思考に行き詰ったときのぶらぶら散歩

思考が行き詰ったときには、ぶらぶらと散歩するのがよい。普段行かない場所とか、いろいろと刺激を得られるような場所、あるいは落ち着く場所などを、ぶらりと散歩する。小旅行に出かけてみるのもよいかもしれない。取り組まなければならない課題を離れてぶらぶらするなど、一見するとまったくムダな時間を過ごしているように見えるのだが、実はそうすることで、行き詰まりを突破するひらめき[スパーク]が得られることが多い。


行き詰っているときというのは、思考が堂々巡りをしており、脳の中で無限ループが周っているようなものである。したがって、いったん考えることをやめてぶらっと散歩したとしても、無意識の中では同じようにループが周っているのである。そこで、散歩することによって心地よさとともに街の景色などからの刺激がインプットされると、それがループしている思考回路にも刺激を与え、なんらかの形で突破口が開くことがあると考えられる。


つまり、堂々巡りしている思考内容と、散歩によって五感を通じて入ってきた外界の刺激がうまく化学反応して、現状打破につながる新しいアイデアや思い付きが浮かんでくるというわけである。