過去からの声

 先週35年前の教育実習の時の高校生からメールがあったが、今度は祖父の実家の墓について鳥取の役所から連絡があった。
 母の父親は鳥取から北海道に渡り、稚内で馬具商をしていた。馬具商って車社会になる前の職業ですね。で稚内生まれの母が北海道庁立札幌高等女学校に進学するときに一緒に札幌に移ってきたらしい。
 その母方の祖父の故郷から墓地の登記と墓石の移転についての問い合わせがあった。という事は向こうには祖父の親戚はもういないという事だろう。
 この事に関して兄と共有分割をするかどうかの協議をしなければならないので連絡をした。ここ数年疎遠になっている兄弟との復縁?のきっかけになるかも知れないと軽い期待をしたが、それは叶わなかった。
 朝近所に残る元の家の草むしりをしに行くと、隣のおばさんに出会い少し話をする。高校の時に引っ越してきたのだで、当時は30代の女性が70近くになり、高校生がアラ還(アラウンド還暦、60前後)になる。だから人生って本当に一瞬の事と言ってもいいかも知れない。
 玄関先のマンサク。秋になると銅葉がきれい。