デッサン3日目:マグカップ描いてみた

おはようございます。
相変わらずの筆不精ですが描いていきますよ。

  • 実際にデッサンしてみた!

削った鉛筆で、ガストにてとにかく描いてきました。
所要時間1時間半?くらいだと思います。こちら


写真にして見てみるとけっこうひどい。

  • 気付いたこと

以下気づいたことを。

  • 形を取る
  1. シンプルなものでも(ほど?)似ない
  2. 鉛筆で比を取る

・シンプルなものほど似ない

まず形が取れません
ちょっと絶望するくらい似ない。なんだろうこの湯呑みたいな絵は……という感じで、最初は頭を悩ませながら形を取ってました。
シンプルな形のものほど、きれいに比を取って形に落とし込むのが難しいです

・鉛筆での縮尺取り

なんとか似せるために(※デッサンは似せるのではなくよく見て形を描写するのが目的です)、参考書からヒントを探したところ、実際に使える技術はこれかな、というのがひとつありました。

美術の授業なんかでやった、「鉛筆での縮尺取り」です。
けっこう有名な作業だと思うんですけどどうも名前付いてないみたいです。

手をぐっと伸ばして、鉛筆とモチーフ(描く対象)との比率で長さをはかるやり方。
これをうんざりするほど繰り返すと、モチーフの形がちょっとずつ"比"として見えてきます。

  • 見まくると見えてくるもの
  1. かげ(影・陰)

・形

とにかく見ます。普段絵を描くときって頭の中でデフォルメ(簡略化)してしまうので、例えばマグカップだったら「マル1つ、縦の線2つ、半円1つ、取っ手のところの丸っぽい線で構成されてるもの」ぐらいまでシンプルにしてしまうと思うんですけど、実際には直線だと思ってたところに丸みがあったり、飲み口のところには厚みがあって非常に微妙なグラデーションができていたり、内側と外側の線が交錯しているところがあったり、取っ手のところも直線や曲線、楕円などが入り混じった非常に複雑な形をしていたりと、色々なことに気づきます。

・かげ

かげです。グラデーションと言い換えても鉛筆デッサンにおいては近いのかな。
今回描いた場所がファミレスだったということで、かなり色んな方向から光が当たって色味はかなり均等になってたんですが、それでも影の明るいところと暗いところでうっすらと色(明度)の違いがあります。この違いが微妙すぎて再現がホントに難しいというか、もうちょっと無理なんじゃないかと思ったりするのですが、これは経験値で少しずつよくしていくしかないんでしょう、たぶん(笑)。

  • 描いてみて
  1. 質感が出せない
  2. 鉛筆は色々な角度で使う
  3. 練りゴムがすごく便利
  4. 思った以上に黒くなる

・質感が出せない

鉛筆は(削り方が下手だったというのもありますが)けっこう凸凹というか、粗めに描写します。
芯の腹の部分(先端ではなく横)を使って面を塗っていたのですが、「これはとても陶器の質感じゃない」となりました。
このあたりはまた後日、質感を出すにはどうしたらいいか、鉛筆の使い方は、という視点で調べなおして実践をしてみたいと思います。デッサン初心者の段階ではとにかく質感が出ない。

・鉛筆は色々な角度で使う

普段鉛筆は必ず一定の角度で持って字を書いたり絵を描いたりしますが、デッサンでは違います。
今回少しでも丁寧に描写しようと試行錯誤した結果、なるべく画用紙に水平に鉛筆を傾けて描いてみたり(面を塗りたいとき)、自分側ではなく対面側に鉛筆を傾けてみたり(下に凸の半円を面で塗るときとか)、かなり手首をぐいっと巻き込んでハッチング(平行な線を間隔をそろえて塗っていくこと)をしたり(左上から右下に塗りたいとき)、とくに影・グラデーションを再現するときになって鉛筆の使い方をかなり工夫することになりました。
こうすることで表現の幅が広がるんだなーと思ったり。

・練りゴムがすごく便利

そういえば練りゴム買ってきました。実際は無味無臭で少し柔らかい程度の練りけしです。
これが細かい部分だけ消したいときに尖らせてから使ったり、塗りすぎた部分を薄くするために叩くように使ったり、かなり汎用性が高いです。プラスチック消しゴムではできない精度の高い消し方ができますね。

ただし、すごくきれいに消えるわけではないので、真っ白にしたいとき、鉛筆が終わり白で線を書きたいときにはプラスチック消しゴムを使います。

ところで、美術科に通っている友人の妹さんのお話を伝え聞いたのですが、通常通りにこすって消すと紙がいたんで描写に影響が出るので、鉛筆の塗りが必要な部分ではなるべく叩くように消すのだとか。

・思った以上に黒くなる

白いマグカップをモチーフにしていたので黒くならないだろうと踏んでいたんですけど、甘かったですね。
精密に塗る人だと真っ黒になるくらいの勢いだと思います。
実際にはほとんどの部分が白ではなく、何らかの影が落ちた色になっているので、再現しようと塗っていくとすごく黒くなります。
頭では分かっていても、描きながら「え、塗っていいの?」と思ったりします。かなり新鮮な驚きでした。



デッサン初日に思ったところ・気付いたところはこのぐらいです。
次回からは一つのモチーフに長めの時間をかけ、参考書のアウトラインに沿って挑戦してみたいと思います。

ではでは