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占魚亭残日録

2017-05-04 第91回WFP作品展出題作の例題01・解答

第91回WFP作品展出題作の例題01・解答

| 16:50

4月20日に出題した例題の解答パート1。

【協力詰(ばか詰)】 双方協力して最短手数で受方玉を詰める。透かし詰は詰みと認められない。

PWC 取られた駒は取った駒が元あった場所に復元する(駒位置の交換となる)。

戻り方等は以下の細則に従う。

1)駒の成・生の状態は維持されたまま位置交換される。

2)位置交換の結果、相手駒が二歩になったり、行きどころのない駒になる場合は、通常の駒取りと同じで、盤上に戻らず、自分の持駒になる。

3)駒取り時、駒が戻るまでを一手と見なす。

【Imitator(■またはI)】 着手をしたとき、その着手と同じベクトルだけ動く駒。Imitator が駒を飛び越えたり、駒のある地点に着手したり、盤の外に出たりするような着手は禁止。これは王手の判定にも適用される。

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【手順】

4六飛、3五玉[I63]、4五飛[I62]、同香/4三飛[I64]、4四飛成[I65]、3六玉[I66]、3四竜/4四竜[I56]、4六玉[I66]、3五竜[I67]、同玉/4六竜[I56]、4五竜/4六香[I55]まで11手。

【ミニ解説】

腹から打つしかない形なので46飛はこの一手。35玉もこの一手で、同香とするとImitatorが67地点に移動し、以降の攻め手が続きません。

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45飛に今度は同香。2手目の局面で取った時との違いはImitatorの位置。要は頭4手は攻め手を確保するため、Imitatorを中段に留める手続きでした。

残り7手で詰み形を作っていきますが、Imitatorを端・隅に追いやるのは無理なので、盤上の駒を壁にする形を目指します。最終的に何で竜を取っても王手を外せなく、駒が壁になる形を作ればいいので、44飛成以下は比較的易しい駒繰りだったと思います。

 

【楽屋裏】

余詰消しの受方14桂がなければベスト。あれこれ考えましたがいい案が浮かばず、こういう形での発表となりました。

Imitator物では壁駒打ちの受けも読む必要がありますが、今のところPWCとの併用作では上手くいっていません。アイデアはあるので、なんとか実現できればと思っています。

変寝夢変寝夢 2017/05/04 23:19 うーん、例題のレベルではないような・・・。正直最終5手で出題されても自信がありません。結局自作ソフトで解かせましたが。鑑賞してみて駒の縦の動きが細かいなぁと思いました。占魚亭は接近戦の作品が得意のようですね。最終形の挟む感じはかなり協力なので、いつか一本入れたいと思います。

sengyoteisengyotei 2017/05/05 00:42 >変寝夢さん
コメントありがとうございます。たしかに例題レベルではなかったですね……。すみません。
Imitator使用作は駒の動きもそうですが、Imitatorの位置を重視しています。
> 占魚亭は接近戦の作品が得意のようですね。
意識したことはなかったですが、言われてみるとそうかも知れません。
今後ともよろしくお願いします。

変寝夢変寝夢 2017/05/05 05:50 あらら、入力ミスですね。呼び捨てになっていました。失礼しました。しかも協力−>強力でした。
私もまた機会があればImitatorの創作もして見ようかと思います。

sengyoteisengyotei 2017/05/05 16:15 いえいえ、お気になさらずに。

はなさかしろうはなさかしろう 2017/05/30 21:35 こんにちは。WFP91に挑戦しようと思い、ルールと手筋を習いに参りました。
そこで質問なのですが、44飛成[I65]の後、26玉[I56]、35龍[I47]、16玉[I37]、26龍[I28]まで、では詰みにならないのでしょうか?

はなさかしろうはなさかしろう 2017/05/30 21:38 すみません。17玉[I29]のように逃げられると追撃が利かないんですね。Imitator難しいです。

sengyoteisengyotei 2017/05/30 23:28 >はなさかしろうさん
こんばんは。はなさかさんのコメントにあるように、26玉[I56]以下の追い手順には17玉[I29]の受けで王手がありません(盤の外に出てしまうので玉を取れない)。
Imitator使用作において端・隅は(双方にとって)急所なので、Imitatorが端・隅に近づいた時は「上部に移動させ壁となる駒に隣接させる詰み形がないか」「端・隅に置いて詰み形が作れないか」を考えるといいかも知れません。

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