定規連射
数ある人力連射装置の中でも一番使用され、ハイパーオリンピック = 定規連射」を定番にしたぐらいメジャーな連射方法!!
安定した連射数、壊れても安く購入できるコストパフォーマンスの安さ、上下に弾くだけなのでボタンのダメージが少ないと3拍子そろっているから爆発的に普及した訳ですが
実際の連射速度が何連射かというのは知っている方はおらず、ネットで検索しても懐かしいというコメントばかりで連射数は無かったので・・・


実際に計測して調べてみました!!



連射装置のメインとなる定規は100円ショップのダイソーにて購入、連射数が最も出る20cmのタイプをジャンル別に4本を購入。

・アクリル定規(ノーマル)
・アクリル定規(大・ステンレス内臓)
・アルミ定規(にじみ防止付きなので上部にミゾがある)
・ステンレス定規(大)

定番は鉄定規なんですが、文化の発達によって色々な材料の定規も売っていたので試しに購入してみました。



測定方法は、アーケードに近づけるためにPS2「リアルアーケードPRO」、PS2「高橋名人の冒険島 シュウォッチ機能」を使用してみました。


で、実際に計測しようと思ったら問題が発生・・・



リアルアーケードPROだとボタンから下の部分が広くて定規を真下に引けない・・・orz
盲点だった・・・考えてみるとこういった家庭用ジョイステックは水平状態を安定させるために全体的に広い構造になっているのがほとんどだし、PS2の標準コントローラーでも試してみたのですが床に固定しようとしても構造上で水平にするのが難しかったり、ボタンが4つ密集しているから正確に連射が不可能なのとアナログボタンの機能上、全部押し込んでも凸型になってしまうから認識させるのが困難だったりとお先真っ暗になったり・・・(汗


そんな訳で、定規連射測定に必要なコントローラーの条件をまとめると

・ボタンを押し込むと ほぼ水平になるボタン
・定規の連射を最大に出すためボタンの下側がすぐに空いている
・誤判定を防ぐためボタンが密集していないコントローラー
・他機種の場合、連射測定機能ソフトなどが付いている


そんな都合の良いコントロラーがある訳・・・あったぁァ!?



Wiiのコントローラーを使えば何とかなるかもしれないという事で定規連射用にしてみたらバッチリでしたw
連射測定には、Wiiウェア「スターソルジャーR」のファストショットモード(連射測定モード)を使用しました。
無線リモコンがこんな所で活躍するとはなあ・・・
ショットボタンも2ボタンだけなので他のを押しても誤爆しないのは良い仕様だし、高さ調整は本を重ねるだけでOKなので簡単お手軽に設置完了できましたw


今度こそ連射測定開始ィィィィ!!

■「アクリル定規(ノーマル)」「アクリル定規(大・ステンレス内臓)「アルミ定規(にじみ防止付+上部にミゾ)」の新素材3本組



新素材の3本を計測してみたのですが、アクリルは下に弾いても振動がすぐに終了してしまって上手に連射しても4〜6連射が限界でした。
期待していたアルミ定規もミゾの構造が悪かったのか最高連射が出ても上の写真の様に8連射が最高だったりと意外と伸びなかったです。

■本命「ステンレス定規(大)」



最後は、写真だと一番下にあるゲーセンでも王道だったステンレスタイプの定規です。
これが本命だという事は予想していたのですが気合入れて計測してみました。



うおおぉぉ・・・軽くビン・ビンと弾くだけで自機のショットが連なって発射されてるよ!!
新素材組みとは違って当時のハイパーオリンピックで使用した感覚がフラッシュバックしてきましたさ!!


さて、結果は・・・



うおぉ?! 19.9連射キターーーーーーーーーーー!!
アーケードでもシンクロ24連射、ファミコンだと16連射スティックのジョイカードが出ていない時代に人力による連射では驚異的な数字です。
位置や弾き方にもよりますが5〜8回ぐらい実験して平均17〜19連射を出す事が可能だったので・・・結果!!


鉄定規連射は平均20連射が可能な連射ツールと証明されました!!
(注意:鉄定規連射は気合を入れて連射すると指の皮が切れて出血したり、プラスチックは折れる可能性があるので注意しましょう)

■4月21日コメント返信完了