seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

今日のつぶやき

チェンマイへ

相変わらず出発はバタバタ。朝7時半の市バスを追いかけて飛び乗ったら、冷房対策の長袖ジャケットを忘れた、サンダルを忘れた、タバコまで忘れた。でも何とかなる範囲で、パスポートとE-Ticketのコピーがあれば出国できる。
そう思っていたら、名古屋駅でトラブル。名鉄の切符を買おうとしたら、出国までの用意していた小銭まで忘れてきてしまい、1万円札を自動販売機に入れて購入した。切符と小銭を先に取り出して財布に片付けていたら、おつりのお札8千円があろう事か販売機に引っ込んでしまった。確かに小銭を片付けるのを手間取って、お札を取れとピーピー鳴ってはいたけれど、引っ込んでしまう事はないだろう。すぐ駅員の所へ行ったら、「そんなことはない」と逆に文句を言い出し、駅事務室に連れて行かれた。そして販売機を確かめてもそんな形跡はないと、こっちが嘘を言っているような態度。「そんなに言うならデータとお金を照合するから待ってろ」と言うけれど、こっちも時間がないから携帯電話の番号を教え、事務室を後にする。
乗るつもりだった特急に乗れず、次の特急をホームで待っていたら、駅員が歩いてやって来た。ブスッとした態度で「確かに8千円ありました」とお金を渡し帰ってしまった。あんなに疑ったんだから謝るだろう、走ってくるだろうと、めちゃ腹が立って文句言いたかったけれど、旅の始まりにこれ以上気分悪くしたくなかったから、やめておいた。小銭を忘れた、自分が悪いのだと…。おサイフケータイに慣れ過ぎかな。
ちょっと遅れたけれど、セントレアで無事にチェックイン、出国手続きを終え、免税店でタバコを買う。1カートン3000円が1900円で買えるからすごい。今回はユナイテッド航空のマイレージでタイ航空のビジネスクラス航空券を取ったから、早速スターアライアンスのラウンジへ行く。ここは2回目で、たいして高級感、広さ共にない。喫煙室でドリンクとかが飲めるのはありがたいんだけれど、カウンターにあるような椅子がやたら高く、席数が少ないから小さなテーブルに相席だから居心地が悪い。タバコ2本吸って、ジュース1杯(セルフサービスだからとてもコーヒーなんか運べない…)だけで出てきてしまった。この後、10時間くらいもタバコが吸えなくなるとは知らずに。
ボーディング時間になり優先搭乗でゲートへ行くと、見覚えがあるタイ航空の地上係員が自分だけに「いつもご利用ありがとうございます」と言ってくれた。なんか気分良く乗り込んだけれど、機内のビジネスシートは思ったより程度は良くなかった。機材が古いからなのか、以前ユナイテッド航空で乗ったファーストクラスの印象が強すぎるのか、ちょっとがっかり。しかもCAがタイの町にいるおばちゃんって感じで、エコノミーのCAの方が日本人もいたし感じも良かった。
それでもゆったりとしたシートで、離陸前にドリンクが出るし、離陸後は1品ずつ料理が出てくる。ビジネスでもほぼ満席状態だったけれど、他の客を意識せず緊張せず、ゆったりと食べることができた。ビールとワイン、それにキューバリバーを作ってもらい、朝からのバタバタの疲れもあって、村上春樹の旅小説を読み始めたけれど、いつの間にか深い眠りについてしまった。
バンコクスワンナプーム国際空港に15:00到着、時差が2時間あるから6時間のフライト。ここではチェンマイ行きの国内線にトランジットのため入国審査をさっさと終わらせて、国内線のラウンジに向かった。でもこれが大きな間違いで、入国審査までにはいくつもの喫煙所があったのに国内線ターミナルには1つも喫煙所がない。確かめたら全面禁煙だとのことで、トランジットとチェンマイまでのフライトであと4時間近くもタバコが吸えないことになってしまった。辛すぎるもあきらめるしかなく、国内線でも広かったラウンジへ。結構居心地いいところで、セルフサービスなのに手伝ってもらえ、ゆっくりとコーヒーを飲んだりフルーツを食べたりして、時間を過ごしていた。
チェンマイまでのフライトは、国内線なのに立派なビジネスシートだった。名古屋からの国際線よりいい。1時間のフライトなのに、ちゃんと食事やお酒まで出てきたのはびっくりした。
チェンマイ国際空港には19時過ぎに到着。オーストラリアから来たバックパッカーに「宿は決まっているか?」と聞かれ、予約はないけれど行きたいところはあったから「ある」と言うと、「じゃあ後で飲もう」という事になって別れた。そして、トゥクトゥクがつかまらずタクシーでターペ門へ。チェンマイ4回目となると慣れたもの。
ターペ門に着くと、近くにある常宿『TAWANG.H.』へ。「元気だったか?」と驚かれるも「満室だよ。ゴメンな。」と言われてしまった。ここの街中だけれどジャングルのような庭でゆっくりしたかっただけに残念だけれど、仕方なく他を探す。でも全然パワーがなくて、近くにあるホテルを3軒見て、ターペ門のマック(新しくできていたのにビックリ)の路地を入った『チェンマイG.H.』に決定。なかなか綺麗で部屋も広いのに、150バーツの値段にやられた。もちろんトイレとシャワーは共同だけれど、部屋の前にあって他の宿泊客はいなかったから1人占め。
これでホッとしたと思ったら、もう待ち合わせの時間。ターペ門へ行ってみたら、オーストラリア人はもう待っていた。運河沿いにあるバーに入って、早速ビア・シンで乾杯。空腹と疲れた体に浸みていく。バーといっても普通にタイ料理もあるからチャーハンでお腹も満たした。このオーストラリア人は、チェンマイ7回目でこれから1ヶ月滞在するというから、めちゃ羨ましかった。話も早々に気に入った女の子を発見したらしく、消えていったけれど。
お酒も入り、お腹も満たされ、いい気分になって歩き始めた。1年ぶりだからマックを除けばあまり変化がなく、懐かしいような気分でぶらぶら歩く。そして喉が渇けば飲む。なんか解放されたみたいで、めちゃ気分良かった。とりあえず旅に出た感じが…。
セントレアにて                                      
◆タイ国内線ビジネスクラス                                 

◆150バーツ(450円)の部屋