初めて税務署へ

昨年、土地を売却しました。25年前に買った時と同じ値段か安く売った場合は問題がないのでしょうが、利益が生ずると税金を払う事になります。今回は利益があったので、税務署に正直に申告する事にしました。
 ところが25年前の土地購入時の契約書が見つからない。普通の人は知っているらしいですが、買った時の契約書がないと、今回売った金額との差が分からない。で、2年前に解体した家にあった可能性が一番高い。ちゃんと大事な書類は持って新しい家に移ったつもりでしたが。実は去年売った時に土地の権利証(登記済み証)も見つからず、この時は登記は法的にしてあるので、それを証明するのに数万円ですみました。もともと世間知らずと言うか、のんきと言うか。
今回はもっともっと大変な事らしいです。最高で400万円ほど税金を取られるかも知れないと、高校同期の司法書士の先生が教えてくれました。それで、売ってくれた地主さんのお宅に契約書の片割れがないか聞きに行きました。でも代が変わって事情が分からない。契約に関わってくれた兄(弁護士)の事務所に行ってもなかった。でも、いろいろと事情があってしばらく会っていなかった兄と久しぶりに話ができてよかった。
 兄に税理士がそのような案件については詳しいと教えられ、これも高校の友人(税理士)に聞くと、最高で400万円ほど課税されるかも知れないと同じ事を言っていました。
それで①契約書の原稿、②税務署から土地の購入がなかったかという問合せへの回答、そして③当時の自分のワープロのメモで購入金額が書かれているものがあったので、それが参考資料というか傍証になるのではと期待していました。
 今日はいの一番で最寄りの税務署に。何とか資料を認めてくれて、少ない税金で済みますように。うまくいったらその差額で美味しいものを食べようと。
 9時少し前に3階の受付に行くと長蛇の列。30〜40名、もっといたかも。4階の階段が列の最後。1時間と少し待ちました。その後、40分程度、記入の基本について実際に書いて説明をしてくれました。
 一番気になった点「税務署から土地の購入がなかったかという問合せへの回答」が有効でした。でも自分の給料や年金が控除の算出に使われ、売るための解体費用も控除の対象となるようで、取りあえずほっとしました。駅前のステラ・プレース6階の「南国酒家」で祝杯。