体は資本

seihiguchi2006-01-13


一旦は治ったとおもった「時差ぼけ」が未だ続く. 昨夜は朝の6時まで寝られず、結局(午前中は固まった予定がなかったので)昼の12時まで寝るという、まさに日本時間で生活リズムが動いている(日本時間に直すと、夜の11時ー朝の5時まで寝たということになる)。

時差ぼけは、日本からアメリカへくるときになりやすい。逆に、アメリカから日本へ行くときには殆ど(というか全く)心配がない。前者の場合は、夕方に日本を出国し、アメリカにつくとまた同じ日(日本を出発した日)を繰り返すことになるのだが、機内を殆ど寝て過ごさない限り、一日が40時間くらいの長さに感じられ、アメリカ到着直後にぽっくり眠りこけてしまう。そして、(到着したその日の)夕方に目が覚める(日本時間の朝に相当)。ゆえに、夜眠れなくて、昼間に眠気のピークがくると。

これの対処法としては、到着した日は無理矢理にでも外出して、太陽の光を浴びて、短くても夜の9時くらいまでは眠気に耐えているのがよい(いままでの数少ない経験によると)。なので、到着した足でゴルフ場に直行してもよかったのであるが、

こんなフラフラな状態でゲームをすると、スコア、ショートゲームがメタメタになる。
メタメタなスコアカードを提出して、新年早々にハンディキャップが上がってしまうのは嫌だ

という理由であえて却下。


いくらやる気が出てきてても、健康状態が優れないとどうにもなりまへん. 疲労回復と血液循環をよくする(という名目)ために、入浴剤を購入。

いかにも「薬用」であるという製品を選択. 効果としては、疲労回復、神経痛、腰痛、肩のこり、ひび、あかぎれなどに効くらしい。温度は38〜40℃が最適らしい。

23個目のグラフとして、「起床時間」を今週からつけはじめたのであるが、しつこい時差ぼけのためなかなか安定しない(むしろ共振現象のような挙動を示している).

Wake-up Time

ケーキショップがLos Altosにオープン


かなりローカルなネタなのだが、日本(青山、早稲田、札幌)に店舗を持つ「アニバーサリー」というケーキショップがLos Altosにオープンしたらしい。正式には1/18がオープンなのだが、すでに「先行オープン」している模様。日本からパテシェを迎えているらしいので、クォリティが高そうである。要チェックやわ。

200 Main Street (at 3rd Street),
Downtown Los Altos, CA 94022
時間: 6 AM - 9 PM
WEB: http://www.saturacakes.com/ecm/Home.html
アニバーサリー: http://www.anniversary-web.co.jp/

まぁ、巷ではすでに周知のことなんだろな.....?

遠くへボールを飛ばすには...

ゴルフは如何に少ない打数でボールをカップに沈めることができるかを競うゲームである。


それにも増して、「如何にボールを遠くへ飛ばすことができるか」ということが、ゴルファーの憧れを誘う。自分の場合は「かなり」ボールが飛ばない方で、7Iの「平均」飛距離はどれくらいかというと、130ヤード前後である。言い訳がましいが、この「平均」には打ち損ないも全て含む(無論Out of Boundは0ヤードとしてカウントする)。Drawボールを打てば150ヤード以上飛んでくれることもある(はず:練習場で確認済)。


が、無理して難しいことをしなくても、遠くへ飛ばしたければ「長いクラブ」を使えばよいだけのことである。そういう理由で、個人的にセカンドショットなどは、5W, 7Wなどを使うことが多い。特に400ヤードを超えるようなPar4は。


アプローチショットで、150ヤード程度の距離が頻繁に残ってしまうと。ボールの状態や打ちおろし/打ち上げ、風などの条件に依存しますが、そこを7Iで(飛ばそうとして)無理にのせようとするよりも、5Iなんかを正確に打てるように練習するほうが、スコアを1つでも縮めためには近道だと思う。そもそも5Iで打ったからといって、恥ずかしいことはないし、「5Iで150ヤードしか飛ばないなんてダサイ、だから1ストロークのペナルティを課す」などといったルールも存在しない。


とは言いつつも、やはり「飛ばす」ことに魅力は尽きない。

IOP (Institute of Physics)のarchiveに「The physics of golf」という論文がある。これはスィングメカニックス、クラブの物理的特性、パットしたボールの転がりかたなどについて論じたものであるが、要は「飛ばす」にはどうすればよいかを物理的なモデル(2重振り子)を用いて考察しているとても興味深いものである。

The physics of golf (A Raymond Penner 2003 Rep. Prog. Phys. 66 131-171)
http://www.iop.org/EJ/abstract/0034-4885/66/2/202/

その中で(よく自分にあてはまっているなと)目についたのが、ダウンスィング時の手首の角度。ダウンスィング時、左腕前腕が地面と平行になった時点での手首の角度(wrist-cock angle)が、プロと一般アマチュアとで歴然とした差があるという実験結果を得ている。プロが100°であるのにたいし、アマチュアは77°でしかない。角度が大きい分より加速できるので、インパクト時のクラブヘッドスピードに大きな差を生む。

一部引用すると、

the most significant, in terms of correlating with the clubhead speed at impact, was the wrist-cock angle at the point in the downswing where the left forearm is parallel to the ground. At this point in the swing it was found that, for the professional golfers, the average wrist-cock angle was approximately 100° while for the amateurs it was only 77°. This would indicate that the amateurs had, by this point in the downswing, already released the golf club while the professionals were still maintaining their initial wrist-cock angle.

下の、Vijay Singhのスィング写真を観ると(2枚目)、すでに左腕前腕が地面と平行な点を過ぎてはいるが、なるほどwrist-cock angleが大きい。多分、私は黄色線のように、リリースが早いのだろう。

とりあえず今年の始めは、このリリースのタイミングの練習と昨年末からメタメタのパットとチップに重点を置く。


変わって、中部銀次郎氏の教えによると、クラブの真っ芯で打つこと、これしかないらしい。

そうはいっても、現に「どうしたらボールをもっと飛ばせるか」と訊かれている以上、答えなくてはならない。で、その答―クラブの真っ芯で打つこと、これに尽きます。

「ええっ、そんなミもフタもない」

という声が聞こえてきそうですが、現実の問題としてそれしかない。もちろん、アスレチック・クラブへでも通い、基礎体力から鍛え直し、練習場で毎日500 球も打てるような環境にあるのなら話は別ですが、たいていの人にとって、そんなことは夢みたいなものでしょう。だとしたら、「飛ばすとはスウィート・スポットで打つこと」が絶対命題になるしかありません。

そうすると、さらに質問が出てきそうです―いわく、「じゃあ、スウィート・スポットで打つにはどうしたらいいんだ」と。

その答―ボールを打つに際して、遠くへ飛ばそうという意識を完全に払拭すること、スウィート・スポットでボールを打つことだけに集中すること。

出典: ゴルフはやさしい、第20回 『「飛ばす」ということ』
URL: http://www.shueisha.co.jp/golf/g_top.html


「真っ芯」で打てるように、「飛ばそう」という欲をすてて打つ、
「真っ芯」で打てるように、練習を積むのが正論だということですかね...