下の独立混成第2旅団(人見与一)が参加しています。

この察南南境反撃作戦に関して、独立混成第2旅団独立歩兵第4大隊第2中隊による挿箭嶺に於ける戦闘詳報が残っています。挿箭嶺は淶源攻防における要地です。

「独立混成第2旅団 独立歩兵第4大隊第2中隊戦闘詳報 昭和15年9月22日〜昭和15年9月29日」

(P8〜10)

三 彼我ノ兵力並ニ交戦セシ敵ノ隊号装備素質戦法及特発ノ効果

(略)

5 特種発煙筒ハ敵ノ夜間肉薄攻撃ニ極メテ有効ナリ 概ネ其夜ニ於ケル執拗ナル敵ノ反復攻撃ヲ断念セシメ得

http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_C11111497800

「特発」とは特種発煙筒、すなわち毒ガスのことです。

(二)戦闘第三日(九月二十四日)

(P24-25)

15 第四望楼ニアリテハ二十二時頃戦闘一日ト概ネ同方法ヲ以テ約二百肉迫シ来リシモ特種発煙筒ノ使用ト連隊砲 擲弾筒射撃ニ依リ敵ヲ五十米以内ニ近ヅケズ約二時間ニシテ撃退セリ

(三)戦闘第四日(九月二十五日)

(P26、31-33)

2 茲ニ於テ船岡伍長ハ第一望楼守兵ヲ良ク督励シ特種発煙筒ヲ併用シ四時過ギ辛シテ近迫セル敵ヲ撃退セリ 望楼内ニ投込マレシ手榴弾三、四十ニ及ベリ 敵ハ五時過更ニ第一望楼ニ肉迫セシモ特種発煙筒ヲ警戒シ望楼下迄肉迫セズ

(略)

16 毎夜ノ戦闘ニ依リ弾薬特ニ手榴弾擲弾筒榴弾等近接戦闘用弾薬欠乏セシヲ以テ之ガ節用ヲ徹底セシムルト共ニ万止ヲ得ザルノ外手榴弾擲弾筒ノ使用ヲ避ケ成ルベク照明材料ヲ利用シ小銃軽機機関銃射撃ニ依ル如クシ又風向ヲ考ヘ特種発煙筒ヲ使用スル如ク指導セリ

(略)

20 第一望楼ニアリテハ二十二時過ギ前夜ト同ジク約三百ヲ以テ望楼ヲ包囲近迫セリ 園原軍曹ハ充分敵ヲ引付ケ特種発煙筒ヲ使用シ亦照明材料手榴弾ヲ併用シ一挙ニ敵ヲ圧倒ス 本日夕刻驟雨アリ 北風順調ニシテ煙敵主力ヲ蔽フ 敵ハ周章狼狽シ多大ノ損害ヲ受ケ退却セリ

(略)

22 第四望楼ニ於テハ本夜モ概ネ昨夜ト同要領ニ依リ約二百ノ敵近迫シ来タレリ 然レ共陣前約百米ニ之ヲ発見シ連隊砲 機関銃 特種発煙筒ヲ併用シ又適切ナル照明材料ノ使用ニ依リ敵ニ損害ヲ与ヘ南方及東方ニ撃退セリ

(四)戦闘第五日(九月二十六日)

(P37)

17 二十一時三十分約二百ノ敵第一望楼ニ近接ス 園原軍曹以下守兵良ク団結シ昨夜ノ要領ニ依リ敵ヲ引付ケ特種発煙筒ヲ使用シ照明材料手榴弾ヲ併用シ一挙ニ敵ヲ撃退シ相当ノ損害ヲ与ヘタリ

(五)戦闘第六日(九月二十七日)

(P38〜41)

1 二時三十分頃ニ至リ第一望楼ニ一部ノ敵近迫セシモ第一次特種発煙筒ノ効果ニヨリ望楼下迄肉迫シ得ズ(略)

(略)

