2007-05-15
■[舞台][うろ覚えスケッチ]アラン・プラテル・バレエ団「聖母マリアの祈り vsprs」
みてきた。
http://info.pia.co.jp/et/promo/play/alainplatel.jsp
バレエ団というものの「バレエ」を想像すると裏切られるのでこれから見に行く方は覚悟の上会場へ向かってください。これを観るのはちょっと覚悟が必要な気がする。というかコレはしょっぱなから、ダメな人は感覚的にダメだろうな。壮年のご夫婦が終演後に、パンフを販売するスタッフに、しきりに「あれはどういう話なんださっぱりわからなかった。パンフレットを買えばあらすじがわかるのか?」と不満げにおっしゃっておられた。うんー物語ではないからなー。
アジア系男性のソロ&デュオが非常に良かった。個人的にはこれが好み。
あと、背の低い細身の女性ダンサーと白いシャツの男性ダンサーの、倒立で絡み倒すようなデュオがすごく好き。ぐでんぐでんで。
この背の低い細身の女性ダンサー(Iona Kewnyさんというそうだ)が非常に良かった。身体の稼動範囲が尋常じゃないので、ダンサーというよりもサーカス方面の人だろうなと思ったら本当にそうだった。
何かすごく似たようなものの見覚えがあるぞなんだ!? と思っていたのですが、わかった。ドロヘドロの恵比寿に似ている。
サーカス・シルクールの青い色の人の時もそうだけど、私はきっと「動きまくる背の低い細身の女性」ってのがツボなんだな……。
帰りがけ、「どぎつさではヤン・ファーブルが上じゃね?」という会話が聞こえてああそうかーそうかもなーと思った。ヤン・ファーブルは未見なのだけど、写真などみるにつけ。
なんか似たような経緯で紹介されているサシャ・ヴァルツも気になっているがこちらも2年連続見逃しをかまして未見なのだよなぁ気になる。
「神よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。」と女性が言っていたやつ。
あー。原語で聞きたかったよ。
(2007.5.20追記)
■というわけで、うろ覚えスケッチ
男性ダンサーがペットボトルとでかくて固そうなパンをかかえておもむろに舞台のへりに立ち、ものすごい必死にパンを食う。その様を後ろから見ている男性。
スーツ姿の男性ダンサー。これが痙攣おこしてスーツ脱ぎ捨ててシャツとネクタイとパンツという姿でバレエを踊る。この姿で明らかにクラシックのメソッドのバレエを踊る凄まじいギャップを、開演直後に見る脅威。「えぇぇぇぇ」て頭の中でこだました。
今、買ったパンフを初めてまともに見て気づいたけど、私、どうもイメージってのを左右反転で覚えている事が結構ある。このスケッチもそうだ。左右反転している。
倒立でデュオ。これがすごく好きだ。サーカス方面の経験を持つダンサーらしい。
片手倒立って初めて見たかも。ぐでんぐでんしながら倒立で人に絡んでいくのが面白かった。女性ダンサーの方が、身体の稼動範囲がものすごくて、ありえん角度で身体が曲がる。このデュオのあとも走り回って壁によじ登るわ跳ぶし踊るしぶら下がるし。楽しい。このダンサーばっかり見てました、もしくは片方の、白いシャツの男性ダンサーの方ばっかり気にかかってました。
左の正体不明なのはダンサーが服(パンツ?)の中にハマって足と手しか出てなくて謎の生物みたいにうごめいてて愉快な様。何か叫んでるんですが何言ってるかわからない。このあと倒立デュオになる。
右、緑色の服の女性ダンサーと黄色い男性ダンサーデュオ。ああダンスをみているなーという気分というか満足感。リフトが独特。
女性ダンサー、腕がねじれる。いやほんとにぐりってなる。なんだあの動き。
アジア人男性ダンサー二人。ソロも良かったがデュオも好きだ。デュオ相手の韓国人ダンサーが武術の型に近い動きで踊る一方で、ベトナム人ダンサーの方(左)、一人優美にバレエバレエしてて独特の間。
そう、そのサーカス系のダンサー女性の方がアイオナ・キューニィさんというのだそうですが、いやもうこの人の動きが楽しくて仕方ない。バレエで踊るかと思いきや、誰も相手にしてくれないのでキレてトウシューズ投げ捨ててありえん体勢で動きまくる。ブリッジで舞台奥から手前まで来て、置いてあったペットボトルの水をそのまま飲むとか。
山をのぼるも他のダンサーたちにまたがれて先をこされる。
緑色の服の女性ダンサー腕細い。
上手側のバンドブースの後ろから出てきて、トロンボーン奏者の太股に足をかけて壁によじ登り、頭を踏み台にしてさらに上へ上がっていくアイオナ・キューニィさん。
ソプラノ歌手がデス声で歌ったのがツボ。あと、バイオリン奏者の飄々とした感じとか。
いろんな場面を1枚に全部ぶちこんでみたらこんなんなった。
なんかこんな感じで、人をモノみたいに持ち上げる様があったと思うのだけど巧く覚えていなかった。残念。どんな風だったんだっけ?
今回の公演は音楽がモンテヴェルディだからという理由で買ったのだけど、結果的に倒立デュオとかIona Kewnyさんの動きっぷりとかが楽しめた感じ。












アラン・プラテル、わたしは日曜日のチケットを買っています。D席だかE席の、3階の一番後ろの列です。バレエよりはむしろ、わたしにはこのモンティヴェルディの音楽が好きだったので行くことにした公演ですけれど、楽しみです。
ところで、「ドロヘドロの恵比寿」というのが、よくわからないのですが‥‥。
アラン・プラテル、私も当初はモンテヴェルディ目当てだったのですが、今回使われている音楽のCD(舞台では生演奏です)を手に入れて先に聞いてしまっておりまして、あ、こういうのか!と思って興味のウェイトがダンスの方へシフトしました。(と書くとイメージがよろしくないかもですが、音楽も生だとやっぱり面白いです。)モンテヴェルディはモンテヴェルディなのですが、だいーぶアレンジされています。ジプシー音楽化したモンテヴェルディ。
林田球という漫画家の作品に「ドロヘドロ」というタイトルがあって、その登場人物に「恵比寿」という少女がいるのですが、それになんとなく似ている、と思ってしまったのです。見た目というか、ポジショニングが(?)。かなり癖のある漫画なのでお勧めしにくい感じではあるのですが私はすごく好きな漫画です。
すいません、「ドロヘドロ」の解説ありがとうございます。機会があれば(慢喫とか行った時とか)読んでみたいです。ま、とにかくはアラン・プラテルを観てからですね。どうもでした。
実は文化村のホールって一度も入った事がないので気になる場所ではあります。
ともあれ、見ないことにはなんともですね(笑)
ダンサーの個性がみんな違ってて、コンサババレエとダンスとサーカスとカンフーが入り混じっているので、アラン・プラテルさんて変わった方だなあと思いながら観てました。でもセットと生演奏が相まって、舞台全体の印象は「端正」という感じです。
ダンサー、いろんな特徴が入り乱れておもしろかったです。箱庭の中に入ったような気分でした。音楽がライブというのはやっぱり良いですね。「端正」、確かに。痙攣したり入り乱れたりしましたが何か、ちゃんと端を揃えて折りたためそうな端正さがありますね。