東京クリッピングprivate2

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国立新美術館

この日、六本木の国立新美術館が開館5周年ということで入場無料。張り切って行ってまいりました。
雨模様の寒い日だったためかお客さんが少ないのが意外。

まずは「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」を鑑賞。キャンバスを3次元的に使った抽象画は、近くで見るとテクスチュアに深みがあって迫力があります。製作中の映像が流されているコーナーもあって、このテクスチュアを生み出すのに、ものすごく凝った作業をしているのがわかりました。

「DOMANI・明日展」では文化庁の海外研修を終えた8人の作家それぞれのコーナーと、過去に海外研修をした作家たちの作品を集めたコーナーで構成。
最もインパクトがあったのはニューカレドニアの日系2世の姿を写真や映像作品にした津田睦美の作品。ポスターにも使われていますが、過去にこういう歴史があったことをはじめて知って、ちょっと揺さぶられました。
お客さんが一番たまっていたのは塩谷亮のリアリズム作品。

そして「第60回記念 独立書展」。普段だったらお金を払ってまでは見ないような展覧会ですが、ものすごいボリュームで多様なスタイルの作品に圧倒されました。

ということで、午後のひとときをアート三昧で過ごさせていただきました。記念のクリアファイルももらい、太っ腹な国立新美術館に感謝です。