方向音痴な言説

地図・ナビゲーションにまつわる俗説を取り上げます

距離を測るには?

 ナビゲーションは測量ではないので、精度の高い距離測定をする機会は少ないかもしれませんが、距離測定についてざっと見ておきましょう。 

  • ロードカウンター

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 「コロコロ」の愛称で呼ばれる測定器。一輪車をコロコロ転がして、車輪の回転数から距離を算出します。道路工事現場で作業員が使っているのを目にする機会は多いはず。建設現場でよく使われていることからもわかるように、実用性は抜群で、精度もかなり高く、しかも安価です。

  • レーザー距離計

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 なんだか原始的なロードカウンターに対し、こちらはいかにも高度技術的です。測定可能距離は機種によりまちまちですが、通常は100メートル以内、長くても数百メートルあたりが相場のようです。レーザーを使用していますから、当然 高精度です。ただし、目標物にレーザーを当てなければ測定できません。巨大ビルに当てるならともかく、数十メートル以上先の小さな目標物に照準を合わせることが難しいことも多く、結局、建設現場では、原始的なロードカウンターの出番になることも多いのです。小さな目標物を狙いやすい機種は、それなりに値段が張ります。とは言え、今後ハイスペックな機種が安価に出回ることが期待されます。
 建設現場以外では、ゴルフ場でよく使用されているようです。 

 GPSの距離測定機能を使用します。測定開始地点と目標地点(測定終了地点)を設定すれば、距離を算出してくれます。これもかなり高精度。GPSはかなり普及しているので、使用している人も多いのではないでしょうか。 

  • マップメジャー

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 原理はロードカウンターと全く同じ。地図上でローラーを転がし、縮尺を掛け合わせて距離を算出します。ルートが曲がりくねっている時に重宝します。登山の際には、事前にマップメジャーでルートの距離を測っておきます。傾斜分は加味されないものの、かなり信頼度の高い距離測定値が得られます。 

  • 歩測

 原始的すぎてごめんなさい。とは言うものの、雪の無い平坦地であれば、意外にもかなり正確です。自分の歩幅を計測しておき(50メートルの距離を何度も歩いて歩幅を割り出す)、一定の歩幅でまっすぐ歩けるよう練習することが必要です。歩測の際は、右足、左足と2回足を出したら「1複歩」と数えます。