6/16(水) 富士通ミドルウェアマスター Interstage V10合格しました!!
【1.はじめに】
踊り場での足踏みが続いていた。
5月の頭にはJP1認定エンジニアの資格を取って一段落したわたくし。
とはいえ、現場が決まらない以上は資格を取りまくって市場価値を上げていくほかない。
営業やリーダーからはLPIC LV1くらいでは初級資格と言われ、勢いこんでLV2を目指した物の、これが不発続き。
LV1の時は待機時間のほぼ全てを勉強に充てられた。しかし5月に入ってからは、雑務や社内での検証環境構築を言いつかるようになった。こうなるとLV1と同様に2週間やそこらでの勉強時間では圧倒的に不足で、1ヶ月おいても落ちる始末。
2回落ちると、リテイクポリシーにより90日間は受験できない。
結果的に空回りになった事にうんざりしたところ、渡りに舟が現れた。
会社の取引先で、富士通の資格試験とその対策講座をセットにしたイベントを行うというのだ。
お値段は無料。
あまりレベルの高い試験ではないが、しかしローリスクで受験できるし、会社の行事だから参加しても文句を言われる事はあるまい。
業務時間帯に抜けられるというのも魅力的であり、一丁トライすることにした。
【2.富士通ミドルウェアマスター Interstage Certified Associate V10とはなんぞや】
Interstageとは、富士通の開発したミドルウェアです。
複数のサーバにまたがって構築された社内システムを1回のログオンで全て使用できるようにしたシングル・サインオン機能とか、開発チームで使用するグループウェアStudio機能などを提供する製品群の総称になります。
本資格は、Interstageの製品群に対する一通りの知識があることを証明する物であります。
◆出題数 :30問
◆試験時間 :45分
◆合格ライン :80%(30問中24問以上)
◆受験料 :9450円
◆リテイクポリシー:なし
◆勉強時間 :8時間(うちe-learning2時間、対策講座2時間)
◆試験結果 :25問正解(83%)
【3.勉強法】
資格の申し込みに当たって取得する富士通IDでログインできるミドルウェアマスターサイトでInterstageのe-learningが受けられます。まずは試験範囲の『Intestage早分かり』と『Interstage入門』の二コマを受講します。
あとは公式サイトからテキストを印刷し、アンダーラインが引かれたところを中心に読み、模擬試験で90%を取れるまで反復学習します。
ここで重点を置きたいのは、模擬試験です。本番でほもぼ似たような問題が出題されます。違った問題が出題されるにしても、4択の問題のうち違う選択肢も解説などを読んでおけば理解が深まります。
裏技的なところでは、一つ前のバージョンの試験もほぼ同じ内容なので、そちらの模擬試験も学習し、90%以上取れるようになれば確実でしょう。
学習にかけた時間は総計で8時間。対策講座があったからショートカットできましたが、なくても公式サイトで言われるように12時間の学習で合格できそうでした。
【5.効用】
Interstageに関する知識が問われるため、製品を扱わない・或いは扱った事のない方にとってはあまり意味のない資格かもしれません。
ただ、一般企業の社内システムに大切な機能はいかなる物か、また開発に関わる方にはこんなツールもあるという事は知っていても損はないでしょう。
私自身は、完全に知識欲と、査定目当てでしたが、どうなることやら。
さて、次こそはLPIC LV2か、基本情報か……とか思うのですが、この講座付き対策試験、またやるみたいです。
今度はJOBの実行・監視ツールであるSystemwalker。ITILに乗っ取った運用を提供するミドルウェアという事で、ITIL取得者であり、JP1認定エンジニアであるわたくしにはうってつけの資格ともいえますね。逆に言うといらないとも言えそうですが……。
まあ、強くなりたいお年頃なので、まだ勉強は続きますです。ハイ。