ポッドキャスト?

「ポッドキャスト」「RSS」の意味が分からない――米インターネット利用者調査 - ITmedia NEWSという記事を見ました。
RSSは分かりますが、ポッドキャストなんて聞いたことがありません。なんだろう。
はてなキーワードを見てみました。ああ、要するに有料なのね。金を取るサービスには興味ありません。

リアルの絆

ネットは「リアルのきずな」を強くする――Pew調査 - ITmedia NEWSという記事を見ました。
ネットばかりやっていると人付き合いができなくなるとかいう考えは問題があると思いますし、ゲームばかりやっているとゲーム脳になるなんて考えは論外です。しかしながら、こういう考え方もどうなのかと思います。基本的には無相関ではないかというところから考えを進めるべきではないでしょうか。

RSSの呼称について

ラベルは「RSS」でなくてもいいんだ - ITmedia NEWSという記事を見ました。3連続でこの書き出しですね。もう、記事そのものを見出しにすべきでしょうか。
要するに、マイクロソフトが、RSSをWebフィードと呼んでいることに対して反感が広がっているが、私はそうは思わない、といった内容です。しかし、この考えは的外れなのではないかと思います。多くの人が疑問を抱いているのは、マイクロソフトがこれまでHTMLやCSSに対して行ってきたことを繰り返すのではないかということだと思います。つまり、標準を無視し、独自仕様で実装し、大きなシェアがあるためにその独自仕様で世界を席巻する、ということを再び繰り返そうとしているのではないかと考えられているのです。
現時点で、インターネットエクスプローラ6は、CSSを正しく解釈していません。それ以外のブラウザは、些細な問題こそあるものの、おおむね仕様に準拠していると言えます。インターネットエクスプローラだけがダメなのです。これでは、再び同じことを繰り返すのではないかと思われても仕方のないことだと思います。
ただ、僕はこの考えを、杞憂に過ぎないのではないかと思っています。なぜなら、以前のCSSとは違い、RSSはすでに十分に普及しているからです。インターネットエクスプローラのシェアがいかに大きくても、RSSの仕様を変更させることはできないでしょう。むしろ、インターネットエクスプローラRSSの仕様に正しく準拠するよう、有形無形の圧力がかかるのではないかと期待しています。
ところで、マイクロソフトの意図は置いておいて、呼称そのものを考えてみます。その場合、ウェブフィードという名前はそれほど悪くないように思えます。日本人には「フィード」という言葉は意味不明ですが、RSSという頭文字を並べた言葉と比べればまだマシです。FirefoxではライブブックマークGoogleではフィードと呼んでいるようです。また、Operaではニュースフィードと呼ばれています。その他のブラウザの傾向などを見ても、ウェブフィードという言葉はそれほど悪くありません。ここで、RSSって、ウェブだけでしか使えない仕様だったのかという疑問を抱きます。しかし、RSSがウェブ以外で使える仕様だとしても、インターネットエクスプローラはウェブブラウザですから、RSSがウェブ以外のサービスによる情報を配信したとしても、受け付けないのは自然なことです。あえてRSSの用途をウェブに限定するということを考えているのなら、ウェブフィードという言葉は最適です。深く考えなくても、ウェブの情報が対象であることが分かるからです。

追記

どうやら、RSSはウェブ以外で使うことは一切想定されていないようです。XMLはそもそもただのテキストであって、極端な話、コンピュータでなくても扱えます。紙に鉛筆で書くことだってできます。もちろんそれでは、書かれた情報を処理できないのでほとんど意味がありませんが。そして、RSSはそのXMLにしたがって作られたフォーマットであり、それ自体はただのテキストなので、理屈から言えば、用途はウェブに限定されないはずです。しかし、実際には、RSSはウェブだけで使われるもののようです。RSSの詳細な内容は知らないのですが、ウェブで使うことを前提としたフォーマットなのでしょう。大学の掲示板情報などをRSSで配信するということができれば便利なのになあ、と思ったのですが…。
ただ、RSSで指定可能なのはURLではなくURIです。つまり、URL以外にURNを含みます。だから、書籍の情報を示すISBNコードなども指定できます。このあたりを幅広く運用していけば、かなりいろいろな情報の更新チェックができるのではないかなあ、なんて思うのですが、いかがでしょうか。