「HTML5によるAndroidアプリ開発入門」という書籍が異彩を放っている気がする
どの辺りが異彩を放っているか
「監修者まえがき」に「本書の魅力は、大きく3つ挙げられます」と書いてありますが、これが他の本ではあんまり取り上げていないトピックスなのです。
以下に引用します。
1つ目は、Android上でHTML5アプリを作る際に、どうしても考えなければならない、画面管理について丁寧な解説がされていることです。(中略)
2つ目は、フレームワークについての解説が充実していることです。(中略)
そして、3つ目は、本書のメインテーマであるHTML5、Androidとはちょっと離れますが、Google Maps APIを使ったソーシャルアプリの開発がサンプルとして取り上げられていることです。
3つ目については、普通に感じるかもしれませんが、複数のフレームワークで同じアプリを作ってみるということをしており、なかなか尖ってます。
他にも魅力が
概ねどの章も面白いのですが、4章はかなりお勧め。
jQuery Mobileを使うと、「一つのHTMLファイルに、複数画面を記述する」ということができるのですが、「どういう仕組みなんだろう?」と常々私は不思議に思ってました。
なんと、「その仕組みを自前で実装してしまおう」という話が4章には載っています。
そんなディープな話を他で見たこと無かったので、私はかなりびっくりしました。
その他、「HTML5でいかにネイティブアプリの機能に近づけるか?」を突き詰めるために必要なストレージAPIの話、オフラインキャッシュの話が記載されている章もあり、まさに「HTML5によるAndroidアプリ開発入門」というタイトルに偽りなしです。