【勉強会】子宮頸がんを防げ!

さて、8月の勉強会のご案内です。

毎年3500人の女性の命を奪っている子宮頚がん。子宮の入り口(頸部)に出来るがんで、多くの人がその存在を知りません。また頚がんは、子宮本体にできるがん(体がん)とは違うものですが、そのことを知らない人も多いのです。

同時に、子宮頚がんは、予防できるがんだということも余り知られていません。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。子宮頸がんは定期的な検診によって、いわゆる「前がん病変」を発見することができ、がんになる前に治療が可能な病気です。しかし、実際に検診を受ける人は非常に少ないのが現状です。

また、子宮頸がん予防ワクチンも開発されました。このワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因となると報告されている、HPV16型と18型の感染を防ぐもので、海外では100カ国以上で使用されており、日本では2009年12月22日より医療機関で接種することができるようになりました。しかし、ネックなのは保険がきかず、およそ5万円という高い費用です。そうした中、長妻厚生労働相は8月4日の参院予算委員会で、子宮頸がんを予防するワクチンの接種費用を来年度、公費助成する方針を明らかにしました。

子宮頸がんワクチンに関しては、この春から報道が徐々に増え、少しずつ認知度は高まってきたように思われますが、まだまだ低いのが現実です。
小生が担当しておりますBSフジの『プライムニュース』でも子宮頸がんの予防、ワクチン普及、公費負担の拡充などに向け、情報発信をしてきました。今回は、子宮頸がんの認知度をさらに高める為に開催いたします。


メインスピーカーとして、自治医科大学附属さいたま医療センター産科婦人科 教授 今野良先生をお招きし、子宮頸がんとはどんなものか、ワクチンの効用や医療経済についてお話いただきます。また子宮頸がん経験者で、がん患者支援団体NPO法人 女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ 理事長 河村裕美様にもお越しいただきます。

どうぞ、お知り合いなどお誘いくださり、奮ってご参加ください。

1日時 8月25日(水)1900-2100

2場所 海洋船舶ビル10F 港区虎ノ門1−15−16

3内容 「子宮頸がん予防への課題と取り組み(仮題)」

4会費(寄付) 社会人2,000円 学生1,000円 (今回の会費は頸がん予防活動を行っている団体などに寄付されます。)
   

【進行】
1.NPO法人 女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ 理事長 河村裕美様のお話 15分
2.自治医科大学附属さいたま医療センター産科婦人科 教授 今野 良先生のご講演  45分
3.質疑  15分
4.女子大生リボンムーブメント活動報告 10分
5.ワークショップ  30分
6.closing remarks 05分

ご参加くださる方は、メールで安倍までご連絡くださると助かります。


安倍宏行

senorbarba@gmail.com

ツイッターアカウント
http://twitter.com/senorbarba

以上