チェロのレッスン 75

2月19日の発表会で弾くヴィバルディのソナタホ短調(前半の2つの楽章)を集中的にやった。第1楽章はOKが出てひとまず完成。

問題は第2楽章アレグロ。3小節から6小節までの跳躍音形を繰り返す箇所で、ダウンボウの戻しが不完全なため、だんだん弓の運動幅が小さくなってしまう点を指摘された。ダウンの全弓で一気にヘッド付近まで弾いて、そこからアップでフロッグ付近の元弓まで急速に返す練習を繰り返しやった。速いスピードで弓を動かして元の位置まで戻す操作は意識していないと、だんだん動きが萎縮してくるから、音量が減衰する。3小節から6小節まではむしろ息の長いクレシェンドで弾くことが求められているため、ちんまりボーイングでは逆効果になってしまう。

跳躍形の最後のFからAに切り替わる箇所での音程も不安定になりがちだった。移弦の忙しさにかまけて、左手がアバウトになるため。同じフレーズがこの楽章の最後でもう一度出てくるので要注意箇所。この辺は気が抜けない。

第2楽章後半のリピートの後、22小節から始まる上昇音形での音程、29小節から31小節までの十六分音符の連続での音程も怪しくなるので要チェック。毎度のことながらテンポを速めると、いろいろと粗が目立ってくる。

今回で問題点が絞られてきたから、そこを集中的にさらってゆけば、この楽章もまもなく仕上がるだろう。最初の2つの楽章だけを昨年8月からやっている。もうそろそろ終わりにしたいところだが、一か月後の発表会までは・・・。









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