3 敵ハ我至厳ナル警戒ニ依リ特ニ特種発煙筒照明材料ノ使用ヲ恐レシモノノ如ク本夜ニ於ケル敵ノ行動ハ戦闘開始以来ニ比シ稍々消極的ナルモノノ如シ

(略)

13 日没ト共ニ至厳ナル警戒ヲ以テ敵ノ近接ヲ待ツ 敵ハ前日ト同ク暗夜ヲ利用シ各陣地ニ近迫セリ 然レ共各陣地頑トシテ陥ラズ 犠牲者続出スルノミニシテ且特種発煙筒 照明材料大ナル効果ヲ収メ得タルモノノ如ク一般ニ敵ノ行動消極的ナルガ如シ


最後にこのような所見が述べられ、そこでははっきりと特種発煙筒を「瓦斯」と書いています。

八 将来ノ参考トナルベキ事項並ニ所見

(P53)

6 敵ノ弱点

(略)

ハ 特種発煙筒

瓦斯ニ対スル敵ノ感受性ハ極メテ大ニシテ有効ニ之ヲ使用シ得タリ

独立歩兵第4大隊第2中隊は1940年9月22日から29日までの8日間で特種発煙筒18発を使用しています。

2016-09-21

事実関係の根拠が曖昧なので判断を一応留保するが、虚偽か相当の誇張が含まれてる感じ

この件。

朝鮮大学校「日米を壊滅」 正恩氏へ手紙、在校生に決起指示(産経新聞 9月20日(火)7時55分配信 )

これまで散々、北朝鮮に対するネガティブ情報を浴びてきた日本社会に、この記事を批判的に読むことができるかどうか、極めて怪しいと思ってますし、指摘しても無駄だと思いますが一応。

もちろん、この記事を否定する明確な根拠を持ってるわけでもありませんので、本来なら確報や他紙報道を待つべきと思いますが、この産経記事は在日朝鮮人の生命・安全を不当に脅かす内容ですので書いておきます。

要するに、今関東大震災のような災害混乱状態になれば、この産経記事を根拠在日朝鮮人虐殺を煽動・企図する連中が多数現れることが十分に予想されるという懸念です。

朝鮮大学校「日米を壊滅」 正恩氏へ手紙、在校生に決起指示

産経新聞 9月20日(火)7時55分配信

 朝鮮大学校東京都小平市)が5月、日米壊滅を目指す手紙を北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長に送っていたことが19日、分かった。朝大関係者が明らかにした。朝大の張炳泰(チャン・ビョンテ)学長が、朝鮮総連許宗萬(ホ・ジョンマン)議長から指示を受け、米国圧殺運動の展開を在校生に指示していたことも判明。手紙や指示には金委員長を称賛する文言があふれており、日本政府は朝大の反日反米教育が加速化する可能性が高いとみて動向監視を強めている。

 関係者によると、手紙は5月28日、朝大で開かれた創立60周年記念行事で金委員長に送る忠誠文として読み上げられ、「大学内で米日帝国主義を壊滅できる力をより一層徹底的に整える」と明記。日米敵視教育を積極的に推し進める考えを表明した。

 また、金委員長に対しては「資本主義の狂風が襲い掛かっても、平然とした態度でいられる度胸を育ててくれた」「くれぐれも体を大切に過ごされるようお祈り申し上げる」などと忠誠を示している。

 一方、張氏は7月下旬、都内で開催された総連幹部会議に出席。許氏は「米国孤立圧殺を展開中だ。金正恩元帥さまを最高尊厳として推戴(すいたい)し、民族教育事業の革新を引き起こすため総決起しろ」と指示した。これを受け、張氏は許氏の指示を朝大の幹部会議を通じて在校生に伝達した。

 さらに張氏は8月、朝大教育学部など3学部の在校生約60人を「短期研修」の名目で北朝鮮派遣した。金委員長に対する崇拝の念を北朝鮮当局からの指導を通じて、醸成させることが目的とみられる。張氏は北朝鮮国会議員にあたる最高人民会議代議員も兼務しており、今後も金委員長を偶像化する教育を推進するとみられる。

