ほんのり小話 41ー上

会話調です。あと…これは何だろうね。




衣「雷鼓、先ほどの言動ですが、あれはあまりにも穣子に対して失礼ですよ。貴方だって、あの子がひねくれていることくらい知っているでしょう?」

 ……

衣「…?ちょっと、聞いているのですか雷鼓。」

 ……

衣「…雷鼓っ!!」

 「え、それ私に向けての言葉だったの。」

 ……

衣「誰っ!?」

 「ちょっと、そっとがいきなり話しかけてきておいて、それは失礼ってものじゃない?」

衣「ちょ、ちょっと待ってください、そ、それはそうなのですが…す、すいませんすいません!てっきり雷鼓だと思いまして…」

 「人違いねー。ま、それならしょうがないわね。ふふっ、私の名前聞きたい?」

衣「いえ、ちょっと雷鼓探してくるので。では」

 「待てやこら。」

夢「私は岡崎夢美。18歳で大学教授の、平行世界の

衣「では。」

夢「ヲイコラ。何、そんなに私の話を遮って楽しい!?何てドSな人なの!?地面に埋まってしまえ!!」

衣「うえぇえっ!?いやだって、18歳で大学教授とか、犬と同い年とか色々信じられなくて、胡散臭くて、

夢「ひっど!!胡散臭い!?硫酸ぶっかけるわよ!?」

衣「ぎゃあ!何て人殺し!それが人間のやることですかっ!?」

夢「妖怪でしょうが!!えぇそうよ、人間は自分のためなら何だってするものなのよ!教室2つ分の蛾を殺したり、嫌いな人種殺して石鹸にしたり

衣「何て人だもう人間じゃない!!」

夢「…ま、実際にやったわけじゃないわよ?…私が。」

衣「実際には行われたことだったのですかそれぇっ!?」

夢「それはさておき、ここまで関わったのは何かの縁かもしれないわ。私もその子探しを手伝ってあげるわ!」

衣「いや、いいです。」

夢「断るなしそこで!!」

衣「面倒にしか思えないのですよ貴方!!あと腹立つくらいに顔が雷鼓に似ているのですよ!!」

夢「ふーん?だったらなおさらねー。」

衣「何でっ!?」

夢「その雷鼓って人、気になっちゃった。おーっと、もう止めようってったって止められないわよー?人間の欲望は地球のマントルを貫通させるほど深いのよ。」

衣「それ最終的に地球の裏側にいきますよね?地表でちゃいますよね!?」

夢「地球の裏側の人びっくり!」

衣「見えるの!?」

穣「あ、居た居た。おーい衣玖さん、雷鼓さん。」

衣「ゲッ!穣子っ!!」

夢「…三国志?」

衣「伝わった!?」

穣「…?あ、そうだ雷鼓さん、ごめんねさっきは怒っちゃって。」

夢「あらあらこの子も私と雷鼓って人と間違えちゃってるわ。そんなに似てるの。」

衣「えぇ、顔がとても。」

穣「衣玖さんの為に焼いた焼き芋を無断で君が食べた挙句、皮を無残にお皿に撒き散らされてて、それで満面の笑みで美味しかったって言われて腹が立っちゃって

夢「うわぁそれは殴りたい。」

衣「…でしょう?」

穣「で、ごめんn

夢「そうだそうだっ!なんてことしてくれたの!?」

衣「ちょ!?」

穣「へっ?」

夢「あんなくっそマズイ芋を食わされた私の気持ちにもなってよね!!もっと腕を上げて、出直してらっしゃい!!」

穣「っ…!!」

衣「…もしかして、あおってる!?」

夢「だってこの勢いだったらその子とあなたで雷鼓って人探しに行きそうなんだもん。」

衣「なんだもん、じゃなくてぇっ!!」

穣「…はっ…ははっ…あっははははは…(夢美の頭がしっ)」

夢「な、なぁにやるっていうの?今なら熱農りゅうさ

穣「お芋、バカにした…あはっ☆」



衣「ガタガタガタガタ」

夢「ブルブルブルブル」

穣「なんだ、てっきり雷鼓さんかと思ったよ。全くの別人だったんだってねー。いやー。ゴッメンネー?」

夢「イヤスミマセンワタシガワルカッタデスチョウシコキマシタスイマセンデシタゴメンナサイ」

穣「それなら、二人で行ってらっしゃい。あたし帰るねー。」

夢「…あんな1ボスがいてたまるか。」

衣「今のは完全貴方が悪いです。」





というわけで面子入りはしないけれど静葉並の存在にはなってくれることを期待。
あ、夢美さんは旧作キャラです。東方夢時空の通称教授のあの人です。