レバレッジ時間術

本田(2007)によれば、タイムマネジメントが行なわれる理由は、そしてタイムマネジメントを成功させる秘訣は、ずばり「面倒くさがり」であることだ。面倒なことは嫌なので、面倒くさくない方法を工夫して見つけだす。だからよいアイデアも浮かぶわけで、そうすることによって有効に使える時間が増えるというわけだ。よって、「面倒くさい」という気持ちに素直になることが重要である。


そして、本田(2006)の提唱する時間に時間を「投資」する方法とは、「仕組みづくりである」。仕組みを作ることは、場当たり的に作業を始めるのに比べれば、最初は時間がかかる。しかし、いったん効率的な仕組みができてしまえば、あとはルーチンでそれを流していけば大幅な時間短縮につながるというわけだ。「仕組み化」とは、再現性を持たせるということだから、たまたまある仕事が早く終わるのではなくて、これから永続的にその仕事が早く終わるということなのである。