 朝大は産経新聞の取材に対し、「担当者がいない」としている。

http://www.sankei.com/politics/news/160920/plt1609200005-n1.html

この記事の根拠と呼べるものは「朝大関係者」のみで、それ以外にはソースと呼べるものが無く、あとは産経記者の憶測で構成されています。

「朝大関係者」情報

朝鮮大学校が5月、日米壊滅を目指す手紙を北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長に送っていたこと」

「朝大の張炳泰学長が、朝鮮総連許宗萬議長から指示を受け、米国圧殺運動の展開を在校生に指示していたこと」

「手紙は5月28日、朝大で開かれた創立60周年記念行事で金委員長に送る忠誠文として読み上げられ」たこと

「朝大関係者」情報?

「張氏は7月下旬、都内で開催された総連幹部会議に出席。許氏は「米国孤立圧殺を展開中だ。金正恩元帥さまを最高尊厳として推戴(すいたい)し、民族教育事業の革新を引き起こすため総決起しろ」と指示した。これを受け、張氏は許氏の指示を朝大の幹部会議を通じて在校生に伝達した。」

「張氏は8月、朝大教育学部など3学部の在校生約60人を「短期研修」の名目で北朝鮮派遣した」

時系列を整理

産経記事の内容を時系列順に整理するとこうなります。

5月28日、朝鮮大学校創立60周年記念行事で金正恩宛の手紙を読み上げた。

5月、金正恩宛の手紙を送った。

7月下旬、総連幹部会議で許宗萬議長が張炳泰学長に総決起を指示した。

張炳泰学長が朝鮮大学校幹部会議を通じて在校生に総決起の指示を伝達した。

8月、張炳泰学長が在校生約60人を短期研修で北朝鮮派遣した。

産経記事によれば、5月に送った手紙の内容は「日米壊滅を目指す手紙」であるとのことですから、許宗萬議長による“総決起”指示を受ける前に張炳泰学長は「日米壊滅を目指す」ことを公言していたことになります。前後関係にどこか違和感があります。

その翌日5月29日には創立60周年記念行事が開かれています。

ちなみに、北朝鮮ウォッチャーなる人物による創立60周年記念行事に関する記事がこれです。

北朝鮮見本市】イベントづくしの朝鮮大学校の記念大祝祭 図書館にはマニア涙目の蔵書がズラリ

2016.06.05

 東京都小平市にある朝鮮大学校で5月29日、創立60周年記念大祝祭があった。パンフレット朝鮮語のみで、一般の日本人が入れるかは不明だった。実際行ってみると、招待状がなくても問題なく入れた。

 祝典では、アントニオ猪木参院議員がゲストで登場して「ダァー!」とやり、校舎前では七輪の焼き肉が楽しめた。

 近年まれに見る友好ムードに包まれた祝祭でマニアをアッと言わせたのが、図書館の開放だ。太陽のようにほほえむ2つの肖像画がかかる閲覧室ではマニア涙目の貴重な蔵書がズラリ。

 そして売店への入域もOKだったが、目を引くのは大学オリジナル文具ぐらいで本国のグッズは見当たらなかった。

 写真は会場と60周年Tシャツ。これからの季節、気持ち的にうれしい。この解放感、秋にある学園祭でも継続してほしいものだ。 (北朝鮮ウオッチャー、金正太郎)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160605/frn1606050830002-n1.htm

このようなお祭りの前日に、張炳泰学長が「日米壊滅を目指す手紙」を「金委員長に送る忠誠文として読み上げられ、「大学内で米日帝国主義を壊滅できる力をより一層徹底的に整える」と明記。日米敵視教育を積極的に推し進める考えを表明した。」というのはさすがに信じがたいんですよね。


7月下旬の総連幹部会議での許宗萬議長から張炳泰学長に対する総決起指示?

