チェロ・アンサンブル#67

今月2回目のO先生の指導日だった。5名全員出席。「サポージニコフ教本」はシンコペーション(より複雑な組合せ)から70番をやった。上のパートはシンコペーションの練習で比較的簡単。、問題は下のパート。重音が苦手な人が多いため、♯や♭が付いた音程が合わない。単独でその音だけを取り出せば大丈夫でも、曲の中で流れに乗って弾くと音程が崩れやすい。そういう仕掛けの練習曲としてよく出来ていると思う。いつものように一対一で上下のパートを分担して合奏していったが、苦戦する組み合わせもあって、70番は次回に繰り越しとなった。


休憩後はゴルターマンの「ノクターン」(レリジオーソと対の曲)を久しぶりに再会。この曲も順次担当パートを入れ替えて練習する予定。今日は私がファーストを担当した。ピアノ指定がある部分をどう弾くかでO先生と打ち合わせをした。Pに向けて徐々に音量を下げてゆくか、いきなりガクッと音量を絞るか。私はメリハリをつけるために後者を選択したが、ディミヌエンドで弾いてもよいそうだ。その時のファースト担当者のお好み次第で選択することになった。

3部形式の中間部、八分音符の連続形が各パートに出てくる部分をどう弾くかも問題になった。私は「笹の葉さらさら〜♪」風にそいで、さわさわと葉が揺れるイメージだから、快速テンポで軽く流したいところ。しかし、他のパートはゴボゴボと湧き上がる水のよう。音の粒がそろわないため、先生がスラーを外してデタシェで弾かせたらだいぶすっきりした。聞かせどころの中間部をスタイリッシュに決められたらカッコいいが、なかなか難しい。




                    ノクターンの中間部(1st)


                             (2nd)



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