Hatena::ブログ(Diary)

関谷ゼミブログ

2018-03-05

『繍』第30号  良遅漏

ありがたい事にたくさんの著書や研究誌を頂戴しているけれど、なかなか拝読する余裕が持てない。

生来、読み飛ばすことができずに一語一語を丁寧にする癖(へき)があるので、読むスピードは他人(ひと)より一段と遅い。

それが他人が読み落としがちな《細部を立ち上げる》ことにつながっていれば嬉しいものだ。

足は速いが読むのは遅い(あちらも良遅漏(イチロウ))という癖のせいもあって、キチンとした読後感はなかなか書けないのは申し訳ない限り。

本や雑誌を頂くと少しでも拝読してからと思っていると、その機会を得ぬまま「積んどく」ハメになりがちになっている。

というわけで、先日落掌したばかりの早稲田の伝統ある研究誌『繍』をそのまま紹介させてもらうことにした。

創刊された頃から注目していたけれど、それが第30号というのだから早いものだ。

早稲田だけに人数も落とすことがないので、首都大学東京の『論樹』のような数的ピンチから逃れているのは羨ましいものだ。

もちろんボクの持ち前の戯言(ざれごと)じゃないけれど《執筆者と女は量より質》だから、両方ともレベルが高いということだけは保証しておきたい。

そこで『繍』の最新号だけれど、今までになくフツーの論が10本超並んで充実感を醸している。

フツーというのは、漱石論・龍之介論・太宰論それぞれが2本をはじめてとして、対象もテーマも特異なものが感じられない落ち着いた論文が揃っているという感じを言う。

実際に読むと刺激をもらえる論なのかもしれないものの、眺めている限りではそそられない作家名・作品名が並んでいるのは目立たない分ザンネンだ。

読んでないのに勧めるのも何だけど、歴史あるワセダの学生の書いたものだから、挑発に乗って読んでソンは無いはず。

是枝裕和  NHK短歌

土曜の夜、釣り部以来の風呂上りビールを楽しんでから本格的に呑んだ。

もちろん北見宿の豪華な魚料理とは比べものにならない貧弱なツマミだけど(ましてやジャミラが買ってきた刺身がブリで、サケと共にボクがふだん食べない生魚)、大好きな番組「球辞苑」などを見ながら酒を楽しんでいたら、いつものように仕事イスに座ったまま眠ってしまい、目覚めたのは朝の4時頃だったか。

眠気が覚めたのでブログを記していたら6時から「NHK短歌」が始まったのでそのまま見たら、何とゲストが是枝監督!

今までりうちえるとか聖鬼魔兇箸、視聴者をバカにしているのじゃないかというゲストの場合もあったけど(当然見なかった)、是枝さんとは満塁ホームラン的な選択、ふだん以上に言葉の1つ1つに注目して充実した番組だった。

そういえば1年間担当した選者が永田和宏の最終回だったので、特別にサイコー・レベルのゲストを呼んだのかもしれない、とにかく2人のやり取りが面白い。

是枝さんと言えば、ボクの退職記念号『青銅』(近代文学ゼミ機関誌)に寄せた文章に紹介した人だけど、覚えている人はいないだろナ。

最近孫のリヒト(理仁)が、監督の初期作品「誰もしらない」で史上最年少のカンヌ男優賞を受賞した柳楽優弥に時おり似ている感じを受けるのだけど・・・これも老化現象かな?

(息子のケン(健介)の方は、以前から水泳の北島康介に似ていると思っているのだけれど、こちらはボクの退職金の措置について「チョー楽し」くないことをしているのは残念。)

監督の最新作「三度めの殺人」は結末が分かりにくいとかであまり評判が良くないとか聞いていたけれど、番組で一般論として「分かる映画なら作る意味が無い」という意味の言葉を発していたのはスゴイ。

この番組は火曜午後3時から再放送をするので(いつもは再放送を見ている)、明日皆さんに見てもらおう(録画してでも)と考えてブログに記した次第。

ボクは録画して保存しておこうとまで考えているヨ。

カーリング談義・補遺

釣行先の呑み部でカーリングなどオリンピックでやるべきじゃないと強調したのだけれど、あんな非生産的な労働するなら全国の便所掃除に励んで欲しいものだ、というのが見るたびに抱く感想。

もちろん一緒に呑んでいた仲間の賛同は得られなかったけどネ。