ジャミラ、その3(?) 

ジャミラがらみのストレスは後で、などと記してしまったのでいつもながらのネタ(笑?)。
いくら注意しても「シルバーで働いてこい!」とほざくので、最後の手段をとってジャミラの親に「ジャミラの実態」をまとめて報告せざるをえなかった。
付加した自家の実態写真(洗い物が溢れる台所と洗濯物が溢れる居間の2枚)も効いたのか、そこまではヒドクないと信頼していた親も驚き焦ってカワイイ娘に小言を言わざるをえなかった模様。
そのせいかジャミラが急に自分の洗濯物をたたむようになったのは大きな変化、ただし箪笥その他に片付けるところまでは行ってない(不要なモノを捨てることができないので、片付ける場所が無い?)。
台所の食器も先日までよりは頻繁に洗うようになったものの(食洗機が洗うのだけど)、これも食器棚に片付けているのは相変わらずボクだけど。
一番の効果は「働け!」を露骨には言わなくなったこと(そのための措置をしたわけだけど)。
ボクには家計簿を付けろとくり返しながら、自分では収支決算を出せないために、今度は家計簿を付けろなどと言ったことはないと言い出したので苦笑せざるをえなかった。
まるでクレイ爺と同じく三歳児なのだけれど、そもそも家計簿はジャミラが信仰している「婦人友の会」の基本作業のはずなのに、いつからかこれもメンドクサイので止めた模様。
「友の会」に対する信仰はとうに失ったようすながら、自家にジッとしていられない性分なので週に2回ほどのパート仕事以外は友の会の集会所(?)に行っている(のでボクも助かる)。
心の中では信仰を失ったものの、「婦人友の会」に対する奉仕の姿勢を表すためのケーキ作りにはいつもひたすらガンバル。
要するに見栄だけのジンセイで、自家の中は乱雑なのに外ではブリっ子(正確にはブリ婆か)を通そうとするから、親も他人(ひと)もジャミラを見まちがうことになる。
今日(12日)は、今までに5回以上は説明したはずの「不良債権の処理」(ジャミラの言葉)として、ボクが卒業生に貸したままになっている60万円をまた掘り返して迫るので呆れるばかり。
研究室では「伝説のK」と言われている男がボクに無断で(1度めは報告があった)他大学の博士課程を受験し、2度めだったのでさすがにその大学の知人が電話をくれて受験を知ったのだけれど、合格させてもらったものの入学金と授業料との60万が払えないと言う。
知人の(恩恵の)手前キャンセルさせるわけにはいかず、一文無し(で受験した)
彼の代りに60万を立て替えた次第(たまたま桐原から教科書の印税が2年分入ったところだった)。
せっかく入学させてもらったものの、学大の研究室の皆から切り離されて弧絶したせいか病気が発症し、混乱した言動で周囲に迷惑をかけた模様。
病状が悪化するばかりでバイトもできずに前期だけで退学、医者に連れて行ったりしたものの好転せずに帰郷してそのまま10年以上引き籠りが続いている。
父親は亡くなっているし母親のパートだけで生活している状態だから、返金は不要と伝えて諦めているのだけれど(そもそも上げてもイイ金額までは貸してイイ、というのが常識)、ジャミラがこれを「不良債権」呼ばわりして(それもいつの間にか70万になっている)取り立てて来い! と息巻くのだからアサマシイ限り。
ボケが進行していると思わせるのは、金額が10万増えてだけでなくボクが家計費から貸したのだと勘違いしていること。
その点の誤解を説明すると言葉に詰まって「ウルサイ、下がれ!」とおっしゃるのだから女王様にはカナワナイ、苦笑しながら「親に聞かせたいネ」と言うと「半分ボケてるから大丈夫」と親まで無視しようと虚勢を張るばかり。
救いようが無いボクの状況をご理解いただけるでしょうが、それでも生きて行けるのはファミリーの皆さんのお蔭といつもながら感謝しております。
てなわけだから、皆さんも少々のことではヘコたれずに強く生きて下さい!

 (付記) 悪妻の代表みたいに言われているソクラテスの妻・クサンティッペに「能無し」呼ばわり(?)されていたソクラテスも、広場に行けばたくさんの若者が彼の言葉に耳を傾けてくれたので助かったのだ、ということが痛いほど分かる今日この頃です。