休日 Parc-nature du Bois-de-Liesseへ

朝起きて準備を整え、9時半過ぎに自転車に乗って家を出る。天気がよく朝から日差しがきつい。早くもペダルをこぐ足が重い。
今日は、先週ブレーキトラブルで行き損ねたナチュール・ボワ=ド=リエス公園(Parc-nature du Bois-de-Liesse)wikipediaこちら)に再挑戦。モントリオール島の北を流れるプレリー川沿いにある公園で、自転車コースやトレッキングガイドブックには出てくる公園だ。自宅からの距離は約19km。
モンロワイヤルの南を巻いて、西北西方向に進む。先週トラブった下り坂は何も無く通過して、地図とにらめっこしながら住宅街、商業地帯、工業地帯(YKK Canadaの工場があった)を通って、低い高度で飛ぶ飛行機を見上げながら(空港が近い)、一時間半程で無事ナチュール・ボワ=ド=リエス公園に到着した。
グワン通り西(Boul Gouin O)の入口から入る。すぐにMaison Pitfieldという名のビジターセンターがあって、中に入ると、地図を貰え、さらに若い素敵なお姉さまからどこをどう回れば良いかの解説をしてもらった。パークレンジャーってかっこいいなぁ。地図(PDF)を見ながら、Passerelle japonaise(日本の歩道橋(木道))が気になってここに来たんですよ、と話をした。



公園内は自転車道(歩道を兼ねる)と歩行者のみのルートがある。自転車道は総延長6.9km、トレッキングルートは12kmある公園だ。自転車道に沿って、まずは公園中央部のSecteur des Champsに向かう(西方向)。樹林は密で、あまり見通しが利かない。

Secteur des Champsの一画にはChalet d'accueil des Champsという名のこれまた立派なビジターセンターがあって、ここに自転車を停め、Passerelle japonaiseのあるトレッキングルートに向かう。


日差しがきつく暑い。トレッキングルートには何枚もツタウルシの写真入りの警告標識があった。

歩き始めると蚊がどんどん寄ってくる。今日も虫よけスプレーを持って来なかったことを後悔しつつ、長袖シャツを着て、少しでも刺されないように抵抗した。蚊は非常に大きくて、刺されがいがあるというか、体にまとわりついてくると重量を感じるぐらい。
さて、森の一画にPasserelle japonaiseなる木道があった。蚊がたくさんいたので気が気ではなかったのが正直なところだけど、でも素敵なところでもあった。木道の高さは1m以上あって、何となく心がときめいた。




ビジターセンターに戻ってきて、自転車に持ってさらに西側のSecteur des Bois-Francsというところに向かう。ここの森の雰囲気が非常に良かった。木々の樹高が高くなって、森の中も見渡せる。ここは本当に素敵です。森の中の小径を自転車で快適に進む。この森はリスが非常に多くて、あちらこちらで林床で食べモノ探しをしている音が聞こえてきた。反面、この公園全体として人は少なく閑散としている。
さて、公園の西端に到着し(車道+住宅街)、来た道を引き返す。先ほどは気がつかなかった野外展示施設があって、蚊の来襲を気にしつつ、解説を楽しむ。


虫除けスプレーは必須です。
その後、Secteur des Champsを通り過ぎて、Secteur de la Peninsuleというプレリー川沿い(公園の東側)に向かう。途中道路を渡る。ここには、鳥観察用の小さな展望台があった他、プレリー川沿いにも展望台があった。



プレリー川の川中島であるシャ島(Île aux Chats)と向かい合った展望台で、昼ご飯として持ってきたトマト煮込み(メインの具はホタテ貝!)をいただく。美味しい。Red-winged blackbirdが近くに寄って来て甲高く鳴いていた。昼食を終える頃、中国人の子連れの家族がやってきて、少し話をする。大学1〜2年生の時に習った中国語を使ってみたけど、全然話せず(話せても先方の話していることがわからず)、結局は英語で会話することになる。残念無念。公園の入口ではカヌーを楽しんでいる人もいた。

公園を一通り回ったので、これにて帰路につくことになった。
ただ、いくつかほしいアウトドアグッズがあったので、アウトドアショップを経由して帰ることにした。目指したのは、5月にも訪れたMEC。ほとんど迷わずに無事到着。
GPSをほしいと思っていたのだけど、結局迷ってしまって選びきれず、この日の購入は見送った。代わり(?)に、前々から欲しいと思っていた携帯型エスプレッソマシーンであるハンドプレッソを勢いで購入。フフフっとほくそ笑みながら、自宅へ戻ってきた。走行距離は52.5kmなり。
この公園の概要を纏めた動画はこちら(YouTube)

この公園は特に西側の森の雰囲気が素敵なところだった。鳥が多い春先にくればもっと楽しいだろう。冬はクロカンコースにもなっていて、それはそれで楽しそうだ。人は少なくて、のんびりと楽しむことが出来る。日本語での情報はあまりないところだけど、割と良い公園だった。

ハンドプレッソ

帰宅後は、近くのスーパーに寄ってエスプレッソ用のコーヒー豆を買ってきた後、早速購入したてのハンドプレッソを試す。

持ち運び可能なエスプレッソマシーンは実は既に一台持っていて、それはこちらのモデル。出てくるコーヒーの味はもちろんこの独特の形も含めて味わいがあってなかなか素敵なものなのだけど、若干片付けが面倒、家庭用コンロでは小さ過ぎて使えない、抽出時に結構コーヒーが飛び散る、使用後は熱いので片付けまで少々時間がかかる、と若干のマイナス面もあった。ただ、軽いので野外向きではある。こちらのマシーンは日本に置いてきたので、今は何も持っていなかった。
さて、説明書を読み、稼働部に食用油を注してメンテナンスした後、早速抽出を試みる。その様子はこちら(YouTube)

早速飲んでみる。美味しい!!!これは素敵だ。エスプレッソカップは、GSIのステンレスカップを買った。容量的にはぴったりで、うっとりする。抽出にあたっては、ポンピング等の若干の手間ひま(と言っても1分以内)が必要なのだけど、こういう儀式めいたものも結構好きだ。
ちなみに、このハンドプレッソは、自分でコーヒー粉をセットして抽出する他、E.S.E. pod(Easy Serving Espresso Pod)というカートリッジをセットしても使えるのだけど、実はこのE.S.E. podは簡単には街中では簡単には手に入らないという記述を購入後に読んだ。簡単にどこでも買えると思っていたのに(ネット通販ならすぐに買えます)。いろいろ調べていると、売っているところはあって、モントリオールでは、Espresso Maliというジャリ公園(Parc Jarry)の近くのコーヒー屋さんにはあるらしい。今度行ってみよう。
その後は公園の動画編集を延々と行う。帰宅直後はすぐにでも寝たい気分だったが、何故か目が冴えてきて、結局寝たのは深夜になった。
土曜日が終わった。