スクランプ連盟

趣味の旅行、映画、パートナーと二人三脚のうつ病ライフについてゆるーく書いてます。

ぜろ。

笠間市にある筑波海軍航空隊記念館に行きました。ここは映画“永遠の0”のロケ地になったところで、当時の司令部庁舎が記念館として公開してあるところです。他にも号令台や滑走路などが残っているらしいのですが、日射しが強かったので旧司令部庁舎だけでよしておきました。
建物の遺構は外観もさることながら、内部も映画で観たことのあるところが多々あって、本当に宮部久蔵が出て来そうでした。ここで彼は教員として若い特攻隊員達を育てていたのです。特攻隊員としてここを巣立っていったひと達の遺書や形見の品がいくつか展示されていました。その中にガラスのペンダントトップがあったのですが、特攻隊員になった金井少尉というひとが文通相手の女学生に飛行機のコクピットのガラスを加工したものを形見として遺したものだそうで、本当に言葉が出ませんでした。やはり戦争はいけないことです。今の平和がいつまでも続いてくれるよう祈らずにはいられませんでした。
帰り道、パートナーがあっと声をあげたので何事かと思ったら、今線路にひとがいた、と言います。びっくりしました。その直後に特急列車が通っていったからです。特急は警笛を鳴らさなかったので多分見間違いだろう、と話しましたがひやりとさせられました。何事もなかったようでよかったです。