「決起」の意味については単純に「行動を起こすこと」の意ですが、記事タイトル「朝鮮大学校「日米を壊滅」 正恩氏へ手紙、在校生に決起指示」や記事の文脈を考慮すれば、産経記事では「日米壊滅を目指す」ための「決起」、つまり蜂起や暴動のような意味での「決起」であるかのように読者を誘導しているといえます。

しかし、「金正恩元帥さまを最高尊厳として推戴(すいたい)し、民族教育事業の革新を引き起こすため総決起しろ」の部分だけを見ると、要するに「民族教育事業の革新」のために行動せよと呼びかけてるだけで、蜂起でも暴動でもないことがわかります。

「民族教育事業の革新」のための運動だとすれば

張炳泰学長が朝鮮大学校幹部会議を通じて在校生に「民族教育事業の革新」のための総決起を指示したことも、在校生約60人を短期研修で北朝鮮派遣したことも別に何の問題もありません。

朝鮮大学校が「民族教育事業の革新」を目指して行動を起こすことに何の問題もありませんね。

産経新聞はほぼ間違いなく意図的に「朝鮮大学校「日米を壊滅」」と「在校生に決起指示」とつなげることで、読者に対して、在日朝鮮人に対する過剰な警戒心と実態のない恐怖心を植えつけているわけですが、このような産経記事はヘイトクライムの煽動記事、あるいはヘイトクライムそのものと言っていいでしょう。


個人的な印象

朝鮮大学校って下手な学校よりも開放されてて透明性も高いと思うんですけどねぇ。

5月29日の創立60周年記念行事の様子。

朝鮮大学校創立60周年記念大祝祭「メインステージ編」

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これに張炳泰学長が出てきますけど「日米壊滅を目指す手紙」を読み上げるシーンはもちろんありません。ほかに松浪健四郎氏(日本体育大学理事長)とか谷釜了正氏(日本体育大学学長)とかアントニオ猪木氏(参議院議員)とか出てます。

朝鮮大学校創立60周年記念大祝祭「サブイベント編」

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朝鮮大学校創立60周年記念大祝祭「記念芸術公演編」

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朝鮮大学校創立60周年記念大祝祭「学部別企画編」

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朝鮮大学校創立60周年記念大祝祭「スポーツプロジェクト編」

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2016-09-17

“努めなければならない”

例の件ですが、以下の条文を理由に違法だとか主張している人も見かけます。

国籍法

(昭和二十五年五月四日法律第百四十七号)

第十六条  選択宣言をした日本国民は、外国の国籍の離脱に努めなければならない

(条文中強調は引用者による。以下同じ)

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO147.html

努力義務であって罰則のある条文ではないという反論もありますが、それでも違法状態だのなんだのと言っている人もいます。ただ今回の蓮舫氏の場合、国籍選択時に父親台湾側の役所にも行っているようですから、その時点で「努め」たとも言え、「努力義務に違反してた」とさえ言い難いでしょう*1

そもそも「努めなければならない」という法律はどの程度の努力が求められるのでしょうか。

同じ文言で国民に努力義務を課している法律に以下のようなものがあります。

健康増進法

(平成十四年八月二日法律第百三号)

(国民の責務)

第二条  国民は、健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自らの健康状態を自覚するとともに、健康の増進に努めなければならない

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html

酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律

(昭和三十六年六月一日法律第百三号)

(節度ある飲酒)

第二条  すべて国民は、飲酒を強要する等の悪習を排除し、飲酒についての節度を保つように努めなければならない

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO103.html

喫煙や暴飲暴食、生活習慣病予備軍が生活習慣を改めないことを、違法だと表現しますかね。

児童福祉法

(昭和二十二年十二月十二日法律第百六十四号)

第二条  全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO164.html

児童にとっての良好な環境を損なう相対的貧困貧困にあらずとせせら笑う行為は、違法ですかね。

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

(平成二十五年法律第六十五号)

