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関谷ゼミブログ

2018-05-20

慶応大学の付属高校  野坂昭如の文体  「火垂るの墓」

マエタカ(前橋高校)の同学年にいた「天才」・金井広秋について記した際に、慶応の付属校である三田高校に在職していた可能性が高いと言ってしまったけれど、マチルダさんから慶応大には志木の他には日吉校があるけれど、三田高校は女子校しかない旨を教えてもらった。

情報を伝えてくれた小秋元部長は「三田」をくり返していた記憶があるので、それなら三田女子校ということになるのかもしれないけれど、文学部長に会う機会はもう無さそうだから確認のしようがない。

いずれにしても金井クンの消息はそれ以上得られそうもない。

マチルダさんに何か伝えなくてはならないことがあると思ったけれど、お礼メールの返信時には思い出せなかった。

備忘メモを見たら「野坂昭如」とあったから、「火垂るの墓」の文体のことだと思い付いた。

前回のヒグラシゼミの際に、映画の方は濃密な描写(?)だけれど小説はアッサリしているという指摘があり、とても驚いて賛同しにくく野坂の文体はクドイほど語り尽くすのであり、「エロ事師たち」がその典型だと言ったと思う。

マチルダさんの言った、小説「火垂るの墓」の文体のスッキリとした感じを自身でチェックしようとして冒頭部分を読み返してみたのだが、例によって1文1文がとても長くてクドイ印象のままだったのでホッとした。

野坂がスッキリした文体だったら野坂でなくなってしまうので、ボクの好きなネチネチ・ドロドロした(?)まとい付くような文の連続だったから安心できた。

高見順石川淳、谷崎の1部の作品(あるいは作品の1部)などがこれで、読んでいてとても感銘を受ける。

マチルダさんに、そしてゼミに参加していた皆さんに、ぜひ「火垂るの墓」を読み返して確認してもらいたいと思う次第。

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