DeSeanの日記 旦⊂(´-` )お茶ドゾー

2008-08-29

主語、われわれ

今、ある研究書を読んでいます。

内容は素晴らしいのですが、主語が「われわれ」なんですね。

今、われわれの論文が問おうとしているのは、……という問いについてである。

とか、

われわれがここで論じようとしているのは、……

とか、

これらは、われわれに重要なことを教えてくれる。

とか。


読んでて、なんか、すげーいやな気分になります。学級会で、悪いことして吊し上げられているヤツに、「DeSean君も一緒にやりました」と、勝手に共犯者にされたような気分。

お前が勝手に考えたことだろ? なら「主語、オレ」でいいじゃん。自分の言葉なら自分で責任とれよ!


まあ、その辺の不協和音を、意図的に狙っている、ような気もしますが。たぶんそうだろうな。

いずれにせよ気分は悪い。本気で、「われわれ」を黒く塗りつぶして、横に「わたし」と書き込みたくなる衝動に駆られます。

変換

ふと思ったのですが、「われわれ」、中国語の「我們」と考えれば、そんなに腹も立たないかな。


中国語を囓っている方には今さらでしょうが、中国語の「われわれ」には「我們」と「咱們」の二つがありまして、前者は「あなたたち」に対する「われわれ」(「オレたちは飯食いに行くけど、お前たちはどうする?」)、後者は聞き手を含んだ「われわれ」(「オレたち、一緒に飯食いにいかない?」)、と区別されます。実際にはそんなに画然とは分かれないみたいですし、オレもほとんど使い分けてませんが。


だから上の「われわれ」も、読み手は含まない「われわれ」と考えれば……


ちょっと強引ですか。

口パクとか

ちょっと乗り遅れましたが、口パクといえばこの映画。

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次の駅は、天后

twinsのシャーリーン・チョイ主演。なかなかの佳作だと思います。

こんな本が出ていたんですね。


Literary Societies of Republican China

Literary Societies of Republican China


実は私の活字デビューはこのMichel Hockx編集の本の書評でして、その書評を郵送したら返事が来て大喜びした記憶があります。つながりはそれっきりですが。

そうじゃなくても面白そうですこの本。同業者は応該買でしょう。

坂東α坂東α 2008/09/06 23:45  工学系の論文では単著が少ないので、そっちの論文ばかり読んでいるとweと書くのに何の疑問も無かったんですが、そういう感覚は新鮮ですね。「われわれ」というのは「研究室のメンバー」程度の意味ではないのですかね。読者も含めて、なんでしょうか。

sean97sean97 2008/09/07 13:19 そうかこれは理系的用法か。人文系では論文の共著というのはほとんどないので(皆無ではないですが)、「研究室のメンバー」という発想はまったくノーマークでした。たしかに、これが「研究室のゼミの成果」とかいうことならweもあり得ますか。ただこの本も著者は個人名ではあるのですが。