仕事をテンプレート化する技術

信太(2010)は、何事もテンプレート化すれば、短時間で正確にできるようになり、仕事もプライベートも充実する、つまり思い通りの人生を送ることができるという。テンプレートとは「すぐ利用できるように設定済みのパターン」という意味である。テンプレート化とは、仕事の「鋳型」を作ることであり、何でも効率化する技術である。


リストや雛形、マニュアルなど、一定のパターンを作っておけば、それを使い回すことで、いつでも誰にでも短時間で効率よく仕事を成し遂げることができる。仕事を定型化、非属人化することにより、効率性、正確性、生産性が高まる。


テンプレート化の第一歩は、とにかく記録することである。成功も失敗も、テンプレートの種になる。5W2Hで仕事の目的をはっきりさせ、時系列や、大・中・小分類で整理する。それを保存していつでも取り出して使えるようにしておくのである。


取り掛かりやすいテンプレート化としては、PCのショートカットを活用する、定型文書を作成して使い回す、仕事のティップスや手順書や心得帖を作成する、接客用のレストランなどに使えるマイ・ミシュランを作る、などが信太(2010)によって紹介されている。