人生はタイムマネジメント

人生とはタイムマネジメントに他ならない。つまり、自分にとっては有限である時間をいかに自分にとって有意義に使うか、ということに尽きる。ムダに時間を使ってしまうといことは、かけがえのない、一度しかない人生を浪費することになるのだ。


そのためには、まず自分が時間のオーナーになる必要がある。自分が拘束される他人の時間を減らすことである。これは、仕事の生産性を高めることによって可能となる。例えば集中力を鍛えれば、物事を短時間でこなすことができる。また仕組み化を推進すれば、PCや他の人が自分のかわりに仕事をしてくれる。このように、他者時間でやるべきノルマを早くできるようにすれば、余った部分は自分の時間にする。よって、生産性が高まれば高まるほど、自分が自由に使える時間が増える。


自分が自由に使える時間は、自分の人生を実りあるものにするためのさまざまな活動に割り当てる。こうして、時間のポートフォリオを作る。例えば、仕事・家庭・趣味・学習・資産などに費やす時間を割り振る。ポートフォリオということは、せつな的に時間を使うのではなく、必ず長期的なリターンを念頭において時間を使うということだ。例えば、会社人間を貫いて定年をむかえるとその後の人生はむなしくなるかもしれないが、若いうちから趣味を増やしていけば、老後も豊かな人生を歩める度合いが高まる。ある活動にどう時間を使えばどれだけ総合的にみて人生が豊かになるかという視点は、時間を使うという投資とそれに対するリターンと解釈できる。


また、時間に時間を投資するという手もある。つまり、同じリターンを生むのに最小限の時間の利用ですむようなスキルの獲得に時間を使う。つまり自己投資である。例えば、時間をつかってさらなる仕組み化を試みたり創造性や生産性を高める整理術を磨いたりする。そうした投資の効果があらわれてさらに時間を効率的に使えるようになれば、さらに時間リッチになり、贅沢に使える時間が増える。