背筋を伸ばして弾きましょう

昨日の演奏会を聞きに来た母から電話があった。「おまえはチェロの方が似合うよ」。バイオリンよりもチェロを弾く方が格好良く見えたらしい。

以前、某アマオケにバイオリンで入団した時、見学に行って客席から舞台を眺めていたら、背筋をピンと伸ばして弾いているチェロ奏者が、なかなかに凛々しく思えたことがあった。バイオリンは猫背気味に見える人も少なくないから、余計にチェロパートの姿の良さが際立っていた。

とはいえ、チェロに抱きつくような前傾姿勢で演奏する方もお見受けする。去年までオケに在籍していた青年を、グループレッスン仲間らは「猫背くん」と呼んでいる。お顔はよく覚えてないが、どんな格好で弾いていたかは思い出せる。客席から眺めると、そういう姿勢の人は目立つ。

ということで、昨日の演奏会では背筋ピン！を心がけて弾いた。聞きに来ていた知人には、立て気味に構えた私のチェロは小ぶりに見えたそうだ。