(国民の責務)

四条 国民は、第一条*2に規定する社会を実現する上で障害を理由とする差別の解消が重要であることに鑑み、障害を理由とする差別の解消の推進に寄与するよう努めなければならない

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/law_h25-65.html

「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」「を実現する上で障害を理由とする差別の解消が重要であることに鑑み、障害を理由とする差別の解消の推進に寄与する」ことが努力義務として国民に求められています。

石原慎太郎都知事が、障害者について「ああいう人ってのは人格あるのかね」(1999/9/17)と言い放った*3のは、違法ですかね。そんな石原氏を繰り返し都知事に選んだ都民は、努力義務を果たしたのでしょうか?

ああ、法律制定前で差別やり放題だから問題なしという認識ですかね。

相模原事件の理念賛同してる連中もいますが。

本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律

(基本理念

第三条 国民は、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消の必要性に対する理解を深めるとともに、本邦外出身者に対する不当な差別的言動のない社会の実現に寄与するよう努めなければならない

http://www.moj.go.jp/content/001184402.pdf

蓮舫氏を繰り返し誹謗している池田信夫氏やその同類による行為もまた、違法と指摘されるべきですかね。

ああ、蓮舫氏は日本国内で生まれ育ったので「本邦外出身者」に該当せず、いくら差別しても構わないという解釈ですかね。




そもそもこういう考え方もあります。

違法性の意識が必要だという考えと,必要でないという考えと,両方の意見がありますが,実は,刑法学者の多くは,この2つの説の中間の考え方をとっています。原則として,違法性の意識がなかったとしても,それだけでは犯罪の成立は否定されませんが,違法性の意識がなかったことについて,相当な理由があった場合は,犯罪は成立しないという考え方です。違法性を意識する可能性すらない場合に限って,犯罪が不成立となるので,違法性の意識可能性説と呼ばれています。

https://www.bengo4.com/c_1009/q_2564/

自分が未成年の時に親が自分の理解できない言語で役所でやり取りしたことを以て国籍に関する処理は全て完了している、と認識していれば、「違法性を意識する可能性すらない」とも言えますからね。

日本国が、外国籍の親を持つ国民に対して“親を疑え、信用するな”と求めてるなら別ですが。

というか、外国籍の親を潜在的な敵国人扱いすることで“純血でない日本人”の日本に対する忠誠心を計ってるのかなぁ。社会的にはそういう踏み絵を求めてるような空気ですよねぇ。

*1http://anond.hatelabo.jp/20160906213931 の内容は基本的に同意ですが、この点だけが少し気になりました。

*2:第一条 この法律は、障害者基本法(昭和四十五年法律第八十四号)の基本的な理念にのっとり、全ての障害者が、障害者でない者と等しく、基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを踏まえ、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項、行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を解消するための措置等を定めることにより、障害を理由とする差別の解消を推進し、もって全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする

*3http://www.soshiren.org/shiryou/19990920.html

2016-09-16

最高裁まで争って敗訴したら自治権の拡大を求める住民投票をやればいいと思う。

この件。

【号外】県が敗訴 承認取り消し「違法」 初の司法判断

琉球新報 9月16日(金)14時3分配信

 翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手に提起した不作為の違法確認訴訟判決が16日午後2時、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で言い渡された。多見谷裁判長は、国の請求を認め、県の承認取り消しを取り消すよう求めた国の「是正の指示」に従わないことは違法だとした。

 辺野古新基地建設問題における初めての司法判断。米軍普天間飛行場移設に関する今後の議論に影響を与えるのは必至。敗訴した県は上告する方針で、承認取り消しを巡る法廷闘争最高裁に舞台を移す。

琉球新報社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160916-00000024-ryu-oki

国の指示が全てに優先するのなら県の承認自体、ただの儀式的・形式的な手続きに過ぎないってことだしね。

憲法にある「地方自治の本旨」って何なんだって話だよなぁ。